リリーのすべてのレビュー・感想・評価
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ゲルダに感情移入してしまう
思い悩むリリーの話かと思ったら、妻のゲルダを応援したくなる話だった。
リリーはいったいいつから性の違和感を感じていたのだろう。子供の頃の話が少し出てくるけど、描写が足りないような気がした。
どれだけ辛い思いをしてきたのか…もう少し知りたかった。
ほとんどリリーが決心してからの話なので、心の葛藤はむしろゲルダの方に感じてしまった。
夫として愛してきた人が女性になったら…
そこにいるのに過去の夫はいない。
それでも支え続けたのは、彼(彼女)を愛していたからなのか…
ゲルダの幸せを願ってしまった。
非常に繊細なタッチの作品
とにかくエディレッドメインが綺麗。本当に外見も女性と思いながら見入っていたほど。
最後もじんわりと感動が。
前半部分の、体を女性にしたいという気持ちを徐々に出していく様が、言葉ではなく雰囲気で出していく、この技術には驚かされた。演技のみならず、カメラワーク・構図も美しい。
本当に見て良かった。そう思える作品だった。
エディ・レッドメインの演技力の真価!
リリーの感情、思いが一心不乱に伝わるエディ・レッドメインの演技力が素晴らしい!
当時の価値観、世界観が言葉以外のものから表現されているのはすごい。
ハリーポッターの印象が強かったところから、
彼の印象が一気に”名俳優””へと変わったきっかけの作品です。
吹き替えの声がすごい男性
もともとすごく愛し合っていたはずの夫婦が
少しのきっかけで、ここまで変わっていくなんて驚きました。
奥様は最初少し気づいていて、気づかせたくてより一層女装をさせてるのかと思うくらいどんどん女装させるので、?!って思っていたら本気で遊びの気持ちだったんですね。
旦那様は自分の本当の気持ち、姿、感情に気づき徐々に全ての物事が変わっていく様が出てました。
手術をするために1人、列車に乗る旦那様を見送る奥様の顔がなんとも言えませんでした。
ここまで理解のある奥様は本当に旦那様のことを愛していたんだなと思いました。
泣いているリリーを手を取り無言で涙を流す奥様のシーンは涙が出てしまいました。
過去、子供の頃に旦那様とキスをしたというハンスがやたらとイケメンで、イケメンだなぁおいの気持ちでした。笑
リリーとして生きることになるなんて、あの頃は知らなかった夫婦が、尊重しあって、この時代にここまで動いたという話がすごく心を打たれました。
見た目は男性、心は女性、だけど奥様を本当に愛していたリリー。
愛してるには色んな形があるのだなと思いました。
恋愛だけではない愛してるが奥様へリリーはあるのが見ててわかりました。
色んな感情がある中で、過ごす2人の関係がすごく素敵でした。
そしてリリーが化粧すると本当にお顔立ちが女性ですごいなぁと思いました。
アイナーとリリー。
きっと今の時代よりも受け入れてくれる人が少ない中で、自分を隠さず進んだリリーは素敵でした。
リリーを理解したいけど、アイナーを愛していて、受け止めたい気持ちと受け止めきれていない感情がある奥様がなんとももどかしくて胸が痛かったです。
その気持ちを状況を全て理解してくれているハンスに気持ちが行くのもよくわかりました。
そして純粋に女性になりたいという気持ちから手術に打ち込んだリリーは、それが原因で死に至ってしまいます。
なんとも悲しい結末で、本当に悲しいですが、みてよかったと思いました、いい作品でした。
アイナーが描いていたあの場所の上の崖で、スカーフが飛んだシーンで、飛ばせてあげて。と言うところが印象に残りました。
リリー役の方が見れば見るほどどんどん女性にしか見えなくなるのが本当に演技が上手いのがわかります。
ずっとリリーの肖像画を書き続けたところも愛を感じました。
実話と思うとすごく胸が打たれる作品でした。
女性らしさ
まず、総評として素晴らしいの一言でした。
初めのうちは女性のものを美しい物としてしか見ていなかった目から、自分の中に潜んでいたリリーを見つけてからはアイナーでいるときにもどことなくリリーの面影があったり、話が進むごとに仕草や表情が女性になっていくのがとても綺麗で引き込まれました。
同じ女性として見終わったときなんとも言えない複雑な気持ちになりました。自分にはリリーの気持ちは、理解することができないんだなと思うととても切なくなるし、妻であるゲルダの気持ちを思うと自分が同じ立場になったらと考えさせられました。
ラストは衝撃的でしたが、崖でスカーフが風で飛ばされたときゲルダの「飛ばせてあげて」というセリフが心に残っています。
特に適合手術に行くシーンでは、アイナーを殺しに行くというセリフがとても心にきました。
ゲルダの立場からしたら、最愛の夫が目の前にいるのにその人はもう夫ではない。生きているのに旦那は死んでいるという。普通の人では受け入れがたい事実です。そんな中で自分の気持ちを抑えながらリリーを支える姿に感動しました。
そしてこの映画の特徴的なシーンの一つのヌードシーン。
男性 女性ともに、全裸になっているのにもかかわらず、エロスを感じませんでした。ただただ美しさ。曲線美を感じました。
長々と語りましたが、全てにおいて、エディの演技力には参りました。
トランスジェンダーの勇気あるパイオニア
①レッドメインも好演だが、アリシア・ヴィキャンデルがアカデミー助演女優賞も当然の好演。自分の旦那が「私、実は女でした」と言われたら大概の妻であれば「わっ、きっしょー」とそく離婚となるところを、最後まで付き添う姿が素晴らしい。恐らく彼女は男とか女とかを越えて人間として愛していたのだと思う。
LGBTの先駆者の命を懸けた挑戦を描く秀逸な作品
トム・フーパー監督描く、勇気ある性転換手術に臨んだ人物をエディ・レッドメインが演じる、切なくもある種の勇気を貰える映画。エディの役者としての力量を認識した作品でもある。
恋愛なのか愛なのか
主人公の二人の間にあるのは恋愛なのか愛なのか、考えれば考えるほどわからなくなってくる。身体と心のミスマッチ。これに悩むことの葛藤の深さがこの2人を通して物凄くよく伝わってきた。エディ・レッドメインの演技力には度肝を抜かれた。
妻より女性らしい夫と愛の深い妻の苦しみ。
リリーが性同一性障害で苦しんでいるのは良く解ったし、早く女としての生活をしたいのも解る、そして精神的な支えとなる人が近くにいて欲しいのも理解できる。
だけど男目線の性なのかゲルダが不憫でならない。
現代ならまだしも、あんな時代に世間体も気にせず、何処までも元旦那を献身的に支えるなんて出来る事ではない!
どーしてもリリーが自分勝手に見えてしまう・・・。
兎に角、観ていて辛かった。
ボヘミアンのフレディとメアリーの関係に似てるけど・・・救われない・・・。
なんとゆう映画なのか
ベルデという男が、心の奥底に眠る自分は女性なのだという事に気付き、リリーという名の本当の自分へ性転換手術をするストーリー。
またリリーという女性を見つけ、支え続ける妻のゲルダ。
ゲルダとリリーの関係性が、言葉にならない。
ベルデが自分を見つけそれに猛進する姿と、それを側で見続け、抵抗はあるものの、リリーの為に自分の気持ちを抑えて過ごすゲルダ。
美しいという言葉でも表すのは難しい。
本当に胸が痛く、胸に響く映画でした。
しかもリリーの日記を元に描かれていた実話だった。
本当に凄い。
またエディが女性にしか見えない。
美しい。そこらの女性よりも断然女性的です。
強くて美しく可愛らしい。
まさかの結末でした。
飛ぶストールを見て涙を流しながら笑う妻の表情が凄かった。。。いっとき忘れられないかも。
それから手術に向かう夫を送るシーンは涙無くしては見れません。
本当の自分を知ってしまったとき
今から90年以上前の世の中では、性同一性障害など理解されるはずもなく。
もちろん、今でも 家族や周りの人に理解してもらうのは、簡単のことではないけど。
リリーの苦悩やゲルダの悲しみ、2人の性別を超えた愛。
同じ苦しみを抱えている人に勇気を与えてくれる映画。
男は女になっても
勝手。ずいぶん自分勝手。
愛する人が苦しんでいるなら、女になってもいいよって言ってあげたいし、きっとそうすると思うけど、やっぱり勝手だよなぁってのは拭えないだろうなぁ。
その後も近くに居てくれて、時間が経って、想いもちょっとずつ変化してきて、「あんたって本当に勝手だよねー」とか言って、お酒でも酌み交わせるようになったら、そういうのもよいかもしれないけど、死んじゃったらねぇ…
悲しいままだし、後悔するし。
そういった意味でも勝手。やんなっちゃう。
タイトルなし
2人の演技がうますぎて違和感仕事する出番無かった。
心の有り様としては、ゲルダの生き様の方が自分としてはちょっとすごいと感じた。
夫としての彼を愛していた時間を全否定するようなことをされてるし、妻として夫に支えて欲しいという欲求もあるのに、それを全て横に置いてリリーに献身した。
愛にも色々な形があるんだろうけど、同じ相手同士でここまで変化する愛もすごい。
…リリーは魔性の女なのかなぁ。
はにかむリリーの笑顔が可愛い
実在の人物だった リリー・エルベ(アイナー・ヴェイナー)と、画家で妻のゲルダの苦悩を描いたお話し。
この作品は、一体誰目線で観れば良いのか…。
やっぱりどうしても、ゲルダ目線での鑑賞となってしまうので、もし 愛する人から この様な告白を受けたら、ゲルダの様に気丈に振る舞って居られるか…と 考えると、ゲルダは本当に強い女性だなと思う。
いや、強い女性と言うよりも 強く在らないといけない…愛するアイナーの為に尽くそうとする女心が垣間見え、悲しい思いで観ていた。
実在の人物を描いたお話しだけど、かなり脚色されていると思うので、実際はどうだったのかな~とは思うけれど、世界で初めて性転換手術をし、男性として生まれながらも 女性として亡くなっていったリリーに思いを馳せながら リリーの最期を見守った。
周りがわちゃわちゃしてないから表情を逃さない
常にハラハラして切ない 苦しい
触れてしまったら気づいてしまいそうで知らないふりをして。けどそれはとっくに気づいてて本当の自分でもあった。
秘密を持っていて周りにも自分自身にも気づかないように必死に隠してるエディの男も女も関係なく全ての人を魅了するような演技がとても好き
美男美女の円満夫婦だからこそリリーの姿は見せてはいけない儚く憂いで素敵なもの
r作品で乳房はよくあるが男根は驚き
同性愛 性同一性障害 精神病
よくこんな簡単な言葉でまとめられるものだ
今は認知されるようになってきたが昔はとても難しく辛かっただろう
最後の方はずっと泣いていた
リリーも本当の姿で旅立てて良かった
素晴らしい
久々に素晴らしい映画を観た気がした。
愛する人を死や生き別れ以外で失うことがあるのだと、それは避けようもないことなのだと突きつけられ、ゲルダを思うと胸がえぐられた。
ゲルダの夫に対する愛こそ、見返りを求めない本物だと感じられた。それを見事に伝える素晴らしい演技に良い意味で呆然と観た直後は何も考えられなく、この映画の世界観から抜け出せなくなった。
リリーとゲルダの関係性は愛を超越している。
このようなセクシャルな内容の場合、後味が悪くなることが多い印象である。しかし、この作品では脚本、演者、映像構成など全てにおいて優れており、観ていてどこか心地良さが感じられた。それだけではなく、強烈に心に突き刺さるメッセージ性も備えられており、かなり良い作品であった。
本当に素晴らしい作品に出会えた。
タイトルなし
lili elbe. transgenderのパイオニア。in denmark.
妻のgerdaは男から女へと変わりゆく夫への献身的な愛を見せる。
心と体の不一致は人生のなかでいつ気付くかわからないってこと?妻とずっと男としてセックスして来ても、途中から嫌になってくるの?
無神経な感想かもしれないけど、心と体の不一致に気付くのは幼少期ではないんだ。
vejleで飛んでいかれたスカーフは、故郷に女性の体として帰り喜ぶlili と、甲斐甲斐しくサポートをしたgerdaの解放の意味合いに見えた。
女装したeddie redmayne、美人だなあ!!!
エディの演技力!!! どんどん綺麗に、女になる ゲルダ、美しすぎる...
エディの演技力!!!
どんどん綺麗に、女になる
ゲルダ、美しすぎる
絵の中から出てきたのか
(本筋ではないが
ゲルダがリリーの絵を描いて売れるとは皮肉
つらい
葛藤)
すれ違ってもすれ違っても寄り添うゲルダ
周りの人がいないと世界初の手術はできなかった
アイナーはゲルダが好きだし、リリーはアイナーを殺したいし、でもそれはできない
アイナーは死に、リリーは生きられなかった
だが2人とも愛されて死んでいった
切ない
幸せな?死に方
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