レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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五感に響く作品
寒さ、空腹、痛み、光、風、観ていて五感が刺激されるサバイバル作品。かつてアメリカ大陸を開拓していった人の生きることへのエネルギーに感服した。割いた馬の腹の中で一夜を過ごすシーン、狼を追っ払って生のままパイソンのレバーを食べるシーンなどが印象的だった。平原に木を集めて屋根を作って一夜の嵐をやり過ごすシーンや、冷たい川に落ちて凍えながら岸にたどり着いてからの木を集めて火を起こすシーンなどは、黒澤明はデルスウザーラでホントはこんなふうに自然の迫力を撮りたかったのなあなどと思った。復習劇としてのカタルシスは足りないのではと思ったが、極限の自然の中よく撮ったと、その信念に感心する作品。
アメリカの伝説だからピンとこなくても仕方ない
ベタで長い。
陰鬱な復讐劇
時代やら社会背景が難しくてよく分からない部分もあるが、目が釘付けに...
ストーリーではなく映像体験
見続けるモチベーションが上がらない
まず最初のシーンでいきなりの戦闘シーン長すぎる。戦闘シーン、アクションシーンというのは主人公たちがなぜ戦うのかということはしっかり描けてからでないと見ていても退屈である。しかもそのシーンが広角カメラによる近接手持ち撮影によって撮影されている。臨場感溢れる撮影ではあるがファーストシーンでこういうことをしてしまうと監督が酔ってるようにしか見えなくて、見るものは逆に冷める。次に敵役の名前がいけない。なんとなく雰囲気が「アギーレ神の怒り」に似てるなと思って見ていたらヘルツォークのもうひとつの傑作のタイトル=主人公の名前が出てきてガクッときた。こういうところも監督が一人で酔ってるからこんなことしてしまうのだよ。次に熊が出てくる。この熊は全く噛みつかないし爪で攻撃もしていない。その様子が分かるような撮り方をしてしまっている。こういうところに監督の無能さが出てしまう。熊は噛み付くものなので人形とか用意して噛み付くところを撮らなきゃいけないし、 噛みついていないところがバレないように上手に処理しなきゃいけない。さらに物語が進んでいくと敵役がはっきりしてくるのだが、この敵役があまりにも雑魚キャラすぎる。敵役というものはもう少し大物であって人間的にも深みが無いと敵役としての面白さが出ない。この適役を倒すために物語が進んでいくのかなと思うと絶望的な気分になる。トータル的に見てレベルの低い作品だと言わざるを得ないだろうと思う。
壮大な復讐劇、それを超える自然の壮大さ
タイトルなし
クマやインディアンとの戦闘シーンは迫力あり、グロテスクであり。息子を殺したトムハーディーに復讐するため、厳寒で瀕死の中、不屈の執念で追いかけ回すが長い。ラスト、なぜトムハーディーを二人だけで追うのか疑問。またそもそもなぜレオナルド・ディカプリオはインディアンの妻がいるのか、ラスト、その妻が幻想の中でも消えてしまい、結局復讐を果たしても息子は戻ってこない虚しさが残る。
迫り来る自然の脅威
レオ様が見事アカデミー賞を受賞した話題作。
監督も有名な方でバベルや21グラムのイニャリトゥ監督でこちらも監督賞受賞。
また撮影もイニャリトゥ監督のバードメンに続きルベツキさん。こちらも撮影賞受賞。
実在した西部開拓時代の罠猟師ヒュー・グラスの伝記映画です。
圧倒的な映像美と鬼気迫る演技で約2時間半もの長編映画を押し切ります。
というのも台詞は少なく、レオ様が這いずり回り自然の脅威と美しさを見せるシーンが長いのです。
ただし、これが凄い!
素晴らしい映像とそれに決して負けない演技で映画に飽きない。
もちろんストーリーも素晴らしいもので冬の山の厳しさもしっかりと描かれていますが、レオ様の生への執着、その力を生む息子への愛情から憎しみの狂気まで描かれていると思います。
見どころばかりの作品です!
タイトルなし(ネタバレ)
長いー
クマに襲われるシーンは迫力あってすごかった。
けどさすがに切り裂かれすぎてて死ぬでしょこれは。
なんで先住民と暮らしてたのかとか意味ありげな雰囲気出しといてそこには全く触れないんだ…
どんな背景があったとしても大事な息子を殺されたら仇を打ちたいと思うのは当然でそれは理解できるけど、フィッツジェラルドの行動も決して間違ってるわけではないからいざ復讐を遂げてもスッキリ感はあまりない。
グラスもそう思ってるからこそのラストカットのあの表情かなぁと深読みしてみる。
ディカプリオさん、本当に受賞おめでとうございます!
ただただ本能で好きな映画
ストーリーは至ってシンプルでわかりやすい
音楽と映像美と先住民族たちの独特な存在感や表情に引き込まれ…
初めて映画館で観た日は上映終わってもその場から動くことが出来ず呆然としていたのを思い出す
それから無になりたいとき、あの景色をまた観たいと無性に思ったときにすぐ観えるよう購入するほど魅せられていた
自然が地球に蔓延っていて空気が美味しくて水が綺麗で…ヒトが人間よりも猿に近かった時代
色々な想像力を掻き立てられる
ディカプリオもトム・ハーディも好きだから致し方なく⭐︎5つとなるが…
この映画を想い出す度眼に映るのは決して華やかなハリウッドスターの姿ではなく、静かで壮大でモノトーンに近い雪景色…そして先住民族たちのクリアで警戒心の強い野性的な目
心奪われる映画
自分の中のNo.1.
ディカプリオの演技と大自然の迫力
西部開拓の時代。グリズリーに襲われ仲間に置き去りにされた男のサバイバル。
映画のストーリー云々より、ディカプリオの演技と、アメリカの大自然に驚きました。
私はCS鑑賞でしたが、映画館で鑑賞していれば、もっと評価を高くしたかもしれません。
ストーリーは、実話をベースにしているそうです。正直、日本人の私には時代設定等は分かり難い部分もあり、全部を汲み取っていないかもしれません。それでも、裏切り者との対決シーン等は緊迫感があり手に汗を握るものでした。
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