ルームのレビュー・感想・評価
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壮絶
予備知識無しで鑑賞。
なんとなく違う内容を想像してた。
いやいや壮絶な内容。
こんなことありあるのか、と。
そういえば、日本でもあったな…あの人(女性)はどうなったんだろう。幸せに暮らしているのかな。
と、無責任に関心を持ってしまうけど、そうやって苦しめてしまうのか。
勇気ある行動…から、始まる後半戦。
脱出シーンは手に汗握る。
思わず拍手しそうに。1人で。
祖父母は離婚してたらしいが、あのじいちゃんがいまいち理解出来ず。
でも、再婚相手がすごく自然でいい感じで良かった。
犬と会うシーンも泣きそうになった。
長引くほど不幸になる人も増えるし、度合いも大きくなる。
身近な人達が気づいてあげられる世の中ならよかったな。
この壁の向こう側へ
数年間もの間、監禁生活を強いられた女性ジョイを ブリー・ラーソン、息子ジャックをジェイコブ・トレンブレイが熱演。二人が会話を交わす姿は親子にしか見えない。
優しく迎える母親に溜め込んだ感情を涙ながらにぶつけ、子供らしい遊びに興味を持てない息子に苛立ち、インタビュアーから心無い問いを投げかけられ深く傷付くジョイの姿が切ない。
母の深い愛情に守られ成長したジャックが呟く無垢な言葉に救われる。
ー さよなら天窓
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替)
個人的には残酷すぎてツラい
あらすじを確認せずに鑑賞したので、最初は非日常的なシーンばかりでどんな設定なのかと本当に焦ったが…ブリー・ラーソンと子役君の熱演はものすごい迫力!アカデミー受賞も十分うなずける。だが、この緊迫感と生々しさは私のキャパを越えてしまい、感動と言うよりツラ過ぎた。
その後を支える家族の温かさで、こちらも少し救われたという感じか。
良い作品だとは思うが、テーマがツラすぎて何度も観たくなるとまではいかないかな。
観客の僕たちは5歳児
過去の経緯をセリフで説明するのは基本的につまらないんですが、息子視点で観せる手法として効果的に生きています。観ている観客に悲惨な状況を映像無しで想像させます。
ずっと5歳児の視点だけで描き切るなんて、地味なことですけど圧巻です。
事件が1時間で解決しちゃって、ドキュメンタリー番組だったらこれで終わりなんですが、その後の息子の戸惑い、母親や家族の葛藤がリアルに描かれています。一時的に母親と離れたり、大人同士の話し合いが外で行われてるのも一切映さず、一貫して5歳の息子の見聞きできる範囲だけで完結します。(話してる内容は理解してないけど)
事前情報なく観たので、最初は何が何だか状況が理解できていませんでしたが、観客の僕たちを何も知らない5歳児になって観てほしかったんでしょうね。この手法は衝撃的でしたね。
本当の意味で一歩踏み出すこと
それぞれの苦しさ
小さかな部屋から死んだふり作戦で脱出し、ジィジバァバとの再会までは喜びに溢れていた。
しかし、その後は最良の選択だったのか、あの部屋にずっといることが誰にも迷惑をかけずに済んだのではないかと悩み続けるのだ。
だが、世界はとても広く可能性に満ちている。
そんなリアルな環境で2人で助け合いながら笑顔でいっぱいな日々を過ごしてほしい。
初めて見た空に何を思ったのか
監禁された親子について考えたこともなかったので、そう言う意味での衝撃は私にとって大きかった。
一番印象に残っているシーンは息子の遺体(死んだふり)をカーペットに巻いてトラックに乗せて諸悪の根源の父親が運んでいるときに、息子がカーペットから抜け出たら空が見え、ずーっと空を直視していたシーンです。
初めて見た空は彼にとってどう映ったのだろうか?
戻らない
監禁された環境から物語は始まる。
外の世界を知らないとは。
知った上で監禁されるのとは大きく異なる
外を知る母親
知らない子供
母親の言葉をどこまで信じれるか、
どこまで想像できるか。
脱出した二人には、
想像を超えた時が、世界があった。
嬉しいはずなのに、うまく動けない母親
戸惑っているが着実に馴染んでいく子供
納戸に行く
さよならと声をかけていく姿に
戻らない決意を感じた
世界を知ることの大切さ
どう捉えるかが大切なことを感じた
扉はいくつもある
母子の物理的な量子空間👏
どんな動物でも、産まれた瞬間から物心つくまで育った比較的限られた空間と、そばに四六時中付きっ切りの母親しか居ない状態で過ごせば、これはまさに、劇中前半で語られる通り、子は、「世界はこの部屋、実在する生き物はお母さんのみ」と思い込むのは当然の成り行き。
ある意味、隔離された閉塞感の中で日常を送った場合の、外界との間に生まれるズレは浦島太郎の玉手箱とも言うべき、いわゆる相対性理論で説明されてもおかしくない現象なのではないだろうか。
物語の後半は、まさにそのお話であり、今までの誘拐、脱出もの作品における「隔離された場所から逃げ出すサスペンス」が焦点ではなく、いかにして奪われた時間を取り戻していくかに重点を置いた人間ドラマなのだ、ということを痛感させられる作品。
ラスト、息子は監禁されていた部屋に再度訪れ
「こんなにせまかったっけ?」
と、不思議がり、イス、ベッド、クローゼットひとつひとつに別れを告げ
「ママもさよなら言って」
と声を掛けて、そして母も小さくさよならと呟いて、部屋を後にした…👍
そこから二人の去っていく後ろ姿を引きの長回しで撮って終わるシーンは
「奪われた時間。だけど過去は過去。今は今。過去の時間を糧に今を取り戻そう」
個人的にはそう捉えた。
母子の決意はある意味、物理法則を超えたのだ👏
うーん
bye chair no.1, no.2 …
子供がすくすくと成長していく姿
はじめは戸惑い、大変な生活が待っているのかと思った。
しかしより早く順応して行ったのはジャックの方だった。
目の前の物を受け入れて、過去の物となった“room”にあった物たちにもちゃんとお別れを言える。
そんなしっかりした子に育ったのは、きっとあのお母さんが育てたからなのだろう。
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