ドクター・ストレンジのレビュー・感想・評価
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CGたっぷりでついて行くのが大変。
名外科医が車の事故によって手に麻痺が残り、絶望のなか魔術の世界に引き込まれ、自らも修得し、暗黒の世界から世界を守るという話。
前半の医者としての部分がしっかり尺があり、その医者としてのアイデンティティが急降下する様子が描かれているだけに、魔術にハマるプロセスがよく分かる。
魔術によって街並みが切り取られたり、歪んでいくのがどうなっているのかついて行けず、あっけにとられている間にまた次の場面、また次と変わっていって、頭の中で整理するのが大変だった。でも、それくらいCGがすごい作品だった。
日本のコミック的な話で映像もアニメ的な感じ。かなり面白かったです。
いい意味で、非常に日本のマンガ、アニメに近いストーリー展開だったと思います。エンターテイメント性はもちろんですが、永遠の命、ダークサイド、東洋思想などの要素をうまく扱っていました。
これらの要素は必ずしもテーマ性にまで昇華できているかといえば、まだまだな面はあります。キリスト教の文化圏の人に東洋思想、特に仏教思想、禅的な思想はかなり難解なんでしょうね。目的や合理性の呪縛から逃れられていないと思います。因果応報は上手く扱っていました。
タイムループは禁断の力としての意味と、最後の解決に上手く結びつけていましたが、パズル的な扱い方までには達していませんでした。ただ、日本でよく見るご都合主義のタイムループと違い、そこにダークサイドのマイナス面を見ていたのは秀逸な視点だと思います。
原作が1960年代ということで、その当時からこのストーリーだったとしたら、昔のアメコミってレベルが高かったんだなあ、と思います。
そうでなく、かなり元の話からの変更があったのなら、日本のアニメ、コミックスの影響を感じますがどっちなんでしょう?
映像は、すごいの一言ですね。日本ならアニメでやりそうな映像でした。これが実写というかCGでできるんだからやっぱりハリウッドの金と人材、リソースはすごいですね。
これがオスカーの視覚効果賞ではないのが信じられませんが、CGの使いかたがしつこすぎて下品なのかもしれません。それに実写だときついですね。映画館だと画面酔いしていたでしょう。
主演男優の人。ヒーローものだと思って舐めていたら演技がすごいですね。声も渋くていい演技でした。
最近のハリウッドはどんどん勧善懲悪から脱してアンチヒーローになっていってますが、本作は良いバランスでした。少し人物描写が主人公以外弱い気もしますが、エンタメとしてはいいチューニングでした。かなり面白かったです。
天才外科医が事故によって、魔術師へ。 CG満載。映像がすごいです。...
天才外科医が事故によって、魔術師へ。
CG満載。映像がすごいです。
ストーリー的にはあまり印象に残らないのが残念。
マイティ・ソーに続くらしい。
意外に好みだった件
そもそも魔術師なら何でもできちゃうだろう、それに他のMCU作品やスパイダーマンに出てくるドクターに全く魅力を感じなかった。ちらちら見える画像や動画もどこかで見たようなものだし。ということで見ることなくここまで来た。今回続編を見るか迷って配信で前作を見てみたところ、全く意外に好みだった。
ポイントは、最初から魔術師だったわけではなく、魔術師になってしまう男の物語だったこと。カンバーバッチもマッツ・ミケルセンも良かった。
良かった
映像、構成、内容はよかっだけど、ドクターストレンジとワンダの差がありすぎて、感情の一部が冷めた。
アベンジャー全体を考えても
ワンダ強すぎて冷めた。
社会的地位の低い女性のための映画だたと思う。
そういう意味であれば成功かな
社会的地位の低い男性が観たら
映画でもか、、と、ため息が出そう。
命とは、何か
タイトルは、「ドクター・ストレンジ」で、主人公の名前です。
キャッチコピーは「上から目線の天才外科医。彼を目覚めさせたのは魔術」で、
「ドクター・ストレンジ」が魔術に目覚め、魔術師になり、地球を救うという物語です。
まずは、魔術の映像に驚かされ、何がどうなっているのだかわからずに始まります。
物語が進むにつれ、謎解きがされて、理解できるようになるという展開なので、
1回見て理解できなければ、2回鑑賞すれば理解できるようになるかもしれません。
次に、天才外科医であることを示す物語で、医療単語、知識と共に物語が展開されます。
映画の中では、医療単語、知識について、説明はないので、理解したければ、鑑賞後に、
調べる必要があります。
さらに、天才外科医が自動車事故で、両腕に重傷を負い、西洋医学では完治できず、
東洋医学で完治することを目指して、魔術に出会います。
最後に、魔術を習得した天才外科医が、魔術界の正義と悪魔との戦いに巻き込まれる
という物語です。
カエシリウスは、未来を知らずに、ダーク・ディメンションから力を得て、永遠の命を
手に入れ、永遠の命を人類にもたらそうとします。
エンシェント・ワンは、未来を知り、未来を変えることで、命を延ばすことはできますが、
未来を知り、未来を変え続けることは苦痛でもあり、未来を知り、変えられない未来があり、
命が永遠でないことも知っています。
ドクター・ストレンジは、命とは救う対象です。
エンシェント・ワンは、老いることなく、死ぬこともなく、永遠に生き続けるという苦しみ
から逃れるために、自分が死んだ後を託せる人を探して、カエシリウス、ジョナサン・パングボーン、
ドクター・ストレンジを弟子にして、魔術を教えています。
人は、いつ死ぬのかは分かりませんが、限られた命だからこそ、充実した人生にしよう
とすることで、世界が良くなっていると感じました。
自分は、未来を知り、未来を変えることで、命を延ばしますが、苦しむことはなく、人生を楽しみたいです。
ストレンジの本質は、ミスター?ドクター?
新作公開に備え、復習。
天才医師であることを鼻にかけ、尊大な男であるが、大怪我を負ったことにより、魔術に救いを求める。
師を演じるのはティルダスウィントン。相変わらず、人外の美しさ✨彼女なら何千年生きていても、天使でも不思議じゃない。
優美な姿から繰り出す魔術に魅せられる。
ストレンジが魔術を会得する姿は駆け足で、闇を退けるシーンは格好良くはない。
ただ、己れを犠牲にしても、他者を助けたい。医師の本分を見失わない姿は、格好良かった✨
初見の時は気付かなかったが、敵役カエシリウスは人気のマッツミケルセン 兄弟子役はキウェテルイジョフォーと豪華役者そろい踏み。
ついに魔法の世界へ
改めての鑑賞で壮大なマルチバース物語がこうして始まったのかと前回より頭を整理して観る事が出来た。
そもそも物語が魔法と多次元の話なので、無理はあるけどギリギリ崩壊しない程度の脚本に抑えてくれている。
マルチバース(多元宇宙)
新作『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』に備えて、3度目の観賞。
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』を観てからは、初めて観ますが、
忘れてる事、新しい発見、が結構…
マルチバース(多元宇宙)って言葉は、この時から使われてるんですね。
覚えてなかった…(笑)
この映画は、なんといっても視覚効果がスゴイ!!
空に逆さの街が現れたり、天地が逆になったり、壁面が下になったり…
ゲーム『サイコブレイク』みたい。
それを観てるだけでも楽しめます。
キャストも見所で、
ただ者じゃないオーラを放つ敵に、マッツ・ミケルセン
強烈な存在感を放ち、我々と同じアジア系で親近感ある、ベネディクト・ウォン
ミステリアスな、ティルダ・スウィントン
最高です。
話自体も面白いと思います。
評価は賛否あるみたいですが、僕は名作だと思ってます。
コミカル‼️❓チープ‼️❓あるある楽しい‼️❓
マーベルをみんな観てると思い込んでいたけど、これを見落としていた。
意外と最近の映画なのに、意外とCGがチープでトホホ。
でも、展開は意外とシリアスで重厚。
真面目にしてるはずが、とても笑えるところ満載、反対に笑うシーンが滑りまくり。
期待してない演技が良くて、アクションは期待外れ。
なんだかマーベルらしくないところがツボかもしれない。
演技を楽しみたい人は、是非。
期待しすぎたかも。
アベンジャーズを観るための予習として。
映像美や技術の高さはよく伝わったが、
内容は薄く感じた。
それっぽい用語や薄い展開を映像技術でカバーしているので、考えるより感じる作品だった。
観なくてもよかったかな…
類似の映像表現アイディアの行き着く先
ベネディクト・カンバーバッチ、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントンの豪華俳優陣
ストーリーはよくあるハリウッドフォーマットで、喪失からの努力して能力覚醒
適度に笑いや、コミカルな表現を盛り込みつつ展開するので良い
"ドクター・ストレンジ"と聞くと
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年)』
を連想してしまうのだが、作中一切関係ないのでなんでこんな名前にしたのか謎だったが
もともとの掲載誌が『Strange Tales』なので誌名が由来なのかな
CMの時点で『インセプション(2010)』っぽさを感じていたが
実際視聴してみると『インターステラー(2014)』や『テネット(2020)』の要素を感じる部分もあり
やはり同じような映像表現を突き詰めると同じようなアイディアに収束するのか、と興味深く思った
映像表現はあくまでも映像表現であり、そこが似ているから良い悪いというものは特にないが
面白い
ただ個人的には、イメージボードに書いたインパクトある画面を
そのまま映像に"してしまった"ような印象を受けてしまい、
実際に視聴したときにどう印象を受けるか、という配慮がない映像に感じた。
結論"ごちゃごちゃしすぎて見づらい"
印を結ぶ姿、空間を捻じ曲げていく姿は非常に面白く、格好いい
とても厨二病心に刺さる
マントは最初格好悪いなぁと思いながら視聴開始していたが、
作中の演出で非常に魅力的に描かれていてよかった
『アラジン(1992)』の魔法の絨毯のようなキャラクター性を持っているのは◎
『HUNTER×HUNTER』の念の覚醒みたいなシーンでは、
『コンスタンティン(2005)』の椅子のシーンがフラッシュバックして、
エンシェント・ワンのティルダ・スウィントンはコンスタンティンでも出ていたな、と一緒に思い出した。
相変わらずスタン・リーはカメオ出演しているのでにやりとさせられる。
マルチバースという壮大な世界を1本の映画にまとめていてなかなか良いが、
紆余曲折はあるが結局のところ悪と正義という陳腐な構図になっていて、ラスボスの作り込みがうーん・・・
人間ドラマが薄く、無難な商業的作品の領域を超えていないのが残念
惜しい作品
魔術師の起源
今、MCUで最重要キャラクターであるドクターストレンジの第1作目。
公開当時や以前にも何度か観る機会があったが、インフィニティウォー、エンドゲーム、ノーウェイホームを経た上でこの一作目を観るとストレンジがいかに成熟した魔術師になったかがわかった。
ドクターストレンジが魔術に触れるシーンでは観客も一緒に体感できる没入感があり、観てるだけで酔いそうになるほどの臨場感があった。
登場するキャラクターも個性豊かで傲慢だが信念のあるストレンジ、堅物だが洒落っ気のあるウォン、自分の信念を曲げず意志の強いモルド、ミステリアスかつ優雅なエンシェントワンなど全員キャラが立っていた。
5月に満を辞して続編が公開となり、久方ぶりの登場となるモルドや毎度お馴染みのウォンがどのように関わってくるのか、ドクターストレンジがノーウェイホームで起こした出来事にどのように奮闘するのか今からとても楽しみだ。
映画館で見たかった。
この作品で魅力に感じるのは、ビジュアルとスピリチュアル思想、ドクター・ストレンジのキャラの三点がある。
ビジュアルというかCGについては、上映当時はCMや話題でそのCG表現の凄さは知っていた。しかし、当時はハリウッド映画の商業性や、テーマはどうせ大味だろという気持ちから見るに至らなかった。しかし、今回DVDを借りてPC画面で見てみると、建物や地形がエッシャーのパズルやフラクタル図形のように展開していく、サイケデリック体験に似た迫力あるシーンは、でかいスクリーンで見るべきだったと後悔している。CGによる映像表現の描写で映画のランキングを作ればトップ10に入ると思う(他に思いつくのはアバターやマトリックス一作目、もののけ姫とかかな)。
スピリチュアル思想というのは、今作でCGで迫力ある描写がされているミラー次元とアストラル界である。視覚的に違和感なく表されているため、実際にもありそうだと思えるような描写を楽しめた。
ドクターストレンジのキャラの魅力というのは傲慢なところがあったドクターが交通事故で自分の腕の機能を失い、自分のアイデンティティを失ってからあがき、違う形で人を救う力を手に入れるという過程が描かれているからである。最後も震える手で壊れた腕時計を大事そうに抱えている描写からも、彼が力を自分の欲のためには使わないことが伺える。
その他の印象としては、ティルダ・スウィントン演じるエンシェント・ワンがスキンヘッドでも綺麗だという事が一つ。ではあるのだが、今回今作を見る直前に聞いた話では、原作ではエンシェント・ワンはチベット僧であり、白人女性に変えた理由は中国上映がされなくなるのを危惧してとの事らしく、その点はマイナスではある。
かなりショック(髭?)🥲→でもだんだん慣れるぞ!→でもスパイダーマンは見なくていいや→予告編でCumberbatchの声を聞いてしまった❗️→見たくなった・・・。
Cumberbatchがこういう映画に出るのかー!襟を立てて浮遊マントを翻す姿は、同じく襟立てコート姿のシャーロックと同じだとこじつけました。でもなんか違うし、なんか場違いで勿体ないと思いました。
空間や建物の折りたたみは「インセプション」だった。音楽と共に外科手術するシーンは「存在の耐えられない軽さ」のダニエル・デイ=ルイスだった。
びっくりしたのは至宝同士の闘いでした。北欧に居てほしいミケルセン(ヘアメイクと衣装がすごかった。何の因果で・・・)、イギリスは特にロンドンに居てほしいCumberbatchが直接対決するとは!事前情報ゼロで見たので驚きが止まりませんでした。
浮遊マントの襟がじゃれついたりするなどの個所はCumberbatchらしかったです。「ペンギン」という言葉を何度発音してもいつも異なる発音になってしまうことをからかわれる可愛いCumberbatch見てるから。手の動きとかは「シャーロック」でもお馴染みだからと考えようとしましたが無理でした。
新規開拓!と思ってましたが自分に向いていない映画があること、身に沁みてわかりました。
おまけ
最後の最後で、ジョッキでビールを飲んでる彼は「ラッシュ」のジェームス・ハント役の人ですね!笑顔を見てちょっとほっとしました。
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