違反行為発覚で「13時間」アカデミー賞音響賞ノミニー1人が取り消し
2017年2月27日 09:40
[映画.com ニュース] アカデミー賞のノミネート選考期間中に違反行為を行ったとして、「13時間 ベンガジの秘密の兵士」を担当した調音技師のひとりがノミネートを取り消されたと、Deadlineが報じた。
同作は、2012年にリビアで発生したアメリカ領事館襲撃事件をマイケル・ベイ監督が映画化した作品で、アカデミー賞音響賞には調音を手掛けたゲイリー・サマーズ、ジェフリー・J・ハボウシュ、マック・ルース、グレッグ・P・ラッセルの4人がノミネートされていた。しかしノミネート選考期間中、ラッセルが音響部門のアカデミー会員に電話をかけ売り込みを図っていたことが発覚した。
アカデミー賞の規定により、会員に電話で売り込む行為は禁じられているため、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーの役員会はラッセルのノミネートを取り消すことを決定した。なお、他の3人は処罰されない。
なお音響賞には同作のほか、「メッセージ」「ハクソー・リッジ」「ラ・ラ・ランド」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」がノミネートされている。