ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
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観客の聴覚を究極まで研ぎ澄まさせる映画
デトロイトの三人の若者は街を出ていく為、退役軍人の盲目老人の家に強盗に入る。しかし老人は驚異的な聴力と戦闘力を持ち、三人は狩られる側になり、追い詰められていく…。
音を立てると老人に居場所がバレて追い詰められるという設定上、狩られる強盗視点で映画を観ている観客も聴力を研ぎ澄まされていく。「Don't Breathe」の名の通り、息を漏らすのも憚られるような緊張感を観客に強いてきて、そんな状態に陥れた上で追い詰めてくる演出が凄かった…。
難しい事を考えさせなくても観客に楽しませてくれるのに、作品の構成や演出は非常に精密に計算されているという、ハリウッドらしいホラー映画だった。製作側の多大な知性を感じるのに、なにも考えずに恐怖に身をまかせるしかない…。
終わり方も、希望と絶望が混じる、絶妙な後味を残す良い終わり方だったと思う。
息をもつかせぬその老人!
毎年量産される低予算ホラーだが、一本や二本、思わぬ傑作が生まれる事がある。
本作はその一つ。
正確に言うと、ホラーと言うよりスリラー。
しかし、この恐怖はホラー以上!
強盗で生計を立てている3人の若者。
次なるターゲットは、大金を持っているという初老の退役軍人。
独り暮らしで盲目。楽な仕事と思いきや、
その老人、視覚以外は超人的な感覚と身体スキルの持ち主で、3人は逆に追い詰められていく…!
話はこのワン・シチュエーション、ワン・アイデア、一本勝負!
序盤に3人の強盗手腕と各々の性格やドラマをコンパクトに見せ(主にヒロインの貧しい家庭環境と幼い妹思いの面)、テンポ早く“入ってはいけなかった”家の中へ。
地獄の一夜が始まる…。
怖い!強い!情け容赦ない!
この名も無き盲目老人に存在を知られたら、もう逃げられない!
家の中なのだから、老人にとっては自分のフィールド。若者3人は袋のネズミ。
また、この家がボロい普通の家の筈なのに、暗闇映像や凝ったカメラワーク、ドキリとするほどの音響で何かの迷宮かからくり屋敷のよう。何処に隠れ、何処から外へ逃げ出せばいいのか。
さらにも一つ障害が、老人の忠犬にして狂犬。このワンちゃんが“クジョー”並みに怖ぇぇぇッ…!((((;゜Д゜)))
まさにタイトル通り、“息もできない”極限状況下。
老人にしてみれば、かなりやり過ぎではあるが、正当防衛ではある。
盲目で独り身の老人が、金目当てで押し入った3人に立ち向かう。
しかも老人は、事故で娘を亡くしている。
ところがどっこい!
この老人の戦慄のキチ○イっぷりが明かされる。
その瞬間から、老人への同情心は恐怖心へと変わり、死に物狂いで逃げようとする若者たちの方へ感情移入。
大どんでん返しとか捻りある話とかではないが、展開に非常にメリハリある。
3人の強盗の紅一点、ジェーン・レヴィが拾い物の新星。
そして、凄まじいインパクトと存在感と恐ろしさを放つスティーヴン・ラング。
「アバター」での大佐が印象的だが、本作の強烈さは「セッション」のJ・K・シモンズにも匹敵!
監督はリメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス。
一時も安心出来ない次から次へと襲うスリルと緊迫感溢れる演出は、グロゴア描写よりずっと刺激的。
とてもハラハラドキドキ面白く見れた。
誰が善くて誰が悪いか明確にしてないのもいい。それぞれに、否もあり、守りたいものもあり。
続編が決まったらしいが…、
この話と設定だから良かったと思うが…(^^;
余談だが、
まだ日本公開は決まってない全米で絶賛された低予算ホラー「THE WITCH」や「GET OUT」も早く見てみたい!
もうひとひねり期待し過ぎてしまった
サム・ライミ作品愛する自分としては、低予算でこれだけ面白い映画は流石!こんな映画もっと作って欲しい。
以下2点、もうひとひねりを深読みしすぎたみたい・・・
Q,アレックスがデッカイはさみでグッサリ?!あれ誰に刺さった?A、最初に死んだ人物・・・もう一段期待しすぎた。
Q、強盗2人に襲われたが「盗難はなかった・・」という締めくくりだけど、拉致した女子の死体はどう説明するの?あの地下室を捜査されたら、あの退役軍人は逮捕だよね?A、証拠隠滅できたんだ・・・。
そうしたら、友人死んだのに一人逃避行した女子・・・後味悪い。退役軍人で追われ続ける続編が浮かんだけど、盲目だし無理だね。
毛程も応援できない主人公
映画自体は非常に良く出来ていて面白かった。
観客の怖がらせ方をとても理解しているなあという印象。
最初から最後まで目が離せなかった。
と、ホラースリル要素だけなら4.5点くらいつけられるのですが、キャラクターが気に入らなかった。
ジジイはマッドで良かった。気に入らなかったのは主人公。
彼女に感情移入することが全く出来ませんでした。
「は?こいつ逃げおおせるの?いやいや死ねよ」という不満が残る結果に…
いっそ泥棒三人組全員がクソ野郎だったら開き直ってスリルだけを楽しめたかもしれませんが、内一人の良い奴(まあ泥棒してる時点でアレではありますけど)が不憫で不憫で仕方なかった
彼の不運は老人宅に忍び込んでしまったことではなく、あんなクソ女に惚れてしまったことですね
続編製作企画進行中とのことですが、あのクソ女が死んでくれるなら見るよ
最後まで怖い
つまんない
ジジイ強すぎ
途中まではアイデアが面白いな、よく思い付いたなと思いましたが、本格的にじいさん&犬対主人公たちの対決に入ってただの鬼ごっこ
命がけの鬼ごっこだが、みてるほうは眠くなった。
もう少し高度な心理戦にもできたろうに。
例えば、じいさんは目が見えないが自宅なんだから、どこに何があるかは普通は細部まで把握してるはず。みたところ介護サービス受けてるようにもみえないし、そうでなきゃ盲目の老人が一人で生活できないでしょ。
いわば地の利を最大限生かせるのはじいさんだ、加えて頼れるワンころもいる。
対して押し入ったロッキーちゃんたち三人は最初にくたばったバカはともかく、アレックス君はなかなか頭が良さそうだし物知り。
ここらへんから一仕掛け二仕掛けできそうだけど。
実際はアレックスはターミネーターかお前は?となかなか死なないってだけ。
ロッキーはただびびって逃げまくるだけ。もうひとりは勢いだけのただのバカ
拉致られてた女もセリフもなく死んじゃうし
それとロッキーちゃんよ…カリフォルニアで何して生きていくつもりか知らんけど、いくら家庭環境が不遇だからと言って、ひとが三人死んでんだぜ…罪の意識はないのかね。
はあ〜やっぱり評判だけで観ちゃダメだなあ。くだらないし、すぐ忘れそう
タイトルどうりではない
最強じいちゃん
思った程の恐怖ではなかった。
人の家に不法に侵入し、盗みを繰り返す3人の若者が、盲目の老人の家へ盗みに入ったことで起こる恐怖を描いた作品。
ただの盲目の老人ではなく、戦場仕込の凄腕で筋肉ムキムキのマッチョ爺さんってのが、怖ぇー!って感じですね。
真っ暗な地下室での、本当に暗闇で何も見えず、手探りをしながら老人から逃げるシーンにリアルな恐怖を感じました。
ただ、後半の展開がなんだかな~って感じでしたね。
そもそも、盲目の老人が なぜ仇でもある女性を監禁できたか。
監禁理由も気色悪いし、「は?」って思って一気に冷めた。
アイデアは良かったけど、そこまで恐怖は感じなかった。
爺さんも犯罪者で悪だが、若者達も犯罪者で、監禁されていた人も犯罪者で…
誰がどうなってもいっか!って気持ちになりましたね。
最後、一人だけ逃げ果せたけど 爺さんから逃げられて良かった〜!とも思わないし。
SONY
予告すら見ずに行ったのでおばけの映画だとおもったらおお間違いでした。とにかくこわい。ホラーな展開が始まってすぐに観に行こうと言ったのを公開しました。自分の心臓の音が鳴り止まない。逃げるか死ぬかどっちでもいいからはやくホッとしたい気持ちが後半の1時間くらいずーと思っていた。男性が精子を口に含むとすごくオエってなるのはなんでだろうね。おえ〜!意外と人間ってしぶといんだね。ってずっと思っていたよ。はぁ。怖かった。エンドロールが流れ始めてから映画館の中がザワザワしてるのにこんなにホッとしたのは初めて。でも一番怖かったのはSONYの文字。SONYすら怖い。
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