メッセージのレビュー・感想・評価
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言語学者と数学者が異星人の意図を得ようとする
ルイーズが異星人との交信を始めてから時折見ていた夢の事は初めてよく分からなかったが後に異星人の時間という概念の内容の意味を知り納得がいった
そしてまたイアンもルイーズに「夢を見るか?」と聞いていたのでルイーズと同時期に未来が見えるようになっていたのでは
異星人の言語が現代の人間の書く文字では到底表せない文字だったことが良かった
彼らが宇宙船の中に入った時異星人との間に壁が出来ていたのは爆破されることを異星人は知っていたからルイーズとイアンを守るために張っていた
彼らと同じ感覚で『時』を理解できるようになる
映画「メッセージ」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)から。
言語学者が、異星人とのコンタクトを「言葉」で繋がろうとする物語。
そこには、言語学者らしい「言葉」に対する定義が溢れていた。
「当時は、言語は芸術とみなされていた」
「言語は文明の基盤だ、人々を結び、対立時には最初の武器となる」
「話すとおりに書くだけの人間の言語は、無駄だと思われているかも」
「ある論文を読んでみた、外国語を学ぶと考え方が変わるって」
「サピア=ウォールの仮説ね。つまり「思考は話す言語で形成される」
「これは贈り物よ、『武器』は『言語』よ。言葉が教えてくれたの」
「言葉がわかって何になる?」
「彼らと同じ感覚で『時』を理解できるようになる、未来が見えるのよ」
「言葉の力」に、興味関心が強い私にとって、メモが輝いていた。
日本語以外の言葉に対しては、他の国の言語も、異星人の言語も、
私にとっては、あまり変わらない気がする。
感情の起伏を、どんな単語を使って、どうやって表現するのか、
そんなことが気になって仕方がない。
言葉に含まれている、ちょっとしたニュアンスを感じとれないと、
大きな誤解を生むことになるから。
異国の人や異星人と、同じ感覚になれるかどうか、
言葉の持つ力って、そんな事ではないだろうか?
タイトルなし(ネタバレ)
未来予知が出来る地球外生命体が飛来。3000年後に地球人の手助けが必要になる事を予知した彼らは人類に時間の読み方を教えに来たらしい。しかし言語が上手く伝わらず中国に宣戦布告される。言語学者が予知能力を証明し武装解除。人類は時間を読む力を得る事になった。というお話。
霧の中を彷徨うような不思議な感覚と、未知への底知れぬ興味
静かだけど眠気は全くこない
硬派で理知的なミステリーサスペンス接近遭遇
ファーストコンタクトもののエポックメイキングなものといえば、未知との遭遇とかがあるが、本作はこれらのリストに並んでもおかしくない。
難解なところがあるけど、世界観がガッチリしていて歯ごたえがある。歯ごたえがありすぎてアゴが疲れるくらいに。
エイリアンの恐怖に謎解き要素を合わせていて、良質のミステリーサスペンスの趣がある。
時間の概念を循環させることで、後悔や郷愁といった過去志向のフィーリングと、世界や人生の今後をこうするんだという未来志向の意思を併存させるという離れ業もやってのけたのはお見事というしかない。
抑制的で、理知的すぎて、もうちょっと情動的でもいいんじゃないかとも思うけど、エモーショナルにするとこのモチーフだと破綻するかもしれない。
観る方も頭を使わないといけないからちょっと疲れるが、こういう妥協を受け付けない映画は貴重だし、難解さに堂々と挑んだ監督に敬意を表したい。
おお…これはSF好きや物理学好きじゃないとちんぷんかんぷんなのでは...
ルイーズの悲しみと、決意
難解な物語です。原作は(あなたの人生の物語)と言うルイーズの娘のハンナの物語という意味なのでしょうが、映画はルイーズが、娘の生涯をおいながらも一人称で語る自らの心の軌跡を追っていきます。 観る人は、彼女に共感しながらも、時々挟まれるフラッシュバックのような娘の記憶(のようなもの)に戸惑いながら、彼女と同じ時間をたどった末に、全ての意味を知る事になるのですが、それは大団円とはならず、悲しみとも喜びともつかない、何とも言いようのない深い感動をもたらします。
彼女は異星人と接触していくうちに、(未来が予知出来るというのではなく)過去と現在、未来が同時に存在していく事に気が付いていきます。(それは彼女が娘にハンナと言う回文の綴りの名前をつけたことからも示唆されます)
しかし、それは現在も未来も全てが決定論的に定まっており、そこには自由意志が働かないこと意味しています。彼女は異星人がやってきて人類に和解をもたらし危機を救い去っていく過程にかかわる事で、それを理解し、自らも、去っていくであろうイアンと結婚し、失うであろう娘を生む運命を受け入れます。
最後のイアンのプロポーズの直前に、彼女は彼に、未来が見えたら選択を変えるかと、尋ねます。彼は、愛する人により思いを伝えると答えます。このちぐはぐな答えに、最初自分はイアンは彼女の問いに答える気はなく、そのあとに続くプロポーズの前振り程度にしか考えていませんでしたが、よく考えると、運命を受けいれるかと(受け入れざるを得ない事を彼女は知っているはずですが)問う彼女に対して、自由意志を信じて疑わないイアンが、自分の意志でプロポーズを伝えると言っているのであり、二人のギャップを対比していたのだと気が付きました。
ルイーズは、イアンに理解されないことも、その後別れていく事も、娘を生み、若くして失う事も受け入れています。
このルイーズの全てを知ってしまった悲しみ、それを受け入れた上で、その刹那を精一杯に生きていこうとする決意。それに至るまでの軌跡こそが、まさにこの映画のテーマなのでは無いかと思いました。
SFと言う大掛かりな仕掛けを用いながらも、映画は、決して押しつけがましくなく静かに、細部にこだわりながら控えめに主張していて、後から、深い余韻が残る佳作でした。
ばかうけじゃなかった!
詰まっている
この作品には色んなことが詰まっている。
言語を超えて相手を理解すること。
時間をかけて印象を超えて相手と仲良くなること。
武力行使ではない強調で世界平和を得る。
出会うべき相手と出会った時に人が見る夢。
子孫繁栄が未来ということ。など
この作品を見るときに、必要なのは感受性と
その人の経験値と優しさと言いましょうか。
巧妙に色んな主題が混ざり合ってて、意図的に
混乱させるようにバラバラに写すのも面白い。
中国が攻撃的っていう現代描写も面白い。
前までだったらアメリカの敵はロシアだったのに。
時代の変遷とは、まさにこのことでしょうね!
とにかく嫌いじゃない作品でした。
心で感じなければ分からない作品。
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