ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
全488件中、61~80件目を表示
生命より大事なものがある?
ニューヨーククイーンズのラガルディア空港から、北カロライナのシャーロット空港まで
飛ぶ飛行機、US Airways Flight 1549 の事故。Sully機長の判断でハドソン川に不時着し、百五十五人全員の命を救ったという機長の勇断を NTSB(National Transportation Safety Board)がこの飛行機はラガルディアに戻るか、テターボロー空港にいけると異論を唱え、機長の個人的判断の誤りにまで発展する。
この映画は機長と副機長が2009年に出版した体験談を元にしたものだと。Highest Dutyという本になっているが、クルーも入れて、百五十五人以上の生命を預かる二人にとって、本当に責任の重い仕事だった。咄嗟の判断力と長年の経験で、ハドソン川に無事に水着したわけだが、二人のチームワークも重要だったと思う。この自叙伝とクリント監督のこの映画によって、機長、副機長、クルーの心の負担は少しでも軽くなったと思う。それに、乗客の彼らに対する感謝は何倍にもなったろう。
この映画は専門用語で、少し難しすぎたから、シミレーションの話をしているところなどはあまり理解できていない。
、
何かに導かれたような人生の使命に感動
ドキュメンタリーと映画が見事に融合した、とても素晴らしい体験だった。
全く無駄なストーリーもないし、過剰な演出もない。
この映画に関わる全ての人にプロフェッショナルの仕事を感じた。
恥ずかしながら、普通ならこの奇跡の事故のドキュメンタリー映像の単品映画なら自分は観ようと思わなかっただろう。
しかし、トムハンクスを主演に置く映画としてつくることによって、こんなにもドキュメンタリーを観たくなる試みを打つとは!!
本当にクリントイーストウッド監督の意欲的な姿勢には自分の発想力が恥ずかしくなるほどに脱帽だし、尊敬します。
結果はわかっているのに、こんなにも冷や汗と安堵の涙を出したのは初めてです。
たったの2時間弱でこんなにも感動させてくれて本当に有り難うございました^_^
Xファクター
208、155、35、、重要な数字は心に残る。
「ヒューマンエラーを疑われてるのにヒューマンファクターを完全に排除している」というキャプテンの指摘はまさに正鵠を射ている。
公聴会での女性職員からの一言からのくだりに感動。「Xファクターはあなた」と言われた後、即座に否定し心からの言葉で関わった全ての人々への感謝が口をつくあの人間性に涙が止まりませんでした。
そして最後の一言でアーロンエッカートのあの台詞、緊張感で終わるかと思いきやのあのユーモラスはまさにアメリカでした。
命を賭けて乗客を救ったのにシミュレーションで滑走路に戻れる可能性が...
命を賭けて乗客を救ったのにシミュレーションで滑走路に戻れる可能性があったから責任問われるとか、どれだけ不条理!?と思うけど、これが現実なんですね。怖いです。最後の終わり方はすかっとする。クリントイーストウッドの映像センスは好き。俳優としても素晴らしい、二足のわらじを履く人ですね。
クリント・イーストウッド
感動でした。
あまりにも有名な出来事ですが、詳細とその背景、その後は知らなかったので興味深く視聴。
トム・ハンクス、
白髪でシブいキャプテンになりきってますね。
とてもターミナルで暮らしていた方とは思えませんねw
複操縦士のアーロン・エッカート!!!
まだレビューあげてませんが『幸せのレシピ』に出てきたシェフじゃないですか~✨
今回もとても素敵で重要な役。
クリント・イーストウッド作品の『正義』が炸裂ですね。
短時間で明解にストーリーが進み、幸せな気分にさせてくれました(*^^*)
緊迫のコックピット
トム・ハンクスの誠実な魅力が光っている作品でした。制服姿がとても似合っていました。
パイロットのサリー(トム・ハンクス)の苦悩する様子が丁寧に描かれており、冒頭から引き込まれ、公聴会でのやり取りなど見応えが有りました。
多くの命を預かるパイロットの重責を考えると、知識、経験、冷静さ、精神的な強さが求められそうですね。
改めて大変な職業だと感じました。
NHK - BSを録画にて鑑賞
タイミング
吹替え版で視聴。
気になっていたが邦題から観るのをためらっていた…が、プライムビデオでも評価が高かったのでついに視聴。邦題はあてにならないと再々々々確認した。
これは奇跡ではなく「最善」。
タイミングが良かったことを奇跡と呼ぶのかもしれないが、機長はじめ全員が最善の行動を取ったからだということがよく分かった。
調査委員会も犯人に仕立てあげたいのではなく、何が最善かを調べることが仕事なので仕方ない。
それにしても何故この題材を映画にしたのか前から気にはなっていたが、観てみて少し分かった気がする。「英雄」は一面ではそうだが、反面では違った見え方をするもので、本作の主人公もその葛藤に苦しむ。
今回は結果が良かったからハッピーエンドだが、違った判断をしていたら正反対の烙印を押されていたかもしれない。
英雄的行為が人を英雄にするのでなく、結果が英雄にさせる。どうあっても正しいと思える自分でありたい、と思わせる映画だった。
年に一度は観たい。96分だし。
安定のトムハンクス
キャプテンはものすごく冷静沈着な方なんだろう。
いつもは冗談のひとつでも出そうなトムハンクスだが、そのキャプテン役を好演していたと思う。
無駄のない作品だった。
クリントイーストウッドは監督としても有能だと再認識した。
誰もが知っているあの事故なのに、誰も知らない驚愕の心理サスペンスが待っていたのです。このようなストーリーを、よくぞクイント・イーストウッド監督が発掘できたものだと感嘆しました。
エンジンが全部故障した航空機を、ハドソン河に不時着水させ、全乗客の命を救った事故を扱った映画です。
このできごと、「映画化は簡単でも、成功作にすることは不可能だ」と私は思っていました。
なぜなら、観客側は溢れるほどの報道や、テレビの再現ドラマなどで結果を熟知している事故だからです。
たとえ3分間の映画だとしても、手に汗握ることは不可能(結果を知っているから)であり、ましてや2時間近い映画にするなんて、ムリムリムリだと私は確信していました。
ですが、さすがはイーストウッド監督。
驚くべきシナリオを練り上げていたのです。
観客は、主人公と一体となって、結果のわからない、誰も知らなかった不条理な出来事に直面していくのです。
あれだけ多くの報道がなされていたのに、たしかにこの映画のメインテーマについては、誰も答えを知らない。
そこに向けて、主人公が苦悩し、悶絶し、誇りを失いそうになりながらも立ち続けるところ、観客もまた一体となって、苦悩を追体験し、悶絶を追体験し、そして人間の本質とは何か、深く自問自答することを迫られるのです。
熟練の映画監督の腕としか言えません。
よくぞ、このようなシナリオを練り上げたものだと感嘆しました。
再度繰り返します。
驚くべき着眼点、驚くべきシナリオ。
これぞ映画というべき、素晴らしい作品でした。
無数の飛行機が飛んでいる現代の話
離陸直後の推力喪失…そんな事態にこそ、サリー機長の腕とベテランとしての経験が奇跡を生むんですね。短時間で究極の決断に感動した。
演技も流石のトム・ハンクス、途中からですね機長にしか見えなくなるくらいだった。ドキュメンタリー映画としても価値があると思う。
実話の効能
フィクションと実話では、やっぱり教訓みたいなところで差がでると感じた。
最悪の事態も想定して、最善を尽くすこと。
できる限りの準備が、良い結果をもたらすこと。
何かと災害の多い昨今、心に留めておきたいと感じた。
人だからかかる時間、できる判断
真摯で抑制のきいたストーリーで学びが得られる形にしていただいたことに感謝したいです。Preparation is everything. 奇跡といわれる出来事の背景にはそこに至るまでの経験と学習、周囲への愛と敬意、日々の基本を疎かにしない行動が大切なんだと感じました。
全ての積み重ねの上に成る奇跡
2009年ニューヨークの不時着水事故をベースにしたイーストウッド作品。
機長や副機長、客室乗務員の対応が素晴らしかったのはもちろんだが、同時に救助に加担した多くの人々の存在も素晴らしい。
機長の経験と日頃からの備えに感服するのと同じくらいに、色んなところで多くの人々がまだ見ぬ危機に対応する準備と備えを行なっていて、それが機長を筆頭に実を結び、誰一人として失わなかったことは「ハドソン川の奇跡」として認知されているこの件に関して、奇跡よりも尊いものを感じざるを得ない。
そんな中で船に上がった機長が真っ先に奥さんに電話して、奥さんは事件があったことすら知らないのに、演出の一部かも知れないが、劇中最も何かが込み上げたシーンだった。
当時の情勢も鑑みて、人々に希望を与え世を照らしたこの出来事を形容するならば、「奇跡」になるんだろう。
2009年の実話
この事故のニュースを見たことは微かに記憶にある。
やっぱりこういう映画はトム・ハンクス似合う。トム・ハンクスが主演だから大作になった感じ。
事故検証って結構残酷、、。全員無事だから良いじゃんって思うけど、やっぱちゃんと調べなきゃダメなんだね
不時着すると機体が大破すると思ってたから、機体が見た感じ原型留めてるのがすごいと思った。
飛行機怖くて乗れないなぁ
本人インタビューによると、住所書いてなくても「機長、ヒーロー、USA」だけで家に手紙が届くらしい。すごい!
全488件中、61~80件目を表示