劇場公開日 2016年6月18日

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葛城事件のレビュー・感想・評価

全130件中、101~120件目を表示

4.0大阪教育大付属池田小学校殺傷事件がモチーフと思われたが、様々な殺人...

2016年8月21日
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鑑賞方法:映画館

大阪教育大付属池田小学校殺傷事件がモチーフと思われたが、様々な殺人事件を監督が咀嚼したものとのこと。三浦友和と次男役の俳優の凄い演技に見入った。田中麗奈はいまいちかな。家族全員ぶっとび。

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hanataro2

4.0我が家の玄関は、金木犀でした。

2016年8月15日
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葛城父が私の父親と同じタイプの人間で、映画を観ている間ずっと傷口をほじくり返される苦痛に見舞われた。
怒鳴るスイッチが何処にあるか分からず、四六時中怯えて過ごしていた。
常に理不尽に怒鳴りつけ、自分の理想の家族像を押し付ける父親。
マイホームを建てて、玄関に金木犀を植えていた。
私が物心付いた頃には既に母はアル中。
母は、末期癌で死んでいった。
今でも悔やむ事は、母を自由にしてあげたかった。
母は、なんで、あんな屑野郎と結婚したんだろうと…。母に聞こうとしたって無理な訳だが…。
幼少期の記憶に蓋をしていたのに、蓋がずれてきて涙が止まらなかった。
ああいう人間が一家の主だと、自然と家族は壊れていくものだ。葛城家に限らず…。

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日和

4.0とにかく重い作品、というのを覚悟して観に行ったのですが、予想以上に...

2016年8月11日
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鑑賞方法:映画館

とにかく重い作品、というのを覚悟して観に行ったのですが、予想以上に辛かったです。

ただ観ていて驚いたのが、アパートで起こったある一件の前と後で、自分の中でも感情の動きがあったことです。それは、父親という存在は元来、孤独なのだなと気づかされたことです。
劇中では、稔も保もアパートで母親 伸子と共に居た時のみ、少しですが安らかな表情を見せていました。
保の家庭でも、子ども2人はいつも母親につきっきりでした。
よく、父親の背中を見て育つ、と言いますが葛城家においても、保も稔も父親の性格から言動まで受け継いでいるものの、心底では母親と繋がっていたのかもしれません。しかも、伸子は清のことを昔から嫌っていたというのだから、なおさらです。
アパートのシーンでは、その父親の孤独というのが垣間見えたようにも思えたのです。

とはいうものの、父 清はもちろん、母 伸子、そして2人の兄弟の言動には同情しづらいものがあります。
以前ラジオでちらっと聴きましたが、性格というのは遺伝よりも、生育中の環境の影響の方がよっぽど大きいそうです。
家族には愛が大事とかそんなこと言うつもりないですが、一つの家という箱の中で、みんなが笑っていられるような思いやりが、この家庭には無かったのだと思います。
観ている途中で何度も自分の家のことを思い返してしまい、帰ったら両親に孝行しようか、なんて思ってしまいました。

家族の在り方、人と人との在り方を、思いっきり反面教師として描くことで、考え気づかせてくれた今作に、とても好きにはなれませんが、称賛の意を表したいと思います。

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HammondJ3

2.5映画とは関係ないのですが……

2016年7月28日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

毎回、ユーザーレビューの評価を見て、今回「葛城事件」を観て来ました。
正直「ガッカリ」です。
「後味が悪い作品」と唱う方もいらっしゃいましたが、地上波でドラマ上映しても問題の無い程度の作品。最初から最後まで平凡かつ平凡な映画でしたよ。

話、変わりますが、先日に起きた「神奈川の殺傷事件」の後に、今回「葛城事件」の映画を観ました。
こう言ったコミュニティの場所で、軽々しく発言すべきでは無いのですけど、

「人間って、簡単に人間を殺せるんだね」

映画を観てる時に思った正直な意見です。

たまたま僕のユーザーレビューを観た方へ

enjoy summer♪

一つでも♪
「楽しそうな映画」

観て下さいね♪

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サンタマリア

4.0とにかくずっしりと重い

2016年7月28日
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鑑賞方法:映画館

上映館がどんどん少なくなる中、やっと観てきました。

とにかく重い内容にすっかり気が滅入りました…でも観て良かった。

この作品はとにかく登場人物にまともな人がいないのが印象的。

屈折した愛情?で家族を地獄に引きずり込む父親(三浦友和)が、とにかく人間のクズにしか見えなかった。

息子達が小さい頃は辛うじて繋がっていた家族の絆が、ある時プッツリ切れて、それぞれが皆んなおかしくなっていく。
息子達が成長した頃には、まともそうに見える長男までも、とにかく狂ってる。。。

その長男(新井浩文)が飛び降り自殺してしまい、葬式の時に母親(南果歩)が「カナブンの話」でケラケラ笑っている時なんて、身震いするほど怖かった。。。

1番理解できなかったのは、通り魔殺人を犯した獄中の次男(若葉竜也)と獄中結婚した女(田中麗奈)。
彼女もとにかくおかしいと思う。
何を考えているのか全く理解できませんでした。

人って環境でこんなに壊れてしまうんでしょうか?
凶悪殺人犯って、やっぱり環境が生み出してしまうんでしょうか?

そんな事を思わずにはいられないくらい……重い作品。

三浦友和さん、クズっぷりが素晴らしかった。

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Mi-chan

4.5か弱きものに押しつぶされた者たち

2016年7月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

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ko_iti

4.0ことごとくすれ違う、善意と愛。

2016年7月25日
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鑑賞方法:映画館

人間ドラマかと思いきや、これはもはやホラーだ。

登場人物の誰しもが不気味に見える。
それを眺める自分含め、何が正しいか、まっとうか、なんてわからなくなり、まともな人間なんてこの世にはいないんじゃないかと思ってしまう、、
ほどのリアリティと説得力が本作にはある。

役者の巧さと監督の独特で執拗で無慈悲な目線が次元の高いところでぶつかり、終始異様な緊張感に満ちている。
息を潜めながら、じーっとみつめる。

この緊張感は「あの夜の侍」でも同じように感じたな。
でも本作の方がより、日常の中に潜む狂気、を濃く感じさせられた。

それでも、人生は続いてゆく。

救いはない。重たーい気分になりたいときに観るべき映画です。

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sannemusa

4.5重い

2016年7月24日
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あらすじからして覚悟してましたけど重いし後味も悪いです
主要登場人物でマトモな人はいません。

家全体から漂う悲愴感、コンビニ食の貧乏臭さとかすごいです。精神的にも物質てきにも貧しいんです。

役者さん達の熱演もすごいです。みなさんクズにしか見えませんでした。

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にこにこぷん

3.0重いことのメリットはない

2016年7月18日
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鑑賞方法:映画館

通り魔(無差別殺傷)事件を起こした葛城君の一家は完全崩壊していた、という話が時制入り乱れて描かれる。突拍子もないのは田中麗奈のキャラクターだろうな。この人も壊れてる。
一つ一つの描写はすごく面白いところも多い。若葉竜也が殺しに地下道に行くところのサラリーマン、とか、最後の三浦友和のところとか。見たこともない無様さ、というか。
けれども話全体が好きでない。この普通の家族の普通の崩壊劇は、逆に皆肩の力が入っていないくらいが丁度いいような気がしてならない。

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ONI

3.5この家族それぞれが自分勝手だけど、どこで間違ったのかなぁ〜。とりあ...

2016年7月16日
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nkboy

3.5よかった

2016年7月15日
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怖い

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吉泉知彦

4.0普通の家族の異常な家庭

2016年7月14日
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何故こうなってしまったのか、どこで間違えたのか。父は不器用ながら家族を愛し守ろうとしただけなのに。
全員どこか変だが、そこらへんにいそうな人々である。無差別殺人という事件だけを見ると、とても特殊な環境のとても特殊な人物像が浮かび上がってきそうだが、その内情はどこにでもいそうな少し歪な家族である。
ただ、この家族、恐ろしく自分勝手ではある。

やはり、他者のことは分からない、分かったつもりになってるだけということだろう。
父は息子のことや嫁のことを何も分かっちゃいなかった。死刑反対女も死刑囚のことを何も分かることはできなかった。

分かった気になるなよ、危険だぞと。

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ペンペン

4.5

2016年7月10日
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の

4.0疲労感に襲われる

2016年7月9日
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鑑賞方法:映画館

観賞後、激しい疲労感に襲われる。
家族全員が病んでるというか精神が崩壊してる。何でそうなるんだ、何を考えてるんだ…などと考えるだけで疲れてくる。
特に父親の存在、家族・家庭はこうあるべき!自分は正しい!それが全てのような閉塞感に息苦しくなる。作られた幸せ、現実を見ようとしてない家族。
また、この家族には、ごく普通の家庭のご飯がない。食卓のシーンもだけど会話の中にもない。全てが出前やコンビニ…おかしい事にも気づかない。

観賞中ずっとムカムカし理解もしたくない感情に包まれ、終わった後もずっと後を引き疲労感と絶望だけが残る。こんな映画そうそうない。

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豆

5.0最後のシーンが圧巻

2016年7月8日
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赤堀監督の作品は「その夜の侍」もそうだったけど、特に最後のシーンがすばらしい。観客の心を容赦なく鷲掴んでくる。
たぶん、ラストまでの流れを作るのもすごく考えて制作してるんだと思う。
ぜひ劇場で体感してほしい作品。

個人的には、新井浩文さんが気の弱い役を演じるのを初めて見たのだけどすごくハマっていて、やっぱり上手な方なんだなー!!と再確認しました。
三浦友和さんや若葉竜也くん、南果歩さんも素晴らしかった。

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まりこ

5.0見るべき作品

2016年7月8日
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おむらいす

4.5うまい脚本、突き刺さるセリフ

2016年7月8日
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shigeshigeshigeo

4.5Sad映画

2016年7月6日
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悲しい

興奮

知的

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kkmx

4.5一つ一つのシーンが印象的

2016年7月3日
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鑑賞方法:映画館

なんとも重厚な傑作。
家族全員が壊れていく様が時系列をシャッフルすることで一層際立つ。
三浦友和が怪演。不器用な父親は絶対的父権を維持するにつけ虚栄心の塊となり、家族から孤立するばかりか、家族の心を壊していく。しかし、あくまで家庭を第一に考える父親というところが虚しい。
一つ一つのシーンがなんとも印象的。
まずは食事。いっさい料理することなく、コンビニ飯かピザ。
冷蔵庫はガラガラだが、みんな牛乳を直飲み。どこかおかしい家族を象徴している。
通夜の南果歩、新井浩文の面接。田中麗奈の面会。カラオケスナック。全て忘れられないシーンとなった。

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しんさく

3.5重かった。けど嫌いじゃない赤堀作品の魅力

2016年6月30日
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赤堀さんの舞台は何度か鑑賞したことがありますが、映画は初めて観ました。

なぜこうなってしまったのか、本人の意思とは違う方へ回り始める歯車…日本のどこの家庭にも起こりうる話。重たい話だけど、嫌いじゃない。リアリティがあるからこその嫌さなのかも。

この話、最後はどうするんだろう…と思ったら納得のラストシーン。

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のん