大唐玄奘

大唐玄奘

解説

2016年・第29回東京国際映画祭の特別上映作品として上映。

2016年製作/120分/中国
原題:大唐玄奘 Xuan Zang

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
ゾウ・ジンジー
撮影
スン・ミン
美術
ウー・ミン
編集
ツァオ・ウェイジエ
音楽
ワン・シャオフォン
芸術顧問
ウォン・カーウァイ
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映画レビュー

3.0アート映画を目指したかのような

2021年6月4日
iPhoneアプリから投稿

風景は流石に雄大で見応えあり、おそらくアーティスティックな作風に撮られているので、かえってその分、本来玄奘が非常な苦しみの中、信念と信仰心の高まりを感じたであろう厳しい旅路の実感がない。
そう、全体に実感がなく人間味がなく役者さんも少し残念で心を打つ魅力なく、あの時代に天竺までの旅の重み、苦しみを凌駕する経典や真の仏の教えへの渇望をみせてくれない。なんか馬にも冷たい。馬が玄奘を背に乗せて助けるところがクライマックスか。アートな映画を目指したのか、体制におもねた結果もしくは最初からそういう企画だったのかな、お金も相当かかってているからな。役者さんの生もあるかもですが、話の展開も、中国愛でところどころ非仏教的な違和感だしよく見る中国共産党の教育ドラマ、映画や子どもが学校で披露する大本営喧伝芝居みたいな、なんか、嘘っぽい感じが全編を通して否定できずもやもやした。しかしナーランダーとかナーランダー寺院とか読んで知ってはいるがどのようなものであったか、イメージが掴めた点は良かった。

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redir

4.0壮大な旅

2020年10月31日
iPhoneアプリから投稿

すごい旅。
天の誰かに導かれてるとしか言いようがない。

映画にしては短調な所が否めないが、自然の風景は素晴らしい。ただね、特に帰りが省略されてて、まぁそんな魅せる場面がなかったんだろうけど、もう少し達成感を味わう帰路を見たかった。

馬、偉いね。それと、あのハーフっぽい女の子とはどうなったのか。あれだけか。サイドストーリーも出来そう。

因みに、孫悟空達は出てきません。
ドキュメンタリータッチなので。

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totechinsyan
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