劇場公開日 2017年8月26日

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パターソンのレビュー・感想・評価

全212件中、21~40件目を表示

5.0詩人は、名乗ろうが名乗らかろうが詩人である

2021年9月24日
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猫柴

4.0若い頃の竹中直人激似のアドリブに、アダム・ドライバーがマジ笑い

2021年9月12日
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ありふれた日常の幸せ?
変わらない日々の愛おしさ?

はて。この映画そんなこと言ってるだろうか?

みんな色々と悩み苦しみ、それでもなんとかトータルで見ればまぁトントンくらい。人生うまくいかないけど、まぁギリ何とかなったりするよね。我慢我慢。

そう受け止めたのは、私の陰気がすぎるのかしら?

主人公の悩みは主に家庭にある。
美人だし好きなんだけど、働かないし、家は変な色に塗るし、カップケーキでビジネスとか、ギター練習してカントリー歌手とか、wannabeなことばっかり言ってる妻(日本で言うところの、いい歳こいてバンドマン的キャラ)。晩御飯のパイも美味しくないし、映画の趣味も合わないし。

特に、主人公が描いてる詩を「もっとみんなに見せるべき」とか余計なこと言ってくるデリカシーのなさ、無理にねだってきたギターを「あなたからのプレゼント」と言う厚かましさ(しかも手始めに聞かせられるのが、線路で毎日働く人の歌!人の金で買ったギターで!働いてない嫁が!無自覚に!)。このあたり、主人公がかなりストレスを感じている表現がなされていたけど、どの批評もあんまり触れてないですよね。謎。

主人公が露骨に落ち込んでる時に「私、出て行った方がいい?」だって。そんなこと言われたら、「いいよ、ちょっと散歩行ってくる」と主人公は言うしかないですよね。その辺りの主人公の性格踏まえてナチュラルにかましてますよね。あの嫁。
会話に女の影が少しでもちらついたら「女?」と顔をしかめるメンヘラ成分もしっかり配合。まぁ主人公が好きならいいですけど、あの嫁、かなり痛いですし、映画上でもそう表現されてます。

直しても直しても倒れる郵便受けみたいに、主人公にとって家は基本我慢の場所。対して主人公の平穏は家の外にある。

仕事の愚痴も趣味の話も、相手をしてくれるのはバーのマスター(バーで過ごしている時の主人公の笑顔の、なんと伸びやかなこと!)。仕事場の同僚は、何だか自分より家庭とか色々大変そうだし、話を聞いてると自分はまだマシかな、と思えてくる。
仕事中も客の会話に耳を立てれば、アナーキストを気取ってる厨二の大学生とか、モテマウントを取り合ってる童貞男子とか。「どいつもこいつもしょうもないなー。アホやなー」と耳をそばたてて笑う主人公。詩人少女(わかってる感を醸す嫁と詩の話をするより全然楽しい)とかランドリーラッパーとか、犬絡みヤンキーとか、まぁ外を歩いてると珍妙な出会いもあるしね。嫁は弁当に美味しくないカップケーキ入れてくるけど。

しっかしバスの故障と作詞ノート損失のダブルパンチは流石に凹む。嫁を我慢する気力もないので、外に出たら、初対面で意気投合した珍妙な日本人が新しい作詞ノートをくれるという、結構大きめのアゲ。これでまた何とか生きていけるわ。よかたよかた。

どの論評も「平穏な日常、変わらない日々」的な話をしていますが、私の目には何も起きないどころか、日常の悲喜劇をピックアップ+ディフォルメした、結構しっかりめのコメディに見えました。イライラしたり、笑えたり、リアクション取りやすい映画ですよ、これ。

昔に比べると随分わかりやすい表現をしているにもかかわらず、「何も起きない、平凡な日常」とか言われるジム・ジャームッシュの不憫さ。なんかジム・ジャームッシュに、ベタな「ジム・ジャームッシュっぽさ」を押し付けてません?

というわけで、結構面白かったです。映画館以外の鑑賞のレビューは書かないのですが、色々見てたら、どの論評も随分な的外れに見えたので思わず書いてしまいました。

でもまぁいろんな論評を見れば見るほど、私の勘違いなんでしょうね。この映画は多分、ありふれた日々の幸せや変わらない日常の愛おしさ、を詩的に描いているのでしょう。きっと。

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今日は休館日

4.5愛犬のブルちゃんが可愛い。

2021年9月4日
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幸せ

何気ない日常を描いた作品。主人公の静かな佇まいに癒される。明るい妻とは合うのかなと思った。けど 月が夜太陽によって輝ける様に彼にとっては彼女は居なくてはならない存在。
彼の頭の中はいつも詩をつくることで一杯。唯一くつろげる所が食事の後にブルちゃんと散歩しながらバーに立ち寄って仲間との会話。

ふたりがキスすると必ず吠える。ヤキモチ どっち 詩のノートまで破るし多分♀なのかも。
ノートを破られた時は相当なショックだったと思う。毎日新しい日がやって来ると言われ新しいノートをもらって。また新たな月曜日がきて新たな詩を書き始める。

何気ない日常の大切さ幸せな事に気づかされる作品。
毎回ポストを倒していたのはブルちゃんだったのね。

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しろくろぱんだ

5.0詩人の一週間。士官学校上がりのバスドライバーの一週間。

2021年8月15日
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幸せ

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bloodtrail

4.0それでいいじゃないか、売れなくても人の生き様なのだから。

2021年8月9日
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泣ける

知的

幸せ

他人の才能を認められる人は自分の可能性にも積極的だ。たとえ2アウト満塁で三振しようとも。

バスの運転手をしながら小さなノートに詩を書き貯め、時にホームレスに小銭を差し出す男性。

彼の才能を直感するテキスタイルデザナーのミュージシャンを夢見る女性のカップルは毎夜抱き合って寝ているのだが、

それだけでいいじゃないか、売れなくても人の生き様なのだから。

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ezu

5.0凛とした佇まい

2021年7月22日
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笑える

楽しい

幸せ

大都市近郊のやや煤けた街並 文化の香りと豊

かな自然に囲まれて詩人の思索は続く

隣人との心地よい距離感 仲睦まじい夫婦

小さな喪失と偶然の出会いから背中を押してく

れる異邦人 愛に満ちた傑作

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労働4号

3.5JIM JARMUSCH Retrospective 2021 毎...

2021年7月21日
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幸せ

JIM JARMUSCH Retrospective 2021
毎日同じことの繰り返しなんだけど、徐々にその日常に引き込まれていく。主演のアダム・ドライバーはもちろん、登場人物一人一人がいい味出してました。

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Yoshi K

2.0市井の詩人

2021年5月29日
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odeonza

3.5特別変わることのない日常

2021年5月14日
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2016年11月22劇場鑑賞
朝起きて仕事に出て、帰りにいつもの店で一杯やって、特別変わることのない日常を淡々と描いた作品。
そんな日常の中でも美しさを見つけ、それを詩に紡ぐ。そんな小さな優しさがあります。
そもそもアダム・ドライバーがバスドライバーってのも、何ともジャームッシュならではのキャスティングですね。
しかも詩人、とてもユニークです。
また、この突飛とも言えるキャラクターに、アダム・ドライバーがすごいハマってます。
ユニークといえば、詩の制作に入ると風景や音楽が変わる演出が面白い。
一歩間違えるとただの笑いになってしまいそうですが、そうならないのがうまい。
そして「ミステリートレイン」以来ですよね?永瀬正敏がまさかの出演。
何でもジャームッシュから直接出演依頼が来たらしいですね、これは嬉しかったろうなぁ。
しかもこれが中々良い役所で味があります。
繰り返す変わらない毎日にも小さな変化があって、それは実は幸せの積み重ねで、そんな事を気付かせてくれました。

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白波

4.5アダム・ドライバーの低音ボイスが会話とは違う”間”で言葉を紡ぐ。詩の朗読がよい。

2021年5月1日
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一言でいうとアダム・ドライバーが演じるバス・ドライバーの何気ない一週間の話。

本当にただの日常。トラブルも些細なこと。大きな伏線もない。
でも異常なほど心地よく見れる作品。
まるで極上アンビエントを聴いてるかのよう。好きです。

バスの乗客の世間話に耳をかたむけたりする。
普通の映画ならのちの大きな出来事の伏線になったりするモンだけど今作は違う。世間話はただの世間話。

毎日のルーティンな生活がほんの少し変わる。
同僚の愚痴が変わったり。でもそれだけ。
いつもの日常レベルの変化を描く心地よさ。

アダム・ドライバーは堅実な人間。
妻は色々と影響されやすいアートな性格。急にギターを買ったり、カップケーキで生計を立てると言い出したり。
芯の部分でズレてるのに不満はなさそうな夫婦。うーん、おもしろい。

アダム・ドライバーは本当にいい役者だなぁ。
自分のこと、大切な人のことでもなんか他人事みたいにしゃべる。
生粋のまわりに振り回されるオーラ。
見た目もしゃべり方もすんごい個性があるのにしっかりその作品の役になってるのが素晴らしい。

アダム・ドライバーが詩を書いてそれを朗読するシーンが幾度も挿入されるのだけど、それが本当に心地良い。
あの低音ボイスが会話とは違う”間”で言葉を紡ぐ。
詩はそれほど興味のなかったけどこの映画をみて”なるほど、そういうことか”とナニカがわかった気がする。

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kizkiz

4.0パターソンのパターソン、ドライバーのドライバー

2021年4月30日
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アダム・ドライバーをもっと知りたくて、見た映画。
その目的のためにはこれ以上ないといっていい。
白と黒。
平易な単語でつづられる詩。
静かで、美しい映画。

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Tom

3.5みんな日々を積み重ねてる

2021年4月22日
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なんでもないような1週間かもしれないけど

自分的にいろいろ思うことだったり感じたことがあって

それがどんどん積み重なって

自分になる

明日からまた頑張ろ!

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みん

3.0独特

2021年3月16日
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知的

幸せ

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はひにゃ

4.0美しい&うまい

2021年2月26日
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毎朝の夫婦の寝姿
毎日の会話
人生1日として同じ日はなく
静かにいろいろな感情が渦巻き
日々進んでいく

それにしても、映像が美しい

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UNEmi

4.5パターソンのパターソンさん

2021年2月7日
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大好きな映画。
何回観ても好き。
音楽が微妙に暗くて怖いのも割と好き。

7日間、パターソンは目が覚めて、
隣には奥さんが寝ていて、
ポストの位置を直し、
仕事へ行き、
犬の散歩がてらバーに行ってビールを飲んで帰る。

ルーティンなのに、毎日同じではなくて、
誰かが彼に、彼が誰かに何かを仕掛ける。
ちょっとしたことなのに。
それが特別な日になる。

何回観ても発見があって面白い。

途中で、「ムーンライトキングダム」の主演二人がバスで話してるのが、ジム監督があの映画が好きなのかなと。勝手に想像 笑。

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Miwako

4.02回目の鑑賞

2021年1月31日
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誕生日の映画として選ばせて頂きました。

“生きていることに意味がある”と思える映画だと
改めて感じました。

こんなにも何も起きないのに、
こんなにも人を救ってくれる映画ってあるのだろうか。

アダムドライバーの凄さよ。
これだけ、セリフなくて、キャラクターというものを作り上げられる彼の存在感すべてが価値のあるものですね。

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JYARI

3.5カラー版「ストレンジャー ザン パラダイス」

2020年12月15日
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以前、劇場公開されていた時に観られなかったので、アマプラで鑑賞。日常のなんでも無いような日々の出来事で悲しんだり、幸せに感じたりと、ほのぼのする作品でした。
ただ、ラストシーン、あの人が出てくる必要があったのだろうか?

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hanataro2

3.0休日の朝に観るべき映画

2020年11月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

詩的で終始ゆったりとした時間が流れる映画

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syoya

3.0寝ちゃった、、、

2020年11月26日
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ごめん、寝ちゃったのでもう一度観ます!笑

アダム・ドライバーを見たいだけだったの笑
かっこよすぎて、好きすぎて、寝ちゃった

批判的に言うなら"おしゃれ映画"の"雰囲気映画"だけど
それよりもう少し哲学的だったかな…
いや、アート的だったかな
遊び心満載で
なんといっても奥ちゃまのモノクロセンス♡
あれが一番おしゃれだったわね

想像でものを言えば
あの夫婦、子供がいない、風が通り過ぎる感じ
ほんのちょっと虚しさを感じるのよねー
子供がいたらおしゃれもへったくれもないもんね
そんなことはいいんだけど
永瀬さん、いる?笑

詩のノートは喰われてよかったね…
大した詩じゃなかったよ?

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mamagamasako
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