ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
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緊張感
驚くとこがいろんな意味で多い
怖いというより気分が悪くなるタイプ
化け物が出るタイプの映画を映画館で観るのは苦手なので、盲目の老人がひたすらに怖いと評判のこの映画を観に行きました。
確かに怖い。怖いが、なんだろう。「タワーリング・インフェルノ」に近いものを感じた。ただただ緊迫感に満ち溢れていて観客まで息をするのがはばかられるような、そんな映画。
化け物ドーンで視覚的に恐怖をあおってくる映画が苦手な人でも見られるホラー映画。と言えばよさそうだけど、これはホラーだろうか?いや、怖いのがホラーであるのならばもちろんホラーなんだけど、なんか違うような…?「エスター」がホラーかと言われると首をかしげるのと同じようになんかちょっと違和感。
話の筋は単純。泥棒に入った若者たちが家主である盲目の老いた退役軍人に殺される話。ちょっと演出を変えればギャグにもなりそうなあらすじ。それをホラーとして生かしたのはやはり、退役軍人の気味の悪さ、気持ち悪さだろう。
言っちゃ悪いがこの老人、見た目が気持ち悪い。挙動も不気味。たとえば耳や鼻を使ってターゲットを探す動作はゆっくりねっとりとしていてエイリアンのよう。その点を考慮すればこの老人もまたモンスター。一種の化け物映画なのである。
ホラーでハッピーエンドというのは中々ないので、話が終わって後味の悪さもとてもグッド。自宅で観る場合は必ず部屋を薄暗くして観ましょう!
前評判よりは怖くない
超緊張の連続
座頭市in『死霊のはらわた』
自業自得感が否めない。
ホラー?アクション?サイコサスペンス?
アイディアの勝利
音の演出が効く!
怖さの中に品が漂う
ドントブリーズ
怖いけど…
暗闇の住人
泥棒達と盲目男がかくれんぼする話
20年に一つのホラー映画と宣伝されているだけあって文句なしのホラー映画でした。
まず設定がすばらしい
荒廃したデトロイトの廃墟街、治安の悪さ、不気味さが冒頭からしっかり伝わってくる。
貧困から脱出したい若者窃盗団 対 盲目の退役軍人
ありそうでなかった組み合わせ、普通に考えたら泥棒に入られた被害者の軍人の方が主人公であるはずが逆に恐怖対象として描かれている。
目が見えないことが互いの力関係にうまく作用して、強すぎず弱すぎずギリギリの緊張感が最後まで持続していた。
盲目で強い男と言えば座頭市などを思い浮かべるが、この映画の盲目の男はそこまで強くない、筋肉質で肉弾戦はかなりのもだが、息を殺していれば回避できたり、銃の射撃制度が低いなど恐怖に負けずジッとしていれば何とかやり過ごせるのだ。
鑑賞中、息を殺す場面では見ている自分も息を飲んでしまった、それ位に引き込まれる世界だった。
家に飾ってある娘の写真が一つだけ上下逆になっている、盲人ゆえの間違いも自然だが不気味な雰囲気が出ていた。
ホラー映画でよくある「大きな音」で驚かせる演出も何度かあったが、音を消す状況のほうが多くそちらの方がドキドキハラハラ感が高かった。
よくできてると思ったのは、強さのバランスだけでなく、罪のバランス、脱出までの経路である。
罪のバランスは罪の重さではなくどちらも何かしらの罪を背負っていて悪人であるという意味。
双方とも同情しずらいし応援もしにくいので、最後までどちらが勝つかわからない。どっちが勝ってもすっきりしないが、結末が読みにくくなっている。
一軒家からの脱出に手間取るのも防犯上の理由と・・・
不自然な行動もなくしっかりした理由と遠回りせざるを得ない状況が無理なくあって良かった。
見終わって何だか既視感が有ると思っていたが、脱出ホラーゲームの名作「クロックタワー」だ。
多分「サイコ」「悪魔のいけにえ」などのホラーやサスペンス映画を参考にしているであろう作品が同じだからかも知れない。
自分の見た劇場では学生グループやカップルが多く、肝試し気分で見に来ているようだったが、軽い気持ちで見ると火傷するのでしっかり覚悟を決めて見たほうがいい。
ホラー映画好きも肝試し感覚の人も恐怖を楽しめる人は見て損はないはずです。
近年では「イット・フォローズ」「ヴィジット」などの良作ホラーが有るが一番万人向けな作品だと思います。
劇中セリフより
「神の不在を受け入れれば、人はなんでも出来る」
信じるのを辞めた時、一線を超える事ができる
信仰と共に倫理を失ってしまう、信仰によって秩序が守られている。自分はあまり信心深くはないが、何を失ったら倫理を失うのか?何が秩序を守っているのか?
気付いてないだけで、意外と危うい所にいるのかも知れない。
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