マキシマム・クラッシュ

原題の『Zero Tolerance 』は「容赦しない」的な意味。
タイを舞台に娘を殺された父親が犯人を捜して怪しい人物も怪しくない人物も容赦なく殺しまくるが実は自業自得な事故死だったというとんでもないオチ。
出演者にはスコット・アドキンス、ゲイリー・ダニエルズ、ケイン・コスギとアクション映画好きが心惹かれる名前が並びDVDのジャケ絵にもデカデカと映っているが、主演は一番小さく映っているダスティン・ヌエンという聞き馴染みのないベトナム人俳優と友人のタイ人刑事。
ジャケット表記のストーリーも役名はあっても役者名はないという騙す気満々なパッケージデザインに確信犯的なものを感じる。
普通の映画としてはともかく、バカ映画とかトンデモ映画としてならば一見の価値ありかもしれない。
主人公の吹き替え声優が津田健次郎というのも無駄にポイント高し。

2022年2月27日
映画 #マキシマム・クラッシュ (2015年)タイ映画鑑賞

#スコット・アドキンス ちょっとしか出ません
#ゲイリー・ダニエルズ ちょっとしか出ません
#ケイン・コスギ ほとんど出ません

ハリウッド映画っぽく見せたタイ映画
正々堂々とタイ映画で売ればいいのに

ラストは不思議な終わり方

あらすじとか予告を見ずに観賞。
スコット・アドキンスとケイン・コスギのアクションを見たかったんだけど、とんだ期待はずれである。
もはやパッケージ詐欺と言っていいレベルだし、このサイトのキャストの表示にも問題あると思う。キャストの並び順だけ見たらスコットアドキンス主演でケイン・コスギがラスボスかキーパーソンと思うじゃん。スコット・アドキンス主演って言ってんのに、実は敵キャラで全然出番無いって『ノー・サレンダー』と同じ感じだよね。

内容も特に見所もなく、単調で飽き飽きする。サスペンスとしてもアクションとしてもかなりお粗末。
特に捜査に被害者の父を加える時点で頭おかしいし、その結果関係ない人が次々に殺されるのはどうかと思う。
しかも、娘は殺害されたって散々言ってたのに実際はただの事故死じゃん。陰謀とか何もないし。
要は薬中の売春婦がキメセク中にラリって死んだってだけでしょ？自業自得だわ。