劇場公開日 2017年1月21日

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「痛く、切なく…」沈黙 サイレンス bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0痛く、切なく…

2018年9月30日
iPhoneアプリから投稿

熱い志しを持ち、大航海を経てジパングに辿り着いた宣教師達。そこは、島原の乱以降、キリシタン弾圧の過酷な運命が待ち構えていた。

今の自分達には、そうまでして布教に努め、神に縋るのかは理解し難いところでありますが、当時の貧しい百姓達の苦悩があまりにもリアルに描かれており、心痛くなりました。

信じるものが違うから、人が人をあんなにも苦しい拷問の末に命を絶つ。それっていつの時代も変わらない人の悲しい性なのかもしれない。

クリスチャンの原作者・遠藤周作だからこそ描けた作品なのかもしれません。

bunmei21