ひかりをあててしぼる

劇場公開日:

ひかりをあててしぼる

解説

2006年に東京で実際に起きた新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件をモチーフに、ある秘密を抱えた夫婦の愛憎を描いた人間ドラマ。2011年に上演された同名舞台を、演出を手がけた坂牧良太が自らメガホンをとって映像化した。平凡な会社員・谷中浩平は、友人の巧と参加した合コンで知り合った美女・智美と恋に落ち、結婚する。2人は幸せな夫婦生活をスタートさせるが、虚栄心の強い智美は浩平を振り回すようになっていく。子どもを授かったものの自由を奪われたくないからと堕胎し、他人が羨む生活をするために高級マンションでの暮らしを望む智美。そんな彼女に嫌われたくない一心で必死に理想の夫を目指す浩平だったが、ついに不満を爆発させ、智美に暴力を振るうようになってしまう。そのことを知った巧は智美を助けようとするが……。浩平役を「リリィ・シュシュのすべて」の忍成修吾、智美役を「渇き。」の派谷恵美がそれぞれ演じる。

2015年製作/83分/日本
配給:アルゴ・ピクチャーズ
劇場公開日:2016年12月3日

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(C)2016 ひかりをあててしぼる製作委員会

映画レビュー

3.0最後まで書けなかった小説

2024年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実際に起きた事件をモチーフにした作品
事実は小説より奇なりというが、その「奇」の部分を「事実」の背後に託している。
結局、
描き切られていないことが、トモミとコウヘイの人間像に迫っていないことになり、わからないし共感できないことが起きてしまっている。
モチーフに使った事件は存在するが、背後の事実が制作者の想像だけのような気がする。
冒頭に、実際の事件とともにいまだ存在するマンションに触れているが、この意味も不明だ。マンションが何か悪いことをしたのでしょうか?
タイトルが言いたいのは、事件に光を当てその真実を絞り込むとでも言いたいのだろう。
作品は、
未だ捕まらない犯人だと思われているタクミが、トモミの妹エミを訪ねることと、彼の知る事実を彼女に伝えることが物語となっている。
簡単に言ってしまうと、トモミもコウヘイも親の虐待を受けて育った。
トモミは虚栄心の塊のような人間になり、コウヘイは彼女の傲慢な態度に暴力を振るったことが起因し、父と同じ振る舞いに溺れていく。
当初コウヘイにはお金がなかったが、妻の資格教育のおかげなのか、裕福な暮らしを手に入れた。
コウヘイはトモミを支配しお金を手に入れたが、殴られて笑うトモミのおぞましさに気が狂いそうになる。トモミへの暴力が自分の心を苦しめていく。
トモミは、
弁護士だとうそぶいて結婚までしたのにお金がないことが許せない。夫に再教育しながら自分は遊ぶ。
そしてとうとう夫がキレる。一度キレればそのタイミングはまたすぐに来てしまう。
しかしお金に困らないのが一番なのか? トモミは殴られても薄ら笑いを浮かべる。このことがDVをエスカレートさせてしまう。
冒頭と最後のシーンは、幼い時のトモミとエマだ。
父から隠れるようにクローゼットの中にいるが、見つかってしまう。
トモミがクローゼットの中にいるのはDVから逃げるためだ。
しかしその描写だけでは何もわからない。
トモミの人間性が描かれていない。
「いまさらどうしようもないけど、うれしかった。ありがとう」
これは幼い時に妹がトモミを庇ったことがあった思い出に対する言葉。
しかし、意味が解らない。サイコなのだろうか?
でもこれをサイコにすれば物語はタイトルから破綻してしまう。
彼女を救おうとしたタクミ同様、わからない。
その後のタクミの思考能力もわからないが、そもそも出頭する直前にエマに事実を伝えるが、「何でこんなことを私に話したの?」という彼女の質問に答えないことが最大の謎だ。
つまり、プロットが細部まで詰められていないのだ。
これは最後まで書けなかった小説と似ている。
タイトルと真逆
結局、何もわからない。
そして最後にタクシーに乗っているトモミ。
「お客さん、なんか、臭いんですが」
つまり彼女はコウヘイの頭部を持っているのだろう。
だから何? やっぱりサイコなの?
ということです。

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R41

3.0DVバランス

2024年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

 マウント取っていた智美が逆に暴力を受入れるようになっていく過程・・・ここがキモだと思うのに、その転換点がよく分からなかった。この心理変化が上手く描けていたら相当怖いホラー映画になっていたけど、主従入れ替わりという発想は面白かった。出会いの合コンの場では「法律事務所で働いている」と、本当か嘘かわからなかったのも残念なところ。いつの間にか巧の年収の倍になった?その仕事内容もわかんない・・・単なるホストか?

 個人的には夫婦の愛憎劇の様子より、危機を救う騎士から傍観者に転落した巧の心理面のほうが好みだった。そして幼い姉妹がクローゼットに隠れていたプロローグとエピローグ。さすがに子どもに対する虐待は描かれてなかったけど、どこかマゾヒスティックな面が智美に芽生えたのだろうか・・・ここも興味深いところなんだけどなぁ・・・

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kossy

2.5人の汚さとかDVとか。 全体的に気持ち悪かった、殺してからの女優の...

2021年5月27日
スマートフォンから投稿

人の汚さとかDVとか。
全体的に気持ち悪かった、殺してからの女優の怪演は良かったけれど。

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collectible

3.0生々しい。

2018年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DV、生々しい。本当にこういう感じあるんだろうね。

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khapphom