ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
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かわいそうなお爺さんかと思いきや…
若者3人の強盗が金目当てで一人暮らしの老人の家に忍び込むが、驚異的な能力を持つお爺さんの反撃に遭うという設定のお話。
娘を亡くした上に強盗に入られるお爺さんがかわいそうだと思い、自分は途中までお爺さんを応援して若者達には犯した罪の罰が下される展開を期待していました。
しかし、終盤でお爺さんの異常な一面が明らかになりなんとも言えない気持ちに…
唯一生き残って欲しいと思っていた男の子(強盗に反対していた子)も死んでしまったし、個人的には少しモヤモヤが残る終わり方でした。
どっち視点で見ればいいのか…
押し入られたお爺さんが被害者、 強盗はもちろん加害者、 これは分かる。 だけど、なんかお爺さんの方が悪者感が出てて なんだろう、 よく分からない映画… 続編を観てみよう……
設定はよかったけど、後半があまり…
超人的な聴覚を持つ老人の家に入った強盗が、追い詰められる…という設定は面白いと思ったのですが、 退役軍人といえど老人めっちゃマッチョで強すぎ、後半は老人の異常な思考についていけない。 まさかそういう展開と思っていなかったので、後半の展開を見て不快に思い、評価が下がる人もいるのでは。 私は下がりました。 ただのグロ映画になってしまった。 サスペンス、サイコスリラー…物語も度をいきすぎたりしたらいけないということと、さじ加減て難しいんだなと思いました。 性的描写で不快なシーンもあったけど、最後に面白かったと思える「時計じかけのオレンジ」ってすごいなとも思います。 最初の設定のよさと、最後の終わり方は好きでした。
若い強盗達は、静かに追い詰められていく。
若く無謀な強盗達が侵入した家で、盲目の退役軍人に追い詰められ、命がけのサバイバルゲームが展開していく。 こんな展開に期待して、劇場に運びましたが、中盤以降の驚愕の展開についていけず、個人的にはもうひとつ楽しめませんでした。 就業率が低く、活気が失われたデトロイトでくすぶっている若者たち。ケチな空き巣を繰り返し、その日暮らしを続けている彼らが、一獲千金を夢見て、一人暮らしの退役軍人から、大金を盗み取るという、ヘビーなテーマのストーリー。 犬を飼っているが独り暮らし、周囲はすべて空き家という、泥棒にとって好条件が重なり、わずかな罪悪感すら抱かない若者たちはたやすく彼の家に侵入することに成功する。 ところが、わずかな気配にも敏感な盲人は、鋭利な感覚を効かせて泥棒の侵入を察知し、彼らを撃退しようと抵抗する。 すぐに仲間を殺され、独居盲老人と、若い泥棒チームの立場は逆転する。 必死で逃げ出そうとする彼女たちを、家に閉じ込め、おそらく殺してしまおうと静かに追い詰めていく老人。ほとんどセリフもなく、音楽も最小限に抑えられた演出が、張り詰めた緊迫感をこれでもかと盛り上げる。ケータイのバイブ音にびっくりしてしまうほどの息を殺した(ドント・ブリーズ)展開は見事なものでした。 老人の抱えた、「闇」と「秘密」が明かされた時に、アメリカの社会が抱える矛盾と、彼らが主張する「正義」の根拠が恐ろしくわがままなモノに見えてしまい、ありきたりなスリラーよりはよっぽど考えさせられる映画でした。 ラストで、明らかに続編をにおわせる展開は、低予算のホラー映画にありがちなものでした。 やっぱり、感情移入できる主人公が不在で、登場人物がみんな悪人で、それなりに同情すべき背景を持つという、複雑な設定がストーリーから爽快感を失ってしまった元凶だと思います。 2020.9.4
自業自得か
そもそも盲目の老人宅に泥棒に入った方が悪いだろう、と思ってしまいましたが、それを言っちゃあおしまいですね(笑)。目の代わりに音あるいは匂いに敏感という設定は十分に説得力がありました。そして、不死身な老人がスティーブン・ラングだったので、妙に納得してしまいました。後半の展開は全く予期してなかったので、驚きました。十分に怖い体験ができて、満足です(苦笑)。
丼おじいちゃん降臨。
ホントは1週目に観るつもりだったのに、満席で諦めて出直した。最強のクリスマス映画(違う)になった。 デトロイトって今こんな有様なんだ。息していいのは無事侵入したところまで。あとは息するとやられてしまうので、88分と短めのはずなのに、見終わる頃には酸欠で瀕死の状態になる。 例のドン引き変態行為は、純度が高い(ただただあれだけが目的)分、逆によりいっそう鬼畜感が出てる。 このワンコがいたから2のワンコプロットに繋がるのかね。
爺ちゃん普通に被害者過ぎて・・・
当時かなり話題になったのにかれこれ6年も空いてようやく観れました。と言うのも個人的な勘違いでクワイエット・プレイスとこれを混同していてクワイエット・プレイスの方を観ていたのでそれで観ていた気になっていたという経緯が有ります。なんとなくパッケージの女とクワイエット・プレイスの母ちゃんも似てるし・・・まあこの話はこの辺で笑。
はてさて本作、、、、、『いやお前ら強盗やんけ!!!』と(笑)。
爺ちゃんの方がヤバいみたいな予告編でしたが蓋を開けてみると爺ちゃんは普通に善人で主人公達の方が純度100%の悪人共という。
それでも物語の後半に入ると地下で囚われている娘が出てきて、この辺でようやく爺ちゃんへの同情の感情が少し揺らぎ『この爺ちゃんもなんだかやべえ奴なんじゃねえか??』という気持ちに誘導させられます。
特にあのシーンは・・・劇場でアレを観た人達が大勢居ると思うと当時観に行かなくて良かったです(笑)。
それでなんやかんや有って母親役の女性だけが脱出するのですが、子どもの為とはいえ人様の金を盗んどいてそれでどっか州外に脱出する時のニュース映像で「アイツ生きてるわ・・・」みたいな顔しますが盗人のお前が何被害者面してんだって感じでなんだか支離滅裂です。
そもそもお金も爺ちゃんの年金とか保険金とかそういうのですし、決して汚いお金ではありません。なんだか目の見えない爺ちゃんが襲ってくる!!!ってコンセプトだけが先行しちゃってて、細かい部分が甘いのである一定の年齢以上の方が観たら爺ちゃんの方に同情の気持ちが行って終始複雑な感情で観せられるんですよね。
退役軍人という設定ですし、何かアメリカ人の琴線に触れる演出を見逃していたりするのでしょうか。まあ続編が有るのでそっちを見て判断したいと思います・・・。
【終始ハラハラ!B級映画のような設定で一級映画の魅せ方!まさにアトラクション映画】
・2016年公開のアメリカのホラー&スリラー映画。 ・教育を放棄された不遇な状況にあった不良少女ロッキーは妹を連れて街を抜け出すことを決意していた。その為に必要なお金を得るため、恋人のマネーと友人のアレックスと3人で、警備会社に勤務するアレックスの父の知識や鍵などを利用して、お金持ちの家から盗みを働いていた。ある日、自身の娘を交通事故で奪われた聴覚障害を持つ老人の家には多額の現金があるという情報を得る。3人は現金を盗もうと老人宅へ忍び込むも元軍人の盲目老人が侵入者の殺害をも厭わない恐ろしいことを知る。 という大枠ストーリー。 ・製作にはなんとスパイダーマンの監督であるサム・ライミさんが加わっています。 [お勧めのポイント] ・ハラハラが止まらない!魅せ方がうますぎる ・最後まで飽きさせない二転三転する物語 ・ジェイソンのような狂人が出ているわけではないリアルなのに恐怖が凄い ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ [物語] ・冒頭の女性を引きずる老人から終盤の物語へのつなぎと展開。「どうなるの?!助かるの?助からないの?」という観ているこちらの心理に対して、とてもうまい仕掛けが施されていると思いました。 ・緩急がすごいです。ドキドキの展開からピンチになり、抜けたと思うとまたピンチ。その繰り返しをマンネリ化することなく最後まで見せてくれる物語。 ・また、冒頭10分で主人公3人の状況を説明する流れ、違和感なくサクッと入ってくる感じがしっかりした映画に感じます。 [演出] ・うまい、うますぎます。まさにクオリティの高いアトラクション映画そのもの。主人公の心情などは二の次で(でも物語を邪魔しない程度にわかりやすく入ってきます)、とにかく終始ハラハラさせてくれる。そこに徹されていた映画でした。 ・たまにしかしっかりと見せない老人の顔。しかも、恐怖をあおる手前でしっかり魅せてくる。もはや「観客の恐怖を煽り方」を熟知した演出ですよね、いやぁ、これは怖かったです。 ・完全暗闇での攻防は、まるでドキュメンタリー調。そんな演出に新しさを感じつつ、そこで見える老人の顔が恐怖でしかないです。 [映像] ・冒頭の引き画から寄っていくと老人が女性を引きずっている。このシーンは、家でTVで観たって「まさに映画だ!」と思いましたから、映画館で観た時のワクワクを想像すると凄いです。 ・完全暗闇の攻防のシーンは、なかなか観ません。このシーンを映像化するチャレンジが、新しさと恐怖を感じれてよかったです。 [音楽] ・金切り調が混ざったBGM。それが物語の効果音とうまく混ざり合ってより恐怖を煽ってくれます。安定のBGMでした。 [演技・配役] ・盲目の老人役であるスティーヴン・ラングさん、怖すぎます。笑 しかも、盲目というハンデがある仕草と突然軍人ぽい強さが出る仕草、このバランスが絶妙。盲目というハンデの仕草が、決して何でもできる狂人ではなく、普通の人間であることを理解させてくれるので、よりリアリティが増します。 [全体] ・B級映画のような設定なのに、A級映画。そんなイメージでとらえました。魅せ方のうまさが一級品。設定だけ聞いていたら、よくあるB級映画、のように思っていましたが、中身は似て非なるもの。観てよかった、と思える一作です。 ※一点だけ、タイトルの「ドント・ブリーズ(息をするな)」がイマイチしっくりきませんでした。笑 ・しかも、ジェイソンのような怪物や狂人が出てくるわけでもなく、至って普通の人を恐人に魅せるところが素敵です。・2が出ていること(盲目の老人がまた出ること)を知っていたので、ラストがどうなるのか、かなりワクワクしました。そして、結論、おおむね気持ちよく落としてくれたなぁ、と思います。 ・人生における哲学や何かを得られる映画ではないですが、思いっきりにハラハラしたい、そんなときに観たい映画でした。ありがとうございました。 #映画 #アメリカ映画 #ドント・ブリーズ #DON'T-BREATHE #2016年 #ホラー #スリラー #アトラクション映画 #フェデ・アルバレス監督 #ジェーン・レヴィ #ディラン・ミネット #ダニエル・ソヴァット #スティーヴン・ラング #ハラハラが凄い #お化け屋敷のようなスリル #魅せ方が凄い #全体3.5 #物語3.5 #演出3.8 #演技3.6 #配役3.4 #映像3.6 #音楽3.5
緊張感溢れるストーリー
主人公達が強盗で盲目のおじさんの家に大金があってそれを奪いに行くストーリー。とりあえずおじさんが不死身だった笑
最後も死ななかったし銃も何発入ってるんだよ!と思った。まさか主人声みたいな男が死ぬと思わなかったから意外だった。やっぱり軍隊に入ってた人は、盲目でも強いんだなー。終始緊張があって、面白かった
サスペンス?…いやこれは新切口のホラー映画
これはハマりました。元軍人で盲目の老父、一見手を貸してあげるべき人物ではあるがとんでもないです。金品を求め3人組で盲目の老父の家に侵入した若者達。ひょんなことに就寝したはずの老父が目覚めてしまい、一階で遭遇してしまうのですが、銃を構えても間合いを詰められ1人を返り討ち。残り2人は逃げようとするも老父は盲目であるため通常以上のセキュリティで家をロック。若者2人は家の地下から逃げようとするも、地下にはまた異様なものが……
タイトル通り、盲目な老父ですが聴覚は優れており、並の格闘では派が立たないほどの戦闘力。本来は老父は被害者ですが、その老父の追い詰め方はまさに恐怖。一軒家という狭いフィールドをこれほど見せ所多く映像化したのはほんと製作者側の工夫を感じました。
特に見どころは盲目の老父が若者2人を地下に追い詰め、ブレーカーを落とし、相手の視界を奪う所です。自分の家のため慣れた手つきで地下を行き渡る老父と暗闇で音を立てずに出口の方向さえもわからない主人公達が逃げるところはヒヤヒヤです。
盲目の元軍人の家に強盗に入る男女3人。 3人はそれぞれ事情を抱えて...
盲目の元軍人の家に強盗に入る男女3人。 3人はそれぞれ事情を抱えているようで、根っからの悪党という感じではない。 また、強盗といっても老人を眠らせて「仕事」を遂行する予定だった。 しかし、思わぬ反撃に遭い、一気に緊迫した展開に。 この老人は強盗に関しては被害者だが、過去に娘を殺した女性を誘拐して自宅に監禁していた。 作品の中ではほぼ悪役扱い。 最終的に「犯人は2人で金品も盗られなかった」と報じられているので、100万ドルを手にした女性は逃げ切れることができた。 もちろんこの女性がやったことは許されるものではないが、老人によってボコボコに殴られ、殺されかけたので、この結末はよかったと思う。
この手の映画で1番かも
こういうアメリカの低予算・90分系のスリラー映画で1番怖いし面白い。 目が見えないという新しいアイディアで作られたこの映画はツッコミどころはありますがそんなの弾き飛ばされるくらい怖いし何よりいつ以下なる時も安心できない。 しかもどんだけしつこいんだよwってなる。まじで。 幽霊じゃなくてこういう頭の狂ったやつが1番怖いということを再認識しました。。
盲目の元軍人の正体は?
2016年公開のアメリカ映画。 監督:フェデ・アルバレス 盲人は弱者・・・ 盲人は射撃しない・・・ 盲人の反撃出来ない!! その数々の想定外が連続するので、展開は読めない。 観るのは2回目です。 1回目以上に面白いホラー・スリラーでした。 有名スターも特に出てない。 盲人の家の内部の映像のほとんど。 3人の若者(男2女1)が、元軍人の家に盗みに入る。 アレックスは父親の警備会社のパソコンから、盗みに入る家の情報を仕入れている。 老人はイラク戦争の怪我で盲目になった。 娘を交通事故で亡くし、その示談金を頂くのが若者たちの目的だ。 要塞のような警備の家でした。 やっと、細身のロッキー(少女です)が隙間から侵入して、中から鍵を開ける。 ともかく暗い。 迷路のようなジャルグルのような室内。 物色中に老人に気付かれる。 なかほどで、衝撃的事実が分かる。 老人が言う。 「神が存在するなら、俺を生かしておく筈がない。だから神は存在しないのだ!」 じゃあ、老人は悪魔か?! 老人はモンスター?! ネタバレ厳禁なので、どうぞご自分で確かめて下さいね。 背徳的な映画です。 だが老人をモンスターに仕上げたのは、戦争であり、 娘を轢き殺した金持ちでしょう? 続編ではどんな展開をするのか楽しみです。
伏線も解りやすく描かれています。
本当にありそうな話なので身近に恐怖を感じる作品でした。 世の中の怒りを全て背負って生きてる様な老人を怒らせてしまって返り討ちに遭う、後味が悪い。 邦画の大魔神を彷彿とさせるホラー作品みたいな感じで楽しめました。
いきなりネタバレするようなジャケットは勘弁してほしい
作者はアイデアだけで一本の映画になることを証明した。 とはいうもののワンアイデアだけでは途中で持たないので、そこんところにどんなネタを入れるかと思って楽しみに見ていた。それがまた普通のサイコパスとちょっとだけ違いがあってそのちょっとがスパイスとして効果があった。 短めだが十分に楽しめる映画だった。ラストもお決まりパターンからちょいと一工夫されていて気の利いた締めくくりとなっていた。
結局人間が一番怖い
クワイエットプレイス観たいと思っていて、間違えて観た作品。 なかなかクリーチャー登場しないなと思いながら観ていたら、とんでも老人が怖すぎて、おもしろくてハラハラしながら最後まで観ました。 主人公たちが悪者なのに、なぜか同情、肩入れしてしまっていました。そこがこの映画の魅力だと思います。結局、クリーチャーではなく人間が一番のホラーなんだと感じました。
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