神様メール

劇場公開日:2016年5月27日

神様メール

解説・あらすじ

「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」などで知られるベルギーの異才ジャコ・バン・ドルマル監督が、前作「ミスター・ノーバディ」以来6年ぶりに手がけた監督第4作で、ベルギー・ブリュッセルの街に暮らす神様と、その娘が引き起こす騒動を描いたファンタジックコメディ。ブリュッセルの街に家族と一緒に暮らしている神様は、自分の部屋のパソコンで世界を管理し、面白半分で事故や災害を引き起こしている。そんな父に憤慨した10歳の娘エアは、それまで一歩も出たことがなかった街に出ることを決意。しかし、家出の前に立ち入りを禁じられている父の部屋に忍び込んでパソコンを触った彼女は、間違えて世界中の人々に死期を知らせるメールを送信してしまう。エアは人間たちを救済しようと街に繰り出し、そんな娘を追って神様も街に出るが……。

2015年製作/115分/PG12/ベルギー・フランス・ルクセンブルク合作
原題または英題:Le tout nouveau testament
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2016年5月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画評論

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(C)2015 - Terra Incognita Films/Climax ilms/Apres le deluge/Juliette Films Caviar/ORANGE STUDIO/VOO et Be tv/RTBF/Wallimage

映画レビュー

4.0 かわいく生死を扱う作品

2019年1月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

幸せ

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くまの

3.0 監督からの「分かりやすい優しい」メール。

2016年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

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しんざん

3.5 【”意地悪な神はPCで世界を作る。そして余命を知った人間達が抑圧から解放され行った事。”今作は、前半はシュールな展開ながらも、ハッピーなエンドが心地よきファンタジック作品である。】

2025年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 北欧映画が好きである。幾つかの作品で描かれるシニカルでシュールな世界観は、勝手に日照時間が短いからだろうと思っている。
  リュ―ベン・オストランド監督の、観ていて居心地が悪くなる諸作品や、ロイ・アンダーソン監督のクスリと笑える掌編で構成された作品もそうである。
  今作も、そういう映画の中に入るだろうが、ラストのハッピーエンドな展開はナカナカである。-

■ブリュッセルのアパートに家族と一緒に住む意地悪な神様(ブノワ・ポールヴールド)は、パソコンで世界を支配していた。ある日、10年間もアパートに幽閉されていた神様の娘・エア(ピリ・グロイン)はそのパソコンから人々に余命を知らせるメールを送り、人々は喜んだり、悲しんだりして、日常が崩れていく。
 エアは人々を救うため、彼らの悩みを解決していくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前半はシュールな展開である。何しろ世界を意地悪な神様がパソコンで作っており、妻である女神(ヨランド・モロー)は、能力を封じられているのか、刺繍などをしているのである。

・だが、エアが人々に余命を知らせるメールを送った事で、彼らは抑圧していた想いを開放していくのである。
 片腕を幼い時に失い、義腕を付けているオーレリー(ローラ・ファーリンデン)は、殺し屋フランソワから撃たれるも、その腕のお陰で助かり、彼はは彼女に恋をして、二人は”最後の晩餐”の12使徒に付け加えられるのである。

・夫との仲が冷え切っているマルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夫との関係を見限り、ゴリラと生活をし始めたり、(で、使途になる。)余命僅かを告げられた少年ウィリー(ロマン・ゲラン)は、念願の女の子になったりするのである。

■意地悪な神様が、エアを探して洗濯機の中に入って世界に出ると、彼は今までの所業の為か、次々に酷い目に遭って行くのである。クスクス。
 そして、”最後の晩餐”の使徒が18名になった時に、女神は初めてパソコンの前に座り、再起動でログインし、ハッピーな世界を作って行くのである。

<今作は、シュールながらもハッピーなエンドが心地よきファンタジー作品なのである。>

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NOBU

3.5 好みが極端に分かれるシニカルなコメディ

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

セリフが文学的なのか、たまたま翻訳字幕担当の松浦美奈さんの意思が働いたのか、はっきりしませんが、使われる言葉は直感的で、無機質な塊のようなものばかりです。
日本人の大多数は、一神教に対するニュートラルな志向があるので、案外、抵抗なくこの映画の世界観を受け入れられるのかもしれません。

神様が、そこら辺にいるようなむさいおじさんで、そのあまりに暴虐な振る舞いに我慢できなくなった神の子エアが、兄である同じ神の子イエスのアドバイスに従って、人類の救済を求めて6人の使徒を探して旅をするという風変わりなコメディです。

見せ方がとてもスタイリッシュで、人間の「余命」がメールで届くというシチュエーションを一瞬で分からしめる面白さや、探し当てた使徒たちの、それぞれが持つ奇妙な価値観に共感を覚える語り口に加え、ダビンチの名画「最後の晩餐」を使った使徒たちが増えていくヴィジュアルなど、おとぎ話として楽しめる映画です。

神職の男が実物の神に馬乗りで殴り掛かったり、結婚関係の破綻よりも目の前の欲望を優先する人間の業など、シニカルな目線で愚かさをあぶり出し、神様を信じる人には受け入れがたいような描写があふれていますが、あえてタブーに挑んだブラックなユーモアが新鮮な驚きを感じます。

ひとりの少女のロードムービーとして見ても、楽しめますね。

ただし、結末にはかなりがっかりしました。とにかく、ありとあらゆる秩序が崩壊するさまを、肯定的に、ライトに、受け入れてしまう人間なんて、そんなにたくさんいるでしょうか?

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うそつきかもめ