劇場公開日 2016年4月22日

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レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価

全426件中、161~180件目を表示

4.0熊が凄い

2016年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

実話を元にした小説が原作だそうである。久々に本格的な西部劇を見たという思いがした。驚いたことに,予告で示されたストーリーがそのまんまという驚愕の展開であったが,予告以外のシーンでの演出が想像を絶するものであったので,非常に見応えがあった。まず,映像は自然光だけを使うことに決めて撮影したらしく,どのシーンも素晴らしい映像であった。特に,日光のフレアの撮り方が見事なもので,このカメラマンは町田さんかと思ったほどである。:-D アカデミーの撮影賞を獲ったというのも非常に納得できる映像であった。

脚本は,よく頑張ったというべきであろうか。一本道のストーリー展開である上に,ディカプリオ1人だけのシーンが多いので,気の効いた台詞も書けないという二重苦の状況で,恐らくト書きの嵐となったのではないかと思うのだが,3時間近くも緊張感の途切れない話に仕上げていた。だが,やはり物語としての面白さにはいささか欠けていたと言わざるを得ず,それがアカデミーの作品賞を逃してしまった理由ではないかと思われる。

役者はディカプリオの熱演に尽きる気がするが,敵役のトム・ハーディも素晴らしかった。タイタニック,アビエイター,インセプションなど,ディカプリオの出演作をいくつ見ても肩すかしを食らい続けた気がしたのだが,遂に面白いと思える作品に出会えた思いである。このところのアカデミー主演男優賞は,一つの作品中で激やせや激太りなど,体型を変えるほど演技にのめり込んだ役者ばかりが受賞していたのだが,久々に演技のみで受賞した俳優が出たことに少し安心した。

音楽は坂本龍一がクレジットされていたが,相変わらず気の利いたメロディーを一つも書けない作曲家だと辟易させられた。この人の作曲能力のなさについては,いつもしつこく2回繰り返される太陽光パネルの CM で流れるメロディーのない曲を聴けば誰にも明らかである。坂本1人では荷が重かったのか,音楽担当には坂本の他に2人の補作者がクレジットされていた。戦闘の音楽などは,不協和音を適当に散らしておけば何とかなるが,どんな映画でもエンドクレジットでは壮大なメロディが流れて余韻を感じさせるのが当たり前なのに,この映画のエンドクレジットの音楽は,余韻を台無しにする効果しかもたらしていなかった。

西部劇での決闘シーンというと,どの映画でも早く撃ったものが勝つという単純なものばかりで,日本の時代劇の刀を使った決闘に比べると迫力に欠けると常々思っていたのだが,その不満をこの映画は見事に解消してくれていた。刃物を使った決闘において,片方だけが一方的にやられるなんて話もあり得ないと思っていたのだが,その点もこの映画の演出は実に見事であった。アカデミー賞の監督賞を取りながら作品賞が取れないと言うのはどういうことかと不審に思ったのだが,映画の出来としては今イチだが,演出だけは見事だということかと目から鱗が落ちる思いがした。
(映像5+脚本4+役者5+音楽2+演出5)×4= 84 点。

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アラ古希

5.0凄い‼️

2016年8月17日
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もの凄くいたくて、苦しくて、切ない映画でした。デカプリオの迫真の演技は脱帽です。アカデミー賞も納得‼️

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bunmei

4.0レオ様がボコボコにされます。

2016年8月16日
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鑑賞方法:VOD

興奮

泣ける

笑える

1823年、アメリカ西部開拓時代の話。
とにかくレオ様がボコボコにされて笑ってしまった。
熊にブンブン振り回されているシーンとか残酷でショッキングなはずが不謹慎にも笑ってしまう。

西部開拓時代を詳しく知らないので深い話は良く分からないけど、一つのサバイバル映画としては超オススメ。

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せんだい

4.0呼吸映画

2016年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ずーっと誰かの呼吸音が鳴っていた気が。
ディカプリオの呼吸でカメラが曇ってそれが空の雲につながれてさらにトム・ハーディーがくゆらすパイプの煙に、っていう一連の流れが見事過ぎ。

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analanalyser

5.0メッチャすざましいリアリティ

2016年8月3日
iPhoneアプリから投稿

こういう重苦しい映画って心にズシンときますね〜もう一度見たくなるほど深い映画でした。喝采です!

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computaro

5.0320人目のレビュー、もうほとんど興味ある人はいないとは思いますが...

2016年7月16日
PCから投稿

怖い

興奮

320人目のレビュー、もうほとんど興味ある人はいないとは思いますが、一言。

あれほどアカデミー賞に縁のなかったディカプリオがようやく手にしたオスカーの意味が分かりました。作品としても素晴らしかったけど、やはりディカプリオの演技が素晴らしかったです。

その前に観た「リリーのすべて」でのエディ・レッドメインの演技にも感動して号泣したばかりだったので、2年連続で難しかったとしても、どうしてエディじゃなかったのかを確認するために観たのですが、あの役を狂気の目で演じられたこと、ただのアイドル俳優にならなかったこと、その振り幅の広さそのものが評価されたと思っています。

映像は素晴らしかったですが、2回は見たくありません(笑)

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ゆーきち

4.0ディカプリオ

2016年7月5日
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のアカデミー賞
見に行きましたが、世界観ストーリー満足です。

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currypeoples

3.0人間ってしょーもないなぁ

2016年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

こんなにも雄大で美しい大自然を前に、憎みあったり殺しあったり。
人間ってほんと、しょーもないなぁ。

人間がしょーもないのは今に始まったことじゃなくて、多分「人間」という生き物は元々しょーもなさを内包しているものなんだろう。

昔はオノとかしかなかったから、殺しあってもまあ、そいつらが死ぬぐらいで済んでいた。
それがだんだん文明が発達して、莫大な人間、だけでなく動物、自然を破壊できるようになってしまった。

人間のしょーもなさは変わらない。
だって、しょーもなさを内包しているのが人間だから。

バカは死ぬまで治らないっていうけど、人間は滅亡するまで治らないんだろう、とこの映画を見て思った。

その時に、あの美しい自然が少しでも残っているといいなあ。

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hhelibe

3.0くま

2016年6月17日
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鑑賞方法:映画館

こえー

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むーらん

3.0痩せないレオ

2016年6月14日
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鑑賞方法:映画館

一寸役作りの上でのリアリティーを疑いつつ、矢張りディカプリオは期待を裏切らないことを実感。

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j939v

2.5とりあえず、自然が美しい映画でした

2016年6月13日
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まあ、最後には主人公デカプリオの思いが遂げられるということで、めでたしだったのだろうとは思うが、あと味の良くない印象は否めなかった。

イロイロと体当たりの演技だったので、「オスカーが取れてよかったね」というところだが、雄大な自然が画面いっぱいに広がっている素晴らしさの方が印象に残り、ストーリーの良し悪し等は記憶に残らなかった作品だと思う。

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こけっコー

4.0ディカプリオ様々

2016年6月12日
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物語は復讐劇。爽快なアクションがあるわけでもなく、恐らく現実にありそうな様子で描いており、ストーリー展開で退屈な場面もあったり長いなぁと感じました。ただディカプリオの演技が上手いの一言に尽きます!この映画はディカプリオの演技が全てと言っていいくらいです。臨場感あふれる死にものぐるいの様子も、復讐に目をたぎらせる様子も、他の人なら務まらなかったんじゃないでしょうか。ディカプリオ好きにはたまらないと思います。

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ぽん

4.0美しい自然と人間の醜さ。

2016年6月12日
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美しい自然と、人間の醜さの対比がくっきりした良い作品でした。
目を覆いたくなる場面も多かったですが、
素晴らしい演技でした。
デカプリオ、やりましたね!
稀にしか起こらない現象や、こんな撮影よくできたなぁ、というシーンがところどころあります。
ネイティヴアメリカン、入植者双方の立場をきちんと描いていたのも良かったです。

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113/cocoro

2.5面白くない

Kさん
2016年6月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

今作の監督の作品「ゼロ・グラビティ」「バードマン」は非常に良かった。映像の美しさ、カメラワークが非常的に物語に効果的に影響していたからである。ただ今回はストーリーが酷すぎる。シンプルにもほどがある。息子が殺されてその復讐を果たそうとするがその道中に様々なことが起きる、何ていう映画は死ぬほど見てきた。映像の良さはストーリーあってのものであり、いくらこの映画の映像が綺麗だろうがストーリーがつまらない時点で映像美は評価に値しない。誰が「この映画は映像が綺麗だからおすすめ」などというだろう。
ディカプリオも何だか俺は演技のためなら何でもしますという感じ。きつい芝居のフルコースという感じで何だかディカプリオのイメージビデオ感が非常に強い。まぁディカプリオがこの映画で主演男優賞を受賞したのは納得なんだけど、厳しく辛い演技が一番みたいになっている今日、その風潮を誰か変えていかないものなのか。
最後の30まで特に大きな展開がないというのは非常にきつかった。
長いのにつまらないというのは本当に最悪である。

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K

2.5やっぱり感はあったものの…

2016年6月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

疲れた(^o^;)

熊のシーンはCGでもすごかったです!
実話を元にちょいちょい変えながら作ってたみたいですが、
すこーし長いかなー。

色々分からないところもでてきたけど、
後で色々見てみると、なるほどと思ったこともありました。

そのまま見るより、
ネタバレしてても、見れそうな気がします。

でも、レオさまオスカー獲れて良かったですね。

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ちょこれー

2.5君たち、本心か?

2016年6月9日
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鑑賞方法:映画館

この映画、見所は映像と主人公の熱演だが、そこ以外で楽しめた部分はあったか?

終始這いずってるデカプリオは確かに凄い芝居をしてたと思うが、所詮熊はCGだし川に流されるシーンでは衣装の下はウェットスーツだろう。
こんなに頑張ったんだからオスカーください、みたいな感じがしてむしろ引き込まれない。
デカプリオの演技が素晴らしいのはクイック&デッドの頃から分かってたことだ。

いくら映像が素晴らしくても、ど直球の復讐譚に二時間半は長過ぎる。ストーリーは無理に引き延ばした感じがするし、復讐相手がウォーリアーのトム・ハーディじゃデカプーなんざ舜殺だろう(笑)

アカデミー賞にノミネートされるのは配給元が選んだ作品だ。
映画の感想は人それぞれだが、星4、5の皆さん、本心からこの映画、面白かったか?

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MAK0

4.0頑張りました

2016年6月9日
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鑑賞方法:映画館

休業返上で出演しただけあって、レオさん、生肉、馬のベッドと凄い熱演でした。内容的にはもう少し息子との絆を描いて欲しかったけど。大自然と出演者の熱演、そしてカメラワーク。自然はその雄大さを、対照的に人物は至近距離で。圧倒されました。

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chied

5.0凄かった‼

2016年6月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

楽しい

公開最終日、何とか間に合いました。
あの映像の凄さは映画館じゃないと!!

それにしてもディカプリオ、納得のオスカー授賞。そりゃあ、あそこまでやったらオスカーあげなきゃですよね(笑)

息するのも忘れるくらい映像に引き込まれてしまいました。
すばらしい!!

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悪源太

4.523年前、純粋無垢だった青い目が、自信に満ちていた。

2016年6月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

怒涛の復讐劇だし、

大自然の冷たく過酷な世界だし、

150分の長尺だし、グロなR15だし、

観なきゃいけないけど、

何とも重いなぁと躊躇してました。

体調やメンタル整えて、覚悟をきめなきゃと、

かなり後回しにしてた作品(笑)

バベル、バードマンがとてもよかった

イニャリトゥ監督に、

ディカプリオのやっとつかんだ悲願のオスカー。

もちろん期待大ですね!

幼い頃アメリカの友人とキャンプした時、

テントの中でこのお話になったのを憶えています。

熊に襲われ負傷した男が、

息子を殺し自分を置き去りにした男に復讐するという、

本国では誰もが知ってる有名な実話。

映画ではずいぶん脚色してるけど

話はいたってシンプルだから、

誤魔化しはきかない。

演出や役者の力量が問われるでしょう。

この素材はかなりのプレッシャー

だったんじゃないかな。

作品は、見事な秀作です!

大自然と対峙する壮絶なサバイバルの中で、

生きようとする男の魂の息遣いを感じ続ける。

ネイティブ・アメリカンと白人の

血を血で洗った歴史が描かれていくのだけど、

今までのインチキ西部劇を

嘲笑うかのようなリアリティ。

ただ復讐をするために

サバイバルを続ける主人公が、

凄まじすぎる。

ディカプリオが自らを極限においた

嘘のない演技は、

スクリーンを通して響いてきますね。

こんなにもホンモノの映像の力を

見せつけられた作品は、

いつ以来だろう。

監督のストイックな絵作りに、

オスカー常連カメラマンが答えて、

二人でアカデミー受賞は頷けますね。

全てのカットが濃厚で、アートのようで、

息をのむほどに美しい。

グリーンバックなどを一切使わない絵は、

語るものが多くて強いなぁ。

そして自然光がもたらす命の息吹は、

身震いがするほど怖い。

やはり映画はビジュアルの強さなんですね。

テーマは魂。

revenantは死者の魂という意味なのかな。

死んだ妻と息子と自分の魂が共存するまでの、

男の生き様が描かれている。

終焉では目標を失ったディカプリオの、

全てを悟った表情が素晴らしかった。

そして黒味のエンドロールになり、

主人公の呼吸がしばらく続くことで、

イニャリトゥ監督のメッセージが

観客に問いかける。

見事に主人公の魂が昇華していった瞬間でした。

描ききったイニャリトゥ監督と、

それに答えたディカプリオ。

23年前、ギルバート・グレイプで出会った

純粋無垢だった青い目が、

印象的なラストシーンでは自信に満ちていた。

集大成でアカデミー男優賞が取れて、

本当に良かったね。

一生忘れない映画リストに、

また1本名作が加わりました。

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4.0疲れた

2016年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

映像、演技、全てに見応えあり!でも見終わったらどっと疲れた。一度見たら十分だけど、でも絶対に一度は見ておくべき映画。

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やまちゃん
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