ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のレビュー・感想・評価
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どこかで見たような‥‥‥
美味しい映画ですね〜
食材も潤沢で、贅沢な映像です。
それにしても〜どこかで見たような。
いやいや、そういっちゃうとね〜
だけど、最後の演技は素晴らしい。
淡々とした表情に彩りがさした感じ。
微妙
期待しすぎたのか全体的に微妙。
脚本は突っ込みどころは多いけど飽きはしない。
最後の真実が全部明るみになるシーンはよかった。
けどこれまでのことが実は全部身近な人の仕業でしたみたいな終わりかたが好きじゃない。
なんだかせっかく海外まで行って奮闘してきたのにラストで全てが安っぽくなってしまう感じがする。
花より男子の映画もそうだったけど。
無理やり感否めない。
あと綾野剛の演技が違和感あったなあ。
二宮はさすがの演技力。
特に最後の表情は素晴らしかった。
原作よりも人間関係が繋がっている
失われたレシピを求めて北京へ赴く佐々木充(二宮和也)。実力はあるがこだわりが強すぎて自分の店を潰してしまった。
初めは報酬に惹かれて受けた仕事だが、レシピの有りかを求めて、生き残っている関係者に会いにいくうちに、知らなかった真実に辿り着く。
満州時代の料理人は西島秀俊。
飽くなき料理への情熱。それを支える妻に宮崎あおい。
何度も共演している2人の呼吸はぴったり。
孤児院時代の友人に綾野剛。
二宮和也と綾野剛もGANTZ以来の仲の良さ。
唯一の心の友を熱演。
単なるレシピ探しではなく、料理を通して人の心の繋がりを描いている。
受け継がれる志のあたたかさ。
観た後に爽やかな気持ちになる。
また観たい!
謎解きの部分もありつつ それだけではない人間ドラマが素晴らしい。
誰にでも 食に関する思い入れが あると思うが、大事なことを思い出させてくれる作品。
役者さんも素晴らしく 脚本も精密に作られている。 何回も観て堪能したいと思わせる映画だった。
告知が下手。主題は人の繋がり。
これは制作スタッフ、役者さん方がかわいそう。"料理さがしの旅"みたいな告知されたらお金持ちか役者さんのファンの方々しか見にいきませんよね。
私的には「見たらわかるスゴイやつやん」でした。笑笑
朝の情報番組で企画の秋元康さん、滝田監督がラストシーンを絶賛していたので、それを目的に観にいきました。どの役者さんも素晴らしく、最近では珍しく、含みを持たせないスッキリとした終わり方で、エンドロールまで楽しめました。
評価の差が激しいですが、個人的にはなかなかの良作で、国内の監督賞か作品賞を取るだろうと予想しています。
また、ジャニーズの役者さんの出演を気にされる方もおられるようですが、そこは判断材料にすべきではないと思います。私が思うにみんながみんな下手という訳ではないようで、二宮さんももう一人の方もとてもお上手でした。音楽もジャニーズの曲は一切ありませんでした。
まぁこの作品では西島さんのシーンの方が多く、二宮さんの出番は少なかった気がするので、ジャニーズ事務所を嫌っている方も行かれてみては。
ストーリーが素晴らしい
人と人との優しさや思いやりがたくさん詰まっていて中盤ぐらいから涙が止まらなくなって、物語の全てが繋がった時は胸が一杯になった。想像していたよりストーリーが良い。ダブル主役って感じ。最後のニノの笑顔が最高!思ったよりニノ出番少ない(笑)
レシピで繋がる人達
様々な出来事や登場人物が、最後ひとつの線で結ばれて繋がる物語。
基本的に主人公の佐々木充がひたすら人から話を聞いているだけなんだけど、少しずつ見えてくる真相にジンワリさせられた。
こだわった料理を作ることに全く重きを置いていない私としては、料理人の命!みたいなものには全然ピンとこないし美しい創作料理はただ綺麗で凝ってるんだなーと思うだけで正直あまり美味しそうとは思えない。
でも一つの物事を極めるために相当の覚悟が必要なことは理解できるし、それを成し遂げようとする人間と周りの人達の共に成長していくさまは素直に胸に響く。
一度食べた料理の味は忘れず完全再現できる能力を持っているとはいえ、充にレシピ探しを依頼したところで何になるんだ?探偵に頼んだ方がよっぽど早く安く済むのでは?と思っていた前半。
だんだん分かってくる、充でなければならなかった理由からはレシピにかけた情熱と執念と愛が伝わってきた。
人情に薄く、料理の完成度だけを追い求めていた充が最後に見せた表情がとても素敵だった。
この結末まで充はものすごい回り道をしたけど、自分の足で人を訪ねて周り色々な人から色々な角度で話を聴くことが結果とても良かったのかなと思う。
最後は何に感動してんのか自分でもよく分からないまま大泣きしてしまった…笑
主演の二宮和也はじめ役者陣の演技がとても良い。
とくに若い頃の楊清明役の兼松若人は最高だった。
中国語訛りの口調はコミカルで場を和ませつつ満州人ならではの複雑な心境もあり、この映画の中で一番好きなキャラだった。
わりとゆるやかで滝田洋二郎監督らしい、人の細かいドラマをふんだんに仕込んだ映画を観れた。
創作料理達はストレートに美味しそう!とは思えないけど、どんな味がするのかとても気になるので食べてみたいな…
最後の表情の素晴らしさ
予告編では伝わらない、絶妙に完成された映画。レシピ探しを続けることで、謎は少しずつ解けていき、感動はどんどん深まっていく。遂には料理を作っているのを見ているだけで涙が出てくる。心の掴み方を知っている作品。
一つのレシピを通して。
この映画は、一つのレシピ探しという一見奇妙な依頼を通して、本作の心を閉ざした主人公が料理や様々な人と関わり、実は身近にあった大切なものに出会っていくという感動物語。
料理というどの人にも共感し得るテーマを題材にしていて、油断しているとついホロっとしてしまう内容が詰まっている。
家族の愛やその料理に対する理想や信念、想いが、遠回りをしながらも、徐々に主人公にも伝わり心を開かせていく過程は、言葉に表せない感動が溢れさせられる。
想いが詰まった料理は、時代を超えても、人の心に届き、受け継がれる。
宣伝が難しい映画
正直、二宮くん目当てで見たのですが。
予告のイメージとは全然違う内容でした。
予告だとお料理のイメージが強すぎてもったいない。
お料理がとても魅力的に描かれているのはもちろんのこと、ヒューマンドラマかと思いきや、サスペンス的な要素もあり、ハラハラドキドキどんでん返し系が好きな方も楽しめる映画だと思います。
答え合わせにもう一度見たくなりました。
それなのに後半涙が止まらないほどの感動もあり。こうやってレビューを書くとなんだかごちゃごちゃした映画と思われそうだけど、全くそんなこともなく。
見終わった瞬間、もうちょっとうまい宣伝文句はなかったの!?と思ったけど、ネタバレせずにこの映画の魅力を伝えるのは難しいですね。
とにかく良いから見て!!としか言いようがないです。
麒麟の舌って事だから料理メインの展開かと思いきや、感動が待つエンド...
麒麟の舌って事だから料理メインの展開かと思いきや、感動が待つエンドだった。
観て良かったと思える映画でした。 満州時代が印象的。
私の祖父も満州で生活していたけれど 帰って来れなかったと聞いてます・・あの頃の恐ろしい出来事は 今の日本ではどれくらいの人が理解できるだろうか・・・会うことのなかった祖父への気持ちを載せて 観ることが出来ました。
映画は満州時代と現代をうまく交互させていきます。
映像がきれいで、空腹になるけど気持ちは満腹になる内容でした。
出演者が皆、良かったです!
観れば分かると思いますが私もそうやって今、生きているんだなぁと考えさせられました。
最近泣いてないなーって人に。
こんなに泣ける人間ドラマだとは思いませんでした。
泣かせるポイントはありきたりな設定なのですが、この映画の薄ガラス一枚向こう側な感じとハマるんでしょうね。後半はハンカチ手放せませんでした。近くにいた年配の男性も泣いていらっしゃいました。
メインキャストは豪華ですし、それ以上に脇役の役者さんたちがそれぞれに味があり面白い。一見の価値あり。
最後まで見た後、もう一度観るとまた違うものが見えてきそうです。答え合わせしたくなります。
−0.5は、CMや番宣、ポスターのコック帽の二宮くん。映画の内容を誤解させてますね。もったいない。
感動のオブラートに包んだ卑怯な反日映画
戦時中の日本をテーマにした映画はだいたいステレオタイプな日本を悪者にした映画が多いので普段は観ないのだが、今回はむしろどれだけ酷いものなのか興味が涌いたので観ることにした。
結論から言えば、全体的な俳優の演技はなかなか良かったが、内容は案の定、この低度だろう、という酷いものであった。
満洲国を、今漢族はわざわざ「偽満洲国」と呼んでいる。
なお溥儀が皇帝について後の正式名称は「大満洲帝国」である。
筆者は大学時代に東洋史を専攻していて、また北京に留学していたこともあるので、我が家には中華書局発行の『史記』から『清史稿』までの原文の歴代二十四史すべてがある。
だいたい次の王朝が前の王朝の歴史を編纂するので、自らの建国の正当性を主張するため、前王朝を必要以上に貶める傾向がある。
そのため国家編纂の正史のはずなのに後世から見ると嘘が多いため「偽史学」という学問まである。
前王朝の初代ぐらいは持ち上げたりするので、初代皇帝が生まれた時は鳳凰が屋根に止まったとか、目の中に瞳が2つあったとか書かれていてほぼテンプレート化されていたりする。
なので現在の共産党がことさらに誇張して日本を歴史で叩くのも同じことである。
もちろん自分たちの不都合を隠すのも昔から変わらない。
さて満洲国の皇帝溥儀は清のラストエンペラーだが、なぜ彼が満洲国の建国に力を貸すようになったのだろうか。
清が倒された後、漢族によって西太后の墓が暴かれ、金目の物は持ち逃げされ、西太后の屍体がレイプされたことが大きな引き金になっている。
また元々満洲国の領域自体は満洲族の土地なので漢族がとやかく口を挟む権利はない。
本作では満漢全席は満洲族と漢族の融和の象徴だとの話があったが、実際は違う。
残念ながら満洲族にとって漢族は差別する対象でしかなかった。
満洲族統治前の漢族は髪に霊力が宿ると信じていたため髪を伸ばしっぱなしにしていた。
ただ満洲族にはその習慣は不潔に映ったらしく、『キン肉マン』のラーメンマンのような弁髪を強要させ、言うことを聞かない漢族はどんどん処刑した。
しかも満洲族やモンゴル族、ウイグル族には弁髪を強要しなかった。
また日本の大奥に当たる皇宮にもモンゴル族とウイグル族は入れたが、漢族は許されなかった。
本作では漢族の呼び方も厳密にはおかしい。
「中国人」という呼び方は当時存在しない。「支那人」が一般的で、そうでなければ「漢人」だろう。
また竹野内豊演じる三宅太蔵が兼松若人演じる楊晴明を共産党のスパイに仕立てようとする設定になっているが、大陸で支那事変の間中日本が終戦まで戦っていたのは国民党である。
当時の共産党は匪賊や馬賊といわれる当の漢族からも嫌われていたほとんど山賊みたいなものであり、おそらく日本軍人は共産党を全く意識していなかっただろう。なので国民党のスパイならまだわかる。
1937年の盧溝橋事件でも衝突したのは日本軍と国民党軍である。
ただこの事件も裏で暗躍していたのは共産党なので、実際には満洲国にも多くの共産党のスパイが入り込んではいただろう。
しかし、当時の日本軍には共産党が眼中になかったという話である。
本作ではまるで現在の共産党のプロパガンダよろしく日本は共産党と戦っていたかのような誤解を与えている。
因みにこの盧溝橋には抗日戦争記念館があり、筆者も北京留学中に数回足を運んでいる。
館内は共産党の歴史観が反映された展示が続き、外には4章仕立ての共産党の正当性を誇示する石像が40個ほどある。(現在は知らない)
館内展示・石像ともに日本語・英語・漢語の説明文があるのだが、日本語では「日本兵」と書かれている単語が英語では「Jap」になっていた。
アメリカですら今や公の場所で使用しているとは思えなかったので、21世紀にもなって「Jap」か!と驚いた。
また同時に日本人にもすぐわかるだろうにこのような蔑視表現を平然と表記するのは馬鹿なのか?とも思った。
それから館内で使用されている写真の説明も酷かった。
1人の漢族女性が軍人に連れられている写真の説明に「この女性の太腿から肉をそいで餃子にして食べた」とか書かれていた。もちろん肉をそいでいる写真ではない。
孔子も人を食べていたようだし、三国志にも最高の客へのもてなしとして自分の妻子を食べさせるエピソードがあったり、むしろ古代から食人の習慣があるのは日本人ではなく漢族である。
また凄惨な写真がたくさんあって全て日本軍がしたことにされていたが、それらは本当は「通州事件」の写真であったり、プロパンガンダとして捏造したやらせ写真であったりする。
「通州事件」とは、国民党軍が日本人居留民約380人の家を一軒残らず襲撃し、略奪・暴行・レイプなどを行ない、その大部分を筆舌に尽くし難い方法で惨殺した事件である。
やっと最近になって日本はこの事件をユネスコの世界記憶遺産に申請した。
劇中で鈴木料理長が「何をやってたんだろうな?私たちは…人様の国で…」とつぶやくシーンがあるが、この言葉はそっくりそのまま今の漢族に返してあげたい。
満洲を征服し、現在もチベット・南モンゴル・ウイグルと人様の土地を占領しているのは漢族である。
また「大日本帝国食菜全席」の創造自体が竹野内の陰謀だったわけだが、暗殺未遂に止めるとはいえ、いくらなんでも天皇陛下を利用するなどという馬鹿げた計画を思いつく帝国軍人が当時存在するとは思えない。
この設定そのものが日本人を馬鹿にしているし、当時の軍人を貶めている。
どうして日本人が日本を貶める映画を制作するのだろうか?筆者は理解に苦しむ。
また楊晴明を演じた兼松若人も笈田ヨシも北京普通話の発音がネイティヴに聞こえない。
日本語をある程度話せる台湾人俳優などの起用を考えても良かったのではないだろうか?
本作は秋元康が企画しているし、監督は米アカデミー賞外国語映画賞を『おくりびと』で受賞した滝田洋二郎である。
俳優も二宮和也や西島秀俊をはじめ素晴らしい面々が出演している。
オープンセットで当時の満洲の街並みを再現するなどそれなりにお金もかけている。登場する料理の数々も手がこんでいてとても美味しそうだった。
本作の演出が原作小説通りなのか改変されているのかはわからないが、このような感動作品にひそかに反日を潜ませる手法は一番卑怯だ。
事実を知らない人々にせっせと反日を刷り込んでいる。
これからまさに激動の時代が訪れようとする中、日本人は日本人であることに誇りを持って未来を切り開くべきではないかと筆者は考える。
こういう映画が制作されること自体が一日本国民として悲しく思う。
心にそっと寄り添うような映画です
二宮くんのインタビューで「シソです」という台詞が言いづらくて〜と言っていたのを見たので確認する気持ちで見ました笑
意外や意外。心が温まるような映画でしたね。
お話は、家族を亡くしどこか感情が欠落した、人間不信を極め孤独に生きながら得意の料理で客が求めるあの味を再現する仕事を引き受け借金返済を続ける佐々木という人物が、高額の依頼を引き受けた所から始まります。
満州時代に作られた幻のレシピを再現してほしい、その為にレシピを探す旅へと続いて行くのですが、関係者を探し話を聞きながらレシピの在り処に近づいていくにつれ、自身との繋がりが発覚していく物語。
主演の二宮君の出番は半分も無かったのではないかと思いますが、終始、心が死んだような冷たい印象で、全てが投げやりにも見える自然体なら演技でした。その分、感情豊かで情熱的な西島さんや綾野さんの演技が引き立った気がします。最後には自身を取り巻く人や、家族の料理に対する熱い想いを知り、どこか少し、でも確かに前を向き、人間らしさを取り戻したような、そんなラストで、見ているこちらにも何か心が温かくなるような、ホッとしたような。前を向いて歩いて行けるんだなって思える素敵なラストでした。今、孤独で辛い人には特に心に入ってくるんじゃないかなと思います。私がそんな状態だから余計にグッとくるものがあったのかも´д` ;
出てくる料理も美味しそうだし、料理があんまり好きではない私でも料理ともうちょっとしようかな?頑張って見ようかなと思える映画でした。
なお、主演の二宮さんは左利きですが、この映画のために右手での演技を練習したそう。利き手に見えるくらいの演技でステキでした!
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