13時間 ベンガジの秘密の兵士
解説
「トランスフォーマー」シリーズなどのヒットメーカー、マイケル・ベイ監督が、2012年にリビアで発生したイスラム過激派によるアメリカ領事館襲撃事件を映画化したアクションドラマ。事件を取材したジャーナリストのミッチェル・ザッコフによるノンフィクションをもとに、支援を絶たれた6人のCIA警備兵が繰り広げる13時間の激闘を臨場感たっぷりに描き出す。12年9月11日、リビアの港湾都市ベンガジにあるアメリカ領事館が、イスラム過激派の武装集団に占拠された。領事館のほど近くにあるCIAの拠点アネックスは救援要請を傍受するが、アネックスの存在自体が極秘であるため手を出すことができない。アネックスに派遣されていた軍事組織GRSの6人の警備兵たちも待機命令を受けるが、領事館を取り巻く状況が緊迫していくのを見過ごすことができず、任意で救援活動に乗り出す。出演は「プロミスト・ランド」のジョン・クラシンスキー、「ザ・ウォーク」のジェームズ・バッジ・デール。
2016年製作/144分/アメリカ
原題:13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi
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2022年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ミリオタかもしれない私はこういう作品がほんと観ずにはいられません
マイケル・ベイ監督作品だけあって、さすが迫力ある銃撃シーンでした
でもこの作品はそういうところより、仲間のために戦う人達の想い、これが本当に心にきます
どうやったらあんなに心が強くなれるのか、こういう作品を観る度に思います
そして命令系統重視、それは確かに守るべき事だけど、味方が危機の時もっと早く助けに援軍を手配してほしい、そうしてたら犠牲者がでなかったかも
私がいつも観るのはアメリカ側の視点作品だから常にアメリカは正義で敵は悪者、でも敵側視点ではその人達の正義もあって、この作品のラスト近くのリビア人の奥さんの悲しみのシーンが心に残ってます
いつになったら世界中の軍人さんが暇になるのだろう
こういう作品が全てフィクションの世界になれば良いのに
お気に入り俳優さんのマックス・マティーニは今作でもステキでしたが、ジェームズ・バッジ・デールもとっても良かったです
2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
リビアのCIA拠点を守るため、イスラム過激派と闘う民間軍事会社の傭兵たちの物語。
実話を基にしたお話のようです。
拠点を巡る攻防は、見事。リアルで、それでいて映画的な迫力もしっかりとある、見事な銃撃戦。拠点防衛での戦闘というシチュの為、少数で大勢の過激派を相手にしていても違和感を感じないのが良いですね。
ミリタリーアクションが好みの方には、ぜひ鑑賞をお勧めしたい一作です。
ただ、映画としては、中盤まではやや冗長。「アラブの春」真っ只中で、敵味方入り乱れる混沌とした世情ですから仕方ないのでしょうが、若干観難さも感じました。
あとは、やはりプロパガンダ色は出ますね。独裁者カダフィ大佐の失脚は兎も角、文化が違うアラブに、アメリカ式の民主主義を押し付けることの独善性に触れられていないことは、個人的には評価をマイナスしたくなることです。
私的評価は普通にしました。
悪い映画じゃない。
迫力の映像、役者の演技、ストーリーのテンポの良さ…
だけど、
「ブラックホークダウン」みたいな映画を作りたい!
って思ったんだろうな、という作り手の思いがビンビン伝わってきて、
でも、そのレベルにはなかなか到達しない…というのが分かる。
本作に決定的に足らないモノは
「葛藤」だと思う。
戦争映画で言えば
「何のために戦っているのか?」
ということ。
「ブラックホークダウン」や
「プライベートライアン」にはあった。
本作には無い。
本作は
「生き残って、家に帰る」なので、葛藤はない。
なので、ドンパチだけが目立つ作品になってしまった…
2022年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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一言で言えば実話の重みを感ずる映画でした。民間軍事会社GRSの6人のメンバーがCIAの秘密基地で援軍もなく、近くで襲撃された大使やCIAメンバを助けるまでのストーリー。民間軍事会社といってもメンバはもと海兵隊、特殊部隊やNavyシールズなどの戦争のプロ達。CIA秘密基地も襲撃され、6人は必死に戦う。リビア国内には米軍はおらず、エアーカバーもない。絶体絶命の状況のなか6人は戦い続ける。途中でアメリカに6人の子供がおり、妻に妊娠しているメンバーが休んでいる間が一番いやだと言い始める。戦っているときはアドネラリンで何も感じないが休んでいるときに妻や子供のことを思い出す。ここで死んでも何の意味もない戦う必要のない場所で死んでも家族はどう思うだろうと心配する。意味のある死ではないがアメリカに戻ってもなぜか戦場に戻ってしまう。どうしてだろうと相棒に質問すると相棒は「それは軍隊がやめる方法をおしえなかったからだろう」と冗談をいう。「天国、神、地獄は全て自分のなかにある」とメンバーが言っていい他言葉が忘れられない。そして敵はついに迫撃砲攻撃をし始めメンバー二人を失う。死ぬ前に祈りをおこなう。最後にはついに。。。。。 メンバーは泣き崩れる。実際にもこのような状況であったことが推測される。久しぶりに見た戦争、死、家族を考えさせられる映画でした。