LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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流れる時間と普遍的なもの
迷子になったインドから遠く離れたタスマニアで人生の大部分を過ごしたサルー。ふとしたことから迷子であること思い出す…
ストーリーの中心にいるサルーを幼少期と大人になってから捉えたものであり、激しい葛藤に苛まれる様を見事に演じたデヴ・パウルのオスカーノミネートは当然至極に思えた。また、子役の子の演技力には驚かされるばかり…
グーグルアースという手段を知り、さらにそこから見つけ出すのに途方もない時間がかかった訳だが、挫折せず完遂したそのエナジーはサルーを取り巻く全ての愛から来たものだと感じた。生まれてから紆余曲折があれども、愛を育まれた青年の姿はどこか勇敢で、胸を打たれるものだった。
まさに彼こそが”ライオン”。
日本ユニセフはいかがなものか?
とても丁寧にストーリーを描いており、そこが退屈に感じる人もいるみたい。しかし、途中の弟との確執や、恋人とのわだかまり、両親と疎遠になる所はとても理解できる。養母が聖母のように思え、全体的にあまりに感動的過ぎるが、事実だからしかたない。タイトルのオチもとてもリアルな感じがした。
大きな問題を提起しているのに何故かピンとこないのと、最後の日本ユニセフには冷めた。
映画自体はとてもいい映画でした。
ちなみに
◆ユニセフ東京事務所(渋谷区)… ニューヨーク本部直轄の国際機関事務所。
◆日本ユニセフ協会(港区) …日本国内の財団法人。
前者に寄付をすれば、全額が国連ユニセフへ。
後者に寄付をすれば、財団の経費として約25%が役員報酬、退職金などの名目で抜かれ、残りが国連ユニセフへ。
だそうです。つまりアグネスなどの懐に入るんですね。
Googleすげーなー
インドで迷子になり、オーストラリアの夫婦に引き取られ養子になり、
大人になった主人公がGoogleで生まれ故郷を見つける。
そんなことが実際にあるなんて、と思いながらの鑑賞。
サルーの幼少時代を演じた子役がとにかくかわいい、そして切ない。
なんてかわいそうな話なんだと冒頭は胸が締め付けられていた。
オーストラリアに行ってから、お母さん役のニコール・キッドマンが
さすがの演技。素敵な母親を演じていた。
恋人役のルーニー・マーラの役どころがなんかいまいち。
せっかく出演しているのになぁ。。。
最後に実際の映像まで出てきて、かなり感動。
そして、最後の最後に・・・
LIONの意味が明かされる。しかも、かなりあっさり笑
もう一度見たい。
獅子
映画としては想像以上の事は起きないが、そもそもこれが実話と言うのが日本人の感覚でいくと想像を越えている。
主人公サルーは本当に運が良かったけど、路上で死んでいったり危険な仕事を余儀なくされて命を落としたりした子どもたちは数えきれないほどいるんでしょう。
しかも、そういった子どもたちは数が多すぎて映画にもドラマにもならない。
1986年といえば先進国は一番贅の限りを尽くした時代だし、そういった現実を満たされた側が直視することは確かに難しい。
でもこの映画の里親夫婦の考えが100%正しいとは言えなくても、同じ世界に生きている以上は目を向ける必要のある問題だなと改めて認識した。
映画そのものに話を移すと、冒頭にも書いたように無難中の無難。
稲尾、権藤、杉浦かというレベルで英語圏に於けるインド系登場人物を演じているデヴ・パテルは安定感抜群だし、幸薄美人世界選抜のルーニー・マーラは相変わらず幸薄いが、この手のファミリー層も観る映画でも限界までその美乳をさらけ出す姿勢には本当に感謝しかない。
途中何度も泣きそうになるが、本当に泣けるのはエンドロール前最後に出てくる文字。
この演出は素晴らしかった。
ちゃっかり「Google」の文字を見切れさせるGoogleさんが嫌いじゃなければ、ほとんどの人が楽しめる映画だと思います。
帰り、自分の車をどこに停めたかわからなくなって、ちょっと主人公の気分を味わいました。
そして行ってみたかったカレー屋さんをGoogleマップで探して行ってきました。
Googleさんありがとう。
51
家族の物語
二つの家族の物語です。
宣伝でグーグルアースの奇跡!みたいなことを言われていますが、
もっと地味な家族の映画です。
エンターテイメント性を求めるよりも、インドの実情とかユニセフの
活動などその方面に意識のある人のほうが、納得できる映画なのかも。。
決してつまらない映画ではないのですが、前置きが長すぎて私には
いまひとつでした。
母親に会えて、よかったね
よかった。母親に会えて。
まあ、実話なので最後に会えることはわかっているようなものだが。
前半、家出暮らしているとき迷子になってしまう様子をしっかり描いてくれているので、ラストは感動。
主役であるサルー役の子役は可愛すぎ、アカデミー子役賞確定です。そんなのないけど。(これ「ルーム」でも書いたな)
迷子になっても泣かないんだもん。そんな時間があったら探す、逃げるっていうところがまた素直で強い。
主人公サルー役のデヴ・パテルは「スラムドッグ・ミリオネア」なのね。(恥ずかしながら、まだ観てないのだけれど)
気持ちよい映画でした。
久しぶりに涙しました
お客さんの年齢層が高くまずそれにビックリしました!
サルーの子役の子の演技に賞賛です!
何度も涙しました!
ニコールキットマンの演技も本当に素晴らしく養母の苦悩や哀しみ溢れる演技に涙しました!
ルーニーマーラーとの恋人とのやりとりは個人的には要ら様な気がしました!
最後に世界中の迷子が1日でも早く家族の元に帰れる事を切に願わずには要られなくなりました!
生みの親も育ての親もかけがえのない家族
Google earth がつないだ家族の絆の物語。
インドで幼い頃に迷子になった少年サルーがオーストラリアで養子になり
25年後、グーグルアースで生家を見つける
ニコール・キッドマンが育ての親を演じているが、彼女の寛大な母としての姿に
血の繋がりが全てではない情愛を感じ、ただただ頭が下がるばかり
彼女の生きる姿勢に感動した
それにしても、ITが持つ可能性は無限大で
このサルーのように、今までは出会えなかったような人たちがITを通じて出会えるようになるかと思うと、なんだか心が温かくなる
それよりもまず、この世から迷子の子供たちがいなくなることを願いたい
これからの幸せを祈りたくなる
丁寧かつ実話なので実際の人物、当事者の方々にも敬意を払っている作品かと。
これはタイトルネタバレ作品です。書き方軽いですが25年目に「ただいま~」ってする話です。まんまです。
もぅサルー(幼少期)が可愛いこと、可愛いこと♪目がクリクリしてます。誰から見ても愛され少年です。そんなサルーがお兄ちゃんと離れてしまって…
お兄ちゃんの気持ちも忘れてはいけない。自分がサルーを連れてきたばっかりに…と後悔し自分を責め、きっと必死にサルーを探してるかもしれない。そう考えるだけで辛くなります。
サルーも大人になりお兄ちゃんやお母さんの気持ちを考え、思い、その苦しさに押し潰されそうになる。
そんなふうに人を思いやり考え悩み苦しむことが出来るような人になれたのは、やはり育ててくれた両親のおかげでもある。
サルーは運が良かっただけなのかもしれない。それでもサルーの家族達のこれからに幸せを祈らずにいられない。
美しく苦しい家族の物語
よかった。ほんとによかった。久々にハンカチが搾れるほど泣いた。悲しいこともたくさん起こるけど、幸せで胸が一杯になった。
インドから養子を迎える夫婦をニコール・キッドマンとデビッド・ウェナムが演じてて、しみじみしたいい夫婦だった。インドの子役達も素晴らしい。
ライオンの意味は最後の最後まで分かりません
世界は人で溢れている
養子に限らず子供を持つのは親のエゴであるべきではないということか
ルーニー・マーラ華奢過ぎる
インドの国情の改善を願います
インドの子供の貧困をとても考えさせられます
子供が学校にも行かず家族のために働く、幼い子が段ボールの上で寝ていても大人は何もしない、子供の人身売買、日本では考えられない事です
そういう世界でオーストラリアの養父母に愛情いっぱいで育てられた主人公は幸せだと思います
だから実の家族を探そうと思えたのではないでしょうか
子供時代は本当に切なく、列車の中で泣き叫ぶシーンは観ていて辛かったです
エンディング曲が流れる中、主人公、養父母、実の家族が会うシーンは涙がポロポロです
これから国情が改善されて、日本のように子供が安心して暮らせるインドになってほしいとつくづく思いました
インドの闇
実話を忠実に再現したいい映画だと思います
役者さんも良かった
ただママ役のニコール・キッドマンがドヤり過ぎというか... 大女優感がこの映画にマッチしてない気がする
終盤の一人語りするシーンはポカーンてなりながら観てた
あと最後に子供たちの寄付は日本ユニセフ協会になんちゃらはやめてほしい
ルーツってどうして大事なんだろうか
人は自分が何者なのか探さずにはいられないのだろうか?
記憶がある家族がどんな風に過ごしているのか、胸がえぐられるような感覚で不安になるのはわかるし、育ての親に誤解や心配を与えたくないのもわかる。
でもルーツを探さずにはいられないのは何でだろう?
彼が答えを見つけることができたのは、間違いなく養父母のおかげ。生まれより環境が人を作ると思ってるので、やっぱり素晴らしい養父母に巡り会えたからだと思う。
どう生きていくのか?なにをするべきなのかを考える映画だった。
日本に生まれただけでも恵まれている
インドに行ったことのない私はカルチャーショックでした。子どもが迷子になっても放ったらかし。人身売買にされそうになったり、施設でも夜中に強制的に嫌がる男の子どもを無理やり連れていき〔朝には返せよってって言っていたので、そういう目的ですよね〕当時のインドの現状を知り私はかなりショックでした。
泣けます。子役の男の子が可愛すぎて愛おしいです。エンディングがとても良かった。エンディングの曲も、本人や養父母、実母などの映像とともに流れて感動的でした。
素晴らしい❗
子役の子の可愛いこと、そしてインドの貧困を考えさせられる。
同じ貧しさのライムライトとは根本的に違う気がする。
そして日本の飽食、迷子になり泣きもせず道をさ迷う、私ならただ泣き通すだろう。
そうしても何も変わらない事を彼らは知っているのだ。
お腹いっぱいに食べれる事、その日を生き抜き、明日の食べ物も分からない生活。でも兄を慕い、弟を慈しむ事を自然と身についてる尊さ。日本人にあるだろうか?私にあるだろうか?
感動と投げ掛けられた問題をありがとう。
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