ふきげんな過去

劇場公開日:2016年6月25日

ふきげんな過去

解説・あらすじ

小泉今日子と二階堂ふみが母娘役を演じる、劇作家・前田司郎のオリジナル脚本による監督作品。小説家やシナリオライターとしても活躍する前田の映画監督作は、「ジ、エクストリーム、スキヤキ」に続いて、これが2作目となる。北品川の食堂で暮らす女子高生・果子の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子が突然やって来た。ある事件を起こし、前科持ちとなってしまった未来子の登場に、慌てふためく家族。そして、果子は自分の部屋に図々しく居候する未来子にいら立ちを隠せなかった。退屈に思われた果子の夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な夏へと変わっていく。未来子役を小泉、女子高生・果子役を二階堂がそれぞれ演じる。

2016年製作/120分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2016年6月25日

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(C)2016「ふきげんな過去」製作委員会

映画レビュー

3.0 二階堂ふみ結婚おめでとう!祝砲1発目

2025年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

難しい

2016年公開作品
二階堂ふみ当時21歳くらいか

脚本は『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』『横道世之介』『さかなのこ』の前田司郎
今回は『ジ、エクストリーム、スキヤキ』以来の監督も(2作品目)

一番の売りは当時旬の二階堂ふみと昔は旬だったキョンキョン
まっ当時の小泉今日子は旬どころじゃなくて電通や博報堂なんかより世間に対する影響力が抜群にあった

自分は不倫とか政治的発言で芸能人の好き嫌いを決めていない
北川景子が虚カスだからといってそれだけで嫌いにはならない

シュール

難解

「なに言ってるかわからない」と子役の女の子は言ったがそんな感じ

でもクセになる

『ねじ式』を傑作と高く評価した人なら受け入れる可能性は高い
『ねじ式』がまるでダメな人には向いていない
脳の構造の違いだろうしそれは仕方がない

未来子は爆弾犯
行方不明
死んだことになっている
でも実家に戻ってきた
康則ちゃん誘拐犯の疑惑も
果子の本当の母だという

赤ちゃんはグッタリしている
まるで人形だ
いや人形そのものだ
まだ名前はない
さっさとつけろよ
そういえば珍野苦沙弥先生はなぜ拾ってきた飼い猫に名前をつけなかったのだろう
普通はつけるだろう
金魚やメダカじゃあるまいし

果子の父親は右手の中指と薬指がない
常にスタンハンセンの決めポーズみたいになっている

料理人の野村さんは外人だ
インドかその隣国っぽい出身
蕎麦屋から豆料理屋に鞍替え

「遠くを見つめるな!」「わたしに良いこと言うな!」などと激怒し未来子と取っ組み合いの喧嘩をする果子がちょっと理不尽で面白かった

配役
北品川の食堂「蓮月庵」に暮らすいつも不機嫌な高三の果子に二階堂ふみ
18年前に死んだと思われていたが突然サチの営む「蓮月庵」に姿を現す果子の伯母の未来子に小泉今日子
未来子の妹で夫と「蓮月庵」を手伝っている果子の母親のサトエに兵藤公美
サトエの妹でスナックを営むレイに黒川芽以
レイの娘でメガネの小学生のカナに山田望叶
未来子とサトエとレイの母親で食堂「蓮月庵」の店主のサチに梅沢昌代
果子の父親で妻のサトエと「蓮月庵」を手伝っているタイチに板尾創路
「蓮月庵」の料理人の野村アリにAHMAD ALI
子供の頃に誘拐されたらしい康則に高良健吾
蓮月庵の三人娘達の幼馴染で鮫にやられたらしい義足の男に児玉貴志
果子の彼氏?でバンドマンのヒサシに山田裕貴
ケンカ中で路端で見かけても口もきかない果子の同級生に相楽樹
蓮月庵の前店主(故人)に大竹まこと(写真のみ)
近所の店主にきたろう
蓮月庵の常連客に斉木しげる

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野川新栄

4.0 タイトルなし(ネタバレ)

2023年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ

4.0 「物憂げな思春期女子」「逃亡を続ける極左過激派?女爆破魔」「人食い巨大ワニ」らが交差するシュール虚構劇

2023年3月13日
PCから投稿

視聴は2回目だが、初回は筋は殆ど分からないもののムードが気に入り高評価。
2度目の今回は筋と脈絡は大体把握できたけれど、1.2倍速から等倍に視聴速度を遅くしたら何とアンニュイな雰囲気が過ぎて眠くなってしまったよ。笑

この監督作品はエクストリーム・ザ・スキヤキもそうだが、シュールさのセンスが自分にはぴたりと共鳴してしまうようで、邦画の中では押し監督の一人。
映像の見せ方や演出の良さも改めて再認識。
※舞台の人でもあるらしいので見てみたいものだ

ただ、合わない人には全くダメだろうなとも容易に想像がつく。
下町大田区の古びた民家に暮らす訳あり家族のシュールでだるい物語を念頭に、物憂げな気分の時にでも視聴すれば何がしか共鳴共感できる部分が見いだせるかもしれません。

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resuwisshu311

4.0 死んでいたと思っていた未来

2022年2月20日
iPhoneアプリから投稿

死んでいたと思っていた未来(未来子)がラストではワニの姿となって生き返る。
想像が現実になったのを目撃し、俄に活気づく果子。
前田さんは舞台作品を含め、微妙な世界を作られますね。

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二番煎じ