メッセージのレビュー・感想・評価
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決して派手ではないけれど。
個人的に、時系列がバラバラで最後に意味がわかるストーリーが好きなのでとても楽しめました。
派手なSFが好きな人はちょっと期待はずれ、と思う部分もあるかもしれませんが、謎を読み解くドラマ・ミステリーとしてみると、吸い込まれるように見れるのではないかと思います。
色々と解釈がわかれるところがあると思うので、映画が終わった後に感想を話すと違う発見があって面白いかも!原作を見て見たい。
2回目はまた違った視点での解釈で、と何度も楽しめそうでした。
娯楽映画ではないかも
好みの別れるところかもしれません。
SF には違いないのですが、いわゆるマーベルコミックみたいな賑やかな宇宙人対人類 ではなく、協調 をテーマにしている内容だったので、若干退屈してしまいました。
が、考えさせられることは多くあり、よい映画だったのだと思います。
誠実に作られたコンタクティ映画
ばかうけが現れてさあどうなる?って映画。
実に丁寧にファーストコンタクトが描かれていてそこだけでも見るべきと言える。映画でしか伝えられない感覚が表現されていて素晴らしい。
ただ詳しい解説が欲しいかもしれない。
「スローターハウス5」をちょっと連想した。正直地味だが丁寧に伝えたいメッセージを語っている映画でした。
なんでエイリアンがタコなんだろう?という印象はさておき、時間の流れ...
なんでエイリアンがタコなんだろう?という印象はさておき、時間の流れがよく掴めなくなった。
正直、期待し過ぎたかなぁ…
最近、「プリズナーズ」をテレビで拝見し、面白かったので、期待して行ったのですが…
原作を読んでいないのでなんとも言えませんが他の方が言われているように、かなり原作に忠実?で雰囲気もバッチリでした。終盤にかけて謎が解き明かされていく演出もヴィルヌーブ監督らしさが出ていてよかったと思いました。
ただ、SFものにしては、あまりにも盛り上がりに欠けるお話なので、そこが肌に合わない方には退屈かと。
原作によってかなり評価が分かれる監督さんですね。
次回作もブレードランナー続編でSFですが、まぁ前作も名作ですがかなり暗〜いお話でしたし(笑)雰囲気は合ってるかも。
個人的には 「羊たちの沈黙」や「セブン」のようなサイコサスペンスやスリラーものを撮って欲しいです。
原作があることは知らなかった。 未知との遭遇系。コミュニケーション...
原作があることは知らなかった。
未知との遭遇系。コミュニケーションをどうとっていくか、その表現が作品の個性になる。
圧倒的な能力の言語学者に負うところが大きいってのはどうかと思うが。
主題はそこに無く、時間の概念の捉え方ということ。
未知の言語に触れたことで、主役の時間感覚が流れることから、同時に知覚できるものに変わった。
その上で、人生の選択をどうするのか?ということ。
その上での最後の決断はそうあってしかるべきか。
これを見るとタイムリープというものとは違う観点からの時間の捉え方もありだと感じる。
深い思索に満ちた良作
相対性理論によれば時間と空間は変数である。定数は唯一、光の速度Cだけだ。理論はほとんど数式によって表されるので、よほど数学に詳しくなければ理解できない。何冊か入門書を読んだが、なんとなくの理解はできた気にはなるものの、真実に思い至るというところまでは辿り着けない。それは何も理解できていないのとほぼ同じだ。宇宙の原理を数式で記述しようとする理論は、三次元の日常生活を送る我々にはそもそも無縁である。
この映画は、そんな宇宙音痴の我々でもどうにか理解できるように設定されている。ヒントは、相対性理論の説明でよく使われる、観測者という概念だ。観測者は自分のいる系の中で観測し、記述する。例えば観測者が無限に加速しながら上昇を続けるエレベーターの中にいるとすると、観測者からはエレベーターが見えないので、エレベーターの加速度が地球の重力加速度と同じなら、観測者は自分は地上にいると記述するだろう。この思考実験は、大抵の相対性理論入門書に書かれてある。そして次の思考実験に続く。エレベーターの一方の壁の穴から入ってきた光は、もう一方の壁の穴に到達するが、その間に僅かながらエレベーターは上昇している。観測者から見たら、光が重力によって曲げられたように見える。そして相対性理論は、大胆にも次のように結論づける。即ち、光は重力によって曲がる!
この映画は、観測者の記述の仕方によっては、変数である時間と空間について異なった説明ができるという、相対論的な仮説に基づいてストーリーが構成されている。極めて三次元的な地上のシーンにはじまり、物語の結末へ向けて驚くべき飛躍を披露する。その結末を見た誰もが思わず膝を叩き、そして制作者のアイデアにニヤリとするだろう。
作品の価値観は宇宙観だけにとどまらず、エイリアンとの遭遇における人類の態度や人類の自己検証にまで及ぶ。アメリカ映画らしくない、深い思索と哲学に満ちた良作である。
エイミー・アダムスの出ずっぱりな熱演に拍手
宇宙人とのコミュニケーションを徐々に成し遂げていく言語学者だが、一方で自分の家族とはディスコミュニケーションに…と思わせる描写を差し込む演出がいかにもヴィルヌーヴっぽい。
宇宙人が伝えたかった“メッセージ”の全容が明かされるクライマックスは、フィリップ・K・ディックのある小説を彷彿とさせる。
とにかく贔屓女優の一人エイミー・アダムスの、ほぼ出ずっぱりな熱演に拍手。
SFらしいSF !
未知の生物のとの遭遇 ものとして、人間の持っている常識的な観念がすべてでは無いと言う所が新鮮でした。
何を書いてもネタバレになってしまうので、書けませんが、捉えようによってはSFの枠を超え、哲学的でもあり面白かった。最近のドンパチSFに飽き飽きしている人にはオススメです。
No Fate
エンドロールの最中に頭の整理をしたものの、すっきりせず、ウェブで検索したら見逃した約10分間の冒頭の合間に重要なシーンがあったことをしたのですが、もう一度観たいかというと、う〜ん・・・
エイミーアダムス 良かった‼︎ やっぱ 異星人ってなると あんな形...
エイミーアダムス
良かった‼︎
やっぱ
異星人ってなると
あんな形態なんだね
3000年後
エイリアンを
人間は助けられるのか?
未来を知ることへの覚悟と責任
古典的名作『猿の惑星』第1作目のラスト、自由の女神を見て『アインシュタインは本当だったんだ』と愕然となったチャールトン・ヘストン。
時代は流れ、今や、インターステラー、君の名は。(⁉︎)、本作、のように、ワームホールとか、超ひも理論(私には理解不能ですが、10次元とか平行宇宙とかで時空を軽々とまたぐことが出来るらしいです)は一般教養として、時間は一方向に流れるとは限らない、という前提を呑み込んでおかないとついていけなくなりますね。少なくとも映画作りの現場では、相対性理論で止まっていると、時代遅れということなのでしょう。
相対性理論はGPSの補正(重力による時間の伸び縮みを計算、それがないと曲がるべき交差点がひとつずれたりするらしい)に使われるほどで、もはやSFでなく、現実的なものになっているということなのですね、きっと。
もし、生まれて来る子供が先天的な障害を持っている、イジメにあう、などと分かった時、ありのままに受け入れることが出来るか?
そんな未来を回避したいと思ってしまった時、まだ見ぬ子への罪悪感に苛(さいな)まれないか。
未来を知る、ということへの覚悟や葛藤や責任についての描き方にやや物足りなさを感じましたが、とても好きな作品となりました。
宇宙人とのコミュニケーション
時空と時間を越えてやって来た宇宙人。
彼らを救くえるのは地球人と言う発想、また、世界は一つのメッセージ、世界のリーダー達にこの映画に共感して欲しい。
メッセージ性は強い…
昨年度アカデミー賞で多くの項目でノミネートされていた本作をやっと鑑賞。
ストーリーはある未確認物体と宇宙人を言語学者や科学者が解明していくというもの。
まず設定が素晴らしいと思った。SF映画はあまり見ないほうだが、言語とSFが絡むテーマがとても新鮮だった。その中でも、愛や世界情勢といったテーマも内包していて見ていて飽きない。
言語というものが状況を表す表現方法として、時制や概念的な部分が他言語を理解する上でネックになると実感すると同時に、その"時制"の部分に焦点を当てた脚本(原作)には驚かされた。
エイミー・アダムスの演技はいつも通り安定。発声というよりも表情による演技が卓越している。
マンチェスター・バイ・ザ・シーでも感じた、滑らかな時系列の変化。特に現在ではない時の描写は最高に良かった。
近未来有り得そうなことを描いていると同時に、現在の我々が世界で国際的に協力できないことを皮肉ってるようにも感じる。それは、今現在の我々の世界にあのような物体が降ってきたらどんな事態になるのかと煽っているようでもある。
ドゥニ・ビルヌーブ監督の他の作品も見てみたい。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ハズレなし
半年待ってやっと見ることができました。
怒涛の作品。
圧倒的なスケール感。
すごく大きなものとすごく小さなもののコントラスト。
とにかく見て欲しい映画です。
ドゥニ・ヴィルヌーヴにハズレなし。
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