劇場公開日 2016年3月18日

  • 予告編を見る

リリーのすべてのレビュー・感想・評価

全177件中、1~20件目を表示

4.5愛するということ

2023年8月29日
Androidアプリから投稿

自分に心が向かなくなっているのがわかっていてもなおかつ一番の理解者でいようとする…
ふたりの演技に本当に感動。。。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あずき

5.0全体的にクオリティが高い中で撮影と嫌味にならない程度に分かりやすい...

2023年7月24日
iPhoneアプリから投稿

全体的にクオリティが高い中で撮影と嫌味にならない程度に分かりやすい塩梅の演出が好みでした。
特に撮影は左右対称の構図が多様されてて、ナイスなロケハンと相まってどの場面も見てるだけで楽しかったです。
アトリエの壁の絵画みたいな質感が面白くて動画なのに絵画みたいに見えた。
光の使い方かな?

愛の普遍性と人間の業を多面的に力強く描く中盤以降はひたすらに哀しいがそれがまた救いでもある。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
omoro

4.5犬は知っている

2023年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 犬を飼うとき、オス・メスの性別なんてそれほど問題にならない。繁殖を目的とするとか、生理は家が汚れるから嫌だとかはある。そして犬のほうから見ても飼い主が女性であるか男性であるかは関係のないこと。映画の中では夫婦どちらにも懐いているのでとても愛らしかったです。

 まずはタイトルの“The Danish Girl”デンマーク人女性をそのまま使わなかったことが興味深い点。もちろん主人公エディ・レッドメインが女性の一面が出てくるときには「リリー」と名乗ってたのでその半生記とも言えるのだろう。ただ、百合族という言葉も浸透しているし、百合の英語がLILYであることも引っかかるのです。日本じゃ薔薇族なんてのもあったしね・・・漢字書けません。

 最も印象に残ったのがのぞき部屋。男性の性欲を高めるためだとばかり思っていたのに、なんと女性の仕草を研究していたリリー。この頃になると女性化する彼も歯止めがきかなくなっていました。妻のゲルダは後悔もしたでしょう。女性モデルを頼んだり、助走してパーティに出席したり・・・キスを迫ったヘンリクの存在も断ち切らねばならないと。

 しかし、幼少期に同級生のハンスとキスしたことがあるという過去を夫から聞き出したあたりで、性同一性障害について理解を深め、愛する夫のために最善策は何かと模索する。『ミッドナイトスワン』も思い出した。世界初の性転換手術・・・切除だけで止めてもらいたくなった。膣形成したって・・・

 そんなこんなで妻役のアリシア・ビカンダーが助演女優賞を獲得しましたが、レッドメインのほうは主演男優賞ノミネートどまり。もしかしたら主演女優賞でも良かったんじゃないか!そろそろ女優賞、男優賞、ジェンダー賞を創設する時期に来ています!

 そんなこんなで、やっぱり決断のシーンは泣けてきました。ウルウル。わたしは泣いています、ベッドの上で。

コメントする 5件)
共感した! 22件)
kossy

4.0良い

2023年3月27日
スマートフォンから投稿

悲しい

キッカケはいつもふとしたこと

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たべるのすき

5.0好きな映画が増えました

2023年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これが本当の愛なのかもなって思った

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ざわわ

3.5意志の強さ

2022年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

冗談で女装したがハマってしまったのが事の発端

ずっと寄り添っている奥さんは優しすぎる。

最後あたりの手術の話はゾッとした。
あんなリスクを冒してまで女性になりたいという意思の強さはどこから来るのか。

実話ということに驚き。

今は安全に手術できるということで、医学の進歩に可能性を感じる。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆい

4.0美しく苦しい。でも愛を感じる作品

2022年9月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

二人のそれぞれの苦しみに思いを巡らせ
それでも愛が存在すると思えた
もっとそれぞれに幸せになってほしかった
ラストは単なる事実にだけでなく
思いを巡らせ涙しました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
きなこ

3.0香水の下をくぐる

2022年7月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

大昔から女っぽい男や、男っぽい女や、いろいろな人間がいたし、同性愛もけっこうあったと思う。日本なんて、衆道とかかなり昔から盛んだった。性については、キリスト教の国よりよほど自由かも。

エディ・レッドメインの繊細な演技が素晴らしい。妻役のアリシア・ビカンダーも、抑えた表現ながら、複雑な感情がよく伝わってきた。身も心も女性になりたかったリリー。彼女の願いは100%かなったわけではなかったが、きっと後悔はなかったはず。空に流れてゆくスカーフが、リリーの心を表しているようだった。

フジテレビの放送を録画で。

コメントする 7件)
共感した! 6件)
ぷにゃぷにゃ

4.5切なすぎる…こんな切なさは初めてだ

2022年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何の気なしに鑑賞。
観終えてしばらく放心状態…
まさかこんなに切ないストーリーだったとは…
かなり際どいが、これは名作に入る。
景色もすごくきれいで、ストーリーをさらに際立たせる。
それにしてもエディ・レッドメインの演技!ハンパない!神の域!
自分的には、歴代No.1の役者と言ってもいいかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
いけい

3.0愛と受容

2022年5月29日
PCから投稿

トランスジェンダーの男性(女性)とその妻。
二人の複雑な感情が絡み合い変化していく様子が伝わってきました。
リリーの苦しみ、妻ゲルダの苦しみ。両者それぞれの視点から考えさせられました。

性同一性障害という言葉すら無かった当時のリリーの苦しみ。医者にすら理解されず、否定されたり拒絶されたり…その孤独や絶望感は計り知れませんが、彼女のそばにゲルダのような妻がいてくれてよかった。LGBTの認識のない当時を生きるリリーにとってゲルダのような存在がどれだけ大きな救いだったろう。

妻ゲルダの感情も複雑。愛する夫アイナーの中にいるリリーの存在を受け入れるという事は、彼とのこれまでの関係を否定する事でもある。自分を置いてどんどん“リリーになっていく”夫に対し、もう勝手にして!って突き放す事もできたかもしれませんが、孤独や哀しみに満ちた心に蓋をして最後まで寄り添ってあげていました。

世界初の性適合手術に臨み道を切り開いたリリーの覚悟も大変なものですが、そんなリリーを理解し受け入れたゲルダの深い愛情や葛藤にも心を打たれました。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
セロファン

5.0人生に影響を与えそうな一作。 性とは何か 結婚とは何か 友情とは何...

2022年4月24日
iPhoneアプリから投稿

人生に影響を与えそうな一作。

性とは何か
結婚とは何か
友情とは何か
愛とは何か
それをめぐる歴史
エディ・レッドメインの演技力

コメントする (0件)
共感した! 1件)
az

3.57割強はフィクション

2022年4月15日
iPhoneアプリから投稿

愛とはなんと幾多の意味を持つものか

コメントする (0件)
共感した! 1件)
こな

4.0オランダ娘

2022年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年3月13日
映画 #リリーのすべて (2015年)鑑賞

世界初の性適合手術を受けた実在の男性と彼を検診的に支えた妻の愛の物語

当時は性同一性障害という言葉もなく、精神疾患で片付けられていた時代を生きるのは大変だっろうなと考えされられます

#アリシア・ヴィキャンデル の演技がよかった

コメントする (0件)
共感した! 4件)
とし

3.5色んな意味で「開拓者」

2022年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

最近はあまり会ってないが、
以前はゲイの友人とゲイバーに行ってました。
彼はとてもイケメンで高身長。
常々「もったいない男」と呼んでましたが、
彼は彼でいつも、自分の中身に悩んでました。

その彼との話でこの映画が話題になり、
彼は、リリーほど望んでいない、とは言ったが、
全てが許される状況なら、手術するかもと。

そう望んだ場合、環境が大事。
途中葛藤を見せながらも、
ゲルダの包容力が素晴らしい。

リリーは幸せ者だよ。

個人的に、
野暮ったいベンウィショーが嬉しかった。

コメントする 7件)
共感した! 14件)
クリストフ

3.5愛の沼地に入り込む映画

2021年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

内容は、LGBTの先駆けとなり世界初の手術をした画家夫妻の愛沼にも似た素晴らしくも儚い物語。演技力は凄すぎて引き込まれますので、それを観るだけでも一見の価値ありです。男の様な妻と女の様な夫のアンバランスな関係のベストなバランス関係でお互いを感じる愛の深さに静謐とも思える映像が綺麗でした。あらゆる先駆者にとって時代が早すぎるのか異端なのか100年後の今なら理解が少しずつ社会的認識が出来つつあるが当時としては苦悩した人が多かっただろうし、それ以前では想像するだけで苦しくなる。
最後には自由になれた主人公二人への救いが切なくて少しの幸福感で素晴らしい映像だ。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
コバヤシマル

4.0リリーとゲルダのすべて

2021年10月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

まずエディ・レッドメインの演技が素晴らし過ぎる。
リリーがどんどん姿を表して来る様や所作は圧巻だった。

リリーの踏み出したこの第一歩は月に人間が行くのと等しい
勇気だと思うけど、
僕的にはゲルダの苦悩がしっかり描かれてて、
感情移入出来た。

今でこそLGBTQも一般的に知られ、
それなりに知識もあるけれど、
当時同性愛だとか性同一性障害とか言われても、
信じ難かったと思う。

本編のセリフのように何か趣味の悪いゲームに付き合わせれてるんじゃないかと思って仕方がないと思う。

それを、もしかしたら自分のせいでと言う罪の意識からか、
愛する人の本当の希だからか、最後まで側にいてあげた
ゲルダもまたスゴい人であったと思います。

しかも、この手術の成功は、
愛した人の望みを叶える事ではあるけれど、
自分の愛した人はいなくなると同じ意味を持つと言うところ
が泣けました。

とても良い映画だったと思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
奥嶋ひろまさ

4.5美しくも悲しい映画

2021年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映像は全体を通して美しいです。
実話を元にしたお話で、もしこの主人公が現代に生きていたら、ありのままの自分の人生を送れたのにと、残念でなりません。
妻は親友のように彼を支えますが、男女の恋愛関係が無くなっても、愛が深いんだなと思わされました。奥さんも気の毒な状況なのに。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Raja

4.0とにかくエディ・レッドメインの演技力がすごい‼︎

2021年9月5日
スマートフォンから投稿

泣ける

とっても複雑で美しい愛の物語。
最後には涙を流しました。
そっしてエディ・レッドの演技力がすごすぎる。こんなに演技力で圧倒されたのは初めてです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
モブ子

5.0ノンバイナリーの悲鳴

2021年8月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

オリンピック2020東京大会での最大のトピックは、複数の「LGBTQ+選手」のカムアウト参加だった。

それについてはSNS上では盛んに意見が戦わせられた。
・場違いな自己主張で五輪を利用するな、キモい
・元男性が女子競技で勝つ=体格の優位性の悪用
・性別種目の崩壊
・LGBTQ+用のクラス新設が必要
・いっそ全種目をバリヤフリーの混合にしては?
等々。

そしてそれら紛糾する投稿の中で、ノンバイナリーの支援者の立場から寄せられたオーサーコメントには、僕は唸ってしまったものだ

すなわち
― 戸籍上の性別変更を日本政府は形式の上では認めているが、そこには“臓器摘出の強要“という欧米では考えられないような野蛮な条件がつけられている ―
と。

・・・・・・・・・・・・

【僕はどう捉えるか?】
リリーのように、
摘出・切除を望む当該者の気持ちを、僕はどう受け止めるべきなのか、まだ分からずにいる。
①自分を今の姿でありのままに受け入れることと、
②自分をありのままに受け入れるために自分を改造することと・・

このふたつのどちらに、正解があるのだろうか。

肉体と精神の不整合という「違和感」を訴える本人の気持ちに対して、(改造せずに今のままの肉体であり続けること=)それをも受容してみる=そのようなもうひとつの新しい決断はあなた自身と他者の両者共に、更なる多様性を認め合う、次世代の生き方と言えないか?
また、“改造”は自己実現ではなく、自己否定なのではないか?
と、
僕は問うてはいけないのだろうか。

ゲルダの問いかけには一切の返答をせずにリリーは微笑むだけで。リリーは自分の道を進み、ゲルダは孤独に取り残されるのだが。

・・・・・・・・・・・・

「彼氏」だと思っていたのに「彼女」だったというパターンは「わたしはロランス」に重なる。本人は夢を叶えて目をキラキラさせている。
しかし映画の主題は「置き去りにされるパートナーの混乱と苦渋」だ。
本作品「リリーのすべて」でも主演はリリーではなく、エンドロールでキャストの筆頭に挙げられたゲルダだと思うのだ。

⇒男女逆パターンのシナリオの映画があったら、ご同好の皆さん教えて下さい。

ちなみに
男性の夫と結婚している妻だけど、(=いわゆるノーマルな外見上多数派の男女の結婚だけれど)、
本当のところは実は彼女の心は男性で、夫には知られずに男性同士の同性愛として結婚をしている
という人を知っているので。
小説にも同じケースのものがありますね。

性的指向や性自認のノンバイナリーは、そのケースは人の数だけ存在するのだろう。

・・・・・・・・・・・・

美術学校でクラスメートだったというリリーとゲルダ。
違うタイプの絵を描く二人だったけれど、
今一度リリーの生まれた土地ヴァイレに戻って、リリーの存在の源流を眺めるゲルダと親友。
「リリー」とは何だったのだろう。
思いを巡らす素晴らしいエンディングでした。

風景はあくまでも美しく、
人物個々は被写界深度の浅いカメラでその人の心象まで写し、
そして二人のシーンでは背景はあっさりとミニマムに撮る。

くすんだ青い服、青い壁、青いシーツ、青い空。
リリーが、心身が訣別していく過程は、シンメトリーな画面と色彩の補色=黄色が効果的。

問題提起をば様々な手法をもって、揺れる心と決断までを、スクリーンの構図と色彩で映像化する、
まったく見事な映画芸術でした。

ちなみに我が弟はカミングアウトしていて、本も出しています。

コメントする 5件)
共感した! 10件)
きりん

3.0世界で初めて性適合手術を受けたひと

2021年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1882年から1931年まで生き、1930年から1931年にかけて5回の性適合手術(男性から女性)を受けた夫と、母国デンマークで同性愛は犯罪であった時代に、夫の性転換を理解し支援した妻の、愛の物語だった。
主演のエディ・レッドメインさんがとても美しくてびっくりした。そして、ある日を境に普通の男性が女性になっていく過程や、妻と好きになった男性への愛情の間で葛藤する様子をとてもリアルに表現していた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
SpicaM