マリアンヌのレビュー・感想・評価
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Unrealistic as Historical Thriller but Entertaining
The later films of Robert Zemeckis certainly haven't become any less cartoony than the Back to the Future Days. This plot of a Mr. and Mrs. Smith spy couple in WWII is led skillfully enough by Pitt and Cotillard that we hardly have to take its story with a grain of salt. Predictable but engagingly watchable. As a Nazi hunter it's this decade's Black Book. Sand storm sex scene is an eye-roller.
ゼメキス史上最も“愛”が色濃い作品
ロバート・ゼメキスと言えば、VFXの活用が得意なビジュアリストという印象。この作品でも、たとえばオープニングの落下傘降下するブラピの脚と背景の砂漠をとらえながら上昇するカメラの対比的な動きであったり、砂嵐が吹きつける狭い車中で愛し合う二人の周りを延々と回り続けるカメラであったりと、意匠を凝らしたショットに思わずニヤリ。
しかし、今回のドラマの核になっているのは、ブラピとマリオン・コティヤールが演じるカナダ空軍諜報部員と仏レジスタンス女闘士の愛だ。ゼメキス監督が男女の愛をここまで丁寧に描いた作品は過去になかった(敢えて挙げれば「フォレスト・ガンプ」に悲恋の要素はあったが、ガンプの数奇な人生がメイン)。今や60代半ばのゼメキス、年相応に心境や関心対象の変化もあるのだろう。
余談ながら、ナチスと戦うブラピは「イングロリアス・バスターズ」(09)、「フューリー」(14)と最近頻度高いよね。
どこかへ連れて逃げて
過去に、レンタルで観ました💿
ブラッド・ピット演じるマックスが、マリオン・コティヤール演じる妻のマリアンヌにスパイ容疑があると告げられ、無実を証明しようとする話。
しかし、実際は⋯。
今回のブラッド・ピットはワイルドさは鳴りを潜め、妻の為にあちこち走り回ります。
それだけに結末は哀しいですね😔
マリアンヌへの愛情は本物でしたし、彼女もマックスを愛していたのでしょう。
この時代の宿命なのでしょうか。
それにしてもマリオン・コティヤールは顔立ちがきれいですね🙂
ピットとコティヤールが演じる、戦時下に貫く愛の物語とスパイの宿命
第二次世界大戦で暗躍する諜報部員の一組の男女の運命的な出会いと別れをロマンティックに描いたロバート・ゼメキス監督の心理サスペンス映画。ブラッド・ピットがカナダ空軍の卓越したスパイ、マリオン・コティヤールが謎のフランス人を演じて、フランス領モロッコでナチス・ドイツの大使暗殺の特殊任務を遂行するアクションシーンと、後半はロンドンを舞台にドイツ軍の空襲に遭いながらも幸せな家庭を築くも、軍の非情な戒律に縛られる ピットが不安を抱えながら愛を貫こうとするラブ・ロマンス。ピットが珍しくフランス語の台詞を聴かせる。
偽夫婦が惹かれあう在り来たりなロマンスものと見せかけて、後半の展開は心理的に追い詰められたピットがフランスまで渡り、危険を冒し妻の謎を探ります。同時に飛行機で兵器を届けフランスのレジスタンスに援助するシークエンスは、ジャン=ピエール・メルヴィルの名作「影の軍隊」を彷彿とさせるが、ゼメキス監督に戦時下の緊迫感を特に意識した演出は見られない。全ては、悲しく哀れな自己犠牲愛を選択せざるを得なかったコティヤールの女心と母心で完結するメロドラマを、中庸を得た演出で丁寧に奇麗にまとめている。反面、ストーリー全体を通して知ると、他に生きて行く手段は無かったのかの疑問も浮かびます。何故、結婚の時コティヤールは全てを夫に告白しなかったのか、子供を人質に取られていたとはいえ夫に相談するべきだった。ここで興味深いのは、ロンドンに住むドイツ側のスパイを態と泳がせて情報戦をコントロールする連合軍の実態でした。と言うのも、この映画で最も意外性で面白かったのが、子供を預かる家政婦を最後ピットが始末するショットだったからです。
実行部隊に所属するスパイを演じたピットは、この時53歳であと10歳若ければ最適だったと思います。それでも最後の絶望した喪失感の演技は良かった。いい演技を見せたのは、「アネット」でも好演していて、今回何処か得体の知れない不思議な魅力を漂わす女性を演じたマリオン・コティヤール。彼女の演技でラストは忘れられないものになりました。スティーブン・ナイトの脚本については、ドイツ側のスパイの掘り下げがもう少しあれば良かったと思います。最後の最後に本名マリアンヌ・ヴァタンを娘への手紙に残すところはいい。ドン・バージェスの撮影はカサブランカ、ロンドン、どちらも美しく、抑えた色調のコントロールが行き届いている。ただ綺麗すぎなのは、ゼメキス監督の好みなのかも知れません。
タイトルの時点でネタバレ?
ALLIED
the Alliesで連合国つまり、ドイツやイタリアを敵に戦った同盟関係を表す英語らしい。the Allied Forcesは連合した軍隊=連合軍のこと。
でも、直感的にはa lieが含まれる、「嘘の関係」を連想させる。利害が一致する同士が手を組んで行動する関係を表したタイトルだろう。
それを、日本語タイトルで「マリアンヌ」にしたのは、失敗じゃないかと思う。
そのままのタイトルでは何のことだか伝わりにくいし、固い日本語で「ニセモノの愛」とか「欺く関係」みたいな表現も難しい。いかにもヒットしなさそうな感じで、しかたなく「マリアンヌ」にしてお茶を濁した感じがする。
でも、このタイトルを選んだ時点で映画の内容は、どうしたってマリアンヌの正体にフォーカスしていることが判明するわけで、予告編で二重スパイかも知れない妻に苦悩するブラッド・ピットの様子もうかがえる。
彼女が何物かを疑ううちに訪れる悲劇。ここまでは、予告の段階で明かされている。だとすれば、結末は「二重スパイが発覚し妻が殺される」「二重スパイではないが悲劇的な運命」しかないだろう。「疑いが晴れました!めでたしめでたし」だけは絶対にないのである。そこまで分かってしまっている映画を、身構えることなしに誰が見るだろうか。ラストの衝撃が薄まる。ネタバレに近いミステイクだろう。
主演の二人の演技は素晴らしい。
ゼメキスの円熟の演出は「語らない」ことで背景を見せようとする方向にシフトしているようだ。
砂漠でクルマの中で愛し合う二人を砂嵐が包み込む様子は、誰も見てないうちに、偽りの関係が本物らしくなり、砂に埋まってしまい抜け出せなくなることを暗喩したものだろう。偽の夫婦を演じるために愛し合う様子を「見せる」彼女なら、きっと夫をだますのも簡単だろう。そう思うと、どんどん怪しくなっていく。
説明のセリフが極端に削り取られているのも、最近のゼメキスの好みなのだろう。
マリアンヌが赤ちゃんに歌っている子守歌は「猫の子守唄」といい、ストラヴィンスキーが1915年頃に作曲したもの、1919年にウィーンで初演されたそうで、フランス語にも翻訳され、親しまれていたそうだ。ということは、彼女の出自がこの通りだと考えていいんじゃないだろうか。ロシア系のフランス人だと。
劇中にあるように、天才的に人を欺くのが上手いことでドイツ軍に拾われ、レジスタンスの戦いで戦死した本物のマリアンヌになりすましたのだろう。生きていくために。
ブラピが演じるマックスも謎の多い主人公だ。カナダ空軍の所属で猛特訓したフランス語はひどいケベック訛りということと、高度な戦闘訓練を受けていることだけは、劇中のアクションで想像できる。これも、説明しないことで想像に任せるという設定なのだろう。
「ドク?デロリアンをタイムマシーンに改造したの?」なんていうセリフは、逆さにして振ったって今のゼメキスからは出てこない。
アクションも抑え気味、俯瞰でとらえたものが多く、空襲の中逃げまどう人のなか行き場もなく出産する場面や、にじむ窓越しに墜落する爆撃機がどんどん近づいてくる場面など、昔の彼ならもっとハラハラドキドキのド派手な演出にしたんじゃないだろうか。
哀しくて、純粋な愛の形、「愛してる、ケベック人」とフランス語で別れを告げる彼女に、「アイラブユー」と英語で返すブラピ。どしゃ降りの中、ブラピが流す涙は雨まじり。美しい別れを描いた、いい映画だった。
とてもきれいだ。
前半は、イギリス🇬🇧のスパイとして、
二人共謀して
フランス🇫🇷領カサブランカに於いて
ドイツ🇩🇪人大使を暗殺する件。
ブラッド•ピット、カッコいい❗️イケメン❗️、
マリオン•コティヤール、綺麗❗️美しい❗️
そんなスパイと二重スパイの話。
スパイたる者、少しの疑惑があれば殺す。
殺さなけれは、殺される。
ブラッド•ピットのカード捌き必見。
夫婦を装いドイツ🇩🇪大使館での銃撃テロ、
顔見知りの夫人と目と目が合った時、
何を思ったか。
女を愛し
同じ列に立っていると思い、男は女を愛し、
抑えていた気持ちが吹き出し、
自分たちの儚い運命を刹那的に考えて、
カサブランカの砂漠で、車の中で、
初めて愛情を確かめる。
女は、初めから男を騙して真に雇われてる方に有利になるように動く。
筈が。
しかし、女も男を愛してしまった。
堰が切れたかのように人目も憚らず
イチャイチャする二人。
上司から作戦繋がりは駄目だと釘を刺される結婚。
幸せ溢れた結婚式❣️
空爆のごった返す中で、痛みを伴いながら
娘を出産。
平和に家族仲良く暮らせるかと。
やはり、無理だった。
本部に呼ばれて男は妻の裏切りを聞かされる。
徹底的に調べた、と言っといて。
味方からの、女は男からの情報を流していたという探り、いや、ほぼ確信していた。
妻を試す指令も受ける。
男は、99%間違いだと信じ妻を試す。
妻の嫌疑が事実だとしても、
愛する妻を信じたい。
途中まで応じたが、妻を愛し信じたいが為、
命令無視し、男は当たりをつけて奔走する。
ミス•シンクレア、怖いおばさんだった。
本物はピアノを弾いていたらしい、と聞き、
マリアンヌにピアノの前に座らせると白状した。娘を殺すと言われて仕方なく、と。
殴ろうとして振り上げた拳を開き、
妻を抱きしめる男。
妻を殺すぐらいなら一緒に逃げようと。
なかなかエンジンがかからない飛行機。
フランクが追いかけて来た。
妻は決心した表情で、
愛してるわ、ケベック人、娘をお願いね。
男は、愛してる❤、
そして、振り向いて‥‥⁉️
ラスト、キツかった、
私からもお願い、見逃して!と願った。
女性は自身でする時首から上は避けると聞いた
スパイだから首だったのか?
念願の牧場、家族写真。
だけど、妻は母はいない。
モロッコの風は熱く。 ブラピ×コティヤールではケミストリーは起きず…。
第二次世界大戦下、任務で出会った諜報員2人の恋とその裏に隠された秘密を描いたラブストーリー&サスペンス。
監督/製作は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』の、名匠ロバート・ゼメキス。
主人公であるカナダ空軍パイロットにしてイギリスの諜報員、マックス・ヴァタン中佐を演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、名優ブラッド・ピット。
フランスでレジスタンス活動をしている諜報員、マリアンヌ・ボーセジュールを演じるのは『インセプション』『ミッドナイト・イン・パリ』の、オスカー女優マリオン・コティヤール。
『BttF』や『フォレスト・ガンプ』、『クリスマス・キャロル』など、「古き良きアメリカ」を題材にした映画を制作する監督、というイメージのあるロバート・ゼメキス。
そんな彼のフィルモグラフィーの中で、第二次世界大戦中のモロッコ/欧州を舞台にした本作は異彩を放っているように思う。…まぁゼメキス監督作品に詳しいわけじゃないんだけどね。
ブラッド・ピット×マリオン・コティヤールというトップスターによるW主演も見どころの、ゼメキス監督の意欲作を鑑賞してみたわけだが…。………うーん。
決して悪い映画ではないと思うのだが、驚くほどに心に引っ掛からない。
前半の舞台はモロッコ。
当然観客としては、モロッコのエキゾチックな風景や風俗を期待してしまうのだが、そういったものはほとんど描かれない。代わりに描かれるのはCG丸出しの砂嵐。これじゃ満足できないよ。
せっかくモロッコという土地を舞台に選んだんだから、もっとその魅力を引き出して欲しかったところ。
本作は任務か愛か、その究極の選択に悩まされる男女のお話。物語はマックスとマリアンヌ、2人を中心に展開されており、ほとんどブラピとコティヤールの二人芝居のような映画である。
そのためこの2人のケミストリーこそがこの映画のキモ。…なんだけど、この2人の間に全く化学反応が起こらない。
双方、現映画界のスーパースターであることは間違い無いのだが、組み合わせが悪いのか配役が悪いのか、全然魅力的に映っていない。
ブラピは終始顰めっ面で辛気臭い。スパイのはずなのに苦悩が表情に出過ぎ。
逆にマリオン・コティヤールは圧が強すぎて、愛と任務の間に苦悩する女性に見えない。
何よりこの2人が全く新婚夫婦に見えないというのが問題で、描かれているのはロマンチックで悲しい物語のはずなのに、スルスルと心の表面を流れていってしまいなんの感情も動かされなかった。
また、マリアンヌがドイツのスパイなのか否か、というサスペンス要素が本作のポイントなのだが、その点が弱い。もっと揺さぶりをかけるかのような緊張感と意外性が欲しかったところ。
マリオン・コティヤールが演じてるんだからそりゃドイツのスパイでしょ、と思っていたらやっぱりドイツのスパイだった。せっかくのスパイサスペンスなんだから、そこはもう一段上の驚きを用意しておいてくれよ〜🌀
前半、出会ったばかりの2人の間に流れる気だるい雰囲気。これは結構好きだったので、下手に家族の物語に落とし込まずにこの方向性を突き詰めていってくれれば、結構お気に入りの映画になったような気がする。
割とすぐに記憶から抜け落ちてしまいそうな、パンチの弱い作品でした…😑
マリアンヌの変わりゆく
表情が、夫への愛情の深まりを表していたように感じた。
夫の反逆罪を回避するため、最期は、諜報員らしく自害したマリアンヌ…
一方で、娘をお願いする最期の言葉…
母、妻、諜報員 全ての立場を生き抜いた女性。
雨の愛別離苦の泣き顔よ。
大まかに二部構成。
ストーリー的には簡単なおはなし。
それでも飽きずにテンポよくみられるのは、
監督のビジュアルワークと、
主演2人が長編視聴に耐えうる美男美女だから。
象徴的なビジュアルは、オープニングの落下傘や、
砂嵐での愛。そして名作をオマージュした衣装。
でもロバートゼメキスがホントに巧いのは、
小道具や目線の動かし方。
初めて会ったスパイ同士、
100%信用してはいない(?)心の揺れが
鏡越しの後ろ姿に表されている。
そして、この映画のテーマとも言える
象徴的なセリフ
「感情は偽らないの。だからうまくいく」
見事二人でミッションをクリアして、
やっと訪れる安息の暮らし。
Vセクションから声を掛けられるまでは…
覚悟はしていたが、
突然訪れる過酷な現実。
ハ方手を尽くすが、
逃れられない悲劇の現実。
無理を承知の逃避行。
雨の軍飛行場。
自らの手でこの悲劇は終焉を迎える。
泣き崩れるブラッドピット。
愛別離苦の苦悩の表情。
このブラッドピットの表情は
見たことがある。
「セブン」のラストシーンだ。
奇しくも両方雨のシーン。
愛した人との悲しき別れ。
(映画的には)よくある物語を、
ここまで刺激的に、情緒的に、
描き切った名監督名俳優による
良作であった。
とても緊張したラスト30分
ブラッドピット扮する諜報部員マックスヴァタン中佐は、マリオンコティヤール扮する初めて会ったマリアンヌと組んでドイツ大使を暗殺し落ち延びた。その後ふたりは愛し合い結婚、空襲の最中に娘を産み落とした。しかし、マリアンヌがドイツのスパイとの疑いがかかりマックスは72時間以内に結論を出さねばならなかった。
同じスパイといえど、マリオンコティヤールほどの美人であれば恋に落ちるのは当然かもね。劇的な展開でラスト30分はとても緊張したね。なかなかドラマチックで引き込まれたよ。
さすがはロバート・ゼメキス監督作品
本作は撮る監督により180°観方と後味が変わると思う。重い題材でもロバート・ゼメキス監督が撮るとおとぎ話的な雰囲気になるのが不思議だ。個人的には、本作はロバート・ゼメキス監督がベストオブザベストだと思う。
本作については何を書いてもネタバレになってしまうのでコメントに困るが、主演俳優の豪華さだけでなく、重く切ないストーリーをきれいで明るい映像とスタイリッシュなテンポで描いたことにより、さらに心に残る作品になったと思う。日常と非日常を行ったり来たりするストーリー展開が、切なさに拍車をかける。
ラストシーンでの上官とのやり取りもグッときた。
【切なすぎる結末。涙なしには観られない(子を持つ親なら特に)】
・2016年公開のアメリカのロマンティック・スリラー映画。
・映画[バック・トゥ・ザ・フューチャー]の監督「ロバート・ゼメキス」さんがメガホンを取られた作品です。
・第2次世界大戦中の1942年、工作員のマックス(ブラピさん)は、カサブランカにてフランス軍レジスタンスのマリアンヌと夫婦を装ってドイツ大使の暗殺任務を遂行する。任務中に恋をした二人。やがてマックスはマリアンヌをイギリスに呼び、本当の夫婦となり子を授かる。子供が間れて間もなく、軍はマリアンヌにスパイ容疑をかけ、それを暴く協力をマックスに行う。マリアンヌがスパイなど信じられないマックス。彼女がスパイでないことを証明するために動き回るマックスだが・・・ という大枠ストーリー。
[お勧めのポイント]
・工作員マックス、レジスタンスのマリアンヌの鮮やな任務遂行能力がカッコよい
・美しい夫婦と幸せな家族像が魅力的
・切なすぎる結末。(子を持つ親なら特に)涙なしには観られない
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【工作員マックス、レジスタンスのマリアンヌの鮮やな任務遂行能力がカッコよい】
・暗殺任務を遂行するまでに夫婦を装う二人。多少疑われても、鮮やかに切り抜けるさまがカッコよすぎます。
・「(学者なら)化学式を書いてほしい」と突然ドイツの将校に質問されたとき、マックスがかつて尋問されたドイツ兵を暗殺するとき、「カサブランカでは男は屋上で寝るもの」を徹底する夫婦の姿、その一つ一つが鮮やかに違和感なく任務として遂行されていく。ちょっとしたヒヤリもありながら、テンポよく任務遂行に向かっていく様は圧巻でした。
【美しい夫婦と幸せな家族像が魅力的】
・無事マックスとマリアンヌが結ばれ、子供が生まれ、幸せ過ぎる時間を過ごす3人を観ているだけで心地よい。
・起承転結の「承」が穏やかで、それでもダレずに観れる作り。安定感の凄い映画です。
【悲しすぎる結末。(子を持つ親なら特に)涙なしには観られない】
・起承転結の「転」以降が目が離せません。観客はマックスと同じ視点で鑑賞します。つまり、マリアンヌはスパイなんかじゃない。でもどこかで、スパイかもしれない、と疑ってしまっている深層心理。この共感が凄いです。
・その上で、行き着く結末。
・序盤では全く分からなかった「マリアンヌ」というタイトルの意図。それが一気に波のように心に押し寄せてきます。
・今となっては「子供がいない状況の自分が観ていたらどんな反応だっただろう・・・」はわかりませんが、少なくとも子供がいるからこそ、かなり高い共感度で涙がポロリと出てしまいます。そんな切ない結末でした。
【総じて]
・「ある工作員家族の物語」として、「ただそこにある」感じの映画です。
・パッと一回目を鑑賞した印象だと哲学的な何かを感じたわけでもなく、私自身の実生活に何ら影響を与えるものではありませんでした。笑 それでも、序盤から終盤まで様々な感情を揺さぶってくれる、小説をじっくり読んだ時のような満足感を与えてくれた作品でした。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.6 #演出3.7 #演技3.7 #配役3.6 #映像3.6 #音楽3.5
戦時下のラブロマンス
もう少しサスペンスが強めかな、と勝手に思い込んで見ていたら違っていました。
戦時下の情報工作員同士の悲恋に焦点を当てているので、ロマンチックな作品をお求めの方にオススメします。
ブルネットのヘアカラーにビシッと決めたスーツや制服姿がとてもカッコいいブラッド・ピットは当時52歳とは思えない映りで、ひょっとすると美肌加工?との噂があったとこちらの記事で読んで納得しました。(フィクション作品なのでアリだと思います^ ^)
妻がスパイ ありふれたストーリーかも でも最後の10分はよかった ...
妻がスパイ
ありふれたストーリーかも
でも最後の10分はよかった
3点
そしてマリアンヌの圧倒的な美しさで1点
あとエンディングスタッフロールで余韻を味わったところでのsingsingsingがいい感じ
激動の展開ではないけれど
戦渦の愛の物語。
愛の物語と書くとラブロマンスっぽく聞こえるが
穏やかな愛ではなく、
かといってサスペンスやアクションが強いわけでもない。
状況が状況なだけに、仕方が無いが、切ない。
前半、2人が現役のパートはかっこよく爽快で
ミッションの最中、冷静さと情熱が混ざる演技には
一気に引き込まれた。
中盤からは後半の感情移入を強めるための準備パートといった感じ。
最後のブラピの悲壮感漂う顔の演技がとても印象的だった。
感情表現は豊かでなく、表情を崩すことのない役だったが、
最後で堪えきれず崩すところに
観ていてぐっと心を掴まれた。
後味が極端に悪い作品でもなく、
通して飽きずに満足度の高い作品だった。
衣装と切ない物語が素敵
暑いモロッコでブラッド・ピットが着る麻のスーツや
凛々しく着こなすカナダ軍の軍服。
マリオン・コティヤールの紅リップも
ハードなカーゴパンツとネックラインが綺麗なシャツの組み合わせなど、衣装が素敵〜♡
物語は想像していたものとは違う展開で進み
飽きることなく2時間楽しめました。
ブラッドとマリオンと演技、
特に目で語るシーンが印象的で素晴らしかった♡
完璧な男女の恋から、完全なる愛へ ただ一つ、2人を囲む環境は完璧で...
完璧な男女の恋から、完全なる愛へ
ただ一つ、2人を囲む環境は完璧でなく、残酷なものだった‥
2人の深い愛を感じた。
故に辛すぎた。
ブラピの泣き顔の辛いことよ‥
それでも最後まで強かったブラピに敬礼。
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