手紙は憶えているのレビュー・感想・評価
全114件中、101~114件目を表示
良い映画だと思いました
重い内容ですが、良かったです。
出演者も良かったと思います。
ラストは予想も出来るけど、それでも衝撃の結末で、なかなか立てない感じでした。
泣いてる方もいらっしゃいました。
当時のナチスもひどいですが、今でもナチス信奉者がいるという現実も悲しい事です。
原題の「Remember」の方がしっくりくると思います。
楽しい映画ではないですが、こういう映画を観る事もオススメです。
立派なサスペンスだった。
やっぱりそう来るわけか
妻が死んだことを覚えていないほど認知症の進んだアウシュビッツ収容所の生き残りが、友人から託された手紙を手がかりに、アウシュビッツ収容所で家族を殺したナチス兵士を探す物語。
重度の認知症で、友人の書いてくれた手紙だけが全てと言う過酷な状態で、よくゼブは任務を完遂しましたねぇ。お約束どおり、手紙に書かれていることを失いそうな出来事もある上に、あまりにも認知症の症状も酷いので、一時はどうなるのかと思い、ドキドキしましたが。
結末は、キャッチコピーに『ラスト5分の衝撃』とか、『すべての謎が解き明かされるとき、あなたの見ていた世界は一転する』とかあったので、「まさか、そういう事?」と思っていたんですが、意外や意外(?)、予想の通りでした。途中、そう言う伏線も無かったし、ナチに対する恐怖も示していたので、「あれ、予想が違ったのかな?」と思ったんですが、そうではありませんでした。
ルディ・コランダーの正体もそうですが、それを除いても、ラストシーンは衝撃です。家族の目前での出来事ですからね。その事件を伝えるニュースシーンで「家族は、呆然としています」と言うようなニュース音声が流れていましたが、そりゃそうだよね。
いやぁ、最後のマックスのセリフ、姿が怖かったですね。目的のためには手段を選ばないと言うやつですが・・・。
途中でやや退屈な感もあったが、確かに最後の展開は意表を突いた。総じ...
トラップ大佐‼︎(クリストファー・プラマー)
サウンド・オブ・ミュージックで映画の醍醐味を教わった世代です。あの厳格で、ナチス大嫌いなトラップ大佐とダブってしまいましたが、本当にそのまま歳を経たような感覚でナチスへの憎悪も異様にリアル。老いて尚、演技力が凄味を増したことに素直に感動。
‥‥で、あのラストですからね〜。やられました。
それにしても、この上質のサスペンスのスパイスとして効いていたのが、ボケモンGOの電車の少年と手紙を読んでくれた美少女の優しさでした。
70年という時間を経ても忘れることのできない憎しみがあるということ。だけど、人間本来の優しさも決して廃れることがなく、受け継がれていくということ。
演出・脚本とも素晴らしかったので、この作品の中で描くべきテーマではないかもしれませんが、何も知らずに自分の時間を過ごしてきた元ナチス逃亡犯の家族にとってのこれから(罪悪感のようなものを背負わなくてはならないのか)について、もう少し深掘りして欲しかったと思うのは無い物ねだりでしょうか。
エゴヤンと病理
狼
認知症を患う妻を亡くした老人が、老人福祉施設の同居人が書いてくれた手紙を頼りに、アウシュビッツで殺された家族の仇を探し旅に出る話。
なかなか仇には会えず、繰り返し訪れる認知症による混乱と、手紙による復帰に少々冗長気味になるけれど、ラストは何とも衝撃的で持っていかれた。
原題の方が良かったかな。
驚愕しました
全114件中、101~114件目を表示