劇場公開日 2016年1月23日

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サウルの息子のレビュー・感想・評価

全116件中、61~80件目を表示

3.5映画体験としての感想

2016年5月18日
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内容についての感想は軽く書けるものではないので、映画体験としての感想を。
見てる間、つらい、早く終わってくれーと思うようなヘヴィな時間でした。
ラストシーンでは安堵感すら。
終わって、立ち上がって、会場をあとにするときに、自分の生身の感情がこみ上げてきて、泣けてきました。

きっつい映画でしたが、観ない人生と観る人生とでは違いがありそうです。

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空猫

4.5ほぼ満席…

2016年5月6日
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鑑賞方法:映画館

強制収容所など、ナチス映画がなぜこんなにウケるのだろうか?しかもこれは日本と同じくナチスドイツと最後まで連合軍と戦った枢軸国ハンガリーの映画で、愛の嵐などのような淫靡な華やかさなど一切なく、せっかくの休日が台無しになるような悲惨な物語です。映像はサウルのまわりをまとわりつくような狭い視界をひたすら写すだけですが、サウルが錠前屋を偽って、錠前屋がカメラを写すシーンは、永年謎だった囚人の焼却する様子を再現したもののようで、あのピンぼけ写真は一体何だろう?と感じた人は世界中に数千万人もいたかもしれません。だから、あの狭い世界が世界に繋がっていて、それが繰り返されている…という普遍性が人を惹き付けてしまうのではないか?と思ってしまいました。

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ted

3.0前衛的

2016年5月2日
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地獄の映画である。
映画のスクリーンが予告編から狭くなるという、初めての経験をした。画角を極端に狭くした影響で、観客は周りの情報を遮断される。主人公の主観はセリフが少なく、何を考えているかわからない。
話も進んでいるのか、何をしているか、しようとしているのか、よくわからない。
ただ、観客も地獄にいるのだけは、よくわかった。映画を見終わった後は、自分が生きているのがわかった。

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ともくん

3.5じわじわ凄さがわかってくる

2016年4月22日
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観終わった時は、なにをどう感じて良いかわからず、軽く放心状態であった。
ほとんどが主人公の肩越しからの映像で、ピントが近くにしか会っていないこと、画角が狭いことで、観ながら何度も恐怖を覚えた。ホラー映画ではないのにこんなに怖いと思ったのは、初めての体験。息子だと信じ埋葬したいと奔走するサウルの壊れっぷりが、鑑賞後だんだん理解できた。観終わった後に悲しさや悲惨さに心を打たれ、じわじわ感動した作品。

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kato

4.5モヤモヤし続ける意義

2016年4月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

上映中ずーっと緊張してたので、観終わった時の疲れが凄かった。
「野火」とかこの映画は、そこで起こったことをただ映すという「体験映画」だと思う。そういうジャンルがあるかどうか知らないけど。
観る者はアウシュビッツの中に強制的に連れ込まれ、凄惨な現実を疑似体験させられる。

冒頭、大勢の人が収容所に連れてこられて、裸で部屋に詰め込まれ、そして中から叫び声や扉を叩く音が響く。
主人公と一緒に私も、それをただ聞いている。すごく辛い。
…んだけど、映画の中でそれを何度も見てるうちに、最初ほどの衝撃は感じなくなる。麻痺してくる。

主人公はそれを4ヶ月間繰り返している。
さらに、やがて自分も同じような目に遭うことを知っている。
そんな状況でまともな喜怒哀楽を持っていたら狂ってしまうので、彼らにはみんな表情がない。
感情のスイッチを切ってしまったんだろう。

感情のスイッチを切り、罪もない人たちを殺し、始末する毎日。
その状態を「生きている」と言えるんだろうか。

その状況の中で、主人公が「人間」であるために行った決断が、この映画の軸になる。

パンフを読んで「主人公を英雄にしたくなかった」「恐怖や残虐性を煽るものにしたくなかった」という監督の言葉にとても共感した。
日本の戦争とか原爆を扱った映画って、大体このどっちかだよね…。
そうやって単純化することで、「本当」がどんどん見えなくなる。

観終わっても、何と言えばいいのか分からない。
結論なんてもちろん出せないし、感想すらも安易に言えない。
扉の中の叫び声が耳に焼き付いて、モヤモヤした気持ちが残り続ける。
モヤモヤするから、もっと調べたり、考え続ける。

そうやって簡単に結論づけず、モヤモヤした感覚と向き合い続けることが、この映画を観る意義なんじゃないかと思う。

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hhelibe

4.0ゾンダーコマンド

2016年4月13日
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鑑賞方法:映画館

ゾンダーコマンドという特殊部隊のことを初めて知りました。
むごい、恐ろしい。観てられない、でも

人類みんな観るべき映画じゃね

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むーらん

3.0よくわからなかった、で良いのか?

2016年4月6日
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Rin

3.5難しい

2016年3月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

観るべき映画だったのはよくわかるが、もう一度観たいとは思わなかったです。
ただ、観てよかったとは本当におもいました。

内容は直接描写はしていないが、それゆえにものすごい恐ろしい事が行われていたという事で…。

私の拙い知識ではどう評価していいのか分からなかったです。

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しんおすけ

3.0こわい

2016年3月27日
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こわいです。

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ミスター

5.0ゾンダーコマンド

2016年3月26日
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鑑賞方法:映画館

2016年劇場27本目。
まず、冒頭のサウル登場シーンから一気に引き込まれる。
その後ずっとサウルの接写かサウルの目が届く範囲の映像のみで構成されるため、サウルが見た情報以上の事をこちらも知り得ない。
というより、サウルは口数少ないのでサウルの心の中が解らない分こちらの方が情報量はより少ない。
ラストでようやく“サウルの視点”から少しの間外れる。
その直前に見せるサウルの笑顔がとてつもなく切ない。

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ヨッシー

3.5見るのが辛いが、知るべきこと。

2016年3月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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だいず

2.5疲れた

2016年3月20日
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鑑賞方法:映画館

アウシュビッツの悲惨さは伝わるし、独特な撮影でこれまでの同題材の映画とは違う雰囲気も見所なのかも。
ただ、観終わったあとの疲労感は半端なかった。

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KJ

3.5息子?

2016年3月20日
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鑑賞方法:映画館

終始、主人公目線のボケのお陰で、苦手な部分が見えなくて良かった。内容はデートで行くべきではないが、非常に良かった。

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hanataro2

3.0ユダヤ人の悲劇

2016年3月20日
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鑑賞方法:映画館

前から気になっていた映画で、アカデミー賞の外国語作品賞でもあったので観に行きました。
終始落ち着かない映画でした。カメラが主人公サウルの間近に追いかけるように映し出されています。まるでサウルと一緒に、常に急き立てられるような、逃げなければ、息子を葬らなければ、と言う…
教科書の歴史の中のでは伝わらなかった悲劇、目を背けたくなりような悲劇が映し出されていました。

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KURO

3.5実話ならではの重さ。

2016年3月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

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ねこ

5.0今年のアカデミー賞の傾向とともに

2016年3月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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DOGLOVER AKIKO

2.0立派な映画だが・・・

2016年3月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

人間にとって戦争程憎むべきものはないだろう。
世界中の何処の国に暮らす国民の誰に聞いても、戦争を好む人間はいないだろう。
しかし、人類史始まって以来、それ程誰もが嫌いで、望まない筈の戦争が終結した事はない。
必ずと言ってよい程、この地球の何処かのエリアでは戦争や内戦が起きている。

そんな状況下で、この「サウルの息子」もカンヌでグランプリを受賞し、オスカーの外国語映画賞も受賞した作品なので立派な作品なのだろう。
監督や制作者が意図するように、戦争の悲劇を描く事は後世の人々に、この愚かな行いを繰り返させない様に語り継ぐ為のツールとして、映画と言う素材を使って戦争の惨禍を伝えてゆく事は一番適した素材であり、効率の良い方法なのかも知れない。
それだからこそ、戦争映画の存在は必要不可欠として考えられ、制作されているのだろう。
だが、現在の私にはこう言う映画に感動し、高評価を付けると言う事は有り得ないだろう。昔なら星5でも喜んで付けたかも知れない。
今では私の心が石の様に堅くなってしまったのだろうか?全く感動はしないどころか、その逆で拒否反応しか起こらなくなってしまったのだ。

3度の飯より映画好きを自負する自分としては、一応話題作なので観たが、前半少し睡魔に襲われ意識が遠のいた。
多分、冒頭サウルが子供の遺体に纏わるシーンを見せ付けられたのと、次々とガス室に送り込まれるユダヤの人達へのナチスの「スープが冷めるから急げ」「コーヒーが~」と言うセリフが聴きたくなかった為か異常に眠かったのだ。
ゾンダーコマンドとして僅かでも生き延びなければならなかった人々がいたのは悲劇的史実であるし、そんな彼ら苦しみなど今更知らされてどうなるのだろうと思ってしまうからだ。
特に日本人の観客などは、ユダヤ教に詳しくないし、この作品の状況を正確に理解する事は一般人には難しい。そしてその事を真面目な日本人は不勉強と思ってしまう。その事を理解する事にどれ程の重要性が有るのだろうか?

カメラの使い方を駆使し、色々な撮影方法を例え試みたところで、虐殺されたユダヤ人の悲劇を観客は頭では理解しても、その苦しみを知る事は出来ないだろう。
そして殺す側に立たされてしまったナチスの苦しみも理解する事は出来ない筈だ。

戦争映画は戦争の悲劇的なエピソードを幾つも幾つも手を変え、品を変え延々と作り続けているが、戦争になってしまった背景や、その当時の世界の政治が戦争を勃発する様になるまでにはどのような道筋が有り、その時代に生きていた人々がどのような心の葛藤を抱いていたか描いている作品は非常に少ない。
世界経済の不均衡であるとか、エネルギー資源供給の不均衡等の様々な事情に因り、戦争が始まりに至る迄の理由や過程を詳細に描き、反省や過ち見つけ出し、その悲劇を繰り返さない為、未来に建設的なメッセージを描いている作品は極めて少ないと思う。本作も立派な作品かも知れないが、戦争は、勝っても負けても、どちらも被害者で有る。戦争を始める国も悲劇!売られた戦争を交戦しなくてはならない方もどちらも同じように悲劇には相異がないのだ。この映画を観て貴方は何を理解し、今後に生かすのだろうか?とても興味深い。

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ryuu topiann

3.5特殊な映画

2016年3月13日
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鑑賞方法:映画館

怖い

まるでドキュメンタリーのようにカメラが主人公を追いかけます。
評判の映画だったため、期待が大きすぎたかなという感じ。
ただ、重い内容の映画にしては時間が短く感じました。

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肉球

4.0ちゃんと知らなかったことにショックを受けた

2016年3月13日
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ちゃんと知らなかったことにショックを受けた

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muto

4.0好むと好まざるに関わらず、観ておきたい作品

2016年3月12日
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ホロコーストと言えばビクトル・フランクルの「夜と霧」を通じて知りましたが、この作品を観てその残虐性を改めて実感(というよりは実体験に近い)しました。カメラワークが独特で、息が詰まりそうになる程の臨場感。再び観たいとは思いませんが、観ておくべき作品と思いました。

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M.E