ナイスガイズ!
劇場公開日:2017年2月18日
解説
ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが共演し、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック監督がメガホンをとったバディムービー。シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチは、腕っ節の強い示談屋ヒーリーとコンビを組み、失踪した少女の捜索をすることに。そこへマーチの13歳の娘ホリーも加わることになり、3人で捜索を続ける。しかし、簡単に終わるはずだったその仕事は、やがて1本の映画にまつわる連続不審死事件、さらには国家を揺るがす巨大な陰謀へとつながっていく。3人は襲い来る殺し屋に命を狙われながら、事件解決にひた走るが……。
2016年製作/116分/PG12/アメリカ
原題:The Nice Guys
配給:クロックワークス
スタッフ・キャスト
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2017年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
いろいろ褒めたいが、とにかくライアン・ゴズリングだ。いまや歌って踊れるシックスパックのイケメンだが、『ラースと、その彼女』のコミュ障をこじらせた田舎の青年や、『幸せの行方…』の失踪して女装で暮らす殺人容疑者など、どんな役にも入り込む名優としてのポテンシャルを、この映画では100%コントに注入しているのが素晴らしい。
とにかく身体を張って、情けない探偵役を怪演するゴズリング。バスター・キートンの後継者かそれとも一人でドリフ全員分をやってのける気か。歌って踊れる才能もちゃんと活かされているし、身体能力の高さがみごとに笑いに特化されている。
社会派なテーマが背景にあったりLAが舞台の犯罪物で『LAコンフィデンシャル』のラッセル・クロウとキム・ベイシンガーが再共演していたり、語るべき側面はいろいろあるが、シェーン・ブラック監督の乾いたユーモアとゴズリングのコント力の融合がもう最高なんである。
2017年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
「ラ・ラ・ランド」の大成功で、エマ・ストーンともども名実共にトップスターの仲間入りを果たしたライアン・ゴズリング。良くも悪くもB級感漂うゆるいアクション映画でコミカルな酔いどれキャラを演じるなんて、これが最後になるかも。
ラッセル・クロウは役作りなのか不摂生なのか貫禄ありすぎの体型で、“昔は良かった”的な示談屋のキャラクターが本人のキャリアに重なって見えて少々切ない。
往年のバディムービー「リーサル・ウェポン」の脚本家、シェーン・ブラックが本作の監督と脚本を務めているけど、原点回帰なのか、昔取った杵柄か。70年代後半のロサンゼルスを再現していて、一定以上の世代には懐かしさもあるが、20代、30代の観客にはどうだろうか。体を張ったアクションと、社会風刺も添えた笑いで、あまり難しく考えずに楽しむのが吉。
2023年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
こんなに笑えるライアン・ゴズリングを見たのは初めてです。ぜひシリーズ化してほしいくらいに、絶妙なコンビの誕生。
どんどん人が死ぬのに、ちっとも血生臭くならないからっとした展開と、ライアン・ゴズリングの体を張った笑いが最後まで飽きさせません。70年代を舞台にしたのも最高のチョイスで、音楽も好きな曲がかかるし、ケータイやカーナビなんか無い時代なのに、お話が奇跡のようにテンポよく進行します。適度なお色気もあって、これでラッセル・クロウがもう少しカッコよかったら文句なしに☆5個付けたいほどです。
もしかしたら有名な原作があるのかもしれませんが、この時代を舞台にした探偵小説はたくさんあるので、その雰囲気を忠実に再現してあります。
2018.7.2
2022年11月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
酒浸りの悪徳探偵マーチと、腕っぷしのたつ何でも屋のヒーリー、マーチの娘ホリー
アメリアという女性の行方を追ううちに、自動車産業の闇を垣間見てしまう
証拠となるフィルムをめぐり、デトロイトの雇った殺し屋と争う
知識は豊富だが、何をやってもうまくいかないマーチ、彼の思いとは裏腹に幸運な発見も多い
裏家業を続けてきたヒーリーは、自らの仕事を悪と感じ、人を助けることに対する羨望を持つ
ホリーはときにマーチを奮い立たせ、ヒーリーを悪の道から遠ざける
鼻の効かないせいで妻を死なせてしまった罪悪感から、幸せに慣れない男と入れていたタトゥーが、戦闘の炭で幸せな男となる粋な演出
魅力的な人物が多く、コメディもアクションも良質