劇場公開日 2017年1月21日

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「キリスト教の真髄を顕した名作。神の沈黙は何を意味するのか?」沈黙 サイレンス tさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0キリスト教の真髄を顕した名作。神の沈黙は何を意味するのか?

tさん
2018年3月24日
PCから投稿

知的

キリスト教における最大の福音は「神は見ている」ということ。

この映画、文字通り神は沈黙している。
キリスト教なんか信じてアフォか。日本ではキリスト教は広まらないんだぜ。信仰者は虐げられ。惨めで何もいいことないじゃん。窪塚は全然更生しねーし笑。神なんか信じてもいいことなんてねーじゃん。

神を信じたら良いことがある。この発想があるとこの映画の意味って全然分からないんだよね。神が良きことを与えてくださる?違うんです。

神は道をお示しになる、とかよく言ったものですが、神は見てるだけなの。何もお示しにはならない。ただ見てるだけ。実はこれがキリスト教における最大の福音。

神は何も与えてはくれない。道も示してはくれない。

しかし、神が見ていると知ったらその人はどのように行動するだろうか?バトンは常に人間の側にある。

神は見ている。そのときお前にそれができるのか?

これが倫理だ。

本作はキリスト教の正しい見方を教えてくれる。

t