LOGAN ローガンのレビュー・感想・評価
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次世代のミュータント
ディズニープラスで鑑賞。
前2作と比べて、血飛沫が派手に飛ぶといった過激なアクションが強調されていました。
今回は次世代のミュータントにスポットが当たっており、その力を悪用する組織との対立や未来を支える役割を担って行動する描写が現代の若者とリンクしていました。ここから、今を生きる若い世代が重要なポジションに立たされていることを実感させられました。
その一人であるローラは、おっとりとした一面の他にも、長い爪で相手に襲いかかる凶暴さを持ち備えたマーベルらしいキャラでした。老衰したウルヴァリンも、体力が衰えても豪快に戦う姿は健在で、最後まで彼女を見守っていた点が好印象でした。
最後は悲しい結末を迎えましたが、ミュータントの存在価値について考えさせられたウルヴァリンの完結編になっていました。
疑似家族のドラマを、さらに先へ進めた印象
アベンジャーズ、ジャスティスリーグに比べて、X-MENシリーズの特徴は「多世代」であること。連作の中で時代が移り変わり、ときには遡ったりもするので、チームには必然的に年齢の幅が生じる。そんな歳の違う仲間に、きょうだいや親子に似た関係性が生まれるのも当然。それが疑似家族のドラマとなり、スーパーヒーローたちの話なのに身近に感じられるポイントになっていた。
そして本作。過去のシリーズでは副次的だった疑似家族というテーマを、かなり前面に押し出してきた印象だ。ローガンとローラが父娘の関係を思わせるのはもちろん、ボケかかったプロフェッサーXの面倒をみるローガンの疲弊ぶりなどほとんど老老介護!
とまあ、ほぼアクションには関係ないレビューになったが、ヒュー・ジャックマンには大成しながら長々とアメコミヒーロー物につきあってくれたことに感謝。そして、ローラ役のダフネ・キーンのシリーズ続投を切に望む。
とんでもなく美しいラストカット。
レビューで他の方も書いていらっしゃるし、大勢のひとが同じ気持ちだと思うが、あのラストは「オイ、反則だろ!」って叫びたいくらいにグッとくる。
「X-MEN」シリーズにカウントされるのかどうか、とにかく男の哀愁ロードムービーという独自路線に振り切った本作では、X-MENという存在はほぼ過去の遺物のように扱われている。シリーズにはいろいろ紆余曲折もあったし、中には駄作と呼ぶしかないようなものも含まれていて、むしろ今回はシリーズからはみ出す「異端」であることが魅力に繋がっていた。
しかし、だ。最後の最後、あの一文字によって、シリーズがたどって来た過去のすべてを肯定してしまった。それだけの度量と愛情があのラストには込められていた。シリーズの大ファンではなかったが、結果的に全作を観てきたことが報われたと心から感謝したくなった。まあシリーズは形を変えて続くでしょうが、それはまた別の話ってことで。
X
X-メン、ウルヴァリンシリーズ最終作。
マーベル作品はMCU・スパイダーマン系全鑑賞、X-メンシリーズはウルヴァリン系のみ未鑑賞。
ウルヴァリン役といったらヒュー・ジャックマン以外考えられないくらいハマり役だと思う。
これはウルヴァリンを17年演じてきた集大成の作品…
だとは思うけど、個人的にはイマイチ感情移入しにくかった。
X-メンはフューチャー&パストがなかなかのハッピーエンドだったから以降の作品はあまり乗り切れなかったし今作も同様。
というか時系列通りのものなのか、別の世界線なのかもよく分からず…
今までのキャラは全て亡くなり、生存キャラは年老いて弱り切ってる…
なんて作品をX-メンのファンは見たかったのだろうか…
チャールズの最期もそれで良かったのだろうか…
ローラも終始騒いでたという印象ばかり残り感情移入出来なかったから、
この子を守って逝ってしまうウルヴァリン、という流れにあまり納得出来なかった…
R指定作品なのでバイオレンスなアクションシーンは満足だったけどストーリーが少しモヤったかな…
最後の「X」は良かったとおもう。
時系列に見る⑧ ウルヴァリンの最期・・・
「デッドプール&ウルヴァリン」の公開に先駆け、ちょっとおさらいです。先ずは、ウルヴァリンの登場する作品から時系列で見直してみることにしました。
「ローガン」ウルヴァリンのシリーズなのに、タイトルにその文字はない。ローガンという一人としての物語がそこに展開する。
ローガンの響きから老眼を思い浮かべる歳なんですが、あながち間違いではないかな。最後のストーリーでもあるし、それっぽいシーンも登場します。
冒頭からいきなりの乱闘シーンなのですが、すでに戦士ウルヴァリンの姿はそこに非ず。チンピラ相手に必死の形相で挑み、見事に落ちぶれた感を醸し出している。そして余裕のなさを示すかのように、R15も納得の凄惨なシーンが展開する。
ホラー好きな自分は、ここからすでにテンションアップだったんだけど、苦手な人には、かなりの苦痛じゃないかな。単なるオープニングなんだけどね。
さて、本編ですが、ウルヴァリンみたいな少女が登場します。
アクションも見応えあり、「キック・アス」の女の子を彷彿させる見事なスプラッターアクションです。
そしてプロフェッサーXの登場!なんですが、こちらも見事な落ちぶれ爺さんです。かってのボスだった雰囲気は全くない。介護老人のようでもあります。
おまけにテレパシーの制御も出来ないときがあるような・・・
この三人のロードムービーが展開する訳なんですが、従来のヒーロームービーとは全く異なるものでした。
元々マーベルのヒーローは影のある人物ばかりですが、この作品にはヒーローらしさがありません。正義の戦いではあると思いますが・・・
「シェーン」をモチーフにしただけあって、全体的に西部劇のような雰囲気があります。荒涼とした世界観もそうですが、この作品自体、X-MENという感じとは異なる気がします。 エンディング曲も良かった。
【ネタバレ】
それにしても、プロフェッサーXの最期はショックでした。 世界を滅亡させるやも知れぬ力を持ちながら、あまりにも呆気ない。老いたとはいえ、こんなに簡単に・・・って感じでした。
また、ウルヴァリンに絡む幸せな家族が、また不幸に見舞われてしまった。ストーリーだから仕方がないとはいえ、切ないものです。
最後だからですよね。今回はマーベルお馴染みのエンドロール後のオマケもありません。
「キャリー」みたいに墓から手が出てくるのをちょっと期待したんですが、それをやったら批判が炎上したかもしれませんなぁ。
感動的な最期を迎えたウルヴァリンだったのに、「デッドプール&ウルヴァリン」で、ヒュー・ジャックマンが復活!
う~ん、嬉しいんだけど・・・ちょっと複雑な心境です。
劇場公開当時は3作目以来のシリーズ鑑賞
生きとし生けるものはすべからく老いて死ぬ。そんな当たり前のことに意義を見出せるか。
これで終わっておけば良かったのでは…。
うーん、復活する? しない? いやする?
I will let you down,I will make you hurt. 老カウボーイよ、深く眠れ…。
アメコミヒーロー映画『X-MEN』シリーズの第10作目にして、主人公の1人であるローガン/ウルヴァリンの壮絶な闘いを描くスピンオフ『ウルヴァリン』シリーズの第3作。
2029年、ミュータントは日増しにその数を減らし続け、今や絶滅の危機にあった。
かつてのX-メンのメンバー、ローガンは身体の衰弱に苦しみながら年老いたプロフェッサーXとともにメキシコに身を隠していたが、ある少女との出会いが彼の運命を大きく変えることになる…。
監督は『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズ・マンゴールドが続投。本作では脚本も担当している。
◯キャスト
ローガン/ウルヴァリン…ヒュー・ジャックマン。
製作総指揮はスタン・リー。
…いや、凄いなこれ。
何が凄いって、『デッドプール』『X-MEN:アポカリプス』というポップコーンムービーが続いたその後にこの映画を制作/公開した事。高低差ありすぎて耳キーン状態。
同じマーベルでも、保守的な「MCU」シリーズでは絶対にこの映画は無理。20世紀FOXの攻めの姿勢は賞賛に値します👏
2000年公開の第1作から実に17年間、シリーズの顔として戦い続けてきたウルヴァリン。本作でついにその歴史に幕が降ります。
血塗られた道を歩き続けたウルヴァリンが最後に経験するのは、シリーズ史上最も陰惨で過酷な物語。人殺しに幸福は不要、とばかりに、徹底的にウルヴァリンをどん底に叩き落とし続けます。
本作のランタイムは137分。短い映画ではないが、だからといって特別長い訳でもない。近年の大作映画では極々普通の尺と言って良いでしょう。
しかし、本作はこの2時間17分が本当に長い…。一時も息継をする間のない、とにかく煮詰まりに煮詰まったドラマが続く。真綿で首を絞められるような展開に、観客も窒息寸前になるまで追い詰められます。
3時間にも4時間にも感じられるランタイム。ただ、これは決して悪いことではない。ローガンの苦しみが観客にも伝わっているからこそ時間の進みが遅いのであって、退屈すぎて時間が進まないという訳じゃないからね。
かつての友はみな逝き、身体は病に蝕まれ、大量破壊兵器と化したボケ老人の介護をしながら、身に覚えがない娘を押し付けられ、挙げ句の果てに武装集団に追いかけ回される。
この退っ引きならない状況の中、自殺願望を押し殺しながら懸命に前に進むウルヴァリン。しかし事態はどんどん最悪な方向へと転がっていく。
どん詰まりまで追い込まれるからこそ、最後に見出す希望と救いが強烈に観客の胸を打つ。シリーズを追いかけている観客なら、あのラストシーンに心動かされないわけがない😢
主人公の死というのは一回こっきりしか使えないある種の反則技みたいなもの。これで人を感動させるのは卑怯だ!と思わんこともないのだが、まぁでも今回ばかりは許すしかない。だってそれまでの過程が上手いんだもん。ここまで丁寧にプロセスを積み重ねられたら、そりゃ文句の一つも出ませんて。
アルツハイマーを患い力の制御が出来なくなったプロフェッサーX、恐怖と不安を粗暴な態度で隠す少女ローラ、過酷な現実を受け止めきれず再び心を閉ざしてしまったウルヴァリン。
年齢も性別もバラバラな3人が一台の車に乗り込み逃避行を繰り広げる様は、緊迫感がありながらもどこかユーモラス。
ひたすらにキツい物語が続く本作だが、この3人のケミストリーが心地良いからこそ、最後まで投げ出さずに鑑賞できたのかも知れない。魅力的なキャラクターというのはやはり大切なのだ。
メインキャラクターを演じた3人の俳優、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーン、そしてヒュー・ジャックマン。本当に素晴らしい演技を披露していた。
3人とも素晴らしかったが、個人的にMVPを授与したいのはプロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートである。
正直、本作を観るまでは魅力のある役者だと思っていなかった。華は無いしなんかぼんやりしているし…。
ただ、今回の演技はマジで凄い。ボケ老人の演技は本当にボケてんじゃないかと思わせるくらいのリアリティがあったし、そこから徐々に正気に戻っていくという、その段階を見せる演技がとにかく見事。意識のグラデーションを表現する様は神がかり的とまで言える。
今回、これまでには無かった様々な表情を見せてくれるプロフェッサーX。特に薬を飲んだことを見せつけるためローガンにベー👅をするシーン、ここ大好き。
ヒュー・ジャックマンも本当に良い役者。今回改めてそう思った。もう風格が並の俳優とは比べ物にならない。
本作は完全に西部劇を意識した作劇な訳だが、ヒュー・ジャックマンの佇まいは往年の西部劇俳優たちにも匹敵する渋さ。マジでクリント・イーストウッドのレベルに到達してる。1作目の頃はまだまだこれからって感じだったのに、今回の名演で完全にハリウッドを代表するトップスターにまで上り詰めたね。
そういや今作、イーストウッド監督作品『パーフェクト・ワールド』(1993)に似てる。今回のヒュー・ジャックマンってなんとなくケビン・コスナー感あるし。
この映画大好きだったなぁ。また観たくなってきちゃった。
マイノリティーへの差別と迫害。
『X-MEN』シリーズは常にその愚かな価値観に闘いを挑み続けてきた。
今作で国境を越えようとするのはメキシコ人の少年少女たちであり、これはトランプ政権下から今に至るまでの、右傾化を続けるアメリカの情勢を踏まえているのだろう。
迫害を受ける若きミュータントたちが目指すのはアメリカではなくカナダ。もはやアメリカにマイノリティの安住の地はないのだ。
マンゴールド監督の怒りと悲しみが、彼らの旅路にしっかりと表れています。
本作が『X-MEN』シリーズ最高傑作であることは疑いようがない(他の作品とは作風が違いすぎるので同じ軸で判断していいのか疑問ではあるが)。
ただ、『X-MEN』という一つのシリーズの中の一本としては、ちょっと問題が多すぎる作品であるようにも思う。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のことを思い返したい。
舞台は2023年。センチネルと呼ばれるロボット軍団によりミュータントは絶滅の危機に瀕していた。
ウルヴァリンは1人過去に戻り、若き日のプロフェッサーXと協力して歴史を改変。無事、ミュータントの滅亡を阻止したのであった。めでたしめでたし😊
…ちょっと待ってくれよ!!
それから6年でミュータント滅んどるやないかい💦結局滅びの運命は変わらないんだったら、『フューチャー&パスト』の頑張りはなんだったのよ…。
本作中、度々ウルヴァリンはX-MENのコミックを取り出して「現実とお伽話は違う」と説教を垂れる。
これはこれまでのシリーズ作品と本作とは違うタイムラインのお話なんですよ、ということを暗に示しているのだと思われるが、そんなもんこれまでずっとシリーズを追いかけてきた客としては知ったこっちゃない。当然本作もこれまでと同じタイムラインに属する映画だと思って鑑賞します。
本作ってシリーズ作品の一つとして考えると、あまりに過去作を蔑ろにしているのではなかろうか?
いくらなんでも製薬会社の遺伝子組み換え食品でミュータントが絶滅したというのは無理があるでしょぉ〜…。
単純な話、2029年という近未来のお話にしたのがそもそも問題ありな気がする。
ローガンは不死身なんだから、時代設定を2129年とか2229年とかにしておけばミュータントが絶滅していたとしても不自然ではない。
愛する人に先立たれるというウルヴァリンの宿命、それによる孤独もより強調される。いい事ずくめじゃん。
ただ、この時代設定にするとプロフェッサーXを登場させる事が出来なくなる。彼がいないと本作のドラマ性が弱くなるのは確実。
プロフェッサーXを取るかシリーズの整合性をとるか、おそらくは監督も悩んだと思うのだが、選択したのは前者の方。
この判断のおかげで確かに単独作品としては傑作になったのだが、シリーズの流れとしてはうーんなんだかなぁ…🌀
と、若干モヤるところもあるっちゃあるんだけど、間違いなく観る価値のある一本。アメコミ映画をバカにしているような層にも、この映画は刺さるんじゃないかな?
R.I.P.ウルヴァリン。安らかに眠れ。
…まあ『デッドプール3』で再登場するらしいんだけどね😅
Dear Logan ‼️
ウルヴァリン=ローガン=ヒュー・ジャックマン‼️アメコミ映画最高のヒーローの一人‼️ハマり役‼️そして一大フランチャイズ "X-MEN" の人気No.1キャラクター‼️この作品はそんなローガンの最後の闘い=黄昏を描いた胸に残る名作‼️年老いたローガンは、旧知の女性より託された少女ローラをある ''土地" へ送り届けるため、病弱なプロフェッサーXを連れて旅に出る。しかしローラを狙う謎の集団が彼らを追っていた・・・今までは自然治癒能力でいわば無敵だったローガンが、年老いてその能力が失われつつある。R指定による残酷描写で描かれるのはローガンの痛み‼️ローガンの爪により手足が切断され、首が飛び、頭部が串刺しになるリアルなアクション・シーンが展開‼️ローガン自身も傷つき、血を流し、苦痛に顔を歪める‼️その痛みは鑑賞する我々にも痛いほど伝わり、不死身だったローガンに死期が近いことを痛感させる‼️そんなローガンが守るのは自分の遺伝子を持つ少女ローラ‼️同じようにアダマンチウムの爪を持ち、恐るべき戦闘スキルを発揮するこの幼いローラがヒジョーに魅力的‼️ローガンに負けず劣らずバッタバッタと敵を倒していく彼女の姿は、二代目としての資質充分‼️是非ローラ役のダフネ・キーンにはこれからも同役でX-MENやアベンジャーズに参加してほしいですね‼️そんな三人の旅路をロードムービー風に描いた物語の展開も秀逸‼️ある家族に一宿一飯の世話になったりして、ローラが徐々に心を開いていく過程も丁寧に描かれます‼️そんなローガンが今回対峙するのは、これまた自分の遺伝子より作られた自身のクローン "X-24" ‼️自らの能力が衰える中、いわば全盛期の自分自身と対決しなければならない皮肉‼️そしてX-24を倒し瀕死のローガンにローラがかける言葉 "パパ!!" 、そうか...こんな感じなのか..." と返し絶命するローガン‼️もう涙が止まりません‼️200年近く闘い続けてきたローガンが最後につかんだ人並みの幸せ‼️そしてローガンの墓前でローラが読む弔辞 "人の生き方は決まってる。変えられない。人を殺した者は元には戻れない。正しくても人殺しの烙印を押される。帰ってママにもう大丈夫だと伝えろ。谷から銃が消えた。" 名作「シェーン」からの台詞の引用であるこの言葉は、時にX-MENの一員として、時に孤高のアウトローとして、時として周りに理解されずに闘い続けたローガンの心情を代弁していて胸に染みる‼️ラスト、ローラがローガンの墓にXを立てた時、シリーズにおける彼の軌跡、勇姿が目に浮かび胸が熱くなりました‼️
ローガン達の旅路
当時、映画館で観ました。
ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリンということで楽しみにしていました。
ミュータントの子達が、隠れ住む秘境を目指して旅する物語でしたよね。
道中、自分の若いときのクローンにチャールズを殺されたり、色々ありました。
最後の戦いでは、ドーピングしたウルヴァリンでも若いクローンにはかなわず、自分用に取っておいた銃弾でやっと仕留めてましたよね。
その後、ウルヴァリンは最期を迎えますが、ローラに看取られて本望だったのではないでしょうか。
私はここで結構うるうるしてました。
ローラ役のダフネ・キーンの演技がかなりよかったと記憶しています。
子供ならではの純粋さと、能力を割とすぐ使う凶暴さとが、演技に上手く表現されていたのではと思いました。
デッドプール3で、ヒュー・ジャックマンはまたウルヴァリンを演じるとのこと。
それはそれで楽しみです。
子供の時に観てたら泣いてたローガン
まあ死ぬよね
全然悲しいけど
にしても人死にすぎて病みます
チャールズボケてて病みます
ドラキュラも決死の自爆で死んで病みます
優しくしてくれた家族全滅で病みます
ほんで夫にも銃向けられて病みます
ここはウルヴァリンでも老夫婦殺されたから予想できた
話は面白かった
凸凹バディはいいなってなった。
人物の魅力は高い
■演技・役者
脚本上人間味のあるキャラクターばかりで演者もそれにふさわしい演技をしています。ただヒーロー映画的かといわれればその類ではない。当然そこが魅力的なのでヒーロー映画としては見ない方がいいです。ローラは他の媒体でローラを知ってるかどうかによって受ける印象が随分変わると思いますが、アメコミヒーロー映画全般にいえる事なので。
■画・音
大きく見栄えのする場面はあまりありませんが、それを狙った作品でもありません。絵でここがわかりづらい~といった点もありませんので見やすいと思います。
私は映画館で字幕で見ましたが 吹き替えのできもよさそうです(全編見ていませんが)。
■脚本
小さい疑問点はあったんですが、普通に見ていて良い点は多いです。・・・なのに何故のめり込めないんだろうかと見ていて最後の方になって気づきました。
大事なシーンに大抵ローガンがその場にいなかったり気を失っているんですね。で、その間に事が進んでしまって取返しがつかなかったりしていると。当然間に合うこともあるんですが。ちょっと思い出しただけでも
ガブリエラ殺害:ローガン不在
キャリバン拉致:ローガン不在
ローラ拉致:ローガン不在>間に合う
ホテル襲撃:ローガン不在>間に合う
キャスリン家襲撃:ローガン不在
エデン到着:ローガン気を失っている
演出上しょうがないのかなとも思いますが、単純に展開の持っていきかたがワンパターンに感じました。運命に翻弄されてる様子を描きたかったのかもしれませんが、全体的にのめり込めませんでした。
■総評
私は根本的にヒーロー映画は好きなのですが、MCUの映画は好きではありません。
そういった意味では他のマーベルの映画と一線を画している点では見やすく面白いものだったと思います。
面白いけど…
ボロボロの老いたローガンと様子がおかしいプロフェッサー。この時点で心が痛むのだが、プロフェッサーの死に方は可哀想過ぎて耐えられなかった。もしあの世界が 多分そうなんだけど前までの映画の世界線なら心苦しい。
あぁぁ、一つの世代が終わったんだな。。。
X-MENを一作目から見ていると全盛期を過ぎた、ミュータントから「普通」の老人に近づいているローガンの姿がすごく寂しく感じる映画。
映画の情景もなぜか次世代のミュータントが生まれない世界になっており、X-MEN自体の終わりを感じさせるところもまた寂しく感じる。
これがローガンの行き詰まりなんだなって思える映画だと思います。
ローガンはたまたヒュー・ジャックマンが好きな人には寂しくも感慨深く楽しめる映画だと思います。
65点
映画評価:65点
良い内容ではある。
ウルヴァリンらしい最期だし、
笑いあり、涙あり、
とても素晴らしいとも思う。
急に現れた娘に対しても
ちゃんと好きになれたし、
納得もいく。
誰かのために奮闘する姿は
ハチャメチャに格好良くもあった。
チャールズも演技が上手くて
良いボケっぷり。
ローガンもローガンらしい介護の仕方が
また愛くるしい。
どれをとっても
完成度が高く、
とても綺麗でした。
ですが、
1つ疑問なんですけど、
どの軸に対しての未来なんでしょうか?
まぁ、
ローガンの最期を描きたかっただけなんでしょうから、正直細かい所は気にしないべきなんでしょうが。
なんで
何百年も生きてきたローガンが
急に老化したり、能力が低下したのか
都合が良いような、なんなのか。
他のミュータントたちが絶滅しかけているのに、
チャールズが生き延びたのか、
凄く不思議。
なんなら、
ここまでに至る経緯の方が興味ある。
とりあえず、
これを単体として観て
最期を描きたいだけだったなら
凄く良い作品でした!
【2021.11.22観賞】
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