3月のライオン 前編のレビュー・感想・評価
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将棋に詳しくなくてもストーリーとキャストのおかげで十分楽しめた
原作のことはよく知らないし将棋に関しても子供の頃遊んだ程度であまり詳しくはないのですが、でも何の前知識がなくても一人の少年の青春映画的成長譚として十分楽しめた作品でした。
将棋しかない、将棋でしか生きられない、いや、将棋で生きるしかない、そんな状況下に置かれた孤独な少年がもがき苦しみながら成長していく様子は、将棋に詳しくなくても十分引き込まれるものがありました、とても説得力のあるストーリー構成でしたね。
家族も居場所も奪われた少年の立場は、見ているこっちの胃も痛みそうな環境で、もう序盤の内から思わず感情移入させられてしまいましたよ。
一方その幸田家とは対照的な立ち位置として描かれたのが、天使のような三姉妹が暮らす川本家だったでしょうか。
こちらは思いっ切り漫画的、さすがにあの出会いは現実的ではないですもんね、でも主人公の零だけでなく作品としても安らげる一時と言うかオアシス的存在として、物凄く効果的に描かれていましたね、思わずほっこりとした気分にさせられました。
お金払ってでもあのザ・家庭的な温かい食卓にまざりたい衝動に駆られましたよ・・・それにしても、あかり、ひなた、モモの三姉妹、いやぁ天使すぎましたねぇ、そして久々に倉科カナを魅力的と思えました。
勿論、将棋の対局シーンも見応え十分、とは言え、それは役者の演技で見応えを感じれたのであって、戦術的な部分ではどうなんでしょう、将棋に詳しくないのでその辺りはよく分かりませんが何となく微妙だった気はしないでも・・・でも、エンタメ映画としては十分OK、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、染谷将太(誰かと思ったら)、等々・・・皆見事すぎる演技で、ヒリヒリとした対戦の醍醐味を魅せてくれました。
将棋の対局がこんな激闘だったとは、将棋の奥深さ半端じゃないです、そしてそれぞれが背負ったものの大きさも印象深かったです。
前編だけでもなかなかの長編でしたが、まだストーリー的には何も回収できていない状況ですので、これ単品で評価どうこうは難しいですが、とりあえず後編がどうなっていくのか、楽しみで仕方ないです、エンドロール後の後編の予告編で更に期待が高まりました。
しかし神木隆之介はホント神ってますね、17歳の役でも違和感なし、と言うか他に誰が演じれるか想像できないぐらい、桐山零と同化していた印象です。
逆に義姉役の有村架純は賛否両論ありそうですね、今まで天使のような役どころが多かっただけに、イメージ一新で私的にはこれはこれでありと思えましたが、何せ原作コミック物だけにそう単純にはいかないか、まあ何にしても、零の今後と川本家の動向に期待を寄せつつ、後編を待ちたいと思います。
原作に対して違和感が少ないだけの作品
類まれな天才ながらも、少年だからこそプロという修羅の世界で葛藤する主人公や彼の成長を支える人間味あふれる脇役たちが魅力だと思う。と、このような分かりきった説明をクドクドと見せられている映画だと感じました。
特に前半は想像力を掻き立てさせられるシーンもほとんど無く、有村架純さんの不要なお色気シーンや染谷将太さんの気持ちわるい特殊メイク、福々しさのないあかり役、運動部かと思うくらい全力疾走の主人公など気をそらす要素もあまりにも多かったです。
肝心の将棋にしても、棋士達の将棋への愛は描かれておらず、"勝ち負け"に対する執念だけが描かれていて表面的であった。ただ佐々木蔵之介さんだけが将棋への愛をもつ棋士を演じられていたように思う。他にも高橋一生さんやひなた役とモモ役の演者さんは良かったです。
テレビであったなら楽しく見れるレベルだが、作品から伝えたい事もあまりなく、将棋も原作も好きではないのだろうなと感じました。
映画化正解!
漫画物の映画化は普通失敗する。
漫画、アニメの世界観を再現又は表現できないからだ。
この映画は桐山零ははまりすぎているし、他の人物も原作の世界観を再現又は表現している時点で成功している。
次に前編は将棋の対戦が中心となるため、
対戦の見せ方で映画の出来が左右されることになる。
将棋という人物の動きがほとんどない対戦を
汗、顔の表情、身体の動きなど、視覚化して見せてくれている。将棋が机上の殴り合いということをわかりやすく見せてくれる。
これは原作では出来ないことを映画でやってくれている。
漫画、アニメと比べることは意味がないとわかっているけれど、
映画は、映像、音楽があり、加えて俳優の演技力が加わった
総合エンターテーメントであることを再確認した。
前編とは違う色になる後編、楽しみです。
原作ファンからして
役者がよい。
歩
原作に敬意を払ったんでしょうね〜。
それに監督が人間ドラマを描きたい、
という思いもひしひし伝わってきました。
ただ前半30分、いや1時間がツラかった…。
天才の抱える闇や葛藤がテーマとはいえ、
なかなか世界に入り込めない。
カタルシスがない。そもそも将棋だし…。
せめてイントロは、連戦連勝!
のようなシークエンスで立ち上げて欲しかった。
後半は役者さんたちの演技や対局場面の編集の良さもあって引き込まれるチカラがありました。有村架純ちゃんが血の繋がっていない姉弟の危うい関係を上手く表現してて
クラっとしました。
将棋に取り憑かれた人達の話
原作(漫画)は無料で読めた2巻まで読んでから映画館に行きました。
将棋は駒の動かし方くらいしか知らないけれど、将棋の世界には興味はあったので将棋会館や対局の様子など興味深くて面白かったです。
主人公が個性的な対戦相手と戦って成長していくストーリーはスポ根物や少年向けのバトル物のような面白さがあります。
一方で複雑な家庭環境があり、主人公と義理の姉の反発しながらも完全に突き放せない微妙な家族関係が上手く描かれていたと思う。
まぁとにかく俳優陣が脇役までなかなか豪華で、配役も合ってると思ったし(零と香子の子役の子もすごく良かった)、かっこいいおじさん達を眺めてるだけでも個人的には楽しめた(=^_^=)
有村架純ちゃんが普段のイメージと違う役(エキセントリックで嫌な女)を演じきっていて、すごく魅力的。
前後編ということで話が尻切れトンボになってないかというのが見る前は不安でしたが、《続く》って感じではあったものの一応の結末があったので爽やかな気持ちで後編も見に行こうという気分になりました(*'-'*)
将棋の対局シーンに迫力あり
まーた少女漫画の実写化、しかも2部作か
どうしてこうなった
素材は一流、レシピもある。調理人の実績も申し分ない。なのにできあがったのはダークマターだったという本当にどうしてこうなったというのが感想。
映画を見る前はどうして低い点数がついているのだろう、アンチが沸いているのかとも思ったが納得した。
役者さんの演技もいいし、場面場面だけみれば悪くないのだが、なぜそこに到ったのかがカットされまくっているため正直ポカーンと置いてけぼりを食らっている感がいなめない。
原作を知っていてこれなら初見では何がなんだかまったくわからないだろう。限られた時間のなかでどうまとめるかだけで作られたようで棋士や原作に対する熱意や愛情が感じられない。
何か製作時に大人の事情があったのではと考えずにはいられないできでした。
役者さんは良い演技をしていたので大変申し訳ないのだが、これならアニメの総集編を同じ時間でまとめて上映したほうが観客数も評価も良くなるだろう。
そして「3月のライオン」という作品を映画で初めて知った人に伝えたいのは、原作の漫画とアニメはすごく面白いので是非ご覧になっていただきたいということです。
コミックの要素を凝縮
将棋を扱ったマンガ『3月のライオン』の映画版。コミックもアニメも見ているので、ストーリー的にはもともと知ってたところ。映画館に足を運ぶ半数程度は同様の状況だろうから、原作のストーリーのどこを取り上げて、どのように映像化するかが映画化の見せ所です。
舞台となる将棋の世界は勝負の世界であり、強い者が弱い者を蹴落とし勝ち残る、これだけの世界。身寄りがなく心配する者など誰もいないと嘯く主人公桐山零が、周囲を蹴落とし、あるいは蹴落とされというのが残酷な世界を描いています。
コミックやアニメはもう少しユルい場面で残酷さを中和していたのですが、映画版は2時間18分張り詰めっぱなしの構成でした。濃くまとめたとたいう印象でした。
まさに名作‼︎
前編完成披露試写会に参加してきました‼︎
原作のファンからみても、
特に零くんと島田さんが漫画の中から
そのままでてきてくれているみたいで
本当に感動して胸が熱くなりました✨✨
そのくらい原作漫画とアニメの世界観を
大切にしながらも、
役者さんの表情の声で魂が入り、
また違う3月のライオンをみることができました。
感動しすぎて開始1分ぐらいで、
ウルウルしちゃいました…。
あーこのシーンから始まるんだぁって
想い出深かったぁ✨✨
後編の予告に出演者のサプライズもあり、
期待感が高まりましたぁ💕
将棋がわからなくても、
絶対に見る人にとって、
心に残る名作になると思います‼︎
沢山の人に観てほしいなぁ🎬
3月ライオンを今まで知らなかった人でも、
将棋に興味のない人にも沢山知ってもらいたい。
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