キセキ　あの日のソビトのレビュー・感想・評価

松坂桃李扮するJIN はケンカをした事で医者の父親から酷く殴られた。菅田将暉扮するJINの弟HIDE は大学受験に失敗した。

そもそもGReeeeNの事はあまり知らず、キセキやMISIAのアイノカタチを作った歯科医師たちと言う事を知る程度だった。それがこんな音楽はお遊びだと音楽を嫌う厳しい父親との対決シーンから始まるとはね。HIDEが海援隊好きって実話かな。いろいろ気になるね。兄貴がぶち当たった音楽の壁を歯科大に受かった弟がぶち破って逆に兄貴が手助けするなんて泣かせるね。さらには父親が恐いから面を出さないなんて、実話なら映画でバラされた父親は立つ瀬ないね。グループ名も歯科大生4人だからeeeeなんだね。

なんかハッピーって感じ

劇場鑑賞。

青春の塊みたいな映画でした。
グリーンのキセキ自体青春真っ盛りに聞いていた曲だし、
親とのすれ違いとかね。

親元にいたからこそ親の期待とか、
兄への良く思われていない態度とかわかってただろうしね。

かなりうるうるきました。
わかりやすい家族愛と青春の映画でした。
おもしろかったです。

キセキや道の世代の人は見ても損はないかな〜。
それにしても神奈川歯科大じゃなかったの？w

17.3.5 映画館

グリーンの成功の影に兄の存在があったのかぁ。
顔を出さなかったのも厳格な父親が理由だったとは。
純粋に実話なので面白かった。
プロを目指して、バンドをやっていた兄は父親ともケンカしながら自分の道を目指していた。デビューするも上手くいかず、そんな中、次男であるヒデがバンドを始める。才能に気がついてからがすごい。嫉妬や僻みがあってもおかしくないのに、純粋に弟の才能を開花させていく。自分の道を見出していくのだ。
その、まっすぐな音楽に対する純粋な姿勢を育てたのはは、母親の愛かもしれない。父親に殴られても殴り返さず、きちんとした礼儀を保つ2人を育てたのは素晴らしい母親だと思った。映画の本筋じゃないかもしれないこのことにちょっと感動した。

　GReeeeNのことは顔出しNGの歯医者さんのグループってことくらいしか知らなかったので、今回デビューするまでの軌跡がわかって、とても興味深く観ることが出来た。
　兄のジンの夢は叶わなくて残念だったけど、弟のヒデ達がデビューできたのはジンの力も大きかった。
　それにしてもお父さん、厳し過ぎる。本当にあんな感じだったのかな？お医者さんは確かに立派な仕事だけれど、どんな仕事だって立派な仕事です。もちろん音楽だって。お父さんはいつ頃息子達がGReeeeNって知ったんでしょうね。
　松坂桃李が唄ってるところを初めて観た。歌も歌えるんだ〜、そして松坂桃李も菅田将暉もこんな夢を追いかける普通の青年も、どんな役でも出来てしまうんたな、やっぱり2人とも凄いわー！

本作は、今、最も勢いのある若手俳優、松阪桃李、菅田将暉を起用した予想以上にシリアスな作品である。生き方の異なる兄弟の自分探し、父親との確執と自立を描いた青春物語である。厳しい現実に直面して、本当にやりたいことと折り合いをつけながら生きている我々大人たちにとって、本当にやりたいことって何？という本作のシンプルな問い掛けは、はっとするものであり、あの頃の自分を思い出した。

厳格な父親（小林薫）に育てられた兄弟、ジンとヒデ。兄・ジン（松阪桃李）は父親に反発し、家を飛び出してバンドを組んで好きな音楽の道を突き進んでいく。しかし、ジンは、父親を見返すために、メジャーデビューに血眼になり、自分たちの音楽を貫こうとするメンバー達との亀裂が深まり自分を見失っていく。やがて、ジンは弟たちの音楽活動をサポートしていく中で、サポートという自分の役割に気付く。一方、弟・ヒデ（菅田将暉）は、大学合格までは父親に従順に生きていくが、大学での音楽との出会いが彼を覚醒させる。メンバーを組んでCDデビューした曲はヒットする。ヒデは迷う。本当にやりたいのは、医師、音楽のどちらなのか。恋人の助言もあり、苦悩しながら、弟は、答えに辿り着いていく・・・。

松阪桃李は、鬼気迫る凄みのある演技で自分探しに彷徨し苦悩するジンを熱演。ベールに包まれていた歌声も聴き応えがあった。菅田将暉は、穏やかではあるが眼の表情を巧みに変化させる流石の演技で、ヒデの、従順、迷い、決断を表現している。特に、ラスト近くで、父親に音楽を目指すと告げる時の迷いのない澄み切った眼が素晴らしい。生き方の違う兄弟の絡み合いも迫力十分。

父親への反発と従順という対照的な兄弟だが、彼らにとって父親の存在は絶対であり、当初、彼らは父親に依存していた。自立していなかった。そんな兄弟は、ラストで揃って家を出ていく。それを良い音楽を作れと励ます父親。これは兄弟が父親依存から解き放たれ自立した瞬間である。兄弟は父親を超えて、その元から巣立っていく。本当にやりたいことを見つけ、それに挑んでいくために。彼らの自己実現の旅の始まりである。

ラストで、本当にやりたいことを見つけた兄弟の姿が眩しく印象的な作品だった。

豪華キャストが輝いています。
麻生祐美の見事な母役がいい味出してました。
良かったです。

厳格な父に逆らって家出してロッカーになった兄貴と厳格な父に忠実な弟。兄貴はスカウトされて喜んだのも束の間プロの洗礼に耐え切れずに担当者と喧嘩して担当者に見捨てられた。弟は厳格な父の命令に従い外科医から歯科医に転向して歯科大に合格。ようやくGReeeeNの面影が見えてきたと思いきや作品のプロットは厳格な父に振り回される兄弟のお話。正直、お医者様が偉いか知らんがロッカーとして自立してる兄貴を認めないのは職業差別だし他人の命を預かる医師が職業差別していいのかと思う。

　Ado、ヨルシカ、Eve、ずっと真夜中でいいのに。最近特に増えた覆面歌手。仮面を被ったり厚化粧をしたりという歌手、バンドは省いてもかなり多い。GReeeeNなんて、本当にステージの裏に立っているのかさえ不明なのに、コンサートではシルエットの彼らを観てファンは大盛り上がり。やっぱり謎めいたところが素敵です。個人的にはAdoのコンサートを観たい！うっせぇぇぇぇわ！

　で、この映画の凄いところは今をときめく若手男性俳優が勢揃いしたかのようなメンバー。松坂桃李、菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮・・・菅田将暉はギターも弾くし、歌もかなり練習してる様子。まぁ、実際、歌手としても成功してるからねぇ。アコギのチューニングが微妙にずれているところもリアルでいい（直せよ）。

　グリーンボーイズが最初に歌ったところがもっとも感動的だったか。本来、音楽は楽しむもの。映画『セッション』のように苦しんでたってしょうがない。趣味でもオリコン1位とればいいじゃん！的な。ギターで言えば、ピッキングが超性格で、速弾きが超絶凄くても、人の心に訴えてくるものがなきゃ意味が無いんです。

　そんな歯科医と歌手の二足のわらじGReeeeNの誕生秘話的な話。人に未来や希望を与える直喩歌詞ならば、詩的じゃなくてもOK。兄JIN（松坂）の心の医者になることや、完全裏方に徹する決意も良かった。やっぱりね、音楽に関してはビートルズが全て先駆者としてやってるって小ネタもgood。

地味そうで観るまでに時間がかかりましたが秀逸でした。名作だと思います。あと10年もしたら単なる若者映画みたいに分類されてしまわないか心配です。終盤にキセキが一曲流れるところとか、今は配信で巻き戻せるので何度も見たくなりますね。キャストも脇役に至るまでどれも素晴らしい。

兄はダメだったけど、自分はやってみたらデビュー出来て良かったね。で終わりの話

父はなぜ子供の夢を応援しないのか
兄弟はどんな才能があったのか
他のメンバーは何者だったのか
これらが描かれずオリコン一位を取るから、良かったね止まりで感動にならなかった

爽やかな青春映画、心地好いサクセスストーリーでした♪
私もふたりの息子を育てていますが、子供の将来はできる限り親の希望を押し付けないように気をつけようとこの映画を観て思いました。

めちゃくちゃよかった！
俳優さんの歌も素敵でした。

パンフレット購入済。

爽やかな青春映画。歯医者やりながら、バンド活動もやって、素晴らしいことだと思います。自分の夢と親孝行を両立させた選択は間違いなかった。

豪華俳優陣が送るバンドGREEEENの秘話について描かれた作品。

言わずもがな誰一人残らずみんな数何後に大活躍していますよね。

上映当時はそこまで俳優さんに詳しく無く、菅田氏と松坂桃李わはっきり認識していて横浜流星が少しSASUKEに出演していたので存在は存じ上げている程度でした。

この作品で存在を知った成田凌は今に一番好きな若手俳優になりましたし、杉野君も2021年秋話題のドラマ、恋ですや東京リベンジャーズでも話題になりました。

彼ら４人の歌声も素晴らしいですよね。当時めちゃめちゃ聴いてました。

GREEEENももろに世代なので観れてよかったです。

是非。

Greeeenの配役が良き♡

厳格な父親も最後は兄弟を認めるシーンは泣けた。

決して夢物語のシンデレラストーリーではない。現実はもっと泥臭く理想通りにはいかないものだ。

誰しもに天賦の才能があるわけではない。そして好きなことと得意なことは往々にして違ったりする。
でもどちらにしても一度きりの人生やりたいことをやった方がいい。成功も失敗もやってみないと確かめられないから。

ただ夢を追い続けるにはそれ相応の覚悟が必要。自分が望んだかたちになるものでもないし、JINのように縁の下の力持ちで花が咲くこともある。信じて行動することが大事。

そんな現実のもどかしい気持ちを慰めてくれながら、夢への一歩を応援してくれる映画。
GReeeeNの曲が気持ちを上げ背中を押してくれる。また聴きたくなる。

ちょっとラストは物足りなかったかなという印象。
今や主演級の若手俳優たちが揃い踏みで、まさにタイトルの「ソビト（素人・空人）＝自由に新しいことに挑戦していく人」たちのサクセスストーリーのはじまりが観られる。

「キセキ」に掛けて「軌跡」「奇跡」「輝石」を並べてみたはいいが、言うほどの描写はされていないし映画としての面白味はあまり無い。
残念ながら、既に広く知られた話を、役者によって映像化しただけ、という印象。