劇場公開日 2017年1月21日

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沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価

全321件中、281~300件目を表示

4.0エンドロールは秀逸

2017年1月23日
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遠藤周作の小説「沈黙」を、巨匠マーティン・スコセッシが映画化。ポルトガル人宣教師の目を通し、宗教、日本人を描いています。

劇場に足を運んだのはスコセッシ監督の
ウルフ・オブ・ウォールストリート
ディパーテッド
グッドフェローズ
タクシードライバー
が好きなためです。

162分の比較的長く、テーマも重い映画でしたが、時間を忘れます。
エンドロールでは、観客の皆さん放心状態で、ずーとスクリーンを眺めていました。

沈黙を守っていた神も、結構話しています。

観てよかった映画です。是非劇場に。

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フェニックス7

4.0禁教令による切支丹弾圧という史実。 どの民族にも負の歴史は有るだろ...

2017年1月22日
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禁教令による切支丹弾圧という史実。
どの民族にも負の歴史は有るだろうが、日本人として胸を抉られる思いがします。
これだけの拷問に耐えて、殉教した人も多いということにも驚かされます。
一度は観るべき映画だと思います。

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やまぼうし

4.5エンドロールのBGMが良かった

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

とても深くて色々考えさせられる作品でした
人が作りたもうた、人を救う為の教えをかざし、純粋な心で侵略し人を殺す人間の性が恐ろしい

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daikokumai

4.5"Silence" is an epic historical drama film

2017年1月22日
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"Silence" is directed by ,one of my favourite directors, Martin Scorsese, who is known for directing "Taxi Driver", "Raging Bull", "Goodfellas", and "Hugo" and stars Andrew Garfield (Amazing Spider-Man), Adam Driver(Star Wars Force Awakens), Tadanobu Asano and Liam Neeson(Schindler's List).
I'd been waiting for this film since Martin Scorsese just planned to make this. Although I haven't read the novel by Shuuskaku Endo, which bases this story, I've just studied this era in which Christianity had been banned in Japan and Christians were forced to step on a fumie to make sure that they renounce their faith. Honestly I was not really good at this era in Japanese history class cos the textbook just depicts some particular events really briefly, nevertheless it's full of words that we have to know at least to apprehend that era. Whereas lots of things that I didn't know or remember got absorbed into my brain through this film, even which runs for only 160mins (though as a film, it's a little bit long). I just would like to thank Martin Scorsese for making such a brilliant epic for us. It's really worthwhile watching this but one thing that I want you to know is that this even, in which Japanese people torture Christians, what is more, decapitated them, actually happened about 400years ago. Kinda curious about how Christians feel if they watch the film though.
Hope Silence will win some Oscars this year.

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Bond Showgo

4.0沼地に根ははらない

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシが映画化、切支丹弾圧をどのように描くか興味津々。
17世紀の日本、キリスト教の伝道師が次々とやってくる。
切支丹を封じ込めるため幕府は踏み絵で宗教からの切り離しを図った。
また、伝道師に対しては卑劣な脅しで棄教を強制していく。
幕府側のボス、井上筑後守(イッセー尾形)や通辞(浅野忠信)と伝道師との問答や、裏切りを続ける切支丹キチジロー(窪塚洋介)との関係で、日本の権力者の思惑のみならず、宗教文化風土まで論じていく。
この時代の日本を見ていると、なんとなく今のトランプアメリカが想起された。

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いやよセブン

4.0答えは自分の中にある

zさん
2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

生まれ育った環境や自分の行動、答えは全てその中にあるのだと感じました。

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z

4.0すごかった! 観ればわかると思います!! キチジロー役の窪塚洋介さ...

2017年1月22日
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すごかった!
観ればわかると思います!!

キチジロー役の窪塚洋介さんはピッタリの役でした(^^)
キチジローの気持ちがとても伝わってきました!

浅野忠信さんの演技もいい味でてた!

今の時代でこの様なことはないからこそ
日本人であるならこの映画は1回は観たほうがいいと思います!!
観て後悔はないと思います!

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チロルチョコ

5.0重いです

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

原作に忠実でした。上映時間が長いですが全く気になりませんでした。学生の頃に原作を読んだので内容はうろ覚えではありますが、当時はキチジローに対して嫌悪感がありましたが、大人になり改めてキチジローを見ると彼の弱さもすごく理解出来るようになりました。終始、緊張感のある気の抜けない作品で見応え充分です。ある村がやたら猫だらけだったところは猫好きの私にとってニヤニヤしてしまう唯一の息抜きシーンでした。

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にこにこぷん

3.0なんでそんなに

2017年1月22日
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宗教を統一しなきゃいけないの、
というのは多神教側の考え方で
やっぱり相容れないのかな。

自分の信じる神は沈黙の中にある、という広義では意味はわかるけども。

学が欲しくなる。

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388

4.0日本映画より日本映画らしいかも。

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

映画を観ているあいだ、いいようのないむずがゆさというか、虚無感というか、そんなものを感じていた。それは「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)を観ていたときの感覚に似ている。
この題材を、なぜ日本映画でできないのか。それは怒りにも似た感情である。

遠藤周作の原作をマーティン・スコセッシ監督が映画化したところに意味があるとは思うし、欧米の人の目から見た日本のキリシタン弾圧がどう映っているのか。それが現れているようで意義はあった。

それでも、日本の文学の映画化を、日本人の手でなしえないもどかしさは、なんとも言いようがない。
日本の映画界が、深遠なテーマをもった映画を常に企画しているならまだしも、現状は大人向けの映画があまりない。

本作は、一度観ただけですべてを理解できるというやわなものにはなっていない。様々な議論の余地も残されている。スコセッシでなければなしえなかった作品にはなっている。

実際に信仰をもっている人の意見も聞いてみたい。

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mg599

2.5パライソ

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

眼を開け祈れば、苦しみの音。
眼を閉じ祈れば、真理の声。
命からがら生き延びた貧しき魂。
それを美化する事なく、しかし美しく。

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たろっぺ

4.0映画「沈黙」の感想

2017年1月22日
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とても丁寧に、かつ本気で原作を映画化しているように感じました。役者の演技もまたとてもよいですね。

丁寧に本気で描いているから、台湾ロケだったようですが、雨、海や泥そしてそこに住む百姓など映画のどれをとっても、「あの時代の長崎、五島列島はこうです」と言われれば納得してしまう説得力があります。

「弱者の信仰」がこの「沈黙」のテーマであると思います。「信仰」は私にとって馴染みが薄いものですが、沈黙せざるを得なかった彼らの境遇と気持ちを推し量ると、とても重たい気持ちになります。キリスト教を信仰する方が見れば、もっと重たい気持ちになるでしょう。

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げんたろう

4.5映画好きならぜひ見るべし

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

封切り初日に、東京・城東地区の映画見巧者が集まる劇場にて鑑賞。
朝10時30分上映だったが、入りは半分以下。

事前の知識は、スコセッシ監督作品というくらいで、新聞やネットの記事も読まず、予告編は劇場で見てはいたが、誰が出ているかも記憶にないままだった。

原作は未読、篠田正浩監督作品も未見ではあるが、だいたいの筋は知っていた。
異文化の衝突を背景に、信仰と自分の存在に主人公はどうけりをつけるのか。それに係る人物たち、そして400年近く前の「日本」がどう描かれるのか…。
舞台となった長崎・五島のでなく、台湾で全編をロケしたというのはともかく、物語は引き込まれる内容だった。

どこまでも、どこまでも人間は自分の身を大事にするものだ、という現実的選択をした主人公に共感した。
結局、格好をつけてもしようがないのである。
そして、神はそれを赦してくれた…と本人は思ったうえでの生き方、生きざまである。

このお話、ほぼ史実というのが驚きだ。
こういう題材を遠藤周作が見つけて作品化したというのはすごい。

原作もきょう買って、読み始めたところである…。

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町谷東光

3.5難しいテーマですが、巨匠は見事に撮りました

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

構想26年。マーティン・スコセッシによって、遠藤周作の小説『沈黙』の映画化。

159分にも及ぶ長い作品ですが見せます。流石にスコセッシですねぇ。それともちろん、遠藤周作の作品も良いのでしょう。時間の長さを感じさせません。加えて、キリシタン弾圧と言う非常に重いテーマを描いているのですが、非常に丁寧に描いているからか、ただ重いだけではなく、それほど重圧は感じません。

この物語で重要なポイントは、トリックスターのキチジローでしょうか?弱い者を救わなくてはならないという神父という立場では、結果として何度も騙されるような事になってしまうので心の奥底から信じることは出来ないものの、救ってしまうというロドリゴの苦悩も良くわかります。そんなキチジローを演じた窪塚洋介。最初のオーディションでは落ちていたらしいですね。それでも役を得るという所は、監督に何か感じる所が有ったのでしょうね。

イッセー尾形、彼も中々のトリックスター。実在の人物がモデルになっていますが、劇中では、さながら心理戦を駆使する取調官と言う感じですね。

それと、当初、通詞には渡辺謙が予定されていたそうですが、渡辺のスケジュールの都合上、浅野忠信に変更になっています。渡辺謙の通詞、見てみたかったですねぇ。

いやぁ、中々いい作品でした。

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勝手な評論家

3.5今、撮るべきだったのか!?

2017年1月22日
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悲しい

単純

寝られる

スコセッシの新作だったら観たいし日本が舞台でキャスト陣に浅野忠信に塚本晋也で窪塚洋介がスポットライトを再度、浴びるなんて興奮度MAX。

公開前に遠藤周作の原作も読んで予告は見ていたから原作の"キチジロー"が窪塚にピッタリだった。

塚本晋也は「野火」を撮って昔の日本映画にも「野火」はあり、塚本晋也は「野火」を撮った意味が時代的にもチャントあって塚本晋也の色も出ていて傑作になった。

「沈黙」も遠藤周作が脚本も書いて日本映画で撮っていて"フェレイラ"が丹波哲郎って奇妙感が!?

イッセー尾形の存在感が奇天烈で原作と比べ大袈裟な演技で"キチジロー"も窪塚洋介の顔が綺麗過ぎて原作の方が汚くて薄情で滑稽で人間の弱さを恥ずかしげも無く曝け出す魅力が残念ながら半減している。

"フェレイラ"が棄教し日本人として生きているのを冒頭で描写してしまったのは失敗に思えるし"ロドリゴ"の最後の演出は余計な付け足しで蛇足だった。

全くもってスコセッシの色が出ていない単調に小説の流れをなぞり肝心な描写がヌルくて感情移入も共感も出来ない作りに感じてしまった。

何故に今、スコセッシは沈黙を撮ってしまったのか?

日本人キャストは素晴らしくスコセッシ映画に出れるのは凄いコトな訳で、ズバ抜けて塚本晋也が良い!

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万年 東一

2.0なぜキリシタンが禁止されたのか!!それを問えてない時点で駄作

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

内容はつらいし興味深いし人個人の生き方としては、訴えるもの考えるものがある映画です。
しかし歴史的背景に深さにかける。
九州を植民地化しかけ、日本人の多くを奴隷として売り飛ばした、九州のキリシタン大名たち。
それを嗾けた宣教師たち。
迫害されて当然でしょう!!
なんで片面だけ見せる!!
自分達のしたこと考えろ!
秀吉はここまでしなくては、お前たちから日本人を守れない!!と判断したんだ!!
と言いたい。

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ジャイアン

4.0映画としては良くできていた。

2017年1月22日
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江戸時代キリシタン弾圧を描いた映画です。とにかく描写がリアルだった。処刑のシーンは目を覆いたくなるほどに。実際日本で宗教が違うだけでこのようなことが行われていたと思うとゾッとしました。スコセッシから見た日本はこうなのか?日本人とは?と思わされた。
3時間という長い時間だが、あまり長くは感じなかった。サイレンスというテーマも守れています。このサイレンスは重くて残酷。結末も良くできていると思います。
映画としては良くできており、見る価値は十分にあると思うが、当時の日本人はこんなに英語ができたのだろうか?ハリウッド映画で日本が舞台になるとどうしてもこのようなツッコミが生まれてしまうのが欠点。不自然に感じます。窪塚とか井上様はもうちょっと片言でいいような気がします。
テーマがマニアックなので一般受けはしないが、観て損はない映画だと思う。

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だい

3.5通辞の説く異文化理解の必要性に共感

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

悲しい

大事なものを失いながらも
しなやかにしたたかに世の中を渡り
それでも秘めた信心を失わない
そんなキチジローは
すごく強いヤツなんじゃないか…?
窪塚よかった!

モキチの死に様には泣けた。
塚本晋也さんに拍手!

でもやっぱカトリックが
スペインやポルトガルの
領土戦略の武器であったこと考えると
日本に根付かせようなんてのは
宣教師たちの傲りに思えてしかたない。

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しげぴい

3.0日本人とは…

2017年1月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

あらすじに書いてあるような、棄教させられる司祭がいかにして心を踏みにじられていくかを、ゆっくり描かれていた。全編拷問といってもいい。

この物語をみて思ったことは、信じているものを捨てるような、捨てざるを得ないような現象は誰にもある。それは往々にして、リスクを伴うしかもほとんど0%にすがる時につきまとうのではないか。それを自分の力を過信して「できる」と信じた時に大概無理が生じるように出来ている。

とはいえ、大名の井上や役人には心底胸くそ悪かった。いかに、仕事とはいえあそこまでする必要はないと思う。史実通りであるなら、同じ日本人の血が流れている身としては恥ずかしいと感じた。中学生や高校生に観てもらい歴史から迫害とイジメを関連付けて学んでもらいたい作品。

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映画サプリ

5.0スコセッシの魂

2017年1月22日
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スコセッシの魂を受け止めた。スクリーンに映るものとスピーカーから聴こえるものの全てがスコセッシの魂の発露だ(と勝手に信じている)。これほどまでに作り手の魂を感じた作品は無い。まさに集大成というべき傑作。スコセッシ信者の俺にとっても大切な作品になった

スコセッシのフィルモグラフィでいうと『最後の誘惑』『クンドゥン』に近い作品になるのかなと思ったら実は『ミーン・ストリート』に一番近いのかもしれん。ロドリゴはハーヴェイ・カイテルでキチジローはデ・ニーロ。あと『レイジング・ブル』のラストのヨハネ福音書の一節が本作にも呼応するなあ

スコセッシは『沈黙』を読んで「自分が映画にしなければならない」と思ったらしいけどまさに。この原作は暴力と信仰の映画作家であるスコセッシにしか映画に出来なかった(と勝手に信じている)

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』では狂騒を描き『沈黙』では静寂の中で物語る。対照的なスタイルでどちらもキャリア最高級の傑作にしてしまうスコセッシの老練ぶりここに極まれりという感じやな

窪塚洋介も言ってたように『タクシードライバー』『レイジング・ブル』『沈黙』を「スコセッシ魂の三部作」としよう。「すこせっしだましい」じゃなくて「すこせっし・たましい」

『沈黙』は『最後の誘惑』でパウロが言う「私のイエス」を巡る物語と捉えた。「信じるとは何か?」という根源的な問いとそれ対する答えは「自らで見つけるしかない」ということ。そして遠藤周作は同伴者たる「私のイエス」と出会ったんやな

『沈黙』で描かれているキリスト教は「信条」に置き換えてもいい。自分の信条が他者からの暴力などによって挫かれようとした時あなたならどうする…と本作は問いかける。ただ『沈黙』が素晴らしいのは挫けた人をこそ救う作品であること。遠藤周作の原作もスコセッシの映画も。ありがとうございます…

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ヒートこけし