なぜ生きる 蓮如上人と吉崎炎上
劇場公開日:2016年5月21日
解説
鎌倉時代に親鸞によって開かれた浄土真宗が花開く戦国時代を背景に、「人はなぜ生きるのか」という問いへの答えを求めた男たちの姿を描いた歴史アニメ。自身の不遇な身を嘆き、もがき苦しんでいた若き了顕は、浄土真宗の僧・蓮如の法話と出会う。親鸞が明らかにした「なぜ生きる」の答えが示されたその法話により、心が晴れた了顕は蓮如に弟子入りする。本願寺の参詣者が増えることで、他宗派からの恨みを買った蓮如と了顕たちは京都を追われ、吉崎(現在の福井)にたどり着くが……。里見浩太朗が蓮如役を演じ、小西克幸、田中秀幸らベテラン声優陣が共演する。
2016年製作/90分/G/日本
配給:スールキートス
スタッフ・キャスト
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歎異鈔をひらくは、自分の本当の姿を知るきっかけになったけど、こちらの映画は人生はどういうものかを知れた。
ボーッと生きてきた自分にとっては考えてもみなかったことだが、たしかに人生ってこういうものだよな、と残酷ともいえる現実を知った。何も信じれるものがない世界で、悪人の自分が存在している。人は自分の人生にマイナスイメージを植え付けさせられるとでも言いたいかもしれないが、これらの映画で描かれていることはまぎれもない事実である。
2019年5月30日
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鑑賞方法:DVD/BD
歎異鈔をひらくが公開されたので、DVDでこちらも鑑賞しました。
教えられることに心当たりがあり、何かに向けて頑張って達成して、ホッと一息ついてもまた新たな課題や問題が降りかかってくる。一生それの繰り返しをして自分の人生は終わっていくのかもしれない、と怖くなりました。
そんな人生をどう解決するか、それをはっきりと答えられたこの映画はとても価値のあるものだと思います。
荒くれ者だった主人公が仏教の教えと出会ってどう変わっていくか、大半の部分がフィクションと思いきや、血染めの教行信証とは実在するものだったのですね。
人生の目的というものがはっきりすれば、どれだけ世界が変わるのだろうと考えさせられます。
最近、悲惨な事件や事故が多く、最近幼馴染が亡くなったこともあって、そのたびにこの映画で教えられていたことを思い出します。こんな世の中だからこそ、なぜ生きるを示されたこの映画と原作は素晴らしいです。
先日このシリーズの新作品である「歎異鈔をひらく」も観てきましたが、また違ったアプローチで人生の本質について問いかけられます。
どちらも深いです。