メッセージのレビュー・感想・評価
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過去と未来との向き合い方
私たちは、単線的な時間軸の中を生きている。既に後方に過ぎ去った過去、前から到来する未来、それらを繋ぐ一直線の道を歩み続けているように感じている。滅多に疑問視されることのないこの感覚はしかし、しばしば人を計り知れない実存的な不安の中に陥れる。愛しい過去のひとときは永遠に戻ってこない。不可知の未来はとてつもない暴力性を秘めているように感じられる。私はそれでも、この一方通行の細い道をよろよろと進んでいくしかない…
ルイーズが謎の知的生命体たちから受け取った「武器」=贈り物は、そうした通常の時間感覚を根底からひっくり返す可能性を示すものだった。彼らの言語は、自然言語のような前後関係を持たず、あらゆる内容を一つの円の中に同時的に表す手法をとる。愛する娘を喪った記憶に苦しむと同時に将来を予見できる特殊能力に悩まされていたルイーズは、この言語の習得を通じて、過去・現在・未来が混然と重なり合うような世界観を得るに至る。
そもそも、一方向的な前進運動の場となる均一な時間軸という想定自体、どこかフィクショナルなものではないだろうか。私たちの現在の中には、一部の過去が消えることのない痕跡を残している。未来もまた、そうした過去や現在が纏わりついた鈍重な性質を帯びることは間違いない。私たちの時間は前進するだけでなく、停滞することもあるし、何なら大きな精神的・物理的衝撃によって逆行することもあるだろう。それなのに世の中では、過去から学び、成長し、未来に向かって自己を刷新し続ける人間が希求され、そうした可塑性を十分に備えていない人々を隅に追いやる結果を招いている。私たちの時間感覚のあり方と、人間のどうしようもない脆弱さについて、改めて思索を促される作品だった。
書き直し(2度目の鑑賞) いいねをしていただいた方々、またまたごめ...
書き直し(2度目の鑑賞)
いいねをしていただいた方々、またまたごめんなさい。
2度見る価値のある作品というのは、やっぱりあります。
「メッセージ」というタイトル
奥深い作品
物語というものの進化を感じるを得ない。
こんな作品を作ることができるアメリカ人という存在を再評価する。
彼らの中にもまた真理というのか、普遍性というのか、またはスピリチュアルというものが根付いていることがはっきりとわかる。
SFというモチーフを用いて真理を語る手法は、物語そのものの面白さ、そして主人公であるルイーズだけが理解したこの宇宙の理というものを我々に教えてくれる。
この真理
この新しさ。
「彼ら」はこの先3000年後に起きるヘルプに対する準備を、あえて、このタイミングで行った。
それはたった一つの気づきであり、言語学という分野のカリスマ的存在として広くこの理を全地球人に伝える存在であれば事足りるというメッセージ。
そのためだけに仕込んだ世界12か所での「宇宙船」による「コミュニケーション」というメッセージ。
この彼らのメッセージを、全世界が攻撃対象とした。
そんなことさえ、すでに彼らはわかっていたのだろう。
コミュニケ-ションできないものに対する「攻撃」
全人類が持つ「恐怖」
その排斥のための「武器」 = 戦争
そんなことは端からわかっていながらも、あえてこの地球を選択したこと。
そう、
まだ我々は「大丈夫」なのだ。
たった一人気づくものがいれば。
ジーサス・クライスト
これを感じさせる物語だ。
彼の、その一点だけを抽出したのがこの作品だと感じた。
今も、未来も、過去も、まさにこの瞬間、この同じ空間の中に存在するということを、この物語に託している。
宇宙人の介入した現在過去未来によって、ルイーズは世界を救う。
そのことはそのことだが、ルイーズにとってのそれは、まだ見ぬ未来とそこで起きる大きな出来事の数々。
喜びと悲しみの同居。
この理を人類は受け入れられるのかどうかを彼らはメッセージとして送り、実に3000年の猶予を持って現れた。
それはおそらく、たった一人で良かったのだ。
まるでウミガメの産卵と生き残る可能性のように思える。
ただそれは、今、たった一つであっても、やがてそれは普遍的な理となるのだろう。
その布石こそ、彼らの目的であり「メッセージ」だった。
全世界の行動
各国協力しておきながらも、自国に有利なようにしか駒を進めないやり方。
武器という単語は、世界征服するためのもののようにも思える。
彼ら宇宙人のメッセージもまた暗号っぽくしている。
かつての火星人のモデル
タコ入道のようなエイリアン
その吐き出す墨
水墨画のような文字
その解読を我先にと急ぐ。
彼らの文字
一文字で表される文章。
その解読は難航を極める。
ただそれは、ハメるためではなく理解してほしいから。
彼らの姿と、科学力に恐怖しかない各国政府
この、「恐怖」を受け入れられない人類に対する「メッセージ」
たった一人で良かったのもまた、2000年前のジーサスと同じで理だろうか?
昨今、多くの人がスピリチュアルな概念を思考に落とし込もうとしている。
だがうまくいかない。
誰かがそうだと言っているのも、それが本当かどうかわからない。
そこにある「私」という現象と「人生とは」といったような哲学的問いかけ。
宇宙人やUFOは未知の象徴
その異次元の科学力
その恐怖
時間という概念
ルイーズは夢と幻想の中で様々なビジョンを見る。
やがてそれが、…。
すべては決まってしまっているという考えにもなるこの作品
ここがこの作品に対する最大の是非
しかし、
出来事は起こるものだ。
そこには必ずいい面と悪い面がある。
ピンチとチャンスはいつも一緒にやってくる。
組織が大きくなるほど「問題定義」がされ「対処」が問題となる。
それは組織自体が存続する方向へと向かうものだ。
物語上の各国政府だ。
しかしこの作品は、個人の認識ににこそ「問題」があると言っているように思う。
いま-過去-未来
わかりにくいかもしれないが、いまこの瞬間に、ビデオフィルムのようにこの3つは同じ空間に存在しているというのが、スピリチュアル的思考。
この出来事に対しポジティブな感情とネガティブな感情を揺らしながら右往左往するように暴れているのが、私の人生、自作自演。
ルイーズのように長いスパンでそれを知ったとき…。
これを自分自身で想像してみるのがこの作品だろうか。
この『メッセージ』は、ただのSFではない。
それは、私たち自身への問いかけであり、未来への希望でもある。
素晴らしいSFだった。
Ce film est difficile.
設定からして、どうやってもSFなんだけど……そうでもないのか?……
とある映画評価で激推ししてたので以前から観たかった作品。
最近よくある、時系列を入れ替えズラしてミスリードを誘発させようとする手法、そんな印象で迎えたラストに繋がった時、そういうレベルじゃない事を突きつけられ、ストーリーが繋がる。
上手く騙された様な小気味良い気分。なるほどです。
紛争が絶えない昨今の情勢を鑑みるに、武力を頼った交渉、武力による統率をしようとする方法に一石を投じる作品であってほしい。
卑劣な攻撃をしてきたのでもないのに、先制攻撃に出るのは愚策にしか感じない。(相手のテクノロジーを見れば一目瞭然だから)
結果が判っててそれでも尚進む人生……変えられない収束へ向うと言うこと。耐え難い感情が渦巻く。
深い疑問を次々投げつけられた気分。
ただひとつ……、異星人の容姿が銀河王様タイプ(DB参照)だったのが少しだけ拍子抜けだった……。
もしかしたら、このタイプを異星人としたことすらも、この映画本来のメッセージなのかも?……
なるほどの落ち
未知の生物との交流と、自分の人生という掛け離れた題材を融合させたと思う。それで冒頭のシーンも納得。この題材の距離感と時間軸の交錯感が絶妙。見終わって振り替えると後でじわじわ分かってくる作品でした。分かっているから、もう一回観たらちがう印象だろうね。
それにしても宇宙船も生物も、こういう造形の才能は感心。七本足はやられた感、奇数でこの数、恐れ入りました。
裸のタコ
AmazonPrimeで予備知識なしで見たが、傑作だった。
1にも2にも映像が良い!
未知の宇宙人とのコンタクトの話であるが、キーになるのは時間である。それ以外は目新しいものはない。
なんと言っても、宇宙人が「裸のタコ」だったことが、残念である。
なんで宇宙人と言えば裸のタコなんだろう?
宇宙人が裸のタコじゃなかったら、もっともっと良かったのに!
人類より遥かに進んだ宇宙人が裸のタコ!
非常に悔やまれる作品である。
キャラクターデザインは知性で理解させるようではダメである。(知性でも理解できないが)
感覚で納得させなくては!
裸のタコは、我々の主観的、地球人から最も離れた形の象徴である。昔から、SF好きからみれば、過去のリスペクトと言うより、ギャグである。
スターウォーズのクリエイティビティーからみれば天と地ほど開きがある。
スターウォーズは、何の説明もない地球以外の星々の話であるが、子供でも理解できる。裸のタコなんかは出てこない。
雰囲気はいいが、物語はダメ
巨大な縦長楕円体の宇宙船12隻が空中に浮かんでいる。まず、地球の科学技術で、解読できない宇宙船、生命体だとしたら、地球よりも進んでいると仮定するのが通常。世界の存続にも関わるとしたら、まず政治家、科学者、言語学者、軍隊が総動員して対処しなければならない。軍隊を全面に出して喧嘩腰?あり得ない。宇宙船の素材の分析、どうやって浮遊しているかなど解明もするだろう。生命体の形状、動作などを分析するチームも必要。特にアメリカ映画を見ていると、軍隊の力を誇示したいのを何とかならないのかって思う。
宇宙船に乗り込むまでの雰囲気は良かった。確かに、宇宙人が来た場合、どうやって相互のコミュニケーションをするかって大きな問題だ。そのコミュニケーションを取ろうとするところまではいい感じ。ただ、その後はサスペンス的要素が強すぎて、深い物語にはなっていなかった。映画の演出も、効果音とヘプタポッドの言葉がごちゃごちゃしてわかりづらかった。
原作を読んでいないのだが、普通であれば、進んでいる生命体の方が、こういう目的で来たって伝えようとするのではないか。滞在しながら、地球の人類がどの程度の文明を持っているかを把握するはずだし。下手に攻撃して、もし報復されるとしたらどんな兵器をもっているかわからず、地球が滅ぼされるかもしれないのに抜け駆けして攻撃するってありか?
ヘプタポッドの言語が未来を知ることができるということで円形に様式化されているらしいが、これはかなり哲学的・科学的には難しいこと。未来がわかるから現在は、どのように行動するか?未来がわかった時点で、現在の行動は変わってくる。そうなると未来も変わりそうだ。どうやっても未来は変わらないのか、現在の行動で未来は変えられるのか?運命論、カルマにも関わる考え方だ。そういった深い哲学的思索が必要になると思うのだが、この映画ではあっさりと娘を産んで、娘が死ぬという予言的な未来を受け入れている。普通なら運命に抗ってジタバタしないか?
映画としてのドキドキ感で見ることができる人にはいいが、思索したい人には評価が低くなりそう。
SF映画のブレークスルー
初見が字幕なし英語だったので全てが理解できなかったが、「未知との遭遇」は軽くぶっちぎったな、というハイレベルな作品に感じた。
直立のUFOがハッピーターンに似ているとか、宇宙人がタコ型なのがちょっと、とかいうコメントはこの作品の上っ面でしかない。
宇宙人とのファーストコンタクトで、どうやったらコミュニケーションが取れるのか? という今までのSF映画にはなかったリアルな課題に対して、言語解析の苦労を丁寧に見せる場面に感心した。
今回字幕付で2度目を鑑賞して、ようやくストーリーの全体が把握できた。
この映画のポイントは、宇宙人とのコミュニケーションを通じて未来を知見できる超能力を主人公が会得してしまうという正にSF的ストーリーであり、それによりアメリカ以外の諸国に同時に飛来したUFOに対してどう接すべきか、を海外の首長に直接伝えるという伝道師の部分である。
加えて、主人公が将来生まれる娘の未来を知ってしまうという悲劇を絡めて展開していく演出に感心した。
逆にこの時空を超える演出が普通の鑑賞者(私)には難解で、これがスッキリ鑑賞できれば多分5点満点の映画。
初見時の驚愕!! 今回再視聴で人間側のエレジーを理解
初視聴した時の驚きはかなり衝撃的だった。
とくにアメリカ発のエイリアン関連書籍、アセンション関連(笑)などに通底する「地球人の知性レベルを何としても引き上げようとする異星人の切望」が見事なまでの映像センスで描かれていると感じたので。
その余韻は通奏低音のように数年持続していたのだが、最近「宇宙人ユミット」シリーズを読み直している最中、DVDを見かけついついレンタルしてしまう。
そして今回は、「宇宙人により”並行宇宙俯瞰能力(平たく言えば未来予知)”能力を目覚めさせられてしまった女性言語学博士の悲哀」に意識が集中することになった。
言いたいことはまだまだあるのだが、言葉が思い浮かんでこない・・・。苦笑
本映画に隠された「メッセージ」は視聴者の知的・感性レベルによって無限大なのかもしれない。
また時がたち3度目視聴が訪れたら、違う面に目が向く事になるのだろう。
名作だがSF慣れしてないと受け入れにくいかも
たまに見かける、異星人と地球人との心温まる交流的なものかと思いきや、
終盤からの流れは一気にヒューマンドラマになっていて予想外の展開。
そして大泣きしました。
でも難しい。これはSFに慣れてる人でないとキモのとこが意味わからない感じで、最後まで????と混乱したまま終わってしまうかもしれないとも思いました。
これ、地球人は3次元の世界で生きていて、異星人はそれより上の次元にいます。説明が難しいんですが、我々の通常の世界では時間は一方向へしか流れてませんが、4次元となるとドラえもんのようにタイムスリップできるわけです。
この映画の場合は過去へのは触れてないので、少なくとも異星人は3.5次元より上の世界にいる。そしてルイーズは(ある意味超能力)地球人だけども3.5次元を感知できる。それは異星人の言語を習得することによって身についてしまう能力です。自分でコントロールはできないけど、自分の未来も部分的に見えてしまっています。
彼女はそのことによって地球の危機を救うわけですが、同時に自分が未来にもうける家庭で、夫とは別れてしまうこと、一人娘は難病で早逝してしまうことを知ってしまいます。
意図的に自分の感情などと異なる行動をとっていかないと未来は変わらないのでしょう。
果たして、そうなった場合に、どういう選択をするのか。
この出会いの先に悲しいことがわかってるのに、それでもその道を選ぶのか?ということです。
ルイーズは将来悲しいことが待ってるとわかっていてもその道を選びます。
いずれ別れが来ることは自明の理ですが、今このとき感じる愛情を大切にしていこうと覚悟を決めるのです。
これは異星人なんか来なくたってすべての人に通じるものがあります。
いつか別れるだろうとわかってるからあの人は好きにならない、とかできるものでしょうか?子供なんかいらない、と割り切れるものでしょうか?
明日にも災害や事故で大切な人は亡くなってしまうかもしれません。
それでも我々は出会いを大切にしていくのでしょう。
そのことを教えてくれる、SFだけの枠に収まらない傑作でした。
そして言語が武器だ、というのは、映画の中では語られていませんが、勝手な解釈をすると。
まずキリスト教圏では世界で言語が違うのはバベルの塔にも語られるように罰則であり、互いの意思疎通を難しくするための神の意志です。これをヘプタポッドが全くの異世界から、国境に左右されない言語をもたらすわけですから、この言語を世界中の人が学ぶことによって戦争も無くなるかもしれない、という希望的観測があるのだと思います。ある意味地球上の混乱に対しての最強の武器というわけです。
西洋ならすぐピンとくるかもしれませんが、キリスト教圏でないとわかりにくい側面もあるように感じました。
つくりはいい
シーンとシーンを脳内補完しないとストーリーがなかなか理解できません。高度な頭脳を必要とされますね。私にはちょっと難しかった。
映画を見た後に原作「あなたの人生の物語」も読みました。こちらも同様に脳内補完が必要とされる小説ですが、小説のよいところは補完(想像)する時間が自由に与えられていることですね。題名からして誰が誰に向かって語っている構造なのかもわかるし。映画だとリアルタイムで補完しないといけないので頭の回転の遅い私には間に合いませんでした。もちろん何度も観れば理解が進むのでしょうが何度も観るほど面白くもないなあ....
「(悲しい)未来を受け入れる」選択という美しい決意の話ではあるんですが....
受け入れないと未来が変わっちゃうからしょうがない(受け入れない選択はない)んですよね...これは言ってはいけないお約束なんですね。原作はこの辺がちょっとほっこりした、にやりとさせられるような軽い中篇小説なわけですが、SF大作としてあまり大上段に描いちゃうと矛盾が際立っちゃいますよね。
映画自体には冒頭から作品に引き込まれました。「映画作り」の腕は確かな監督ですね。あの文字言語?をよくあのようにビジュアライズしたな、ということには敬意を表します。それら含めて映画的には完成度が高い。職人肌って感じ。でもSF映画に必要なセンス・オブ・ワンダーが若干不足してるかな。
映画全般に求められるセンス・オブ・ユーモアは皆無でしたね。残念。
原作にはユーモアも結構あったのに。
体験型アトラクション映画
予知夢を回想シーンのように見せる演出は見事。時間の概念が非線形という物語の核となる観念を、観客が映画を通じて疑似体験出来る構成になっている。
エイリアンの姿など難しい物はあえて映さない事で、リアリティ保つ事に成功している。
音楽のマッチングが素晴らしく、シンプルな映像でありながら、迫力も損なわれていない。
当たり前のように使っている“言葉”の難しさを知る
大人なSF
ある日突然やってきた宇宙人と言語学者の主人公がコミュニケーションを取るために四苦八苦する物語。
宇宙人が本当にいたとして彼らと対話することは出来るのだろうか?と言うシンプルな疑問に沿った導入。序盤に主人公が宇宙人との会話を諦め視覚言語(文字)による対話を試み始めるのに妙な納得感がありました。
とはいえ、全編通して理論立てて物語が進んでいるかというとそうでもなく、例えば主人公が宇宙船の中で防護服を脱ぐシーンでは、それまで宇宙船から帰還した後しっかり汚染対策をしていたのにもかかわらずそのまま帰還して、上司や医者と”密”になって会話していて「いや、それはちょっと危険なのでは?」なんて思うことも。
終盤、宇宙人たちの言語を学ぶことで未来を知ることが出来るようになった主人公。言語を学ぶだけで未来がわかるのかという疑問はさておき、未来がわかるようになったことで序盤にあった娘とのシーン(幼少期から若くして亡くなるまで)が過去ではなく”未来の出来事”だとわかる場面では「おぉ…叙述トリック」となりました。
そして、未来を知ることで宇宙人を攻撃しようとする他国(その役回りが中国なあたりはアメリカ視点感強かったです)を説得することに成功し物語は終了します。宇宙人との遭遇や、時間からの解放とSF好きが喜びそうなテーマとリアリティが上手く混ぜ合わさった良いストーリーでした。未来を知ることが出来ても変えることは出来ない辺りもご都合主義感が薄れてて良かったです。
ドッカンバッタンして最後は主人公ハッピーなSFも良いですが、そういったのが趣味ではない人にもおすすめできる映画です。
困難な映像とストーリー表現を、絶妙なラインで描く
未知との遭遇は全世界共通
未知との遭遇は全人類が体験していることだなと思った。
人は生まれた瞬間、母親という未知なるものに出会う。
それはまた、初めて我が子を見た母親と父親も同じであろう。
主人公の未来のフラッシュバックのシーンで、娘が馬を怖がるシーンがあった。
子供がひどく怯えるのに対し、大丈夫よと母親は優しく馬を撫でていた。
私たちは綱に繋がった馬が人に大きな危害を与えないことを経験上知っているから、
軽々しく大丈夫よなんて言えるのだが、「最初」はどうだっただろうか。
私たちはきっと馬が、母親が、人類が怖かったのではないだろうか。
私は少し前に姪っ子と『千と千尋の神隠し』を見た。
私は大好きな作品なので胸を張って映画を姪っ子に見せたのだが、
姪っ子は、終始警戒心剥き出しでテレビの前に座り、神様やカエルが出てくる度に私の顔を見て何かを確認していた。ただカオナシが出てきた時だけは走って部屋から飛び出していった。
私はその時、幼い頃に『千と千尋の神隠し』を弟と一緒に怖がりながらも見ていたことを忘れていたことを、思い出した。
私たちは世界に慣れる。
それが持つ怖さも忘れ、にこやかに生きている。
琉球の人からした日本人、戦後の日本人からしたアメリカ人もまたそうであろう。
宇宙船の襲来に慌て、暴動を起こす世界の状況がニュースで流れていて、
私は宇宙からやってきた彼らよりも、そんなことで暴動を起こす人類に惹かれた。
昨日までにこやかに接してくれていた店員が今日、銃で私を殺さないとどうして言えるのか。
私たちは世界を知った気になっているから、
知らないことが起きるとどう対処していいかわからなくなる。
言語に意味がないことも紙幣が嘘であることも国家や社会がかりそめであることも
生まれた時はそれらに何の意味もないことを知っていて、世界が嘘で成り立っている恐怖を知っていたのに
だんだん地球人色に染まっていって
その結果があの暴動の原因なのかなと思った。
人を信じるなど、なんてくだらない行為であるか。
食わなければ食われる!動物的本能はどこへ行ったのか。
結婚した相手が浮気をしない確証は?子供は五体満足で生まれる?どうせ全てが順調に行っても最後は死ぬのにどうして人は人を信じて人と共に生きようとするのか、
私は分からない、まだ分かりたくない、でも映画を見て思ったことは、思い出したことは、
生まれた時の未知との遭遇にて、私の恐怖は瞬時に安心に変えられた。
母親に抱きしめられたことにより、その場所が安全な場所になった。
嘘でできた恐怖の世界において、それでも嘘と人を信じたいと思うのは、
それらが自分に安心を与えてくれることを私たちは一番最初に経験したことだからではないだろうか。抱きしめられるあの衝動を忘れられず、どれだけ傷つこうと終わりの未来が見えようと、私たちは人として生まれた限り、嘘と人を信じていく生き物なのかもしれないと、『メッセージ』という映画を見て感じた。
突如地球に現れた異星人とのコミュニケーション。 禍々しい外見だが、...
凄く好き
原作は読むな!
G20に名前を連ねる国に覇者を送り、所作を通じて独自の言語を解読するのを競争させるエイリアンのおはなしです。
何故なら彼らは3000年後に滅亡の危機に瀕する様です。
日本なら金田一先生が主人公名になるのかな? 総理 サッポロドームが浮き上がって黒くなりました!がサブタイトル。
先進国にしか覇者を送らなかったのは脚本として面白く無い。英語圏の国が多いのが気になる スキルを得た主人公は解読本がベストセラー
何だかしっくり来ない エイリアンは助けて欲しいならスキルを与えてヘプタポッド語でG13すれば良かったのにと感じた。
映画レビュー 何だから この作品レビューが重要だと思わないのかい? そこの君。
全692件中、41~60件目を表示











