劇場公開日 2017年1月21日

  • 予告編を見る

沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価

全323件中、61~80件目を表示

5.0スコセッシの愛

2018年10月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

暗く重く、拷問シーンも多いが不快さは少しもない。きっとスコセッシが日本とキリスト教を愛し尊敬の念があるからだろう。他の人が撮っていたらこうはならなかったのではないか。 表面は棄教していても内はいつも神と共にあったというキチジローとロドリゴ。敬虔なクリスチャンからしたらダメな事なんだろうけれども神とはなんだ⁉️と問いかけ続ける160分は貴重な時間でした。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
猫柴

4.5レビュー

2018年10月8日
iPhoneアプリから投稿

遠藤周作原作+スコセッシ監督作品。全体に対する期待とキャスティングに不安を覚えつつ鑑賞。序盤、住民の生活感や必死さがひしひしと伝わる。中盤以降は宗教と人間について考えさせられた…🦊💦 かなり普遍的なテーマに落とし込まれているので、現代でも響くものがいくつもありました😋

コメントする (0件)
共感した! 3件)
みそしる

4.0痛く、切なく…

2018年9月30日
iPhoneアプリから投稿

熱い志しを持ち、大航海を経てジパングに辿り着いた宣教師達。そこは、島原の乱以降、キリシタン弾圧の過酷な運命が待ち構えていた。 今の自分達には、そうまでして布教に努め、神に縋るのかは理解し難いところでありますが、当時の貧しい百姓達の苦悩があまりにもリアルに描かれており、心痛くなりました。 信じるものが違うから、人が人をあんなにも苦しい拷問の末に命を絶つ。それっていつの時代も変わらない人の悲しい性なのかもしれない。 クリスチャンの原作者・遠藤周作だからこそ描けた作品なのかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
bunmei21

4.0無宗教者でも

2018年9月17日
iPhoneアプリから投稿

考えさせられ、心をえぐられる作品

コメントする (0件)
共感した! 2件)
90's

3.0潜伏キリシタン・・

2018年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

原作はカトリックに改宗した遠藤周作の50年以上前の小説。踏み絵を踏んだ潜伏キリシタンのキチジローが悩み苦しむと云うもの。映画では弾圧する武士がリアルに・・2017年の作品。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
亮一君

3.0体調いいとき観たほうがいい

2018年5月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

答えてくれない神とストイックに向き合う描写、「最後の誘惑」にも通じますね。スコセッシ監督にとって重要なテーマなのでしょう、答えない神との対峙は。 最近、広い意味での歴史ものにちょっとハマっててうっかり観てしまったが、重い、暗い、長い。よくもわるくもとてもしんどい映画。(ちなみに一昨日「幕末高校生」を観てしまったのでギャップが...) グロさ、痛ましさも下手な戦争映画よりよほど強烈、なので要注意。いや、この映画の過激描写が別段飛びぬけているというわけではない。戦争による死と弾圧による死に軽重があるわけでもない。戦争のように物理的に排除するためだけに殺すのではなく、見せしめとして苦痛を与えるために殺すから強烈なのだ。そしてある意味、神が主役なわけだか、まったく救いがないという皮肉。そして史実という現実...ヘビーだ。 正直いって、信仰心のない自分には殉教者の心情が理解し難くもあり、そういう意味でもストレスがかかる映画。 ひさびさに、観るの本気で途中でやめたくなった。 ひとつ指摘しておきたいのは、たしかにすごく残酷なことが我が国におけるキリスト教の迫害では繰り広げられたわけだが、こういった残酷なことが洋の東西で現在でも起こり、とりわけ中世以前ともなれば珍しくはなかったであろう、ということ。この映画は敢えてリアルに表現しているだけで、通常はここまで生々しいシーンはスルー、またはぼやかしているだけにすぎない。別に日本特有ではない。恐ろしいことだが人類が残虐性を内包しているのは確かということだ。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
肉ネ~ム

3.5ーーーー10

2018年4月24日
iPhoneアプリから投稿

窪塚洋介が誰よりも役に入ってたと思う

コメントする (0件)
共感した! 1件)
LandBLUE

3.0宗教観

2018年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

この映画があるのは知ってましたが、あまり興味を持っていなかったのですが、知り合いに強く勧められて観ました。 非常に丁寧に作られている映画でした。 キリシタンや宣教師に対する戦国末期から江戸時代における迫害とはこういうものだ!という視点と、神や信仰とは何かということを突きつけてくる内容です。 私個人的には前者に関しては良く知っていたので特に驚きや新規点は見出せず若干退屈でした。宗教観に関しても、非常にやはり西洋的な観点からの東洋観(特に日本でしょうか)であり、スコセッシを持ってしても難しいのかなと思いました。 しかし、非常にリアルな映画です。リアル過ぎて逃げることはできません。そこに3点を付けました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
こうへい

4.0当然だが重い…

2018年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アダム・ドライバー出演なので観た作品。 題材が題材なので哀しいし重い……。 戦争映画と同様、もう2度と同じ過ちを犯さないためにも日本人として観ておいて損はないと思うが、楽しめる映画ではない。 映画に付き物の音楽がほとんどないのが、この映画の内容に合ってて納得。 井上筑後守(井上政重)がキャラ的にも役者的(イッセー尾形)にもいい味だしてたと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Ren

5.0キリスト教の真髄を顕した名作。神の沈黙は何を意味するのか?

tさん
2018年3月24日
PCから投稿

知的

キリスト教における最大の福音は「神は見ている」ということ。 この映画、文字通り神は沈黙している。 キリスト教なんか信じてアフォか。日本ではキリスト教は広まらないんだぜ。信仰者は虐げられ。惨めで何もいいことないじゃん。窪塚は全然更生しねーし笑。神なんか信じてもいいことなんてねーじゃん。 神を信じたら良いことがある。この発想があるとこの映画の意味って全然分からないんだよね。神が良きことを与えてくださる?違うんです。 神は道をお示しになる、とかよく言ったものですが、神は見てるだけなの。何もお示しにはならない。ただ見てるだけ。実はこれがキリスト教における最大の福音。 神は何も与えてはくれない。道も示してはくれない。 しかし、神が見ていると知ったらその人はどのように行動するだろうか?バトンは常に人間の側にある。 神は見ている。そのときお前にそれができるのか? これが倫理だ。 本作はキリスト教の正しい見方を教えてくれる。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
t

4.0キリスト、仏教、、

2018年3月8日
iPhoneアプリから投稿

宗教の考え方、信仰心の在り方に対して漠然と問題提起した作品。なのかなと個人的に感じた。 仏教における自分の中にある仏の心を信じる価値観と、キリスト教における神という存在を信じる価値観の違いは生涯相入れることのない異なる考え方であって、その信仰を変えさせることは、命をかけるほどのことなんだと、一応仏教徒の自分からしたら共感できるところや考えさせられるシーンが多くありました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ほし

4.0深い作品

2018年2月20日
iPhoneアプリから投稿

いろんな意味でとても考えさせるいい作品です。残酷なシーンもあり、そこに沈黙、サウンのない演出でリアル、残酷さが強調される。宗教の持つ意味、劇中にキリスト教に改宗して仏教でも心の安らぎを得たと言ったけど、結局宗教とは信じることにより自分自身の精神を浄化させることである。キリスト教とブッダが人間かを考えるのは無駄なことだ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
素子

5.0濃厚な作品

2018年2月13日
iPhoneアプリから投稿

音楽が無い。という前評判で興味があり見ました。 劇中本当に音楽は一切ありませんでした。 そして本当に素晴らしい! 残酷な作品なのに景色の見せ方がとても美しく、神の沈黙に相応しい。海の音、風の音、ありとあらゆる音が逆に、沈黙を際だたせているように感じました。 マーティン・スコセッシ監督の他の作品も見てみようと思います。見て損はない作品です。おススメします。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
mizupoyo

3.5「沈黙」

2018年1月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アメリカ人はこれをどういう目線で観るんだろう。大名とか、仏教の埋葬法とか、拷問の仕方とか。日本人の今も続く宗教観や集団意識みたいなものが外国の監督によって丁寧に客観的に描かれているように感じた。 あと、ヒグラシの鳴き声は蝉がいない国には季節感が伝わらないんじゃないかと思ったけど、日本人からするといかにも「日本の夏」を表すもので非常によかった。 そして日本人のキャストがよかった。何の違和感もなく自然に見れた。…ということは非常に演技力があるということ。事務所ゴリ押しの臭い演技の俳優が使われていなくて本当によかった。ホッ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ちか

5.0解釈と変革の映画館。

2017年12月31日
iPhoneアプリから投稿

2017年最高傑作。間違いなく。神を裏切るところで、神と出会い、信仰を捨てることで、過去と未来を同時に救う。解釈と変革の映画。信じているけれど、信じていない状態の虚空。誰の声が聞こえているのか。ゾッとするくらい静かな場所で。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ESSAI

4.5秀逸なタイトル

2017年12月13日
iPhoneアプリから投稿

俳優たちの演技が皆素晴らしい。 ジサマと塚本晋也の熱演にのっけから心をぶち抜かれた。 映像も音もスタイリッシュで美しい。 自然も、それぞれのシーンも 五島の人々の夜のミサのシーンは厳かで本当に美しかった。 ベースとなる物語もスキャンダラスで重厚。 信仰とは、宗教とは、人とは、人生で大事なものとは、強く問いかけられる作品。 良い作品である理由しかなかったです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
sannemusa

5.0信念を貫く

2017年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

キリスト教を排除するためには、単純に弾圧すればよいということでは ないと理解できました。 キリスト教を弾圧するだけで、排除できるなら、キリスト教は世界最大の 宗教にはならないでしょう。 キリスト教を排除するためには、宣教師に棄教させえることだと思いました。 キリスト教に支配されなかったから、宗教に支配さえれていないから、 現在の平和な日本があるのだと思いました。 江戸時代でも、現在でも、日本でも、米国でもイエスを全てと信仰をされては、 政治はできない。 政治体制を顧みずに自らの信念に基ずいて生きることは、江戸時代でも 現在でも、日本でも、米国でもできない。 命を懸けるだけの信念を持って生きている人間が、江戸時代でも、現在でも、 日本でも、米国でもいるのかと思う。 信念を待たずに生きるのは、数を増やすだけの動物と何が違うのでしょうか? 人として生まれてきた意味はどこにあるのでしょうか? 私は、自分の信念の基に眠る人でありたいと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ノリック007

5.02017年度ベストムービー!

2017年11月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

非常に重厚な物語。常に神は黙して語らず…自分の心の声に従うしかない…正しいとか正しくないではない。自分の信念を貫く時、人はそれに心揺さぶられるのだろう…。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
stoneage

5.0神は、心は助けるが、命は助けない

2017年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

“沈黙”なのにスティーブンセガールが出ていない(代わりに、リーアムニーソンが出てます)。 って、ふざけた感想を書くような内容ではない。 かなりの重量級で深く、そして出口の無い迷路のような作品。日本人だからこそ、両方の角度からの視点を持つことができるので、この迷宮がどれだけ複雑で根が深いかがわかる。そして、困惑する。 ただ観てて思ったのは、日本人にしろ、イエスズ会にしろ、宗教の真髄が見えていなかったのかな?という事。 神は、心は助けるが、命は助けない。 心が救われることで、命が救われるケースが多いのだとは思うが、それを絶対としている事に矛盾が生じ、悲しみが生まれてしまう。 そんな事を、我々に示す必要があるのか? ああ、なんと無慈悲な作品なんだろと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
サケビオース