ナラタージュのレビュー・感想・評価
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難しかったです
先生に最後まで振り回されて終わってしまう感じです。
本当に好きならもっとちゃんと大切にしてよと思ってしまい、観ていてすごく辛く切なかったです。
同じ女性の立場からして、どちらの男性と上手くいっても幸せにはなれないかなぁと感じました。
全員があまりにも不器用で、子供のような自己中さがあり、
何度も上手くいきそうでいかないという展開に、観ていてすごくもどかしかったです。
個人的に有村架純さんがすごく可愛くて大好きで、彼女の演技や表情は素晴らしかったです。
松本潤さんの演技もとても良くて、多くは語らないのですが表情や視線が印象的でした。
坂口健太郎さんのあのタイプの役も初めて見たのですが、見事にハマっていて上手に演じていました。
全体的に静かな物語です。
女性なら高校生の時に一度は先生を好きになったり憧れたりするんじゃないかなぁと自分の高校時代を思い出してドキドキしながら観てしまいました。
感想、
内容はイマイチだけど、映像は凄く綺麗でした。本当に140分集中して見てましたし引き込まれました、音も凄く良かった!内容は女子の立場でしかいや、個人差はありますけど自分がもし、教師だったら、同学年の男子だったら、彼女の、主人公の彼女の気持ちには同意出来かねますね、最後の別れ間際に思い出に教師と身体を重ねるなんてない!無理やりこうなったとしか思えない、そこが?でした、
原作好きなひと
原作が好きで
観に行った人は
あれ?って
飛ばされた?って
思っちゃうかも
でも真はきちんと
原作と同じだから
あれ?ってなることによって
感情移入が薄れちゃうかもしれないけど
なんとも言えない
切なさが映像で見えるから
いいと思った
終わってから
主題歌が流れてから
なんか色々思い出して
泣いちゃいました。
過去にみた風景
普段、松本さんに色気を感じることはないんですがポスターの写真がたまらなくタイプだったので観に行きました。
学生時代の辛い時、助けてもらった先生に愛なのか恋なのか尊敬なのか憧れなのかわからない感情をもち、ただただ想い続けるヒロイン。
先生という子供からみると完璧な存在だが、一人の人間として、夫として、離れた妻との関係に悩み続けている男。
好きな女の子に忘れられない相手がいて、その影に怯え、自分ではないような自分が出てきて不安になる男。
全員、誰かの人生にいる存在。
全員、ずるい、でもそれが人間ですね。
わたしも過去に先生を好きになったことがありました、10年近く片思いして(その間彼氏がいたこともあったけれど)ようやく付き合いましたが、
完璧だと思っていた先生のダメな部分に驚いたのを思い出しました。
彼女はそこも葛藤しながら認めていたけれど、
なかなかできないですよね。
普通の男女でも難しいのに、出会いが教師と生徒ならなおさら。
だって高校生にとった先生って完璧に大人だもん。
最後に妻との関係を修復させるため東京へいく決断をした先生に、
なんでだよ!!
という感情を持たずにはいられませんでしたが、
先生にとって、彼女は恋じゃなかったんだよね。
もうそれはどうしようもないことだ。
辛い、、。
彼女には、ほんとに幸せになってほしい。
いつまでも引きずってちゃダメ。
みんながどうなったのか気になりますねー。
いつかまた、道端でばったり会った時、彼女たちが今の自分を誇れて、笑顔でいれますように。
なんだか、頭を結末が色々めぐる
まず映画が長い!以外とダラダラはしてないのだけど、とにかく優柔不断男と、煮え切らない女、束縛男!話が分かりづらいところも少しあるかなぁ〰︎と思いつつ鑑賞。え⁉︎そこでそのセリフ⁉︎ってのが結構あって、心の中で⁉︎と考えてました。せっかく、想い続けていい関係だったのに、最後はやっぱりってのがつまらない。なんだかこの後の3人がどうなったのか気になる!靴、脱がせて帰らせて、あれってこれから靴職人になったら、ずっと思い出す過去。辛いなぁ〰︎。こんな関係になってからの夫婦関係逆に戻せるの⁉︎ 懐中時計で話してる感じではいい感じの2人。ここから無進むのかなぁ⁉︎時計動いた...。ここからは考えること一杯(笑)
いい映画でした。
教師と元生徒の禁断の恋とか、ベッドシーンが、、とか紹介されていましたが、全然そのような作品ではなかったです。人を好きになってうまくいかなかったり、嫌な自分になったり、絶望したり、どうしても好きな気持ちを消せない時もあったり。それでも必ず朝は来るし、雨は上がるよと言ってくれているように感じました。泉の若くて真っ直ぐな気持ちが眩しくて、葉山先生が感情を押し殺して生きているところが苦しかったですが、人を好きになった記憶はきっと財産になる気がします。もう一度見に行きたいです。
映画。
想像以上にフランス映画(そんなに見たことないけれど)っぽいというか静かに時の流れる映画。登場人物の男性たちには、苛々するけれど、有村架純の表情や空気感がとてもよかった。
少し長さも感じてしまったが、最後の有村架純が屋上で空を見上げる表情をみたときから急に、すっと空気感が澄みわたったような感覚に襲われ、ラストの懐中電灯が動き出したシーンと最後の主題歌で全てが腑に落ちた感覚。途中は、家でゆっくり見たほうがよかったかなーって思ったりもしたけど、最終的にはやはり映画館でみてよかったと思いました。
終わった後、女子高生か女子大生くらいの女の子たちが"でてくる男がみんなクズすぎ!!純愛っていうかさ。。"と叫んでいて、ごもっとも、と笑いそうになってしまった。
でもまたいつかもう一度みたいです。
静かな恋愛映画。
10年ほどまえに出版されてから、ずっと愛読してきた物語です。
映画化されると知った時から、ずーっと楽しみにしてきました。
松本潤と有村架純の主演とのことでしたので、それも期待していきました。
・・良かったです。
へんなありきたりなアイドル仕様な恋愛映画ではなく、島本理生の世界観を表現しようというのは、伝わりました。
でも、原作を読んだ人しかわからないのですが、プロローグとエピローグにあたる部分が省略されたように思えました。
長いお話なので、仕方がないのかもしれませんが、個人的には、この二つが揃って、泣きました。
映画を見て、感動された方は ぜひ 原作を読んでいただきたいと思います。
傷つき闇を抱える2人が救いをもとめる
禁断の恋ではない。大人な恋愛でもない。
駆け引きもなく、互いに胸がときめくなんて瞬間すら無いに等しい。
救われたい、救いたい(救うことで救われたい)という想いが強い。
葉山は妻が同居していた義理母と上手くいかずノイローゼで家に火をつけ放火及び殺人未遂(実際は家の倉庫のみだが義理母ごと燃やす気だった)。
妻の親族たちに攻められ会うことも許されず手紙も握り潰され、罪悪感や後悔に苛まれサイレンの音を聞くと吐くほど苦しみ進めずにいる教師。籍は残ったまま。(妻の意志次第)
泉は自殺を考えるほどいじめられ辛いところを葉山に救われ、演劇部や社会科準備室(葉山)という居場所を与えてもらえたことで次第に心惹かれていく。在学中、葉山の過去を知り「あなたを助けたい」と申し出たが断られる。
その後も泉に何度も救いを求めるくせに、泉の想いを受けいれない葉山の弱さやモロさは確かにズルい。拒絶したくせになぜキスをしたのか。なぜ電話をするのか。なぜ優しくするのか。
「恋じゃなかった」は本心とは思えない。たしかに愛されていたい、という弱さは人間にはあるけど…。この辺りは小説で読めば葉山の泉への想いもわかるのでしょうか。
呼ばれた気がして来てみたよ
お互いが心の助けを感じて
相手に気持ちを差し出すのが
タイミングと的を得ていて、
共感します。
こんな事をしてくれる人が
いたらきっと忘れられない、と。
初めは、
葉山が、
学校生活での居場所を
見つけられなかった泉に
仲間と演劇を。
次は、泉が
教え子が亡くなり、
救えなかった葛藤に
苦しむ葉山の側に駆けつけ
安心と励ましを。
それも裸足で。
小野の行為は、
自分から遠ざかる人へ
残虐な心理で吐いた言葉として
そのまま自分に帰ってくると
思います。
自分が愛した彼女の足を
痛めつけた自分に。
トラウマになって、
恐らく靴職人にはなれない
のではないでしょうか。
さておき
全てのシーンで、
淡いグリーンがかかっているような
色彩が素敵でした。
なにか、
記憶の海のなかで進行する
物語に入り込んだような雰囲気に
包まれます。
観客は、誰もが息をのむように
静かで皆違う世界にいっている
ようでした。
この色調の中で、
最後に葉山と泉の
二人が求め合うシーンでは、
エロさよりも、せつない痛みが
伝わってきます。
ここまでの刹那さを伴う愛し方は
人生でそんなに多くない場面だと
思いますし、
人によっては、経験できないで
終わる人もいるんではないでしょうか。
そんな経験ができるならということで
好奇心が勝るひとや、どうしょうもなく
ストライクな出会いな場合で、
相手が既婚者の場合には、
自らを追い込んでしまって、
不倫にはまってしまう心理が丹念に
描写されていると感じました。
だれでも可能性がある…
でも、この恋愛に共感するのは、
男性と10代の女子ではないかな。
誤解を恐れずに、
感想としては、
実際には、
愛していても、
自分のところに最終的にこない人
よりは、
半ば強引でも自分の事だけを
みてくれる男のもとに身を寄せる
パターンが多いように思います。
20代後半になればそういう
恋愛観になるんではないかなと。
そう。
やさしいだけの優柔不断は
本当に好きな相手からは
選ばれないんだよと。
まぁそんなことを思いながらも、
本編では、
そんなしょっぱいことに
ならない、
前向きなストーリーだったので、
気持ち良く見終わりました。
LaLaLANDみたいな
変な現実突きつけられる
ことなく、
甘い気持ちで、帰れます。
おすすめ。
【ネタバレ】
不倫映画ではない。既婚者に恋をした大人しい女の子の話。正直こんなに苦痛だった映画は久しぶりです。かなりスローペースで純情な物語で終わらせてくれたら良かったのにSEXシーンだけ動きが生々しくてみてられなかった。
かなりイラつくけれど…まぁ恋愛なんてこんなもの。
松本潤と有村架純の濡れ場を始めとした、教師と元生徒の禁断のラブストーリーに注目が集まるが、たいしたことない。リアルに、"水で濡れる"だけ。ついでに坂口健太郎と架純ちゃんのベッドシーンも、程度は言わずもがな。少年少女の妄想にはちょうどいい。
むしろ、ラブストーリーの行定勲監督作品として見たほうがいい。よくもまぁ、こんなに何にもない片想いプロットを150分もの長尺に仕立てたものである。
これでダラけないのは、行定監督の繊細な叙情手腕とも言えるし、ヒロインが有村架純だから持ったとも言えるが、延々と続く叶わない恋愛模様に、かなりイラ立つ。とはいえ恋愛なんてこんなもの。当事者にはどうすることもできない、切なさ。
とにかく"男(友人)→女(生徒)→男(教師)→女(別居中の妻)"、完全な一方通行なのである。音楽もない静寂のなかで、セリフだけで構成される間(ま)の長いシーンが続き、恋愛に一途な人間の愚かさや嫉妬深さを、冷静に客観視してしまう・・・。
そもそもタイトルの「ナラタージュ」(narratage)は、映画用語である。回想シーンによく見られる技法で、過去の映像に乗せた本人の語りによって物語が進行していく。ナレーション(narration)とモンタージュ(montage)の合成語である。まさに本作は社会人になった泉が、大学時代の恋愛を振り返るというもの。
また、劇中にモチーフとなる映画がいくつか出てくる。
ヴィクトル・エリセ監督の「エル・スール」(1985)は、忘れ得ぬ恋人への想いをはせる映画だし、成瀬巳喜男監督の「浮雲」(1955)も、妻と別れられない浮気な男への一途な女の情念が描かれている。
教師・葉山と生徒・泉が、その映画について語ったり、鑑賞したりするわけだが、どれも2人の関係性を象徴する特別な意味を持っている。
女性ボーカルの主題歌も印象的で、曲タイトルも同名の「ナラタージュ」。歌っているのは新人で、17歳の現役女子高生シンガー、adieu(アデュー)である。
RADWIMPSの野田洋二郎による作詞・作曲で、TV-CMでも流れているが、サビがひじょうに耳に残る。野田は、夏にも「東京喰種 トーキョーグール」の主題歌を担当していた(illion名義)が、昨年の「君の名は。」以降、映画音楽のオファーが殺到している。
(2017/10/7 /TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
また観たいと思える作品
泉が苦しみもがいていた様に葉山先生も苦しんでいたのでは…
泉を愛しているけど奥さんのこともあり幸せにはできない…でも泉に離れていって欲しくない…
こんな狡さって人にはあると思う。
最後には泉にただただ幸せでいてほしい。涙が止まりませんでした。
140分の苦痛
優しさが取り柄だが、寂しげな教え子に拠り所を求め、(病んでる)妻と別れていないことを告げられないカス教師と…、
好きだった娘と付き合い出したら、嫉妬に狂い様々なハラスメントを仕掛けるクズ男…、
この二人がひたすら気持ち悪い。
松潤と坂口くんが演ってるからこそ、観てる人も嫌悪感抱かないのであって、そこら辺の男が同じことやってたらドン引き。原作は読んだことないけど、こんなのがホントに「スゴい恋愛小説」なのだろうか…。見所は役者陣の演技のみ。
あと、細かいツッコミ。
・泉の大学生活、希薄過ぎ。1μも登場しない。
・泉が夜道で困るところ…12月の富山なのに、なんでそんなに軽装?
・ゆずこちゃんの事故(?)…もう少し伏線あっても?
・(真冬の富山を)裸足で歩いてる泉。先生の第一声「靴は?」
…そこは、「なんで裸足⁈」「どうしたの、その足」じゃないの?
・最後の…希望があっていいねぇ。
(え?瀬戸康史って、あんなに気持ち悪い顔だったっけ? 老けたのか、メイクが濃いだけなのか…)
スローペース
終始ゆっくり進んでいきました。いつ盛り上がるのかと待っていましたが、最後まで変わりませんでした。原作とは少し違っていたのですが、もう少し原作に忠実になっていたらまた違った感想かもしれません。ところどころ頭に?が浮かび納得いかない部分もありましたが、眠くなることはなかったので、引き込まれたのでしょう。有村架純の演技が良かったからかなと思います。
時間が長い
有村架純は完璧。
素晴らしい。たしかにそうなる。分かる。
ただ、有村架純と松潤以外のシーンは全て無駄に思う。2人の話だけで深掘りすべき。奥さんだすとか。
松潤の対応の裏付けが必要。
奥さんへの想いがなぜあるのか最後までわからない。放火までしたのに。普通は別れる。
坂口くんの役柄が不快すぎた。
メンヘラでこちらも精神がやられそうで、もっていかれないように気をつけながら見た。
子役のシーンもいらない。
この映画との繋がりがない。
文学映画
中継であったが舞台挨拶というのを初めて見た、観客は9割9分女性であった。映画は若干の省略部分はあったが原作を良く踏襲していたが、さすが原作のモロな性表現はソフフィティケイトされており、男性客としてはその辺りをどこまで表現するかが楽しみであったがややがっかり、やっぱり女性対象の映画であったか。物語は原作を読んだとき感じたのと同じで、結局のところ教え子に手をつけたずるい葉山教師といったところだが、映画の方は泉の新しい恋の予感を感じさせたのは良かったと思う、久々の文学映画もいいものだった。
披露試写会を観て(ネタバレあり)
最初から最後まで有村架純さん演じる工藤泉さんが主体です。その回想の中に松本潤さん演じる葉山貴司先生、坂口健太郎さん演じる小野怜二が出てきます。
映画の印象は暗い、重い。
なので一見するとかなり面白くないように思うのですが、中盤から後半にかけて急に引き込まれていきます。(もちろん最初から引き込まれている方々もいらっしゃると思いますが)
泉の葉山先生との馴れ初めから始まりその後の発展、その間に小野くんとの恋人関係や手伝っていた演劇部での事件と割と物語の内容は濃く重いです。しかし重いだけで終わるのではなく、一人一人の感情が描かれており、それをセリフだけでなく情景で表現されている絶妙なカット。大胆な洋画とは違い邦画の繊細なセンスの良さが溢れている映画だと感じました。
松本潤さんが主演ということもあり観たいと思う年齢層が偏りそうですが、この作品はどの年代の人が観ても楽しめるものではないのかという印象をうけました。
映画を観た感想としてはもう一度じっくり観たい!改めて邦画の良さを感じた!です。
受け止め方はそれぞれなので実際に映画を観てみることをオススメします。
あと主題歌がとにかく良かったです。嵐の松本潤さんが主演なので、主題歌も嵐さんなのかと思いきや全く違う女性のアーティストさんでした。すでにニュースなどでも出ていますが女子高生の方なんですね。透明感のある美しい歌声がこの映画のイメージととても合っていました。
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