ホームレス ニューヨークと寝た男

劇場公開日:2017年1月28日

解説・あらすじ

ニューヨークで家を持たずに生活しているファッションフォトグラファーの男性マーク・レイに密着したドキュメンタリー。モデルや俳優としても活動する52歳のマーク・レイは、ハンサムでチャーミングなルックスにブランド物の高級スーツを着こなし、一見すれば誰もがうらやむ華やかな「勝ち組」だが、実はすでに6年間、家のない生活を続けている。厳しい競争にさらされる現代社会を生き抜く上で、レイは家族も恋人も持たず、ホームレスとして生活するライフスタイルを編み出していた。自らもファッションモデルで、レイの友人でもあるトーマス・ビルテンゾーンが、レイからホームレス生活を打ち明けられたことをきっかけに、ファッション業界の裏事情や、新しいライフスタイルの象徴として今作を企画。自ら監督を務めた。音楽をクリント・イーストウッドの息子で、ジャズミュージシャンのカイル・イーストウッドが担当。

2014年製作/83分/G/オーストリア・アメリカ合作
原題または英題:Homme Less
配給:ミモザフィルムズ
劇場公開日:2017年1月28日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11

(C)2014 Schatzi Productions/Filmhaus Films. All rights reserved

映画レビュー

3.5 あまりにダンディーで、型破りな被写体

2017年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

世の中にはいろんなタイプのドキュメンタリー映画があるが、これは日常からふと湧き出た「小説よりも奇なり」な作品と言える。カメラがとらえるのはマーク・レイ。52歳。ホームレスと呼ぶにはあまりにダンディーで、俳優、そしてファッション・フォトグラファーとしても活動する彼。しかしジムやカフェで時間を費やし、やがて彼が就寝しに戻る先は、とあるアパートの屋上。そこで寝袋にくるまって朝を迎えるのだ。目の覚めるような美しいマンハッタンの映像、それにイーストウッドの息子でありミュージシャンのカイルが奏でる書き下ろしのジャズ音楽との相性も最高。そこをマークがヒョイヒョイと渡り歩いて行く姿は一切のムダがなく、もはやこれがドキュメンタリーであるのを忘却させる。どんなステレオタイプにも属さない型破りな彼の存在によって、この映画は日常の隙間からこぼれ落ちたような、不可思議で魅力的なニューヨーク・ダイアリーとなり得ているのだ。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
牛津厚信

3.5 大都会に住まう現代人を平等に戦慄させる!

2017年1月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

ファンシーなスーツを身に纏ったホームレスのフォトグラファー。この謳い文句に、てっきり主義主張があって野宿しているのかと思いきや、主人公は"成り行き"で住む家と収入源を失った、若干ついてない平凡な男だと知って愕然となった。"成り行き"の経緯は映画を観て頂くとして、ニューヨークでこれを実践していることにある種の恐怖を覚える。なぜなら、かの町ほどステイタスとそれに準じた収入の額が人をランク付けする場所はないと聞くからだ(NY在住の友人・談)。見てくれや性格の良さに関係なく、何をしていくら稼いでいるかによって生活圏が異なるという意味で、東京と比べてやはり厳しさが半端ないのだ。とは言え、たとえホームレスは回避できても、下手をすると明日は我が身。このドキュメンタリーが放つ不気味な現実は、いかに住むか?という興味を超えて、地球上の大都会に住まう現代人を平等に戦慄させるものだ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
清藤秀人

3.0 【今作は、一見優雅に見えるが、友人の鍵を借りて勝手にビルの屋上でブルーシートに包まって寝るイケメン52歳の男が最後に見せた涙が真実だろうと思ったドキュメンタリー映画である。】

2026年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

難しい

ー 今作では、序盤は52歳の痩身で服装もイケてるマーク・レイが街中で、次々に女性に声を掛け写真を撮る姿が映される。

  そして、彼はコインロッカーを複数持ち、その中にシャンプー、髭剃り、カメラの道具を入れている。

  夜になると、彼は友人の家があるビルにコッソリと入り込み、屋上でブルーシートに包まって寝るのである。

  これが、スタイリッシュなの??? 只の不法侵入者じゃない??

  監督は彼の母親を映そうとするが、断られる。そりゃあ、そうだろう。

  因みに彼が撮った写真が掲載された雑誌は一度も映されないのである。

  「メンインブラック」の映画にエキストラで出るマーク・レイ。

■だが、ラストに彼が涙ながらで言う台詞が、彼の真実を物語っているのである。
 ”この映画を観た人達。私に金を贈ってくれ。”

 今は、この人は63歳になっている筈だ。Copilotに聞いたら、今でも友人の家を渡り歩いたり、老いた母の家で暮らしているそうである。
 【ダメダメじゃん!】
 では、何故にこの作品に3.0を付けたかというと、生き方としてはユニークだからである。決して真似をしたくはないけどね。

<今作は、一見優雅に見えるが、友人の鍵を借りて勝手にビルの屋上でブルーシートに包まって寝るイケメン52歳の男が最後に見せた涙が真実だろうと思ったドキュメンタリー映画である。>

コメントする (0件)
共感した! 1件)
NOBU

3.0 ハンサムだからヒモになれそうだけどな

2024年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2024年現在、彼はどうなっているのでしょうか。物価が高騰しているし、歳も取るしなあ。飲食店でパートタイムジョブでもすれば何とか食べ物には困らないか。ハンサムなので女性のヒモや愛人になれそうですけど、お金の為に割り切れない不器用な男性なんでしょうね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ミカ