メッセージのレビュー・感想・評価
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宇宙人、東京やなくて、北海道に現わる
宇宙人の造形が、「宇宙人東京に現わる」や「キャプテンウルトラに出てくる宇宙人」の現代版みたいな感じに思えた。
とにかくストーリーが地味で、ワクワク感がない。
時折夢?に出てくる、子供とのやり取りも解せない。最後にその理由がネタバレされるが、途中であぁ、多分、そういう事やろうなぁと予想できてしまった。
それより、いつの間にそんなに愛を温めてたのよ、あんたら笑
他の人の高評価には申し訳ないが、自分の好みの内容ではなかった。
再度テレビで上映されても観ないな。
退屈な時間が長すぎる。
もっと早く観れば良かった
Amazonプライムで配信されてたのでなんとなく視聴。
アプリ内の星評価は高かったけど、退屈だったら観るのやめよ〜くらいの期待度で観始めた。
この作品は物語序盤から終始静かで派手なアクションなどは一切なし。アクション好きな自分としてはもしかしたら合わないかなぁ、と思いつつもなんとなく観続けてみた。すると不思議と物語に引き込まれて行き、終盤になると目が離せないほど釘付けになった。
詳しい感想はネタバレになるので書かないけど、とにかく展開というかタスクというか、が細かくて飽きない。さらに先が読めなくて秀逸。でも分かり易くて明快。
ラストは色々考えさせられる素晴らしい作品に出会えたと思わせてくれた。
色んな考え方があると思うけど、運命から逃げずに受け止める。そういうブレない強さは素敵だなぁと思った。
良くできた映画だけど…
50点
日本という国の立ち位置
そもそも地球外知的生命体が地球に来るならそれは侵略しかない。という考えを持っていた。
それはさて置くって事で。
もうすっかり地球はアメリカと中国が先頭だって突っ走るって事か。
まあ、そういう押しの強さ強引な性格はこのコロナ禍でもよくわかった。
あわせて 日本政府の弱腰チキンぶりもこの映画でものの見事に表されている。
なーんもしないでじーっと見つめてるんだ。
北海道の上空だし。
東京じゃないし。
たぶんこの分じゃ 、中に入ってこうっていう奴もいないからただ眺めてるね。
で、世界と通信遮断するのも周りの状況見て終わりから何番目かって感じで。
中国に付くよりはアメリカの方、と思ってはいるんだろうなって。でも中国とも手を切れない経団連に尻尾握られてる某政治家とかね。
優秀な人材は海外流出が激しく、その原因はまさに凝り固まった脳みその教授陣の陣取る大学にあって、彼らの多くの本音は菅総理のやった学術会議問題で表沙汰になったよね。
日本をよくわかってるわ〜。
って思ってるのは私だけで作ってる方々は気にもとめてない、留めてもらってないと言う方がぴったりか。
時間軸が同一方向にだけ流れるわけではない。という考え方は言われてみればこういう事なのだ。
そういう事実をわかりやすく見せてもらえた。
翻訳ものの書籍はほとんど読まないが、読んでみようと思う。
前にトータルリコールが面白すぎて原作の文庫買って読んだ事はあった。
あ ハリーポッターくらいは読みます。
SFだけど現実的。斬新な概念を味わった。
序盤は主人公の言語学者ルイーズの回想シーンが何度か描かれており、何を意味しているのか不明で疑問だった。
しかし、地球外生命体(ヘプタポッド)とコミュニケーションを図る過程で、人類に常識を外れた「時間の概念」を理解することになる。
今作では地球外生命体が現れたときに、どう対処するのかがリアルに描かれていて、SFだけれでも、現実的で楽しむことができた。
映画を観終えて、考えされたのは「未知の時間軸」を体験することになったら、自分はどう思うのかということ。
人間は、因果的に未来を予測して、時の流れに沿い進み、後に結果を知ることになる。だからこそ、自らが未知の中に期待を創出し、これから取るべき行動などを選択していると思う。
もし、ヘプタポッドの時間軸を体験できるとしても、自分は受け入れるだろうか。自分は”恐怖心”というリスクが上回り受け入れないかもしれない。
しかし、受けれて、ルイーズのようにポジティブに生きるという選択も、どちらにせよ一度の人生だからこそ魅力的なのかもしれない。
いずれにせよ、どんな生命体であれ「死」を避けることはできないんだなと思った。
ヘプタポットは子ども
ヘプタポットの意思表示や音の無いところをみると、幼い子どもに見えました。赤ちゃんまではいかないがそう見えた。独自理解ですが、子どもは教育する親次第ということ。教える内容が陰か陽かで攻撃的になったりする。未来については、教育や体験した事で人間はイメージもできる。未来=善悪のイメージであり自分次第ということ。地球外生命体が現れたとしても先ずは話し合い、時間をかける、慌てない。教える、教えられる事で互いが平和を維持。争わないで何かを互いに得る事。分かち合い。なぜ12個(12か所の国)だったのかは、ヘプタポットを理解する気持ちの有無ととその速度。速度に関してはチャイナが速かったから『この番号を見る意味があった』と言った。その後はルイーズが未来を見れたからチャイナを止められた。12ヵ所の内1か所でも攻撃になればその国は戦争になってたはず、地球を無くさないために12ヵ所にわざわざ散らばった可能性もあるし、ルイーズみたいに解読した人が多ければヘプタポットがつたえたい意味を12ヵ所に速く共有できるから。なぜか、メッセージの映画を見て『戦争、子ども、未来、運命』というキーワードが頭から離れない。
最初
こんなアプローチもアリの新しいSFの形。
穏やかに緩やかに進む、起承転結。全ての人類が持つ“未知の物”への好奇心と、それを上回る恐怖心。徐々に膨らんでいく各国の思惑と、少しずつ調査が進んで分かってきても、拭えない不安が予想以上にリアル。
ありがちなSFでは“異星人=侵略”とすぐになるが、何故、地球に飛来してきたのかが謎に包まれており、それを"会話"により解読、解明していくのが新しい。
途中途中でカットインが入るルイーズの“記憶”。その“記憶”の意味する内容が『鍵』となり、“断片的に思い出していく”事でストーリーは一気に結末へ。イアンの要所要所の絡みも、この時間軸により物語の深みが増している。
物凄く綿密に練られた脚本、構成と演出を、素晴らしい俳優陣が気持ち良い程に演じきっている。カテゴリーはSFだが、言語学者の視点からなる完全にヒューマンドラマ。
ラスト直前のシャン将軍の妻の遺言。ルイーズの全てを受け止める覚悟の言葉。この2つ台詞を鑑賞者が受け取る為の映画。オススメの1本。
何故、異星人はタコの様に足が多いのか疑問だが、実際の『ヘプタポッド』には驚いた。ヴィルヌーヴ監督の「ばかうけ」ジョークも面白いエピソード。
SFを題材にした感動もの
評価が高いのも納得の傑作と言っていい作品です。
個人的には同じく傑作と名高いインターステラーよりも良かったし感動しました。
気になった点をいくつか。。
主人公が未来で執筆した宇宙語の本のフラッシュバックから宇宙語を完全習得するのは、言語学者である主人公がヘプタポッドが去った後に研究を重ねた結果、宇宙語の本を執筆できた(つまり過去の積み重ねの上に未来がある)とも取れます。
しかし、未来での晩餐会のフラッシュバックから、中国人の将軍から個人連絡先や将軍の亡き妻の最後の台詞を教えて貰うのは、完全な0から1が生まれているという事になります。
つまり、この世界では未来はレールの上に既に確定しており、”未来の有”が”過去の無”を”有”に変える力があるという事です。
3000年後に地球人に助けてもらうためにやってきたヘプタポッドですが、過去の積み重ねが未来にとって必要なら、ああいった劇中で主人公と行った幼児の言語学習のようなじれったいコミュニケーションのステップも必要だった事になります。
しかし、”未来の有”が”過去の無”を”有”に変えられるのだから、未来の地球人を一人連れてくる(そうすれば侵略されるとか心配する必要も無く、世界の混乱は簡単に防げる)とか、主人公が未来で執筆した宇宙語の本を一冊持ってくるとかするだけで良かったとも言えます。
未来を知っているはずのヘプタポッドが爆発で一人死んだり、あえて上のような問題の起きない接触の方法を取らなかったとか、ヘプタポッドからみたら原始人レベルの現在の地球人に接触し何故2000年後のもっとマシな地球人に接触しなかったのかとか、劇中では描かれなかったので、原作を読んでみたい気がします。
最後に、ヘプタポッドと直に触れ合い授けてもらった主人公の未来予知力が、授けてもらった時点から未来だけでなく、過去にも作用して未来予知能力を最初から持っている感じになっていた点と、マイナスが見えていても受け入れるしかない未来を達観したシーンはとてもよかったです。
いつかまた見たい映画です。
いい映画だが、コンタクトに似ているかな
宇宙人は好戦的か友好的かのどちらかに分かれるが、この映画は数としては少ない方の後者に入るほう。「コンタクト」を観た時の印象に近い。地球に来た目的が人類を助けるためで、それは3000年後に彼らが人類の助けが必要とのことだったが、いまいち理解できなかった。もう1〜2回再見してからまたレビューを書き変えたいと思う。
内容がズレていて単純にこれはSF映画とは呼べない。
大人のためのSF
宇宙人とのファーストコンタクトというテーマを考えると、抑え気味の映像美、派手さのない展開で、見る人を選ぶ映画かもしれません。地球襲来にやってきたエイリアンをレーザー光線銃でやっつけるという、アクション満載、エンタメたっぷり、ビジュアル重視のSFを想像していたら、退屈してしまうかもしれません。静かな雰囲気を楽しみながら、哲学的にも深く心を傾ける、大人のためのSFかもしれません。
自分はといえば、主人公の言語学者ルイーズが異星人ヘポタポッドに、“HUMAN”と書いた紙を見せて交流を試みるという、原始的でアナログ的な交信からして、どきどきしておりました。ヘポタポッドが触手から出す、墨で書いたような丸い文字の解析ですが、言語学者といえども、どうやって紐解いて行ったのか?? 墨文字は神秘的。一つの輪っかにたくさんの情報が集積されているのだから、文字ではなく、もはや、文章表現といってもいいかもしれません。
幼くして娘が亡くなり、娘との日々がフラッシュバックのように何度も出てくるシーン。誰もが過去の悲しいシーンが主人公の頭をよぎっているのだと思わされるのですが、ラストを見て、なるほど〜と納得。
ヘポタポッドには、人類のように、「時間」の概念がなく、過去・現在・未来と、どこでもアクセスできるらしい。ヘポタポッドの言語を解釈したルイーズにも、時間という常識的な縛り(?)が無くなったらしい。これって、普通に考えると、とても苦しいことで、感覚的には理解できませんでした。幼くして娘が亡くなってしまうという悲しい未来がわかっていようとも、その不条理を受け入れる勇気というか、定め。時間というものがないのだから、すべて、ストーリーは決まっていて、必然なのか? 理屈では理解できても、心情的には苦しくなりますが、「この瞬間、何が起きるかわかっていても、どの瞬間も大切にするわ」というルイーズの言葉は宗教的でもあると感じました。
それにしても、人民解放軍のシャン上将が武装解除すると発表するに至った、ルイーズがシャンに電話で告げたことって何だったんでしょうね。
それと、娘が母に問いかけるところ。
「競争なんだけど、両者が納得できるということ」
「妥協」でもなく、「ウィン・ウィン」でもないとしたら?
自分にとっては、予想を超えた、いい映画でした。まだ一回しか見てないので、再度見たら、新たな発見があるかも。
壮大な人生映画
ただのSF映画ではない。人生についてを考えさせられる、壮大な映画だった。
最後、未来の夫の横顔を見つめているシーン。その先の未来がどんなに残酷でも、その道を選ぶ主人公の決断に圧倒された。
「この先何が起こるか分かっていてもかまわない。どの瞬間も大切にするわ」というセリフが、人生の生き方を教えてくれたような気がした。
地球に襲来した柿の種。
好きな作品です
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