スティーブ・ジョブズのレビュー・感想・評価
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世界を変えた天才は完璧な人間ではなかった。
世界を変えた天才は完璧な人間ではなかった。父親としての姿そして家族の物語を始めて観た。傲慢で自分勝手な人間を取り巻く人達の行動や心情がいかにスティーブ・ジョブズが変人であったかを際立たせる。面白い。
スティーブ・ジョブズの描き方が独特
スティーブ・ジョブズの生涯の内でマックの発表会の場面でアップル社の人々の葛藤と娘との関わりを表現している。確かに天才だったが売れなかったら外される世界。でも彼は甦りアイポットも発明した。マネージャー役?ケイトが良かった。
あらためてジョブズの凄さを実感
プレゼン以外で見せる人間としてのジョブズについては、いろいろなところで語られているけど、あまり真剣に見てきませんでした。この映画はノンフィクションなの?だとしたら、あの素晴らしいプレゼンの裏でこんなことが起こっていたかと思うと、改めてすごい人なんだなと感じました。
無駄なく、効率的にキャラクターとそのドラマを描いていて、もうその会...
無駄なく、効率的にキャラクターとそのドラマを描いていて、もうその会話劇や魅力的すぎ。
映画の構成も同じことの繰り返しのようでいて時代の流れや気持ちの変化を緻密に追っているようで、どんどん引きこまれた!
マイケルファスベンダーやケイトウィンスレットをはじめとする俳優さんたちの演技には唸らせられたし、鑑賞後は大満足!
ラストは意外と甘く感じて、バランス的にどうなんだろう?と思う一方、私は好きです。ホロリとしました。ポケットに…のくだりです。泣けるわなー。
すさまじい会話。
スティーブ・ジョブズのいわゆる伝記、ということになるのだろうが、映画的にはずいぶん刺激的な作品に仕上がっている。
ほとんどのシーンが会話で成り立っている。会話というよりは口論、いやバトルというのがふさわしい。
スティーブ・ジョブズはいつも誰かとバトルをしている。
アーロン・ソーキンの脚本がそう仕向けている。
思えば、アーロン・ソーキンといってすぐに思い浮かべる「ソーシャル・ネットワーク」もバトルの映画であった。
その脚本に、ダニー・ボイルの演出も、マイケル・ファスベンダーをはじめとする演技陣も目一杯こたえている。
これでスティーブ・ジョブズの人となりがすべてわかったとは思わないが、あの華やかな発表会の裏側で様々な葛藤があったかと思うと感慨深い。
変人であり英雄
ジョブズの話は大体認識してた。
後はどう魅せるか。
カット無しの長回しシーンが多い。演技力ある俳優達故に出来る事。音楽も画もなかなか凝ってた。
ジョブズに関しては、ほぼそのままのキャラかと。まさに変人英雄。人間味ある部分もあったが、あくまでも上辺だけ。心の奥底には常に闇が。コミュニケーションが苦手故に、常に嫌悪や不信感を持たれる。だが、英雄に変わりが無い。ジョブズにぶつかる者達は、逆に彼を愛してるが為にぶつかって行くんだろう。だが、それに気が付かないジョブズ。冷静に考えても、今の診断では発達障害者だろう。
だらだら書いたが、なかなかの名作かと。も少しだけストーリー展開は欲しかった。プレゼン部分を見せるとか。
iPhoneでコレ書いてるのがまた良いね。
ジョブズが嫌い
もともとジョブズの人間性とアップルの方針が嫌いなので、この映画で別の側面が見えるのかと思ったけど、だいたい知っていることだったし、人間的に好きになれないな。
理想の父親になれる自信がなかったから認知しなかったなんて、クズ人間としか言いようがない。
売れる物を提供する能力は凄いが、人間的に嫌いなものは嫌い。
予習しておくとより楽しめる映画
話題の映画なので久々に映画館に足を運びました。
もともとジョブズものの書籍を読んでいたこともあり、十分楽しめ大満足です。
他の方も書いてましたけど、吹き替え版だともっと楽しめたかなぁ・・・
デキるダメ人間。
A・ソーキンっていう人はデキるダメ人間の脚本が本当に上手い。
「ソーシャル・ネットワーク」が好きな私は多数の共通点を見つけ
ニヤついてしまった。まるで舞台劇のような臨場感と台詞の妙。
肝心な発表の場を排しそのバックヤードを三場面に分けて構成。
このたった三場面だけでS・ジョブズという男がまったくもぅ!
な人間であったことがよーく分かる。彼自身が抱える両親への
トラウマもかなり関係していると思われるが、まさか同じような
拒絶を息子も繰り返しちゃうんだなぁと血筋からなる運命を呪う。
副鼻腔炎のクリスアンはともかくリサは酷い扱いも気丈に耐える。
天才有名奇人の父と金を無心する母に挟まれて、よくぞ頑張って
生き抜いてきた勝気な娘だ。その娘を擁護するジョアンナの苦労
(この人がホントの功労者)を見かね、彼女が資料をぶちまけた時、
私も一緒に水ぶっかけてやろうか?と思った。何もプレゼン前に
問題起こさなくてもと思うが神経質な彼には何時何処で訴えても
あまり関係なかったのかも。大胆で斬新な脚本プレイは好き好き
がかな~り分かれそうな愚痴と罵声と怒号のオンパレードだけど、
天才の内面によく迫っていたと思う。ボイルのアイデアって凄い。
(しかし膨大な台詞量^^;エゴの鬩ぎ合いにずっとお尻がムズムズ)
吹き替えで見たい
しゃべるしゃべる。
映画の8割ぐらいは字幕を読んでた気がする。
おかげで画面全体は見れず、内容に集中できなかった。
できれば吹き替えでもう一度みたいな、と思うけれども吹き替えはやってないのね・・・
私が文字を読むのが遅いというのもあるかもしれないけれども
読むことに必死で「なぜ今言い争いが起きているのか」が不明な部分もちらほら。
最後の発表会直前のスカリーとジョブズの言い争いがそれ。
なぜやめさせられたかーみたいな内容??
とはいえよかった部分もたくさんある。
まず絵の構成。
最初のマッキントッシュの発表会時の映像はフィルムの、まさに当時の映像を彷彿させるかのようなざらざら感。
そして2部はそれがちょっとキレイになりつつもまだ未完成。
3部はざらつきも気にならないほどのキレイさ。とはいえ2016年の映像技術ほどキレイにしていないのがまた良い。
次にジョブズという人間の内側の描かれ方。
自分の信念は変えず、人にも無理を押し通す。
娘は認知せず(実際違ったわけだけれども)自分のことだけ。
そんな印象を最初には与えつつも徐々に人のことも気にかける様子がちりばめられてくる。
それがピークに現れるのは3部の発表会直前の一人で机にうつむいているシーン。
リサに抱きつかれたシーンが1フレームずつまばらに入ってあるのはジョブズの脳裏にちらついている様子が感じられた。
そしてラストの外でリサと対面しているシーン。今まで「コンピューター会社は時間厳守が命」とエンジニアに直す時間を与えなかったジョブズが、リサと話している最中「遅れてもいい」なんていうとは。
終盤だからこそ、変わったなーと印象深い。
で、結局ジョブズの性格とかもろもろはわかった。
この映画は日本語版キャッチコピーの「口先一つで世界を変えた男」というのがずるい。絶妙にずるい。正直このコピーがなかったら見ていなかった。
けど発表会が始まってからはカットだし、iPhoneやiPodとかのアップル社の売れた主力はノータッチで、スティーブジョブズが何を変えたのかはいまいち伝わらない。
実際まくし立てている内容はジョブズのわがままばかりで「何がそんなに大切なのか」はわからない。ジョブズの胸の内。
そして「口先の何がすごいのか」もわからない。
ウォズの「What did you do?」は「それな!!!!」って感じ。
もうちょっとジョブズの背景とか勉強してから見れば違う見方ができたのかな。
スティーブ・ジョブズは延々と個室で二人での会話が続く映画でお芝居の...
スティーブ・ジョブズは延々と個室で二人での会話が続く映画でお芝居のようでしたが、、ジョブスの内面が多方面から浮き彫りにされて面白かった。
初代Macも何とかキューブ(忘れた)も業績上は大失敗なのに、
失敗を活かして起動補正しないの凄いね。。その時代に求められてる需要も気にせず、ひたすら自分の美学だけを押し通すって、凄いじゃないの。
どんなに協力して貰っても他人をあれだけ認めないっても清々しい。。
I love you, Steve. You know how much. I love that you don't care how much money a person makes; you care what they make. これ、スティーブジョブズの仕事上の妻、マーケティング担当のジョアンナのセリフ印象的だった。
古い年代はアナログ感のある映像にするなどこだわりとオシャレ感は見受...
古い年代はアナログ感のある映像にするなどこだわりとオシャレ感は見受けられたが、物語はジョブズの人間関係を中心に描かれておりイマイチ。
開発中心だとまた違ったかもね。
なんだかんだですごいのかも。
ニュース的なApple社の起承転結は限りなくすっ飛ばされていて挫折と成功!みたいなカタルシスはほとんどなし。(全然ないわけじゃないけどそこにフォーカス当たってないかんじ。) プレゼンシーンもなし。とにかくジョブズが入れ替わりたちかわり誰かと話してるだけ。えんえん、2時間。
ジョブズの人生とか全然予習なしに見に行ったのでまず話の内容についていくのが大変でした。なんの説明もなしに未登場人物の名前が出てくる。結局最後までコトキとマークラは出てこなかったような。
それでも不思議と見れました。なのでなんだかんだですごいで映画なのかも。常に誰かがなんかしら喋ってるので中だるみがなかったのかな。
なんというか、映画見たっていうよりスティーブジョブズという人をじっと見てみたってかんじです。みんなこんなふうに振り回されてたのね、って自分も一緒に振り回される擬似体験ができました。
マイケルファスベンダーを見に行ったのですがほんと出ずっぱりだったのでお疲れ様と言いたいです。
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