レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
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実質,既にこうなのかも.
VRというデバイス観点で見ると,いやいや…となる場面も多い本作品ですが,実質的には既に充分こうした世界観の上に我々は暮らしているのではないか,ということを考えてしまう作品です.いや,むしろそれが言いたいことなんでしょうね.
たとえば借金のカタにVR奴隷にされる,なんてシーンについて,VRで爆弾を埋めるなんて強制労働を見ていやいやそんなことあるかと思ってしまいます.しかし,退屈で生産性のない作業を,UIばかり洗礼されたソフトウェアによって,さも有意義なように「させられている」ことなど,今の社会の有様なのではないでしょうか?
というのも,ここ最近我々はDXだのなんだのと,ITという手段を目的にしてしまい,目的がなんであったのかを忘れてしまいがちです.私たちはバーチャルに対して,リアリティや効率化などを盲目的に期待し要求してしまいますが,それは一体なんのためになのでしょうか?
そうした観点では,本作品は本質的には近未来なんかではなく現代を描いたもので,ネットに支配されるのではなく,手段としてネットの良い部分と共生しながら,目的である人間性を忘れずに生きていこうと,そんなメッセージを感じるものでした.
ところで,悪役ソレントおじさんの残念さについては,批判するよりも自分がそうならないか恐ろしく感じさせられるものです.ソレントさん,儲けることに必死のピュアなサラリーマンなんですよね.なので本作品で一番可愛そうなのは彼で,明日は我が身のように感じてしまいます.
いやー楽しかった(^^)
オタク大歓喜の何でもありVRバトルアクション
ファンタジーやSFのようなオンライン世界に没入して悪と戦う作品は、「ソードアートオンライン」とか「コレクターユイ」とか「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」とか、日本のサブカルでは枚挙に暇がない人気ジャンルです。
そんな人気ジャンルにハリウッドの大監督、スティーヴン・スピルバーグ監督が殴り込んできたのが本作『レディ・プレイヤー1』です。
批判を恐れず言わせてもらうならば、「これ嫌いなオタクいないでしょ」っていう大興奮の映画でした。私も当然好きです。サブカルオタクならば分かるようなパロディが随所にちりばめているのが最高に面白くてクレイジーです。ライセンス取得が死ぬほど大変そう。
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貧富の差が拡大した2045年。辛い現実を忘れて理想の生活が送ることができるVR空間「Oasis(オアシス)」に世界中の人々は魅了されていた。貧民街で暮らす少年のウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)もまた、「パーシヴァル」という名前でオアシスに生きる人間だった。そんなある日、オアシスの開発者である大富豪ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が死去し、彼の遺した「オアシスに隠された3つの謎を解き明かした者にオアシスの運営権を譲渡する」というメッセージが世界中に発信された。世界中のプレイヤーたちが謎の解明に躍起になっている中、ウェイドも仲間と共に謎の解明に動き出すのだった…。
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「オアシスでは自分の好きな姿かたちにアバターを作成できる」という設定があります。「有名なキャラクターになってみたい」という人が現れるのも当然といえば当然なんですけど、実在するキャラクターの格好をしたプレイヤーがたくさん登場するんですね。私が見つけただけでも『トゥームレイダー』のララとか、アメコミで有名なハーレイクインなんかもいましたね。多分、たくさんのキャラクターが登場するシーンとかで一時停止しながら探せば山ほど出てくると思います。これは本当に凄い。ライセンス契約作業と契約金がとんでもないことになってそう。というか絶対とんでもないことになってる。
更に、VR世界を舞台にしており、映像のほとんどがCG。しかも登場するセットや小道具もかなりしっかり作りこまれてて、これにもめちゃくちゃ手間とお金が掛かってそう。というか絶対掛かってる。
自身もオタクであるハリウッドの有名監督が大資本を投じて作ったオタク趣味全開の作品が、オタクにウケない訳がない。このレビューを書いている私自身も幼少期から漫画やアニメに慣れ親しんできたアラサーオタクですので、この作品はぶっ刺さりましたね。
個人的にはおもしろくない。
作品の真髄に触れる幸せー
こういうジャンル苦手だから流し見するはずが最初のレースのシーンから...
こういうジャンル苦手だから流し見するはずが最初のレースのシーンから一気に引き込まれた。
映像の迫力と美しさ、すごい。
映画内に出てくるキャラクターや元ネタが結構レトロなのもいいよね。
有名どころしかわからなかったのが残念。
詳しい人ならもっと何倍も楽しめると思う。
ご都合主義な部分はそれなりにあったけど許容範囲。
スティルバーグの頭の中
本作のハリデーはおそらくスティルバーグ本人だが
監督の頭の中をのぞけるのと同時に、映画は現実(リアリティ)的なシーンの中にこそバーチャルやクリエイティブな物が生きるというメッセージが伝わる
(現実世界もかなり作られた世界ではあるが)
スティルバーグは今まで見てこなかったし、劇中に出てくる映画もほとんど観たことがなかったため(ガンダムでさえも)、心の底から楽しめたとはいえない
個人的にはウディアレンなどの監督の頭の中を覗けるような映画の方が好みである
余談だがスティルバーグは日本が好きということを初めて知った
しかし、この映画で感じた事は、スティルバーグこそアメリカ映画であり、アメリカの王道映画はスティルバーグから始まっているのだろうという事だ
今までで避けてきたスティルバーグ映画を、今後は少しずつ観ていきたい
予備知識があればある程面白い
内容は他の映画「ジュマンジ」的なやつだけど、メガゴジラやらガンダムやら色々出てきて日本人としてはワクワク楽しかった。
CGのクオリティー、アクションも迫力あったしストーリーもスカッとする気持ちの良い映画。
途中色々出てきたキーになる映画やらゲームやらが世代が違うせいで知識がなく、??と観てた瞬間はあったけど、
その後ググるとシーンやらなんやらそのままで、予備知識持って観てたらさらに面白かったのだろうと思った。
純粋に頭を空っぽにして観て楽しい映画でした。
アトラクションとして
おもちゃ箱のような楽しい映画
おばさんでも楽しめた
ちょっぴり風刺の効いた最高のVR世界観映画
今年初観賞映画は気分爽快テンション爆上がりのあの作品。
昨年録画しておいたものを観賞。
こんなの面白くないわけがない。
特に男子は大好物なこと間違いなしです(決めつけは良くないですが)。
VRの普及した未来、一人だった主人公が仲間と力を合わせてテッペンを取る。
アベンジャーズ的ヒーロー要素、大迫力のアクションシーン、カーチェイス、そして無理ゲー感あるこのゲームに立ちはだかる魅力的な敵。
観る前は正直、どんな作品か検討がつかず、少し観るのをしぶりかけましたが、冒頭部分の映像美で一気に引き込まれました。
もう、IMAXのアレみたいでIMAXで観たかったと思うほど。
そして、なんといってもこの映画の最大の魅力である、さまざまな夢の共演。
AKIRAにガンダム、キングコングにシャイニング…。
上げ出したらキリがない。
流石スピルバーグ監督。日本要素もたくさん取り入れてくださっていて日本人としては嬉しい限りです。
そしてそして、我らが森崎ウィン氏。
現在日本のドラマ映画でも大活躍の彼ですが、今作でも想像以上に大活躍してくれていました。
溜めてからの「俺はガンダムで行く」は本当にサイコーでした。
笑える部分もあって、シャイニングの老婆やlOlとの戦いの時の現実世界の様子、ずっとADVENTUREをプレイし続ける彼なんかが結構ツボでした。
どうしても細かい部分に集中してしまいがちですが、ストーリーもしっかりしていて、ゲームの謎解きだったり、ちょっとした驚きも楽しかった。
VRの世界なのか現実の世界なのか観ているこちら側もわからなくなる時がありました。
それが仮想世界の怖さでもあると思います。
街中常に監視状態にあり、名前を出せばすぐに特定されてしまうというのは、ネット社会やお隣の某超大国への皮肉にも見えました。
やっぱり現実が1番。
ラストの運びには納得したし、少しグッとくるものもあり、最高のハッピーエンドだったと思います。
個人的にはアルテミスはエイチの言う通り、ギャップがあっても面白かったかなと思いましたが、アルテミス役のオリヴィア・クックさんが可愛かったので良いです(←いや、何様?)
何度もエッグと彼らを探しに行きたくなる映画体験系映画でした。
スマブラ以上の新旧キャラのオールスター
SFファンタジー、と言う表現が近いかな。オアシスと言うゲーム内の世界を舞台に、製作者の仕込んだイースターエッグを探す物語。敵はオアシスの世界を自分のものにしようとするライバル企業…と言う話はまあ置いといて、新旧入り乱れたキャラたちのオマージュの凄さよ。デロリアンと金田のバイクに始まりコングは出るわアイアンジャイアントは出るわメカゴジラに極めつけのガンダム!ガンダムカッケーな!と言う熱さだけで十分盛り上がれる作品。祭だな!
過去鑑賞
スピルバーグ監督自身が影響を受けたであろう物、好きな物を詰め込みながら、エンターテイメント作品として1つに上手く纏めあげられていたと思います。
ストーリーも面白かったですし、今時らしい設定にスピルバーグ監督の好きな物が散りばめられているのも、観ていてとても楽しく、映像も素晴らしかったですね。
近くの映画館に来なかったので観逃してしまったのですが、これはやっぱり映画館で観たかったです。
タランティーノ監督の作品も同じように作られたものがありますが、正反対と言ってもいいくらい違った作品になっているにもかかわらず、どちらも面白いですよね。
スピルバーグ監督の方が万人受けする作品に仕上がっているのは趣味の違いからなのか、エンターティーとしての年季の違いなのか、興味深いところです。
あっと言う間に終わってました
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