「パピっと短く96分。」ハドソン川の奇跡 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
パピっと短く96分。
gleeオタ的余談を先に。
運輸委員会のひとがカートのお父さん役の人ですよね。バートハメル役だった人。けっこうメインな役どころで再会嬉しい!
あと、こちらは自信ないですが、ゴルフのために最後に乗り込んだ3人組の太った人は、デイブカロフスキー役の人じゃないでしょうか?だいぶ似てたと思うのですが。
「◯◯に出ていた誰々」に気づくのが、日々の楽しみでして。こういう時は、誰かと答え合わせがしたいのですが、なかなかどっちも見てる人がいないんですね、周りに。
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2009年の事件当時は14時間労働で満身創痍だった会社員時代なので、全然このニュースの記憶がありません。なので完全に初めて知る話でした。
成功例のほぼ無い水中着陸で全員無事だった、国家運輸委員会みたいのんに、空港へ戻れたはずという仮説ありきで責められた、コンピューターシュミレーションでは空港へ戻れたという結果だった。でも決断するまでの時間を加味すれば、(それを35秒とし)空港へ戻るのは難しかった。運輸委員会は機長と副機長を責めることを諦める。ほとんど筋を全部説明してしまいましたが、顛末はこういう感じです。
それに、機長の痛々しい逡巡が挟み込まれ、ハラハラドキドキします。例えシュミレーションが正しかったとして、でも助かったじゃん、結果よければ全て良しであかんの?責められることなんか?と素人観客は思っていました。
また、一方では責められ、家にも帰れず、でも町やメディアでは英雄扱い。英雄扱いされる事が不当とは思いませんが、当惑する気持ちもわかるね、という感じでした。
ハラハラドキドキと困惑への共感とを感じつつ、パピっと短く纏まってたのがすごくよかったです。
奥さん役のローラリニーとトムハンクスの共演シーンなくてそこだけしょんぼり。
エンドロールで映っていた実際の乗客と機長夫妻の再会パーチーがすごいなーと思いました。が、パーチーのスピーチ、なんで奥さんやねん!とも。