サウルの息子のレビュー・感想・評価

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サウルの息子

劇場公開日 2016年1月23日
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いつまでも語り継がれるべき衝撃作

あらゆる瞬間に息が詰まりそうになる。特に冒頭から延々と続く長回しで、人々がガス室へと送られていく様子、感情を枯らした人間がその手で無慈悲に扉を閉める無駄のない流れ作業は、本当にこの世の地獄と呼ぶにふさわしい。しかし本作の真の衝撃は、それらのアウシュヴィッツ=ビルケナウの生々しさよりも、すべてが干からびたはずのその地に僅かばかりの感情の雫が滴りおちるところにあろう。「あの遺体は息子ではないか?」というサウルの思いは半ば妄信、あるいは狂気に近いものがあるが、それでも絶望的な状況で生じた精神構造として、彼の最期の意志であり、尊厳であり、彼が突発的に織り成しすがろうとした物語性とも言えるのかもしれない。本作はかくも人類が体験した悲劇から一つの「個」を抽出し、限定的な視点を通してその全体像を捉えようとする。それを伝える技術力、チームワーク、意志の力もずば抜けている。決して万人向けとは言えないが、『シンドラーのリスト』と並んで語り継がれるであろう一作だ。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2016年12月31日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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震撼

6年生の頃だったか、
新聞社のホールで催された「アウシュビッツ展」を見た。

一緒に行った両親が会場で分厚いパンフレットを買ったので、私はそれ以降 時々本棚に手を伸ばしてはその解説と、目を覆うばかりの白黒写真を見ながら育ったわけだ。

南米に潜んでいたルドルフ・ヘスやアイヒマンが捕まったという速報も、ヨーゼフ・メンゲレがブラジルで死んだというニュースも、紛れもなくそのパンフレットで目に焼き付いていた彼らの顔写真を新聞の小さな記事で私は見つけたのだった。

ヨーロッパで広く知られ、世界各地のホロコースト記念館でも展示されている【その写真】、【あの写真】が、この映画「サウルの息子」で動き出す。

全部見覚えあるシーンが動いている。
監督は記録写真にどれだけ忠実であったかよくわかる。

「縞模様のパジャマの少年」でもそう。

生存者の方にとっては正視出来ない映画だろう。否、こんなんではなかったと言われるのだろうか。

ハンドカメラがゾンダー・コマンドの肩ごしに"作業"を写し出す。
この手法、この肩ごしの景色を見るうちに、自分もいつしかサウルの背後に立ち、サウルと共に目の前の有り様を目撃し、やおら突然にその行列に押し込まれ、とうとう後ろから押され押されて、血と油と屍のガス室に私も片付けに入るのだ。

少年を弔おうとしたあのサウルの愚行は、ひとかけらの希望と受け取るべきだろうか。
それともあの倒錯も含め 一切の希望無しと、断ずべきであろうか。

人間の良心まで死に至らしめようとする絶滅収容所。それを作ったのは人間。

震撼だ。打ちのめされた107分だった。

きりん
きりんさん / 2019年1月23日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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アウシュビッツ

映画のラストはいつもこんな感じ。

Snufkin74
Snufkin74さん / 2018年8月26日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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つまらなかったー

つまらなかったー

s
sさん / 2018年6月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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二日間の恐怖のなかで

・死んだ息子を弔う為にアウシュビッツ収容所内で奔走する特殊任務人"ゾンダーコマンド"のユダヤ人サウル
・画面がスタンダードサイズで構成されてるが、目の前の主人公の背中に終始フォーカスしてるので極めて一人称的な視点が保たれてる
・収容され殺されるユダヤ人は「部品」と呼ばれる
・複数の言語が入り乱れる混乱の現場
・収容所に連れてこられたユダヤ人たちは、個室に集められ、衣服を取られ、殺されて、引きずられ、重ねられ、積まれ、運ばれ、焼かれ、灰になり、川に撒かれる
・川をわたる途中で担いでいた息子を離してしまう、息子を埋めることに執着する→後世にユダヤの記録を残す
・小屋で休むサウルが外を通りかかった少年に微笑むが、ドイツ兵に見つかって殺されるエンド
・詳しくは映画「灰の記憶」と書籍「私はガス室の「特殊任務」をしていた」

mimiccu
mimiccuさん / 2018年6月14日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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退屈だった。

主人公の背を追っていくドキュメンタリー調のカメラアングルのこの映画。
長く感じました。結構単調に進みます。

めたるぱんち
めたるぱんちさん / 2018年5月26日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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なにこれ

つまんね

Kenji
Kenjiさん / 2018年3月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ホロコーストのFPSをやりたかった作品

ヨーロッパ映画特有の美しさ、芸術性をあげた結果、素晴らしいテーマなのに伝わらなくなってしまっていると思う。多分、アウシュビッツのFPSをやりたかったんだろうなとは思うが、如何せん難しかった。僕には分からなかった。

ヒロ
ヒロさん / 2018年1月14日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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何て言い表したらいいのかわからない

何て言い表したらいいのかわからない

sachiko
sachikoさん / 2017年12月31日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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これぞ「この世界の片隅に」 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

収容所の処刑室だけにスポットを当てているので、常に処刑されるユダヤ人とそれを処理するユダヤ人しか出てこない。処刑される死体の山の生々しさと、黙々と処理するゾンダーコマンド。第二次大戦の中でこんな「重箱の隅を突いた」様な映画は観たことないかもしれない。
しかもこの内容は、その処理する側のゾンダーコマンドの一人サウルの「個人的な」事情であるから、正にこの時代の市井の人の事情と言って良い。

話はひたすら悲しい内容でしかないが、最も悲しむべくは、目の前で我が子が死んでも声すら上げられない、いやそんな感情すら捨て去られたユダヤ人の絶望感。そんな中でも聖職者を探すのに躍起になるサウルの気高さ。
そして最後まで悲しい。

死体処理の時の生々しさは、サウル視点の映像なのですごく露骨では無いように作られている。その配慮も素晴らしい。

名作だと思います。

クリストフ
クリストフさん / 2017年11月27日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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狂気の世界

狂気の世界で見つけた唯一の自我。
こう成らざるを得なかった、この世界があまりに悲しすぎる。

カタヤマ
カタヤマさん / 2017年9月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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雰囲気はいい

雰囲気はいいと思うけど、視点のせいでとにかくわかりにくい。

素子
素子さん / 2017年8月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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オジサマの顔と後ろ姿ばかりが映っている

ゲームならTPSというか、三人称視点での描写が多い。
それ以外でも、技巧的な描写のオンパレード。
個人的には観づらいだけだった。

話の内容も合わなかった。

「極限状態の中ではある種の狂気に駆り立てられる」的なストーリーだが、
分かったふりはできるけど、現実的なものとして頭に入ってこない。

「心が枯れすぎて、もはや無感情で同胞の死体を処理している」
というような話が当然の前提になっている。
漫画やゲームではよくある描写だし理屈は分かるけど
それって本当に、リアルに腑に落ちる感情ですか?と。

「確かに感情も押し殺すしかないよね、わかる…」と実感させるには、
色々と描写が足りないと思った。

ロールプレイが好きな人向けというか、架空の世界にスっと入り込めるタイプの人向け。
ゲームチックな映画

もりり
もりりさん / 2017年7月15日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:-
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アウシュビッツのホロコーストを題材にした映画。 虐殺のためにシャワ...

アウシュビッツのホロコーストを題材にした映画。

虐殺のためにシャワー室に詰め込み、亡くなったユダヤ人を整理するユダヤ人がいた。
(そのことを初めて知ったのだが)その死体整理中に息子を発見する。

死体となった息子をちゃんとユダヤに基づいて弔おうとし、同業者となったユダヤ人の中から聖職者を探す。ドイツ人の監視下で怪しい動きをするだけでも死を意味するのに、「亡くなった息子」を弔うことを目的に生きている人間が奔走する。

死体はぼやかしている。会話の内容もやりとりの趣旨がよくわからないこともあったが、全体としては伝わってくる。内容が内容だけに、その伝わり方が背中に汗をかいてしまうような恐怖と残酷さが増幅する。

キッスィ
キッスィさん / 2017年7月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
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息苦しい映画

ずっと主人公サウルとその周りのアップが続き、周辺の映像はぼかされている。
収容所での息が詰まる感覚を体感する為なのかな。、
ぼんやり見える背景には衝撃的なものが写っているが、多分そういう感情は通り越しちゃっているのだろう。

その中でサウルは「息子」を弔うことに異常な執着を見せる。

これはライフイズビューティフルの父親の行動と同じだ、と感じた。

決して正しいこととは言えないが、極限状態で自分を保つ為の拠り所、ある種、反乱と同様の希望を見つけたのではないかと。

こんな先の見えない絶望の中で生きる、ということがどれほどの苦しみなのか想像すら出来ないが、希望、怒り、恨み、なんであれ強い執着がないと壊れるんだろうと思う。

じぶ
じぶさん / 2017年6月8日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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設定ありき

主人公のアップ、主人公目線でまわりの状況はボカしてあんまり見せないというこの独特のカメラワークが、それほど効果的に心情を伝えているようにも思われず、ただただ画としてつまらなかった。重たいテーマを斬新な手法で描けば賞が獲れるものなんですね。

霧霧
霧霧さん / 2017年6月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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非常に重いですが..

本当にいい作品と言うのはこういう映画なんだなと思います。まず、ほぼPOVで主人公目線なのだと割り切れます。ちらりと見える周りの風景の恐ろしさ、悲しさが伝わってきます。そして忘れてはいけない何かが込められていました。

taikonomukashi
taikonomukashiさん / 2017年6月2日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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戦争の悲劇

アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所でゾンダーコマンド(※)として働くサウルの悲劇を描く(※)主にドイツ軍の指示に従う囚人のユダヤ人。いずれ処刑される運命にある。
とある日、ガス室で処刑された少年が自分の息子だという事に気付く。そこから、息子を埋葬しようと試みるサウルの激動の一日半が始まる(この少年が実の息子だったのかは曖昧だが)。
収容所自体の存在がとんでもない事実だが、ゾンダーコマンドという同胞の処刑に加担しなければならない彼等の職務も悲劇過ぎる。
プロ的には効果的な映像手法だったのだろうが、やや見難い。でも負の歴史を学ぶうえで大変参考になる一作だった。

321
321さん / 2017年5月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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脱帽!

一体、どれだけ試行錯誤をして、テストを何回繰り返して、本番に臨んだのだろうか?

監督やキャスト、スタッフは、何故、何の為に、誰に向かって、
という意志が明確に統一されていないと不可能な仕事である。

推定200万人から400万人の人々が約5年間(約1900日)で・・・
という凄惨な事実を観客にリアルに伝える為に編み出したであろう(予算の制約から、抽象化せざる得なかった事も推察されるし、
実際のアウシュビッツも見学したが、
事実とは大きく違う美術やセットがあまり気にならない)抽象と具体を混在させる語り方。

主人公の芝居自体はセリフも最少限、抽象度を下げる。
凄惨な現実はピントをボカすなど、抽象度を上げる。
この相反する水と油のような状況をカットを割らずにアジャストさせるには、ここしかない!という位置にカメラを置く。

効果音も含めた[サウルの息子話法]や[Son's Eye]として語り継がれても良い偉業。
映画的話法の偉業だけではなく、
人類にとっての偉業を単なるP.O.V.や二人称、観客目線、神の声、
実録タッチ、体験ゲーム風とかで括って風化させてはいけない、
この史実を忠実に伝える為のこれしかない!執念の手法に脱帽!

蛇足軒瞬平太
蛇足軒瞬平太さん / 2017年4月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
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これが現実と思うと

感想★★★★☆.
本当は★5だけどね!心が楽しい映画ではない。
.
物語はホロコーストの話.
なんだが、またしてもとにかく衝撃的事実。ストーリーというよりも、冒頭で説明される
"ゾンダーコマンド"がきつい.
意味は特別な囚人.
彼らはユダヤ人で、ユダヤ人を絶滅させる施設の、手伝いをさせられている。収容されているユダヤ人を裸にして、集めて、シャワーと言ってガス室にとじこめ、封鎖する。中から叫び声が聞こえる。。そして、その後ゴミのように捨てられた"同胞達"の処理、掃除までさせられる。.
.
ナチスは、指令するだけなんだよ。ガス送りとか、その後の処理も同じユダヤ人にやらせてるっていうね。。同胞達が無造作に山積みになってる横でだぞ。。!!そのゾンダーコマンド達も3カ月くらいで口止めのため処分されるというね。。ェぐィ.
.
ここで働くゾンダーコマンドの精神を考えたら、サウルの行動も無理ない。自分を保つため、ユダヤ人の誇りを保つために絶対に譲れない戦いだったんだ。.
.
そしてこの撮影ですよ。画面いっぱいに主人公がいて、ずっと周りがよく見えない!!とにかく閉鎖的、圧迫感、こんな精神状態で周りなんか見えるわけないんだよ、っていうサウルの目線。こっちは情報を探すから、周りの音が聞こえる。なんか字幕にもならない声がたくさん聞こえるんですよ。。.
.
でいて、最後には希望を見た、というか、やられちゃうんだけど、、すごく穏やかになられるわけです。.
ドラマチックにするわけでもなく、現実に着地させるこの作品は、素晴らしい作りだと思います。しかも107分。めちゃめちゃちょうどいい。
.
.
#映画 #サウルの息子 #ネメシュラースロー #ハンガリー #アカデミー賞

チャンプ23
チャンプ23さん / 2017年4月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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