LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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子供サルーかわいい
インドパートが壮絶。サルーの心細さとたくましさ、強運が身に染みる。大人になってからはうじうじしててやや要領を得ず。さっさとインド行けば良かったような。何年もどこ探してたんだ。
養父母夫婦が子供を持てたのに、この世に子供を新しく産むより、恵まれない子を助けたいというのが興味深かった。
彼らがサルーをもらわなければ、実母との再会はなかったかもしれないし、養母の12歳の時の啓示はほんとに思し召しなのかもなあ。ご苦労されただろうし、頭が下がる。マントッシュの存在がただの美談ではなく現実の難しさも伝えていた。
こんな幸運は滅多になくて、辛い目にあってる子も沢山いると思うと胸が痛む。
大学のインド系の同級生が「お母さんが!?(石を運んでるの?)」と驚いていて、インド内の格差、もし迷子にならなければ絶対に大学には行かなかっただろう運命の皮肉を感じた。
家族の元で暮らし、何不自由なく大学にも行けた幸運をきちんと受け止めたい。よく考えたらサルーはほぼ同い年だし。
映画の語りとしては普通かな。葛藤が長い割に伝わりづらい。
人間の弱さと強さを描いている
序盤、サルーが迷子になり駅や街を放浪するシーンは特に大きな出来事もなく、少し長いな…と感じてしまったのですが、後半になって成長したサルーが幼少期を思い出す時に、まるで自分の過去を遡っていくような感覚になりました。序盤のシーンの演出が、後半に活きた感じがします。
また、サルーの育ての両親たちがとても印象的でした。特に、母親の方が病室でサルーに語るシーン。子供が授かれないから養子をとったのではなく、この地球上には多くの恵まれない子がいて、産むよりもそういう子達のためにありたいとサルーの母親は言いました。どうやったらこのような豊かで強い生き方が出来るのでしょう。
ラストに実際のサルーや家族の写真が出てきましたが、演者の雰囲気に違和感がなく、なにより本当に実話なのだということを実感出来て良かったです。
少なくとも2人は救った
「自分で産むよりも不幸な子を育てたい」
と劇中で母がいう。
賛否両論だろうけど、
重要なのはインドで毎年8万もの行方不明者がでていることと、
そのうちの2人がこの夫婦に救われただろうこと。
まあ、結局、片方は早々に無職になり、もう片方はヤク中で、
一筋縄ではいかないのがリアルだけど、まだ道の途中だし、
奴隷になったり野垂れ死ぬよりはいいだろう。
こういう映画を偽善と批判するのは容易いが、何の価値も生み出さない。
内心がどうあれ結果を出したこの夫婦は尊いし、
社会問題を世間に知らしめたこの映画自体にも意義はある。
こういう話や考え方が広がっていくことが金持ちの財布の紐を緩め、
それが足元の子どもの貧困や児童虐待を減らすことにも繋がると思う。
とても良かった。
ライオンの意味が分かった時サブイボが出ました。
これが真実というインパクトもあって、
衝撃的で刺激的だった。
ラストは分かってるけど、
どうなるのか目が離せなかった。
子ども時代のサルーが可愛くて、
しかも息子と走り方が似てて感情移入しまくりでした。
大人になってからも、25年間サルーが苦しんできた
様子が分かって、その演出も良かった。
海辺を歩くシーンと昔の川で遊ぶシーン。
道路と昔の一本道を被せるなど、
サルーが一時も自分の本当の家族を忘れてない、
むしろ自分だけ幸せな生活になって、
家族は自分を今も探してるんじゃないだろうか?
と苦悩する様をみせる繊細な演出がとても効いてたと
思います。
ニコールキッドマンの母役って、
いつもとても良い気がする。
が、サルーが帰って来た時の本物のお母さんの
「見て!私の息子が帰ってきた!」って感じで
周りを見回す顔がとても良かった。
邦題の25年目のただいまの部分、いいですね。
インドの5歳の男の子があるきっかけで迷子になり迷子になる。インドを彷徨っている間も危険な目にも遭うが彼は人柄が良く賢明、運も持ち合わせていたのだと思う。良い人と出会い、オーストラリアで新しい人生を歩み始める。はぐれてしまった実の家族を忘れられるはずはない。途切れそうな細い記憶の糸を手繰って…。ラスト2,30分は涙が止まらなくてエンドロール前の実写真で涙腺が崩壊。実話だと言う。32年前なんて最近の事。現在はどのような状況なのでしょうか。タイトルの意味は最後にわかります。
タイトルなし
あのインドで
実際に現地を見て思うけれども、あのインドで、人を探すってほんとうに大変なことです。
いくらテクノロジーが発達しようとも、それだけではどうにもならないと絶望させてくれるのがインド。
なのでこれが実話とは、信じがたい話です。
路上からオーストラリアの豪邸生活へと、シンデレラストーリーで新しい生活を手に入れても、生家への想いは心の奥にずっと抑え込まれていた。
とはいえ、あのままストリートチルドレンとして、インドで育ったとしても幸せになれたか?母親の元に帰れただろうか?
人生ってほんとうになるようにしかならない、自分では(特にたった5歳の少年には)コントロールできないものなのだと痛感。
丁度、もやもやしている時に観たのですが、元気出る映画でした。
どうにもならないことも受け入れながら、でも、どうにかしようと努力することの意味。
なぜタイトルがライオンなのか?
幼きサルーとグドゥの純真
家族の絆ってこんなにも強いのか…。
涙が止まらない映画でした…。
久しぶりに心を揺さぶられる映画を観ました。
ずっと観たかった映画だっのですが、期待以上の素晴らしい作品。
インドでは、今でも年間8万人もの子供達が行方不明になっているようで、この映画に登場するサルーもその一人。
お兄ちゃんと仕事に行くはずが、ウトウト駅で寝てしまったばっかりに、兄と別れ違う列車に乗ってしまいます。
そこから一気に1600キロの旅が待っていようとは…。
知ってる人もいない、言葉も通じない大都会で途方にくれるサルー。
幼くして、一人で生きていかなければいけない人生を迫られる、その悲しさたるや。
私だったらのたれ死んでそう…。
運良く施設に入り、オーストラリア人の養子となったサルー。
違う両親と生きていく人生を余儀なくされ、オーストラリア人として生きる道を歩みます。
そうして、家族と生き別れて25年。
新しい母と父との幸せな生活を続ける日々でしたが、やはりどうしてもあの時のお兄ちゃんとの別れが心に残り続けてしまうのです。
恋人と幸せな生活を送っていても、ふと頭によぎるのは、昨日までいつも一緒だった、お母さんとお兄ちゃんのこと。
幸せな生活だからこそ、幼い頃の貧困生活が頭をよぎるのかもしれませんね。
そうして、いつしか頭の中は、生き別れた母とお兄ちゃんでいっぱいに…。
そして、彼は両親を探す決心し、途方も無い、故郷探しがスタートします!
彼が何年たっても、血の繋がった家族のことが忘れられなかったのは、きっと愛されまくった家族だったからこそ!
お兄ちゃんの優しさとお母さんの愛情をたくさん感じていたからこそ、25年経っても家族に会いたい気持ちが強く残っていたのでしょう。
彼が家族を探す必死の姿も凄いのですが、オーストラリアの育ての両親の優しさに感動!
愛されることってこんなにも素敵なことなんだと、シミジミと感じてしまった映画でした(^^)
今日は、素敵な映画に出会えたことに感謝です(笑)
GoogleEarth グッジョブ!!
終わり良ければすべて良し
ラスト5分くらいの、文章と 実際の映像と写真は良かったがそれまでは微妙。
映画部分を5分に短縮してラストの実際の映像、写真と『インドの子供たちは〜』の注意書き文章を入れて10分くらいのショートムービーにしたら感動だと思う。
映画自体は、特に目立った演出はなく音楽も常に寂しいような音楽で淡々とした映画だった。
家族愛の描写をもう少し出して良いと思うし
恋人との描写も中途半端で、どちらかと言うとお互い大切に思い合っているセフレのようだった。
GoogleEarthや時速からの距離逆算を提案した友達どこいった?とも。
必死に実家を探しているときや、見つけ出したとき、養母と実母への思いの狭間での葛藤、故郷への思い、このあたりの演出があまりにも薄すぎるし、肝心の実母との再会場面も盛り上がりに欠ける。
ラストのあの文章と実際の映像、写真、注意書きが無ければ★1レベル。
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