「泣けるような泣けないような・・・?」君の名は。 kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるような泣けないような・・・?
この監督の作品としては初見
既視感があったのは大成建設のCMを見ていたからか。
風景がリアルすぎず、人物の描写とバランスが取れているとは思う。
(某細田作品だと風景が異様にリアルすぎ、そのくせ人物描写も好きになれず・・・)
予告で見た限りでは、観に行く映画ではないなと思えたが、観たい映画がなかったのと、好評らしいと言うことで。
内容的にはアニメ版「時をかける少女」やスタートレック「ジェネレーションズ」的な面もあって、特に目新しくもないと思うが、ラストはいい気分にさせられる。
しかし、なんで結局東京なのだろう・・・?と、思わなくもないのだが。
気になる点としては、
・男子が女子に入れ替われたら、胸モミだけで済まないでしょうに。
(おそらく、男子共通の感想)まぁ、それ以上は描けないだろうが。
・逆に女子が男子になって朝目覚めたら・・・「付いている!」以上のオドロキがあるはず?
・その時代に近い「大事件」だったのなら、探索の時間のかかり具合が不自然(突っ込むのも野暮だが)。
・事件回避の時間軸がよく分からない・・・(2回目を観たら、それらしいことは言っていた)
・被災規模が不自然?町半分で収まるのか?
・タイトル掲示は「永遠の0」のようにラスト一回でよかったのでは?あのラストにするなら、冒頭のタイトルと主題歌は要らなかった。入れ替わりの胸モミの回数と並んで、ややしつこい印象。
・入れ替わり中に双方、電話はしないのか?と言う疑問は残るかも。
(観ている最中は特に気にならなかったが)
・彗星の落ち方がヘン?見ようによっては、飛行機雲をたなびかせるB29的風景
・音楽は意見の分かれるところらしいが、特に耳障りでもなく、またそれほど印象にも残らない。
・ほぼ床面の視点での電車のドアや襖の開け閉めのシーンが、やたら多かったように思えるが、どんな意味があったのだろうか。
・全般的に演出がくどい、しつこいかも。
・宣伝に使われているキャラの画と本編の画が違っているように思える。宣伝のキャラの画なら見たくないなぁ・・・と感じていたが、本編の画は良かった。
・山の大きさと距離感から、「ちょっと行ってくる」距離ではないような・・・