ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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ならず者たち
ローグたちの戦争である。帝国軍がそもそもならず者によってもたらされた軍隊なのに対し、その帝国軍に対しての「反乱軍」なのだが、帝国に逆らう逆賊たちなのでいくら共和国側に正義があろうと反乱軍と呼ばれるのは仕方ない。
この物語が一見特殊なのは、捨て身の特攻作戦を描き、その作戦終了時に物語も終了している点だと思う。まさにスターウォーズのプロローグである。
ならず者にはならず者たちが制裁を加えるという図式だ。六歳から反乱軍に加わったというキャプテン キャシアンと、六歳の時に母を殺され父を帝国軍に拉致されたジーン・アーソ。二人ともにならず者である。スパイ活動や過激派に属していた。だからこそ今回のこの作戦がかろうじて成功したのであるけれども。
ディズニー関連なのかもしれないが、かなり非ディズニーである。銃撃や剣で人が死ぬ。都市が跡形もなく焼かれる。世界の終わりのような風景の中で男女が抱き合う。
しかし、かなりならず者的なこの作品だけれども、帝国主義的なものに対しての気概は素晴らしいと思った。皇帝の野望を叶えるために、ダースベイダー卿がおり、その下に悪知恵の働く人間の総督がおり、その下にクレニック長官がおり、その下に兵器開発を行う科学者たちの一団がいる。
ラスト近く科学者たちは、列に並ばされて、銃殺される。そしてそのクレニック長官でさえも惑星丸ごと焼かれてしまう。
ようは、戦争というものは、ならず者たちとならず者たちとの闘いである。理性もしくはルーカスが言うところのフォースが、それを止められないとしたら、デススターのような強力な兵器開発がなされてもおかしくはない。
盲目だが座頭市なみの武芸の達人の僧侶、戦国時代の武者のような長髪の男、恐怖の拷問にかけられる弱気なパイロット、賢くて頼りになるがおしゃべりなロボット、どのキャラクターも愛おしい。
そしてその全てが焼き尽くされ、シリーズの頭に繋がるという潔さも素晴らしい。
スターウォーズ好きなら楽しめる作品です
スターウォーズ作品は父子がキーポイントって事が分かりました。
それと、みんな死んじゃう作品も面白い。
作品を見てるとエピーソード4の前って事が分かります。
まさにスター・"ウォーズ"
「スター・ウォーズ」シリーズで
もっとも"ウォーズ"している映画だった。
これは戦争映画だ。
それも1人の英雄が活躍する物語ではなく、
とある一般兵たちによる影の死闘を描いた物語。
素晴らしい設定だ。
今までの正史では決して語られることのなかった
スピンオフでしか描けない下々の人間の
泥臭い戦いを観ることができて大満足。
ラストでダース・ベイダーが
ライトセーバーを持って
登場するシーンでは鳥肌が止まらない。
素晴らしいカタルシスだ。
前半はややダレ気味な上
登場人物が多く展開を追うのが大変だったが
後半の追い上げでそんなチンケな不満も
全てチャラ。
「スター・ウォーズ」で涙したのは初めて。
ラストの盛り上がりはシリーズ屈指。
終わり方も完璧。
スピンオフとしても完璧。
めちゃめちゃ面白い映画だった。
しかし「スター・ウォーズ」的には
かなりクセが強いので、好き嫌いが
分かれるかもしれない。
K-2SOがいいキャラしてたな…
素晴らしい
ラスト10分が最高!!
「スター・ウォーズ/エピソード4」の僅か10分前までの出来事を描いたスピンオフ。スター・ウォーズのファンでない人に意味が伝わるのかは微妙な内容ですが、スター・ウォーズ好きにとっては過去の作品がより美味しくなる、絶妙なスパイスが効いた作品だと思います。
何と言っても、僅か数分しか登場しないにも関わらず、ダースベイダーの圧倒的な存在感は感動すら覚えます。ただ、この10分後であるはずのエピソード4での劣化ぶりは…うまく繋がっていると言えるかどうかは微妙ですけどね。
と、最後に登場するレイア姫の衝撃。あれ、CGで修正っていうレベルじゃないよね??どうやって撮ったの??
最高傑作レベル
この映画の良いところは何と言っても
新キャラクターで勝負に出たところである。
エピソード7や8、ハン・ソロでは旧作のキャラクターの人気に頼りまくり、それでいて中途半端に新キャラクターを活躍させてくるもんだから、結局どっちつかずの映画になってしまっている事実を見事に打破している。
勿論ダース・ヴェイダーが終盤で暴れまくるシーンは高評価も当たり前だが、ここだけで高評価しているのではない。
彼は必要最低限の出番で最大限の活躍をしたあくまで、"敵の脇役"としての描き方が実に上手くできていた。
新キャラクター達にあまり魅力がない意見は正直事実だ。キャラを多数出してしまったことで一人一人に時間を割くことができなくなった結果、そうなってしまっている。
だが「名も無き戦士達」の言葉通り、彼らは団体となって初めて一人、つまりローグ・ワンとして魅力を出せたのだと思う。
またスターウォーズの「親子の愛」というシリーズの根幹を成す設定も主人公ジン・アーソとその父であるデス・スターを開発した男ゲイレン・アーソとの親子の絆も今作にはある(エピソード7と8では残念ながらこれがない。同じことをやるなという意見も分かるが、スターウォーズには「愛」というテーマが大きく関係してくるのに対し残念ながらこれらの作品はあまり伝わってこない。フィンとローズの恋愛模様もそれより前に匂わせるようなシーンが無いのにいきなりそうなるという安いお涙頂戴なシーンは気にくわない。)。
反乱軍にも裏の顔があるということを体現しているキャシアン・アンドーもやはりこの作品の中間を成す人物に違いない。彼は命令の為ならば暗殺、果ては仲間のジンの父でさえ殺すこともためらわない。その後彼が言った
「君だけがつらい思いをしているわけではない。」
という言葉は非常にグサリと刺さる。
ただ前半部分のグダグダ感はアクションシーンがあるとは言え、また7のようにつまらないのか?と思ってしまった(今では意味のあるシーンとしてまあ楽しめてはいる)。
また4の直前なのにK2SOやデストルーパーなどの「いるはずのない」キャラが出てきてるのも違和感はある。ただK2SOの鬼っぷりと活躍は大きな魅力を持たせた。非常に好きなキャラである。
ラストら辺のチアルートがレバーを動かしに行くところは、ありえないにも程がある。ここはかなりノイズになった。精鋭中の精鋭のデストルーパーがなんで多く撃ってんのにかすりもしないのか。ここはもう少しなんとかしてほしかった。
まとめれば、新キャラクターで勝負に出て、尚且つスターウォーズのルールをきっちり守っているこの映画は素直に良いと思える。
7や8も見習ってもらいたかった(7の公開後ではあるが。)。
スターウォーズ・シリーズの世界観をしっかり描出していて、ある意味で...
滅びゆくものの美しさ
スペース座頭市‼︎
ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー
上映最終日に見てきた。スターウォーズやクローンウォーズの大ファン。前評判では泣ける、傑作的なレビューを見たりしていたので、前のめり的に鑑賞していた。この人たちは最後には・・・とか思いながら見てました。
ディズニーはこのスターウォースシリーズで100年続かせるらしいが、100年続くかよりも、100年後も神話的であり得るかが、スターウォースの本質的なところだと思う。そこにファンも理屈なしで魅せられている。
そういう意味ではイマイチ萌えない感じでした。宇宙での空中戦は萌えたけど。ストーリーがあらかじめ決まっているから、画面勝負になるはずなんだけど、決定版的なカットが少なかったかなぁ。
ヒットするんだから、これしかない的な映画をスターウォースには作って欲しい。後にも先にも全ての世界観をいかに構築できるかに尽きる。衣装はコスプレしてみたいとか、そういうのって大切だと思う。その世界の中に入ってみたいと思うのがスターウォースだ。
そういう映画って少ないから。
いろいろ非難があったとしても、ジョージ・ルーカスは偉大だ。
と、思った。
この先、スピンオフを作り続けるなら、メインシリーズとキャストの力関係もあるのから、どう魅力的で本線的じゃない人を探すかにかかっていると思いました。
なので☆3つ
終盤の盛り上がりが最高!
どうしても4DXで見たくてイオンシネマみなとみらいで3D・4DXで鑑賞。戦闘機のシーンが最高に楽しくてやっぱり4DXで見てよかった(=^_^=)(都心部にも4DXの映画館あればいいのにな~)
自分は基本SF好きだけどそんなにコアなスターウォーズファンではない・・・けれど、ローグワンは様々な星の様子や、いろんな宇宙人がいる街の様子、宇宙の戦闘シーンなど、私が見たいと思うSF的部分がめいっぱい散りばめられていて「これだよこれ!!」って大満足。
しかしお話自体は、SW本編ではなくスピンオフということで、本シリーズとは異なるテイストの作品になっている。
あまり予習をしていなかった自分、いつもの「いろいろあるけど結局大団円」の映画だと思って見てたので途中から「えっ、これってそういう映画なの??」と(いい意味で)とまどい驚いてしまった。
正直前半部分は話がわかりにくいと思ったところもあったけど、終盤の怒涛の展開にそんなことはどうでもよくなってしまう。
コアなファンではないけれどやっぱり自分はSW世界が好きなんだな~と再確認。
直球だな
もう少し整理して簡潔だったら…
ちょっと長すぎないか。
前半は物語の背景と、個々のキャラクターの色付けのはずが、ダラダラと言葉の説明ばかりで、肝心のキャラクターが立ってこない。
後半は一気に面白くなる。
が、残念なのは、全員が命を落とすアイディアが、キャラクターに感情移入できていないため感動が薄い。
スターウォーズに興味を持ちました
ホームラン
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