LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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終わり良ければすべて良し
ラスト5分くらいの、文章と 実際の映像と写真は良かったがそれまでは微妙。
映画部分を5分に短縮してラストの実際の映像、写真と『インドの子供たちは〜』の注意書き文章を入れて10分くらいのショートムービーにしたら感動だと思う。
映画自体は、特に目立った演出はなく音楽も常に寂しいような音楽で淡々とした映画だった。
家族愛の描写をもう少し出して良いと思うし
恋人との描写も中途半端で、どちらかと言うとお互い大切に思い合っているセフレのようだった。
GoogleEarthや時速からの距離逆算を提案した友達どこいった?とも。
必死に実家を探しているときや、見つけ出したとき、養母と実母への思いの狭間での葛藤、故郷への思い、このあたりの演出があまりにも薄すぎるし、肝心の実母との再会場面も盛り上がりに欠ける。
ラストのあの文章と実際の映像、写真、注意書きが無ければ★1レベル。
映画としては、そこまででもない
ひとりの人間の人生としては、壮絶なんだと思う。苦しみは僕なんかには理解できない。
ただ、彼は迷子になったものの、もらわれた先の家では愛情を十分に受けて育ち、この話のメインとなるのもひとりでGoogle Earthをひたすらカチカチするだけ。映画作品をつくるには、話が地味すぎた。2時間よく引き伸ばしたなって感じでした。
それでも再会のシーンはうるっときた。
でもやっぱり、お母さんの話のほうがよほど波瀾万丈なのでは?
本当の話だったんかーい
特に劇的な展開は無く終わったと思ったら、エンドロールで感動した。悲しくもあった。
コルコッタの駅でクソ男たちに子供たちが誘拐されるが、その後子供たちはどうなるのか?
主人公の子役が良い演技をしていた。
引き取ったオーストリアの里後は神
「白紙で~」デヴ・パテルとニコールキッドマンの対話の場面が心に残っ...
「白紙で~」デヴ・パテルとニコールキッドマンの対話の場面が心に残った。イケメンでリア充だし、あとは共感も感動もそんなにない。子供時代の場面はすごい良かったが、大人になってからは期待したほど良くもなかった。
故郷探しで閉じこもるも周囲の人たちもみな理解ある。彼女もエスカレーターですれ違うときにシカトしたくらいで、そんなんでもない。実際の苦労がいまひとつ伝わらなかった。兄が死んでてサルーじゃなかった。
うまく言えないけど。。。あり得る
ストーリー。インドや中国では迷子や誘拐、人身売買、臓器売買が当たり前の世の中。
彼は肉親と生き別れになってもラッキーな運命だったのだろうが、映画ならではの実話に基づいたストーリーとなっていた。
スラムドッグミリオネアを彷彿とさせる作品でした。
。。。って同じ俳優だったんですね〜
投稿してから作品の解説を読んで気づきました!
本当の家族との再会と弟との和解
インドの迷子が豪の夫婦のもと養子になるが、かつての家族との再会の気がかりが残る。実際に行動して家族と再会し、かつての母親の愛情に気づき弟とも和解し、義理の両親ともに感謝を表明することができた。とてもいいストーリだった。周りの方々の優しさは本当に素晴らしかった。
見終わって思うこと
インドからもらった養子の話。
実話なんです。
そして画面にリアリティを与えているのは養母役のハリウッドスター、ニコール・キッドマンが、彼女が実生活でも何人もの養子を引き取って一緒に暮らしている人であるからこそ。
⇒これを知って見れば更に画面に厚みが増します。
子役が宝石。
監督がロケハンで見つけた素人の子たち!が、無垢な演技でノックアウトしてくれます。
実は、
僕の両親も、養子(正確には里子)を二人引き取って育てました。
だからよーくわかります、養父母と養子の心の 仕方ないディスタンス。その苦労。
そして代えがたい喜び。
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最後に・・・
お家と、温かいご飯と、お布団と、「おはよー」の笑顔。
Hugの必要な子どもたちはたくさんいます。
20歳くらいになるまで一緒に暮らしてもいいかなーと考えてみるあなた、
市役所や社会福祉事務所、児童相談所に連絡してみてくださいね。
大丈夫です。
・・・・・・・・・・・・
以下、
コメント欄に続く
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レンズ
本日の作品は、第89回アカデミー賞で作品賞にもノミネートされたオーストラリアの作品です。
率直な感想として、今年見た最近の映画の中でも一番の出来といってもいい。とても素晴らしい作品でした。
今作品では、レンズの使い方を少しだけ紹介したいと思います。
海外映画の撮影監督の仕事には、照明とカメラの二つがあります。そのなかで、レンズの選択というのは、とても重要で、撮影監督、また監督の大きな役割の一つとされています。
レンズの選択というのは、大きく2つに分けて、ワイドレンズとロングレンズに分類されますが、どういうレンズを使うかによって、画面上に映し出される画が大きく変わってくるのです。
ワイドレンズというのは、とても分かりやすくいうと、GoProのような映像です。画角がとても広く、我々が実際に目にしているよりも広角な映像を撮ることができます。さらには、奥行きが広がり、遠くのものはかなり小さく写るものです。
一方のロングレンズは、望遠鏡と同じ役割で、遠くのものを大きく映し出すためのものです。しかし役割はそれだけではなく、空間的な広がりを抑え、ボケをうまく使って被写体を浮き上がらせることができます。感覚としては、双眼鏡で遠くをのぞいているような感覚になります。
以上のように、単純にワイドとロングの選択をするだけでも、同じものを写そうとしても、スクリーンに映し出される映像は全く異なり、そのチョイスによる表現方法は、視聴者の無意識的な印象の違いに大きく出てきます。またいつか詳しく紹介することがあるかもしれませんが、今日はこの辺で。
そこで、本作ですが、見知らぬ土地に迷い込んでしまった子供の、孤独をロングレンズを使って表現しています。前半のカルカタでのほとんど会話のないシーンはまさにビジュアルストーリーテリングの最高峰だったと思います。主人公サルーの表情を映し出すクロースアップのバックグラウンドはロングレンズの特徴により、ボケがより際立ち、カメラと被写体の間にある空間を通る、人々や空気がサルーが見たこともない地に迷い込んでしまったことを表現しています。
さらには、照明もハードなものを夜のシーンで使い、サルーが感じる恐怖を表現し、ワイドをほとんど使わず、キャラクターの表情や体の一部を映し出すことで、子供の鋭い感覚、目線を表現しています。
このように、この作品には撮影だけでもとても多くの工夫と選択がなされており、キャラクターアークを作る上で、とても強力なツールになっていることは間違い無いでしょう。
編集を志す者として、この作品の編集もとても素晴らしいものがありました。ジャンプカットを多用した時間の表現。マッチカットを使った回想シーン、子供のいろいろなことが初めてに感じる様子を表現したカットのリズム、前半から中盤にかけては、まさに映画体験をすることを可能にする最高の編集だったと思います。
しかし、後半にかかては、カットをしない技術というものが少しかけていたのかなという感覚がありました。クライマックスに連れてカット数が増えていくところは、逆に時間の経過と大人になったサルーの心情を反映して、もう少し長いショットもあった方が、リズムを変えられたのではないかなと思います。それゆえ、最後の最後に涙を誘うシーンでは失敗してしまった気がしてなりません。
なんにせよ。本当に本当に素晴らしい作品であることは間違いないです。コーヒーを飲む暇すら与えさせない中盤の緊張感は久しぶりの感覚でした。
あとは、ルーニマーラが好きすぎる。
是非ご覧になって!
期待せず観たのですが今の自分に当たりだったみたいで、嗚咽するほど泣...
期待せず観たのですが今の自分に当たりだったみたいで、嗚咽するほど泣いてしまいました。
なぜ泣いたのだろう?よく覚えてません。
私はインドに何度も行きました。救いを求めて。
でも私の求めた救いは無かった。
でもインドは美しいんだよね、絶望的なまでに(笑)・・・そう、サルーがGoogleでたどるインドの風景を見て思い出したのかな。
奇跡を信じ続けることで奇跡は起きました。
やはり涙
平日の夜、良いと言う噂は聞いてたものの
映画館で見る機会を逃して、年月が経ってからの
やっとの鑑賞。大まかなストーリーは知ってたけど
案の定うるうるしてしまった。
あらすじだけを聞いて、典型的お涙頂戴だと
決めつけてた自分がいることも認めます。
だけど観てたら、やっぱり、なんだろう、
もちろん主人公の葛藤や義理の母、義理の家族、
本当の家族や周囲との関わりが尊いと感じられた。
ありきたりな感想だけど、この映画を見て
すっかり大きな愛はあると感じられました。
なぜだろう、本当にあるんだろうなぁと思えた。
どちらかというと愛ではなくLOVE。
大義だけど陳腐ではなく、自分の中にあって
相手からも与えられていると信じて生きること。
自分の子供ではなくとも本当の子供と思って
子育てをする義理の父母の姿を見てると、
本当に素晴らしいし、息子が帰ってくると信じて
引っ越さずに待つ実母。そして2人の母を大切に
思いやる息子、映画ではオーストラリアの自然や
インドの自然が映っていて、同じ地球に同じ時間に
沢山の人がいて、出会わなくても形は違えど
そこには愛があることを個々が感じてる姿を
この映画から観れた気がしたし、感じとれた。
若かったら、この映画から多くのことを
感じ取れなかったかもしれないな。
あぁ観てよかったなぁ。
こども時代の映像があまりに美しい
こども時代の映像があまりに美しい。インドって土とコンクリートと緑と汚物が混ざったような風景がまだまだ残っているんだろうな。今のうちにこのロケーションでたくさんの映画を撮っておいたほうがよいでしょう。将来は今の東京みたいに映画にならないこきれいな街になってしまうでしょうから。
後半は前半のすばらしい印象に負けるかな、展開はあるけど。
内容的には、そのまま。素直に感動できると思います。
最後、お兄さんの姿がズキンとくる、いいとこ突いてるなあ。ちゃんと拾ってるなあ、と。
それぞれの母の愛
幼い頃、迷子になり見知らぬ土地に一人きりになってしまったサルー。
そんな彼が25年の時を経て、Google earthでかつて暮らしていた故郷を探し、家族に会いに行くというストーリーは事前に知っていました。
故郷を探すことがメインストーリーかな?と予想していましたが、幼少期のサルーがどうやって生活をしていて、どういった経緯で迷子になってしまったのか。
見知らぬ土地に一人きりになった彼が経験した様々な出来事。
この描き方がとても良く、とにかくサルー少年が可愛すぎる。
彼の真っ直ぐな瞳、純粋無垢な笑顔。
その全てが心から愛おしく思え、桁違いの感情移入をしてしまうほど。
この少年の他の出演作品が1つも関連作品に上がっていなかったことも驚きました。
彼無しではここまで高い評価を得る作品になっていなかったのでは?と思えるほど、彼の存在は大きなものです。
そして養父母との出会い。
何故白人夫婦が黒人の少年を選ぶのか疑問に思いましたが、そのあと明かされた真実がまた衝撃的でした。
幼い日の不思議な経験から、自分の役割を見出した養母。
異人種の子を我が子として育てること、並大抵の覚悟ではできないことだと思います。
幸せになる自信があった。
でも実際には上手くいかないことも多かった。そこもまたリアルだと感じました。
現実は思ったとおりにはいかないものです。
そして取り憑かれたように故郷を求め、来る日も来る日も地図を辿るサルー。
偶然見つけた見覚えのある風景から、記憶を辿りながら地図を追いかけていくシーンは特に印象的で、どんどん記憶の中の故郷に近づいていく高揚感のようなものが手に取るように伝わりました。
そしてようやくたどり着いた故郷で、実母と再会したシーン。
周りにどんどん人が集まっていたことで、実母がどれほど彼の帰りを信じてずっと待っていたのかがわかりましたね。
兄の死の真相は本編では語られなかったけれど、その分エンディングで明かされたときはとても重みがあり、涙が止まりませんでした。
サルーは完璧ではない。
故郷探しに囚われるあまり、目の前にいる恋人のことを蔑ろにしてしまう。
故郷を探そうと思ったのも、友人の発言があったから。
それでもこの作品がここまで完成度の高いものになったのは、やはり二人の母の大きすぎる愛があったからこそだと思います。
そしてこれが実話だということ。計り知れません。
ラストで実際の二人の母が出会うシーンが流れましたが、あの瞬間を見せてくれた演出には、ありがとうと言いたいです。
全て引っくるめて、とてもいい作品を観させてもらいました。
面白かった
これ事実を元に作った映画なんやね
あまり脚色してなさそうです
グーグルアースがもっと出てくるかなと思ったけどそんなに出てこなかったな
可愛そうな話しやけど、1番裕福に育った主人公
25年間のお母さんの気持ちを考えると悲しいし怖いし…(最後にはもっと悲しい事も)
ニコール・キッドマンかなり好きやけど、老けたなぁ
ペッパ!!
幼少期のサルー役の子が本当に可愛い。
小さな子がこんな辛い思いをするなんて、泣かずにはいられない前半でした。
オーストラリアのご両親の心の広さにはとても感動しました。私にはとても真似できないや。
インドでは年間8万人もの子供が行方不明という事実にはかなりショックです。
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