ロスト・バケーションのレビュー・感想・評価
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ツーベースヒット
ワンシュチュエーションなのに
傑作
異国のプライベートビーチ的なところでひとりきりでサーフィンしてるとサメに襲われて、ってとこで、いやー面白い。もうやることすらないだろうと思われるシャーク映画は意外に小さなところに戻して徹底的に攻める、でよかったんだ。
浜まで目と鼻の先、しかし怪我を負い岩礁に這い上がるが、やがてくる満潮で勝負をかけなきゃならなくなるという設定。常に究極の選択の救難映画。九死に一生スペシャル。
もう波と陸と岩礁とサメしかないからいちいち小技を聞かせてくる。
冒頭からの音楽、音、水面下に沈むとカットされる、その音響効果が最初から効いてる。
最小限の登場人物で、最大のフリを仕掛けて、当然ながらサメの出し方も過不足なくうまい。
熱い夏にはロストバケーション、でオッケーでした。
いくつか疑問点はあるが映像が綺麗で見せ方もうまい
まず、冒頭のサーフボードに乗って沖に漕ぎ出すシーンに魅せられた。音楽に乗せながら水上と水中のカメラを巧みに切り替えて躍動的に進む様は気持ちよさそうで、サーフィンにはまる人の気持ちがわかるような気がした。主役のナンシーを演じるブレイク・ライブリーの肢体もセクシーで興奮しました^^*
秘密のビーチの小さな岩礁という狭い場所で一人満身創痍でサメとの恐怖と戦う姿はスリル満点でした。相棒のカモメが何をしてくれる理由でもないが、心強いw
疑問点としては、
ビーチの名前を執拗に現地の人が主人公に教えようとしないのは、どういう意図か?
サメがこのビーチに引き寄せられる原因の物体がそばにあるのに、それには目もくれずに、いくらも食いでのない人間になぜこだわって襲ってくるのか?
浜に打ち上げられた酔っ払ったオッサンの死体に、後から来た二人の若者は気づかなかったのか?
最後の決着の付き方はうまく行きすぎでは?
他の被害者が襲われるシーンが映って無かったり、あまりにあっさりしすぎでは?グロい表現をなるだけ避けたかったのかな?
ま、それでも映像は綺麗だし、ちゃんと恐怖映画として楽しめました^^
2016/07/29、TOHOシネマズららぽーと横浜で鑑賞。
サメに襲われる疑似体験ムービー、意外と面白かったです
これはシンプルだけど面白かった。
少数キャストでいかにも低予算なワンシチュエーション・パニック物だったので、ある意味ドB級さを楽しめればそれでいいかなぐらいで鑑賞したのですが、B級で片付けるには勿体無いぐらい、なかなか見応えのある作品だったと思いましたよ。
大作映画のような壮大さもなければ、B級映画のようなバカさ加減も無かったので、サメ映画ファンが見てどう思うかは何とも言えないところですが、大作映画や続編物に食傷気味な方にはちょうどいいサイズのサバイバル・パニック物だったのではないかなと。
しかし美女と海とサメ、これだけなのに何故か面白かったなぁ。
しかもこの手の映画は大概ブレーク前の若手女優が起用されるのが常道なのに、これはブレーク済みのブレイク(ややこしい)が主演ですから、より鑑賞意欲が湧くってもので。
序盤はほぼブレイク・ライブリーのPVで美ボディを堪能、健康的なのに演出の上手さで微妙にエロさを醸し出す辺り、よく分かっています(笑)
岩場から岸まで200m、こんなに近いのにそこまで辿り着けないもどかしい状況下でのサメとのサバイバル合戦も、様々な創意工夫に溢れた演出が施されていたので、見ていて飽きることなく緊張感たっぷりに楽しむことが出来ましたね。
満潮が迫る中、能天気なサーファー、飲んだくれのおっさん、近くを通りかかった船、これらが果たして岩場で負傷しているヒロインに気付いてくれるのか、そんなこの手の映画あるあるなドキドキ感も最高でした。
大きなクジラの死骸があるんだから、食事はそっちで済ましてくれよと願っても何故か必ずこっちに来るサメの人間愛も見どころの一つだったかな(笑)
まあそれにしてもタフなヒロインでした、医学生と言う都合のいい設定やサメが何故か主人公を襲う時だけオバカちゃんになるご都合主義さはあったにしても、様々なものを利用してピンチを脱出しようとするタフさ加減は、まさしく今の時代に合致したヒロイン像でしたね。
負傷したカモメが傷ついたヒロインに岩場で常に寄り添っていた構図にも、妙に癒されたぁ。
言わば「キャスト・アウェイ」のウィルソン(バレーボール)的な癒し具合でしたね。
サメに襲われる疑似体験ムービー、予想以上に楽しめましたよ。
久々に釘づけ
経費削減映画って感じ
2016この夏、1番嫁に来て欲しい女性の活劇。
「引き算の美学」を感じさせてくれた一本。
思い出して数えて10人弱の出演者、すぐそこにビーチの見える岩礁、カモメ、そして巨大鮫。
これだけでここまでハラハラと面白い映画を作られるのが「工夫」という監督の力だと思う。
自身基本ビビりのため、鮫とのバトルが始まるまでにハラハラしすぎて疲れてしまい、「早く出てこい!」と長く感じてしまった点。
最後の最後の決着にもうひとひねりほしかった点。
その2点以外は大満足だった。
鮫、スゲェ怖い。
決して派手ではないけれど、観ておいて絶対損のない頓智の効いた作品。
スピルバーグのジョーズについて語る記事を最近読んだ。 「そうだね、...
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