ハルチカ

劇場公開日:

解説

吹奏楽部に所属する幼なじみの高校生ハルタとチカが、様々な事件を解決していく姿を描く初野晴の人気青春ミステリー小説で、テレビアニメ化もされた「ハルチカ」シリーズを映画化。「Sexy Zone」の佐藤勝利がハルタ役で映画初出演にして初主演。チカ役を「セーラー服と機関銃 卒業」で初主演を飾った橋本環奈が担う。美形で頭脳明晰なハルタと、気は強いが前向きで天真爛漫のチカ。幼なじみだが引っ越しで離れ離れになっていた2人は、高校で再会。憧れていた吹奏楽部が廃部寸前と知ったチカは、吹奏楽部で大好きなフルートを吹くために、ハルタを引っ張り込み部員集めに奔走するが……。

2017年製作/118分/G/日本
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2017年3月4日

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(C)2017「ハルチカ」製作委員会

映画レビュー

4.5採点制では測れないリミット越えの魅力

2017年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

完全にノーマークでした、心からごめんなさい。『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督とは知らなかったんです、なんてのは言い訳にもならない。ざっくりよくあるアイドル青春映画でしょうとスルーしてしまっていたのだ。

『ゴッドファーザー』ばりにヒロインの顔を影で覆う撮影や、中盤のハラハラに満ちた長回し、説明セリフに頼らない終盤など随所で攻めている。完璧ではまったくないが、最初から100点を狙っていない。むしろ届く人には1000点にも2000点にもなり得る映画だ。

とりわけ感じ入ったのが「もう一度失敗するチャンス」を描いていること。がんばれば夢が叶う、ではない。全国大会優勝とか、アーティスティックな才能が開花とかでもない。誰もが味わう理想と現実のギャップ、そして挫折の先に見える光を描いた名作。原作とはジャンルが変わってしまっているらしいのでファンの方は複雑でしょうが、この映画に出逢えて良かったです。

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村山章

3.5きれい事だけじゃない、悩める青春音楽映画

2017年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

主演の俳優と女優がどちらもアイドルグループ所属ということで、音楽的な素養は申し分ない(はず)のキャスティング。そして「箱入り息子の恋」の市井昌秀監督とくれば、当然期待は高まる。

だが、序盤の吹奏楽部の部員集めにチカ役の橋本環奈が奮闘するドタバタに、どうにも乗り切れない。出来事に対する人物たちのリアクションや、感情の動きにリアリティーがなく、筋をなぞって演技をしているように見えてしまう。

そもそも、初心者の新入部員たちが3~4カ月の間に本格的な曲を演奏できるまで管楽器が上達してしまうところからして、現実感がない。やはり初心者のチカに難しいソロを吹かせるのは、顧問の先生のパワハラかイジメに見えてしまう。

予定調和じゃない、きれい事だけじゃないストーリー展開は悪くない。でも、音楽青春映画にしては編集テンポが悪く、ダラダラと間延びした感じを受けた。

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高森 郁哉

3.5吹奏楽部に在籍していた人なら共感できるかも

2022年4月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

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あおねる