レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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レオ様の演技と熊の戦いと馬との落下
熊との戦い臨場感あり、馬との落下も本物にしかみえない。レオ様の演技を堪能する映画でした。歴史上、アメリカに原住民いたのに、侵略して酷いことしたから、後から来た西洋人が酷い目に遭っても仕方なし。と言うことか。
独りよがり、テクニック重視?
【単なる復讐劇ではない骨太な自然×宗教映画⁈】
・アメリカ西部開拓時代に生きた罠漁師ヒュー・グラスさんが体験した過酷なサバイバル旅を描いた伝記モノのアメリカ映画。
・超シンプルに言うと、息子を殺された父親の復讐劇が西部開拓時代の大自然の中で繰り広げられる、という大枠ストーリー。
∟少し、詳細に記載すると…主人公グラスとその息子ホークがガイドとして同行していた毛皮ハンターたちが先住民の襲撃を受け拠点に戻る途中、グラスが熊に襲われ重傷を負う。先を急ぐ隊員たちは、もう死ぬだろうグラスを最後に埋葬するために2人だけ残して先を進む。残った2人のうち、ジョンという男が結構な自己中で、早く隊に追いつきたいからグラスを殺そうとする。それを見つけた息子ホークは止めようとするも殺されてしまう。グラスは声も出ない中、息子が殺されるところだけを目の当たりにした。やがて、2人はグラスが死んでいないのに形だけ埋葬してその場を去る。その後、生き残ったグラスによるジョンへの復讐劇が始まる、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
1.劇映画でありながらドキュメンタリーのように大自然を堪能できる
2.過酷なロケを乗り越えて撮影された骨太な映像作品
3.劇映画らしくないリアリティの追求
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[物語]
・物語の核となる部分はいたってシンプルな復讐劇。そこに自然の厳しさ、宗教的な考え方、を取り込んだ物語となっており、シンプルな復讐劇だけでは終わらない構成になっていました。
[演出]
・自然と宗教をかなり丁寧に描いています。ゆえに、上映時間も約2時間30分という超大作に。
・はじめは、単に復讐劇を観るんだな、と思いましたが、途中のサバイバルがかなり丁寧に描かれているので、趣旨を忘れてしまうほど。ただ、それがこの映画の見どころなのかもしれません。普通に便利に、生きれてしまう今とは違う西部開拓時代。火を得るのも、食べ物を得るのもとても難しい状況下で必死に生きる人間が描かれており、なんだかわかりませんが、「生きる力」を感じ取れるような演出になっているのではないでしょうか。
・熊に襲われた後の、回復の遅さ、というリアリティもすごいです。大体、この辺てはしおられるものですが、こちらも丁寧に描かれている。この丁寧さが映画の魅力かもしれません。
[映像]
・大自然が圧巻です。
・熊にやられた後のグラスの痛々しい体の表現もよかったです。
[音楽]
・「自然」にあった壮大な音楽。といって、音楽だけが目立つわけではなく、裏でしっとりと奏でてくれるものでした。
[演技・配役]
・ディカプリオさん、やはりすごいですね。毎度思いますが、苦しみの表現が特にすごいなぁ、と思います。こちらまで苦しくなるほど共感させてくれます。
[全体]
・映画の概要説明では、「ただの復讐劇」のように感じてしまいましたが、この映画は「復讐劇」はほんの一部でしかありません。どちらかというと自然の厳しさや宗教的な考え方を提供するために「復讐劇」という一本の骨を中心に通しているだけで、周囲の肉付けは全く異なるものではないでしょうか。それでも、概要説明に惹かれて一度鑑賞すると2時間30分、止まらずに見入ってしまう魅力がありました。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.5 #演出3.6 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.7 #音楽3.6
ただただ一言、『凄い』。
家族への愛、復讐心、そして人間とは。大自然の中に放り出された人間の無力さ。醜く争い、差別し、殺し合い、奪い合う。
熊(グリズリー)との闘いはあくまでも序章。縄張りや家族を守る為に敵を殺す動物、私利私欲の為だけで見境無く殺す人間。大自然の中でどちらが本当の鬼畜なのか。
度々挟まれる壮大で厳しい自然の景色に、人間とは何かを考えさせられる。自然の明かりのみでの撮影により、幻想的で何処か穏やかに没入感を体感出来る。
本物の動物を使い、リアルな食事シーン、"死"という現実を身近に感じさせる演出。『重い』『暗い』『グロい』という言葉が、正にピッタリの映画だと思う。だが、これはこの"作品"への『褒め言葉』。
綺麗に終わらせられる訳が無いなんて、脚本の段階で監督も俳優も分かっている。だからこそ、ディカプリオも全身全霊で、グラス役にぶつかり、賞を獲ったと思う。
本作は観客を楽しませる方向性が全く違う。
名作【ジョーカー】と同じカテゴリーで、この映画は万人受けの娯楽作品ではなく、圧倒的で有無を言わさず考えさせられる作品。
実在した罠猟師ヒュー・グラスを元に、その1人の人間の生き様を本気で演じる、レオナルド・ディカプリオという俳優。2時間半、覚悟してじっくり味わって欲しい。
五感に響く作品
アメリカの伝説だからピンとこなくても仕方ない
ベタで長い。
陰鬱な復讐劇
時代やら社会背景が難しくてよく分からない部分もあるが、目が釘付けに...
ストーリーではなく映像体験
見続けるモチベーションが上がらない
まず最初のシーンでいきなりの戦闘シーン長すぎる。戦闘シーン、アクションシーンというのは主人公たちがなぜ戦うのかということはしっかり描けてからでないと見ていても退屈である。しかもそのシーンが広角カメラによる近接手持ち撮影によって撮影されている。臨場感溢れる撮影ではあるがファーストシーンでこういうことをしてしまうと監督が酔ってるようにしか見えなくて、見るものは逆に冷める。次に敵役の名前がいけない。なんとなく雰囲気が「アギーレ神の怒り」に似てるなと思って見ていたらヘルツォークのもうひとつの傑作のタイトル=主人公の名前が出てきてガクッときた。こういうところも監督が一人で酔ってるからこんなことしてしまうのだよ。次に熊が出てくる。この熊は全く噛みつかないし爪で攻撃もしていない。その様子が分かるような撮り方をしてしまっている。こういうところに監督の無能さが出てしまう。熊は噛み付くものなので人形とか用意して噛み付くところを撮らなきゃいけないし、 噛みついていないところがバレないように上手に処理しなきゃいけない。さらに物語が進んでいくと敵役がはっきりしてくるのだが、この敵役があまりにも雑魚キャラすぎる。敵役というものはもう少し大物であって人間的にも深みが無いと敵役としての面白さが出ない。この適役を倒すために物語が進んでいくのかなと思うと絶望的な気分になる。トータル的に見てレベルの低い作品だと言わざるを得ないだろうと思う。
壮大な復讐劇、それを超える自然の壮大さ
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